小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『ファイア・ドーム』下巻です。これだけの長編なのに全くダレず、改めて辻村深月さんはストーリーテラーだと感心しました。衝撃の度合いと読後の余韻の大きさに酔いしれました。
これだけ哀しく辛い想いをする人が多く登場するのもしんどかったのですが、それにも増して、日頃の自分の言動を振り返させる物語でした。そして最後にしっかりと救済と希望を届ける展開は、圧巻でお見事と言わざるを得ません。
下巻は、過去と現在の事件の関係性がさらに色濃くなり、絡まり合った糸がほどけていくように距離感が縮まっていきます。被害者遺族、新聞記者、事件関係者などの複数視点で描く心理描写の悲痛な緊迫感が、さらに増し胸に迫りま -
Posted by ブクログ
読みにくかったけど、
時間どろぼうが現代におけるスマホなのかなと思う。
タイパタイパと騒がれる世の中だけど、
人間らしい生き方ってなんだ?と思った時に
ただ意味もないショート動画を見てだらだら
過ごす時間よりも、
本を読んだり、編み物をしたり、
家族とお喋りしたり、美味しい物を味わったり
自分の幸せの価値観の軸をしっかりと持ちたいし
そんな幸せな時間を送るために毎日生きていたい
モモはやや資本主義批判寄りで書かれているようだけど
たしかに時間どろぼうに時間を奪われた人たちは
ただ働くために生きている感じがして気味悪かった
生活するために働くのが理想だよね。 -
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Posted by ブクログ
美味しい料理と支えてくれる人たちがいて、強くなれる。
シリーズ5作目。
今回は新入社員の高坂あかりのお仕事奮闘記。
自分も新入社員だったことを思い出し、こそばゆい。
新入社員って自分もそうでしたが、自分の力と働いてる社員と同じ力だと過信してしまう。
例えばこの物語に出てくるアレルギー問題。
命に関わる危険があることを知らずして忙殺され周りに迷惑をかけてしまい、どんどん過信と現実のギャップに苛まれていく。
蔑ろにしてるわけじゃなく、忙殺された環境が頭の中でうまく考えきれないというか。
(業界違えど)幾度となく失敗した経験を持ってるので私も鳥羽店長の目線で物語を読んでいました。
でも…別に失 -
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GOATで知って気になっていた芦沢央の本を初めて読みました。
GOATのどの短編も好きだったので期待していましたが、期待を大幅に超えるくらい好きでした。
ここ2〜3年で怪談に目覚め、YouTubeで怪談師を見たり、実際に怪談ライブに行ったりしてます。
話し手にはそれぞれ得意なジャンルやスタイルがあり、
例えばこっくりさん一つとっても話し手によって全く違う語り口になります。
そこが怪談の面白いところであり、この怪談師のこういう話好きなんだよなと発掘する楽しさもあるんです。
この面白さ・楽しさがこの本には詰まっていました。
心霊としてはよくありがちな事象ながら、心霊としてちゃんと怖い上に人の怖