ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • エルマーとりゅう

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    ネタバレ

    お家に帰る間に嵐にあって、『カナリヤ島』にたどり着いてしまうエルマーとりゅう。
    そこには、知りたがり病に悩むカナリヤたちがいる。エルマーはそれらを解決してしまう。

    『スカンクキャベツ』と『ダチョウシダ』がりゅうの好物で、それらがカナリヤ島に生えているのも楽しかった。それ、どういう植物?スカンクみたいに臭いキャベツ?ダチョウの尾羽みたいなシダ?と思ったけど、詳しい描写がない。ううーん。どんな植物だったんだろう。

    カナリヤたちの悩みの解決法はちょっと拍子抜けしてしまった。
    でも島の探検は楽しかったし、家に帰るまでちょっとしたドキドキが続くのは楽しかった。

    エルマーが家に帰ったので終わりに見え

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    2025年12月14日
  • エルマーのぼうけん

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    ネタバレ

    ノラ猫から聞いた竜を探しにどうぶつ島に向かうエルマーの物語。
    タイトルそのままの『冒険』が楽しい。最初のノラ猫とエルマーと母親のやり取りもコミカルだった。
    どうぶつ島に行くまでも、どうぶつ島にたどり着いてからも全部がワクワクする楽しい物語。エルマーが知恵を使ってピンチを切り抜ける様子も楽しい。持って行った道具も何に役立つのかと思えば、そう使うのかと驚かされる。

    子どものための物語。
    母親が少し意地悪な気もしてしまうけど、大人になるとこの言い分も大げさだけど分からなくはないんだよな。

    子どもにお勧めの本にされてる理由がよくわかった。私もこの本は子供にお勧めする。読みやすくて楽しくてワクワクし

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    2025年12月14日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    ネタバレ

    やなせさんと弟に関する詩集。エッセイのような詩のような。ほんわかした記憶と悲しい記憶が混ざってる感じ。
    上半分がイラストで下半分が文字。やなせさんのイラストも素敵。

    幼いころに父親が亡くなり、母親は再婚して、弟は伯父夫婦の養子に、やなせさんも伯父夫婦の家で暮らしたけれど、弟とは立場が違っていたということが書かれていた。
    この時代は養子はそこまで珍しくはないらしいので、弟が養子になったのもやなせさんが裕福な伯父夫婦の元で暮らしてるのも、不幸とかそういうのでもないらしい。
    母親も子供連れでは再婚できなかっただろうし、女は結婚して男がいないと生きていけない時代だから母親が悪いというわけでもない。そ

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    2025年12月14日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    長い。長いのにどうして全部面白いのだろうか。
    全く飽きずに最後まで読めました。
    朝井さんのエッセイは自分が“書く”時にもすごく参考になりそうな、読みやすさが備わっている。
    お気に入りのエッセイ3冊です。

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    2025年12月14日
  • デクリネゾン

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    やっぱり長編作品が好き。ストーリーが無いような感じがするのも良かったし、謎料理も美味しそう。
    主人公の行動だけ切り取ると多分自由そうに見えるけれど、実際の不自由さがリアル。
    著者の日記だと言われたら本当に信じてしまいそうなくらい現実世界と直結している印象を受ける。

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    2025年12月14日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    期待を裏切らない。
    ページをめくるごとに引き込まれていく。

    最後は思わず涙。
    まだ上巻なのに…!早く下巻が読みたい!

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    2025年12月14日
  • 狐笛のかなた

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    和風のファンタジー作品です。

    主人公小夜は確かに不思議な力を持っていますが、それ以上に本人の健気な姿勢や優しさ、勇気が状況を変えていきます。
    領土争いや大人の思惑はありますが、純粋な気持ちで動かしていく姿が素敵だと思いました。
    和風のファンタジーなので、どこか懐かしさを感じさせます。

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    2025年12月13日
  • さいはての彼女

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    頑張って頑張って、社会的地位を築き上げてきたバリキャリウーマンたち。でもその代わりに、いつの間にか失ってしまったものがある。それは本来の彼女たちにとっての、幸せに通ずる大事なものー。挫折から始まる旅の中で、彼女たちはそれらを取り戻してゆく。心をあたたかく灯す、4つの物語。


    彼女たちの旅は、なかなかの絶望からスタートする。人一倍に努力をした結果がこれだなんて、なんだか皮肉だなあと思うけれど、でもそうだ、『神は乗り越えられる試練しか与えない』という言葉がある。なにも心配ない。努力をしてきた彼女たちだからこそ、転んでも、なにくそと起き上がれる。そうしてその壁の先の、うんとすてきな未来に向かう一歩

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    2025年12月13日
  • 輝く夜

    購入済み

    面白かった

    面白かった心が暖まった。これはみんなクリスマスの時期には絶対に見るべき名作です。ハーピーエンドの短編の話が5つ

    #感動する #切ない #泣ける

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    2025年12月13日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    本当に色々と、これまでの自分の生き様を考えさせられる深い作品でした。

    イノセントである事と、生きやすさは両立し得ないのかなと…。
    周囲の登場人物のいやらしさに、自分自身にもそういう部分があるような気がしてドキドキしてしました。

    文章は非常に読みやすく、すんなりと頭に入ってきます。
    読み出したらやめられなくなり、半日で読み切ってしまいました。

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    2025年12月13日
  • 夜市

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    「夜市」は一歩間違えば戻れず死と隣り合わせの状況であるのに、淡々としていて重々しくないため、放課後ちょっと不思議な世界に足を踏み入れた感覚で読める。「風の古道」は踏み入ってはならない場所を冒険しているワクワク感と徐々に繋がっていく恐怖に引き込まれて、一つの映画を見終わったような気持ちになった。 闇の市場や神々の通り道という存在が身近に感じられる表現力と、誰もがわかる綺麗な伏線回収、まだ不思議な世界にいるような独特の後味があり、どちらも一度読むと忘れられない物語。

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    2025年12月13日
  • GOAT Winter 2026

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    つまみ読み中

    藤ヶ谷くんと朝井リョウさんの対談、大笑いした上に勉強になった。
    私もサバ番好きの端くれ、「イン・ザ・メガチャーチ」読もうっと。

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    2025年12月13日
  • 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三

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    長編。小林一三という方が居なければ、少なくとも今住んでいる関西は存在しないと言い切れるくらいの影響力。つい先日、大阪に行く機会があり、阪急に乗ったが、大阪梅田駅はその名残を感じた。芸術的な感性と駅の機能のバランス。JRや阪神にはないものを感じた。宝塚と電車、この2つが混じり合っているのを感じる。晩年に茶道に通じているなど、行間から粋なものをずっと感じていた。合理的なことだけでは、長続きしないことを感じた。 センスとか勘とか粋とか言葉に定義すると残念になることって実は凄い大事。そこを大事にすることを教わった。

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    2025年12月13日
  • 四畳半神話大系

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    え、おもしろ!!
    刊行から20年か。作品自体はずっと知ってたけど初めて読んだ。おもしろ~。
    涼宮ハルヒの憂鬱と同じくらい面白い建付け。
    しかしぶっちゃけ表紙のイラストで逆に騙された気分。イラスト見てこういう中身とは思わないじゃん。四畳半つながりで松本零士先生に表紙は描いていただくべきだったかと。当時ご存命でしたし。

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    2025年12月13日
  • 告白

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    ネタバレ

    映画も含め大好きな作品。
    少年2人に、特にAに少しの同情はありましたが森口の徹底した復讐にはスカッとしてしまいます。
    若さゆえの浅はかな行動や自己顕示欲、中学生らしい魔女狩りのようないじめなどがリアルに描かれていて本当に面白い!
    一気に読み終えてしまいました!

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    2025年12月13日
  • 予言の島

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    ネタバレ

    こちらの作者の作品はぼぎわんに続き2作目です。なのでそういう感じの作品かと思って読み進めていたらしっかりミステリでした。
    時折横溝正史ディスが入るのでファンとしては痛いところを突かれるのですが、澤村伊智さんは作品は愛されているけど、それにつきまとう蘊蓄ファンが鬱陶しいのではないかと勝手に想像しました。
    関西弁とは微妙に違う播州弁のおじいちゃんらの普段は気のいい感じと、機嫌を損ねたら一気にガラが悪くなるところがよりリアルで土着感増してます。
    ラストはあーそっかーと素直に思えました。ところどころに感じていた違和感が一気に解消されました。クリスティのあの作品を思い出させるオチでした。嫌いではないです

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    2025年12月13日
  • パパたちの肖像

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    えーっと、自分で言うのもなんですが、私は良いパパだったと思います

    だったと思います…

    だったと思い…

    だったと…

    思いたいです!

    昔は…

    今は、だめパパです
    そこは、認めます_| ̄|○

    だって、今は子どもたちが相手にしてくれないんだもん。゚(゚´Д`゚)゚。

    パパは必要とされてないだもん。゚(゚´Д`゚)゚。

    なんかあったらママ、ママ、ママですから

    必要とされるのは雨の日の学校への送迎だけ
    これだけは唯一パパが輝ける瞬間です
    (๑•̀ㅂ•́)و✧


    ま、寂しいですがパパが必要なくなってきたのは子どもが成長したということだと思いたいです
    (下の子は単に反抗期なのかもしれま

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    2025年12月13日
  • 妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方

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    新しいものを生み出すには「妄想」が必要。その根拠を示す本。かなり尖ってて面白い。
    新しいアイデアを測る指標として「天使度」と「悪魔度」が印象的。それぞれの評価軸詳細はぜひ本書で。
    キョトンとされないと斬新なアイデアではないのです。

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    2025年12月13日
  • コンビニ人間

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    なんか久しぶりに純度の高い純文学を吸収できた

    合理性を詰問し搾り取ったような視点のコンビニ人間と、作中で言うならば「こっち側」である我々読者も持っているはずの合理性のズレを対照させられ読み手を試しているかさえ感じた。鳥瞰すれば我々も共通して社会の歯車である。ただその延長線上にコンビニ人間が存在するだけ。なにより狂気じみてんのに納得させられるロジックに畏怖

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    2025年12月13日
  • 三浦綾子 電子全集 氷点(下)

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    三宅夏帆さんおすすめ本。
    いるなぁこういう人たち。メンヘラ気味の奥さん。世間体大事の一見温厚な夫。
    メンヘラ奥さんのちょっとした冒険心(異性を虜にしてやろうという)から事件発生。
    そこから夫がすごい復讐を企てるところから始まる。

    人生が、ある選択からとんでもない方へ展開していく。

    性懲りもなく同じことを繰り返す人々、選ばれた役割を持って生まれてくる人々、人の基本性質は変わらない等々、いろんなテーマがあり大変面白く読みました。

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    2025年12月13日