ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 「国境なき医師団」を見に行く

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    ルポルタージュというものを初めて読みました。
    国境なき医師団、存在は知っていたけれど、何をしているかは知らない。
    そんな方に読んでいただきたいなとおもった。
    そして、作中に出てくる
    「彼らは俺だ」
    「明日俺が彼らのようになっても不思議ではないのだ」
    この言葉に、ドキっとした。

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    2026年06月20日
  • ファイア・ドーム 下

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    分厚いとは思っていたけど読みやすく読み応えがあった。噂に苦しめられた人、噂を信じてしまった人、被害者家族、加害者家族、その事件を知ってる世代知らない世代とそれぞれの立場が丁寧に描かれていて加害者以外全員に感情移入できた。
    ものすごく良質な物語を読めたという満足感がある。

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    2026年06月20日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    シジュウカラが大好きっていう気持ちがすごく伝わってきた。何事も大好きっていう気持ちが大切なんだと改めて感じた。
    仮説を立てて根気強く実証していく研究者としての情熱がすごい。長い歳月をかけた大変な研究なのに、飄々とした温かいお人柄が文章に滲み出ていて、とても読みやすく面白かった。
    実際の鳴き声を巻末のQRコードで聴けるのも楽しかった。これから鳥の声に聞き入ってしまいそう。

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    2026年06月20日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    読んでいると不思議と香りがするような気がした。
    でも、読む人によって感じ取る匂いって全く違うんだろうな…。

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    2026年06月20日
  • 散り花

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    第二弾のヒールから先に読んでしまい後悔しました
    総合格闘技よりもプロレス好きの自分にはとても突き刺さりヒールも良かったが散り花を読んだ後に読みたかった もう一回ヒールが読みたくなった
    プロレスにはどうしても台本があると思うがガチでやらせたら誰が1番強いのか?とか道場でやらせたらとかどうしてもプロレス好きは考えてしまう心理までこの作者は描いてくれ作者自身の愛を感じました
    それぞれ読み手により実在の似たレスラーを思い描き読めると思います
    プロレスに詳しくない方にもお勧めしたいと思います

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    2026年06月20日
  • ミトンとふびん

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    ネタバレ

    はじめての吉本ばななさん。本当に文章が素敵。

    生きている以上、大切な人をなくしてしまうという絶望をいずれ味わなければいけない…。そのことにたまに気づき、酷く恐ろしく感じることがよくある。

    でも、この本を読んで、もしその絶望を感じることがあったとしても、その人から貰った愛情や思い出を大事に抱えながら、少しずつ薄まりゆく記憶により泣く頻度を減らしながら、たまにその人の事を思い出し、なんとか生きていく…それが遺された人の業なのだと改めて気づいた。

    私はまだ大切な人をなくしたことがないからこそ、ぼんやり想像するくらいだったところを現実として改めて突きつけられたような感覚になった。

    それは、決し

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    2026年06月20日
  • ドロップぽろぽろ

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    唯一無二のエッセイストだと思う。
    文章が可愛くて、力強い。内容もすごい頭に入ってきやすいとても綺麗な文章。

    涙、悲しみに関するようなエッセイ集なのに、頑張らないとと思わせてくれる。

    初めて読む著者さんなのに、知っていたような、近くにいたような感覚。
    「おひさま」の話が特に好きだったなぁ。

    誰かの言葉を大切にできる人、誰かに言葉を与えられる人でありたいとそんなふうに思った。

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    2026年06月20日
  • アンと愛情

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    今回も甘くて楽しい和菓子ミステリー。和菓子の歴史や名前の由来、その作り方までがミステリーになってしまう坂木さんのすごさ。三作目でも和菓子を食べたくなる構成と素敵な文章は変わらずだった。

    立花さんとアンちゃんの関係の進展の無さにやきもきしてしまうくらいこの世界にのめりこんでいるらしい。

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    2026年06月20日
  • プラスチックのうみ

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    水彩で描かれた海へ廃棄されたプラスチックゴミの話。
    誰かが捨てたものが、海の生き物にどんな風に繋がっていくのかが描かれています。
    たった一つの行動が様々なものに悪影響を与えていく。
    自分の軽率な行動が大きな渦にならない様に気を引き締めていこうと改めて思いました。

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    2026年06月20日
  • ファイア・ドーム 下

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    「速斗!」
    一樹が呼ぶ声が、すぐには聞こえなかった。つかまって、それで死ぬんだ、と思った。光汰朗の顔を思い出した。
    光汰朗も、こんなふうに誰かにつかまったのか。それで死んじゃったのかー。
    こんなに、怖かったのか。

    ボン!という音が、さらに強くなる。窓がキイン、と震える振動が、ここにいても伝わってくる。耳を押さえる。
    その音を聞きながらも、速斗の頭は光汰朗のことでいっぱいだった。
    逃げない ー と思う。
    逃げたくない。見つけたんだ、と歯を食いしばる。
    絶対、助ける。光汰朗と一緒に、絶対帰る。怖い。とんでもなく怖いけれど、その決意だけは揺らがなかった。

    息を。
    息を、吸った。
    透真が、子どもの

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    2026年06月20日
  • レキシントンの幽霊

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    シュールで不穏。静謐でどこか寂しい。ひんやりとした手触りの中に孤独の匂いが静かに潜む独特の世界観。記憶と不在をどれもテーマにしているのかな。映画化された「トニー滝谷」を読みたくて手に取ったが、どのお話もするすると読めるのに不思議な読後感が溶け切らずに残るのが印象的だった。

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    2026年06月20日
  • 鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

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    医療知識に乏しいので、どれだけ正しいのかはともかく、発想が秀逸であっという間に読み終わっていました。
    ただ密室のトリックにはあまり期待しない方がよいかと。

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    2026年06月20日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    まさにタイトル通り傲慢と善良の作品です。
    読む人の年代…生まれてきた地域によって大きく感想が変わってきそうな作品です。

    架の気持ち。真実の気持ち。を考えるだけで、
    自分も傲慢と善良があるなと気付かされる作品です。過去の自分の行動や経験を省みると、あの時何であんな考えだったのだろうか?
    今思えばあんな上からな態度とっていたのかと…振り返らないと一生忘れてた(逃げてた)記憶がよみがえってきます。

    そうい事に気付かさせれた作品です。

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    2026年06月20日
  • ねむいねむいちいさなライオン

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    白黒写真を使った動物園にいるライオンの子どもの冒険譚。
    個人的には子どもとはいえライオンがウサギや犬や子猫と仲良く写真に写っている事に驚愕しすぎて話どころじゃなかったです。
    子ども達的にはとても可愛かったようで、触ってみたいなぁと言っていました。

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    2026年06月20日
  • ファイア・ドーム 下

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    大好きな辻村さんの新刊!ずっと楽しみしていてようやく読み終わりました。
    上巻の物語全体、ずっと暗く辛い雰囲気がありました。現代の顔が見えないSNSでの誹謗中傷や、地域特有の閉鎖的な絶えない噂、教育機関の昔ながらの体制、事実よりも面白い推測で主人公を追い詰めるマスメディア…読んでいて辛いなと思う場面が多くありました。そして、衝撃の展開で終わり、下巻へ。
    下巻では、犯人が発覚した後の被害者遺族、加害者家族、マスメディア、警察がどのように動いていくかがとても気になりかなりの早さで読んでしまいました。
    提示される情報の精査を、普段はあまりすることなく、出されたものを消費していくだけの自分を改めて痛感さ

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    2026年06月20日
  • あなたが殺したのは誰

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    三ツ矢刑事と田所刑事が登場するシリーズの3作目。現在起こったシングルマザーの事件と30年程前の北海道の離島での出来事が交互に描かれる。並走する物語の合流点に到達するのはいつなのか、どう絡んでいるのかを知りたい一心でどんどん読み進めた。バブル後の地方の閉塞感や家族が変わって行く姿、登場人物たちの心情が手に取るように描かれ、風景もありありと想像できる細かな描写は秀逸。
    合流点からの怒涛の伏線回収と何度も覆る真実に最後の最後まで圧倒された。
    ミステリーが好きな方にぜひ読んで欲しい。このシリーズの4作目以降も期待しています!!

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    2026年06月20日
  • 多類婚姻譚

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    時間を忘れて読んでいた。
    それぞれの視点があり、理解はできる。最近は多様性という言葉についていかないとと、頭で納得はしている。ただ実際にはついていけていないのかもしれない。色々な考えがあっていいけど、それを押し付けたり、ずるく使うような人が多い気がする。ハラスメントに怯えて何も言えないような社会もどうなんだろうか。最近は職場での指導もどう後輩と関わるのが正解なのか分からない。この本を読んで、自分の身の回りの人間関係について考えてしまった。読んだ後には誰かと語りたくなった。

    4話の朱里が苦手。読んでて苦しくなる。
    色々な考えの人がいるからこそ、相手の事も尊重して思いやりのある人間になりたいと思

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    2026年06月20日
  • 死体埋め部の悔恨と青春

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    ネタバレ

    とにかく私は好き!!!!最高!!!!

    まず、死体埋め部って発想が天才的にエロティック。

    窮地を助けられ弱みを握られ逃れられない共犯関係に引き込まれた、祝部くん、割に適応がすごい。
    織賀のことサイコパスって祝部は言うてるけど、私は余程、祝部の方の信仰と執着がどエロく感じました……。自分だけが選ばれたひとりになりたかったんだよね。

    ブロマンスを求めて読んだら、最高としか言えないものを頂きました。作者さま、ありがとう。ミステリー部分がメインと言うよりはふたりの関係を彩るというか、描くための伏線。
    あくまで織賀の承認だけを祝部は求めているので、真実は主役ではないのです。二人の関係性がメインなので

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    2026年06月20日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    ネタバレ

    少しずつ味方に取り込み梁山湖の山塞を奪還し梁山泊が爆誕した。駆け引きも面白かったし、それぞれの絆や志が素晴らしい。

    晁蓋は動き宋江は構える。タイプが違うが偉大な2人。気になってドラマ番のキャストみたら、反町隆史、織田裕二で納得。
    林冲は亀梨和也だが俊敏さのイメージはある。俊敏さと積雪のなかを2人担いで走り続ける体力も兼ね備えるなら玉木宏があっている。

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    2026年06月20日
  • スズメバチ

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    マルク・ラーベ『スズメバチ』創元推理文庫。

    『17の鍵』『19号室』に続く、ドイツ・ミステリー『刑事トム・バビロン』シリーズの第3弾。

    第2弾の『19号室』がイマイチだったので、この第3弾の購入に躊躇していたのだが、全4作の結末が気になり、購入してしまった。果たして、鬼が出るのか、それとも蛇が出るのか。

    2027年春にはシリーズ完結編となる『ヴィオーラの隠れ家』が刊行されるようだ。

    30年前に何者かに連れ去られ、安否不明状態の妹ヴィオーラの幻影と幻聴を常に身近に感じながらも、刑事としての任務を全うしようするトム・バビロンに襲い掛かる暗い影。誰の思惑なのか、次第にトムは妻のアンネと共に事

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    2026年06月20日