ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    Google mapで登場する土地を検索して写真を見ながら、そして、映画や実際に目で見たフランス南部の美しい景色…白い岩肌の山や、濃い青の空、強く明るい日の光、丘の上の小さな集落の淡いベージュ色の石造りの建物、ラヴェンダーやブドウの畑…や乾燥した空気感を思い起こしながら読んだ。私も「死んでいない」状態を長引かせるための延命治療は受けたいと思わないので、余命宣告を受けても体が動くならばこんな風に残りの時間を過ごしたいなと思ったし、フランスを旅したくなって胸がうずいた。
    エミルの病状が進んで脳の中で子供にかえり、家族への慕情が強まっているのに、(それが元々エミルの望みだったから)ジョアンヌはこのま

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    2026年05月31日
  • 神都の証人

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    良かったデス。面白い作品でした。

    ちょうど少し前に、「袴田さんの」袴田さんとお姉さんのドキュメンタリーをテレビで見ていた頃でした。

     胸が苦しくなる作品でした。
    あまりにも長い、しかも戻って来ない貴重な年月の物語です。読み手もどこへぶつけて良いのかわからない憤りや、不条理に悶々としました。

     これは物語であって、フィクションなのですが、
    現実に起きている事件もあるので、戦慄しています。

    冤罪が無実になって良かった良かった?だけでは終わらない物語になっていると思います。
    その先の問題提起も孕ませていると思います。

    いったいなぜこんなことが起こるのか? 
    いまも起きるのは何故なのか?

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    2026年05月31日
  • リカバリー・カバヒコ

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    作品がとても読みやすく、自分と共感できる場面がたくさんありました!自分自身、これから様々なことにリカバリーしていかなきゃと思いました。

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    2026年05月31日
  • こまどりたちが歌うなら

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    表現が丁寧で、綺麗な言葉が随所随所に散りばめられていた。特に各章の終わりの言葉が綺麗で書き残している。
    27歳というまだ若さが残る主人公の心の中の気づきや、主人公の周りの人の言葉に私もはっとさせられた。
    主人公の心の中の関西特有なツッコミにも何度も笑されたし、和菓子屋が舞台だからこそ季節を感じながら読み進められるのが気持ち良くて、温かく感じた。読んだ後、すっきりと、ほっこりとなるそんな感覚だった。

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    2026年05月31日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    箱根駅伝本番、学生連合チームの10区間と放送の裏側が描かれた下巻。文量は多いが、止まらなくなり一気読み。
    10区間を走る選手それぞれに歴史があり、とにかくキャラが立っている。ただ、上巻ではどんな人だっけ?がはっきりとは覚えられなかったため、ドラマで顔がわかるのはいいかも。
    また、天候により選手も放送サイドもバタバタしたり、判断を迫られたりと常に動きがあり、ノンストップ、中弛みすることなく物語も走り抜けた。1区間ずつも長すぎずちょうどいい。山場も多く、映像映えしそうだなと思うと同時にこれをやる役者さんは大変なのでは!?と思った。
    箱根駅伝、全く見たことないけど、正直めっちゃ興味出た。あと、自分が

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    2026年05月31日
  • 青空と逃げる

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    『傲慢と善良』の解説を読んで興味を持ち、『島はぼくらと』とともに購入しました。母子の絆や成長を描いた人間ドラマと、真相が少しずつ明らかになっていくサスペンス性のある展開に引き込まれ、最後まで楽しく読むことができました。

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    2026年05月31日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根を目指す予選会で11位とあと一歩及ばなかった明誠大学。その主将である青葉隼斗が、学生連合に選ばれ、次期明誠大の監督に突如抜擢された甲斐真人と共にチームを作っていく。
    上巻では、各大学から寄せ集められたチームメイトたちが、本戦3位以上という目標を掲げ、結束していく過程が描かれている。甲斐監督の方針に納得できないチームメイトやコーチ。ぶつかったり、裏切ったりがありながらも、まとまっていく姿がいい。
    また同時に、箱根を放送する大日テレビのプロデューサー徳重の姿も描かれている。昨年メインアナを務めた前田アナウンサーが病気療養のため入院。メインアナを誰にするのかや、編集局長黒石の独断でスタジオゲスト

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    2026年05月31日
  • 永遠と横道世之介 上

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    横道世之介最高ですね
    世之介がどんな不思議な行動をとっても全く憎めないキャラ
    世之介の周りに登場する人物も全て憎めない良いキャラを世之介が集めてきて育ててるような感じがします

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    2026年05月31日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    めちゃめちゃ面白い!
    世界観が良い。昔アニメが家で流れていた断片的な記憶があったおかげで物語に入りやすかった。お母さんのシーンはアニメでもかなり印象的で、流れを知っていても辛い…
    今後エリンがどんなふうに育って、王都の人々とどのように関わっていくのか展開が楽しみ!

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    2026年05月31日
  • うたうおばけ

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    「上白石萌音さんが何度も読み返す、愛する一冊」という帯のコメントに惹かれる。くどうれいんさんはそもそも気になっていたからちょうど良かった。上白石萌音さんは人としてすごく好きで、そんな人が愛する一冊も気になった。

    初めてエッセイを読んだ。短くて読みやすい。あんまり分厚い本は「まだこんなにある…」と思ってしまう私にとってとても手に取りやすい本だった。

    たくさんお話がある中で最初の「うたうおばけ」のお話から惹かれ、何この人、面白い。友達になりたい。と思いながら読んでいた。心がほかほかするようなあったまる話やくすっと笑える話、切ない話、なにそれ!と思うような話、うわ!と思わず声が出たり、どれも面白

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    2026年05月31日
  • テスカトリポカ

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    リアリティの追及され尽くした本だ。設定があまりに凝っていてまずそこに圧倒される。読み進めるうちにそれぞれの話がつながりをみせ始めるというのはありきたりな展開であるかもしれないが、そのスムーズさのおかげでかとても自然だ。神話を扱うということはその世界観そのものを背負い込むということだがそれが非常にわかりやすくまとめられていてここでも圧倒的な読みやすさを感じる。やはり読みやすさが本作は段違いであると振り返って実感する。ダークな世界観や多少のグロテスクな描写にやはり好みは別れるかもしれないがそういったものを特に嫌わない人であれば是非この世界観に触れてみてほしい

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    2026年05月31日
  • カフネ

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    穏やかな気持ちになる。
    基本的に悪い人がいない。
    インザメガチャーチを読んだ後に読んだのは若干ノイズだった。

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    2026年05月31日
  • 三体

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    あまり読んだことがないタイプのSFで、新鮮な面白さがあった。中国SFにも興味が出てきた。
    しかし、重い...これが3部作か
    気合い入れて読みます

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    2026年05月31日
  • 夜が明けたら

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    ネタバレ

    ジュンsideとルルsideが交互に繰り返されており、
    繋ぎの描写に関連があるのが芸の細かさを感じる。
    伏線回収もすごい。

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    2026年05月31日
  • ありがとう、さようなら

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     瀬尾まいこさんが、中学校の先生をしていた頃に雑誌連載されたエッセイをまとめた本です。
     学校のこと、生徒さんのことなどが書かれています。
     もう20年ほど前のことが書かれていますが、本質的なところは今も変わっていない気がします。

     中学生というのは、しっかりしているようで幼く、幼いようでしっかりしているところがあって、学校は日常的に楽しく、またたいへんな所だと思います。

     とても愛情深く生徒さんと向き合い、本音で語りあっていらしたことが文章の端々から読み取れて、ほのぼのとしつつ深く感動してしまいました。

     わたしは、学校という場所が好きなほうなので、現在、学校に通っている生徒さんにも好

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    2026年05月31日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    ああ、もう本当に最高!

    途中までは、大体予想していた通りというか
    そうだよね。うんうん。
    って感じで読んでたのにさ
    あの車のシーン。
    お前かあああああああ!って思わず声出た。
    完全に騙された。
    というか気づける人いるのかこれ

    そしてこの本は、解説ありきで完成する本と言っても過言ではない。
    橋本氏の解説を読んで不明瞭だった部分となんとなく流してしまっていた部分がしっかりとハマった感じ。
    凄く好きでした!

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    2026年05月31日
  • カフネ

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    せつなと薫子。出会いから激しい。なんか色々考えさせられる。ジェンダー、人とは何なのだろう。優しい、優しいってなんだ?
    カフネの意味もすごくいい。

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    2026年05月31日
  • 謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―(新潮文庫)

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    さすがの面白さ。
    納豆専門家や研究者の常識さえも覆してしまう行動力、取材力。そしてちゃんと目の前で見ること、自分でやってみることをめちゃくちゃ大事にしている。
    単なるアジア納豆の紹介ではなく、文化や歴史、民俗学にまで話が広がっていく。
    インスタントに情報を摂取する今の時代だからこそ多くの人に読んでほしい。

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    2026年05月31日
  • チョコレート・ピース

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    まぁ、なんて素敵な短編集なんでしょう。小さな、でも一つ一つ丁寧につくられた、味も見た目もスペシャルなチョコレートの詰め合わせ。
    最初は、私にはちょっと甘すぎるかな?なんて読み始めたけれど、そのうち、甘さの中にあるほろ苦さや、意外性のある風味のガナッシュとの組み合わせに、ひと粒ずつ味わいながら読んだ。
    そうそう、私のいちばん記憶に残っているチョコレートは、二人の子どもがまだ小さかった頃。ワンオペ育児で全然余裕がなくて、でも思い切って自分のためにバレンタインに購入した高級ショコラ。誰も褒めてくれない毎日だけど、今日を一日頑張ったご褒美に、毎晩こっそり一粒ずつ食べたなぁ。
    やっぱり、人生にはチョコレ

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    2026年05月31日
  • 王妃の帰還 新装版

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    ネタバレ

    宝塚でベルサイユのばらをみてからこちらを読んだのでより一層わかりやすく楽しめた
    自然とベースにされていて違和感がなく読みやすい
    担任の先生とノリスケのお母さんの関係がバレて学級裁判になるのではないのかとヒヤヒヤ、ドキドキした
    この子ってこういう子だよねという偏見からクラスの子とグループの入れ替わり、交流を通してこういう子なんだと知っていく過程からヒエラルキーって本当は存在しないことに気づいていく過程が面白い
    学生の頃って学校の生活がすべてだからそれは空気を読んで必死に泳ぐよね、うんうん…それゆえの中学生らしい浅はかさやちょっとだけ背伸びした感じ、大人が思っているよりも子どもっぽい、大人っぽいの

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    2026年05月31日