ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 対岸の彼女

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    29歳でこの作品に出会えて共感の嵐だった。
    ずっと同じライフステージで生きてきたと思っていた友達が次のステージに進もうとしていたり、知らない間にもう進んでいたり、やるせない距離を勝手に感じることが日に日に増えていく今日この頃。この作品に出会えて、なんだか救われた気がした。
    今現在結婚していてもいなくても、子供がいてもいなくても、忘れられないひとときを歩んできたってことは消えない過去で、それがあれば人間なんとかやっていけるのかもって思いました。刺さる言葉にもたくさん出会えたなあ。

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    2026年02月16日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    抗えない大河の流れのような権力と腐敗のシステムに、熱き志で立ち向かう男たちの群像劇。時代と場所を隔てても変わらない権力構造に立ち向かう登場人物たちの心や行動に、強く胸を打たれます。抗えない現実に空想を持って抗う、まさに小説の醍醐味が味わえます。

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    2026年02月16日
  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理

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    犯人目線なのも短編ミステリーなのも面白かった。犯人目線って自分はなかなか読んだことなかったから新鮮で、かつ短編だからサクサク読めた。

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    2026年02月16日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

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    ネタバレ

    急速に話が進んでいくため、一気に読み進めてしまった。
    読み終わってみれば、大胆に伏線が散りばめられており、最後に回収されていくときには気持ちよい。

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    2026年02月15日
  • 魔女の原罪

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    ネタバレ

    表紙に惹かれて選んだ一冊。
    激重ミステリーだった…笑
    変わったルールで成り立つ学校、元いた住民との異常なまでの確執、だんだん解き明かされていく真実にページを捲る手が止まらなかった。作中で真実が明かされていると思っていたことも、後から伏線だと気づく。
    側から見ると異常に見える和泉の母や加害者家族たち。迫害されることの辛さと苦しさ、迫害されることへの恐怖心。人間誰もが陥る可能性のある出来事で、心に問いかけてくるものがあった。

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    2026年02月15日
  • ある行旅死亡人の物語

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    ネタバレ

    まさに、一気読みした。
    面白かった。

    本書の最初に複数の謎が提起されていた。
    本書を読んでいて、全て(ほとんど)の謎が解かれるのかと思いきや、死人であるのだから当たり前ではあるのだろうが、解かれる謎は一部だった。
    この一部の謎を解くために、(すべての謎を解こうとしていたはずだが)二人の記者は駆けずり回っていた訳である。
    結果が伴うか分からない2人の取材行動は、記者職という仕事の大変さをまさに体現しており、畏敬の念を心から抱く。(死者への尊崇の念を抱いているのも、また、好感である)
    また、調査結果を誇張せず、わかった内容までを読者に伝えるのもまた良い。結局死者を扱っているのだから、全てが判明す

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    2026年02月15日
  • マーダーボット・ダイアリー 上

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    警備ボット自身がハッキングして自身をフリーな状態にしている。とんでもないことが起こるような感じもするが、警備ボットがうまく自身をコントロールできているようで、ボットなりの思考と判断で他の人間たちとミッションをこなしていく。書名の通りボットの日記であり、話す相手も人間だけでなく他のボットであったりと、普通の日記のようで特殊な状況の日記であるが、AIが何をどのように考えるのか身近に感じて楽しめた。

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    2026年02月15日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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     帳が下りる。狂気に満ち、恐怖が溢れ出る。

     一つ。これは狂気に翻弄される物語である。
     二つ。これは狂気に魂を売り渡す物語である。
     三つ。これは狂気に身を委ねられなかった物語である。
     四つ。これは狂気が過去から襲いかかる物語である。
     五つ。これは狂気に身を滅ぼされる物語である。
     六つ。これは狂気に蓋をする物語である。
     七つ。これは狂気に支配された物語である。
     八つ。これは狂気の側にありながら、狂わなかった者の物語である。
     
     帷が上がる。狂気は消え去り、残ったものは希望か絶望か。

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     今回も非常に面白かったですはい。短編集であるからこそ、物語が駆け抜ける疾

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    2026年02月15日
  • 苦役列車(新潮文庫)

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    父親が性犯罪者として捕まったことで、社会の底辺に転がり落ちてしまった男性の孤独と葛藤が荒々しく、生々しく、唯一無二の文体で描かれた私小説。

    悲哀と渇望の描写が凄まじく、男性の体臭や酒臭さまで感じられる、この感覚ははじめて。

    怖いもの見たさで、ほかの作品の全部読んでみたい。

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    2026年02月15日
  • さよならジャバウォック

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    ストーリーが初めは?だったけど、結末自分なりに考えていたものよりはるかに感動的というかびっくりというか、読む手が最後のほうは止められなくて一気読みでした!

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    2026年02月15日
  • 火のないところに煙は(新潮文庫)

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    はい!芦沢央さん!
    タイトルがええ感じ!

    短編6つ!

    モキュメンタリーみたいな感じになってるのか。小説新潮さんに協力して貰って…

    「染み」
     占い師怖い!
     良く駅ビルとか、道端におられるけど、占って貰った事はない。酔った勢いとかで、占って貰って暴言吐いたりしなあように気をつけよ!

    「お祓いを頼む女」
     何か怖いとしか思えんけど。
     お祓いムリに頼まれて、更に、払祓う義務があるみたいに…
     狂ってるとしか思えんけど…
     実は…

    「妄言」
     お隣りの世話好きのおばちゃん。
     世話以上に色々介入して来る。
     浮気の現場見たとか…
     ネタとしては、ちゃんと理由があって怖いけど、近所のおばち

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    2026年02月15日
  • カササギ殺人事件 下

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    ネタバレ

    上下巻でストーリーが一変するのが面白すぎる。1作品で2度楽しめるお得感。上巻は名探偵アティカス・ピュントが殺人事件を推理し、解決しようとする。下巻は上巻の最後の文章で一気に次を読みたくさせる。下巻はアティカス・ピュントシリーズの編集担当者の「わたし」が作者のアランの自殺を追求していく。自殺ではなく殺人ではないかと自分なりに奔走している姿がハラハラさせてくれる。現代でもピュントの中の物語でも犯人探しが行われるという作品で、読んでいててドキドキさせられる。上巻の登場人物の多さに、海外文学に慣れていない私は非常に辟易してしまったが無事読み終わることができてよかった。

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    2026年02月15日
  • 穴を穿つ(第9回大藪春彦新人賞受賞作)

    購入済み

    ご近所の出来事のように

    初老の物忘れを口切りに、ご家族の様子やお調度が伝わる描写で楽しく拝読しました。「も、漢字がわからなかったらググってごらんなさいまし」で済む現代と違いますよね。後半は突拍子もない感じの展開になり、2度読みしましたが。どの時代にあっても不正はなくならないですよね、と感じました。

    #ほのぼの #共感する

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    2026年02月15日
  • PRIZEープライズー

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    自分自身がこうありたい、という理想が高く、それ故にプライドも高い小説家、天羽カインが主人公。
    その理想の高さ故に、周りにも自分の理想通りの行動を求めてしまう。

    読んでいて、こういう人とは仕事したくないな…と思いつつも、自分も周りにイライラしてる時は、理想を押し付けてるかもしれない…と反省するきっかけになった。

    小説家と編集者の関係が見事に書かれていて読み応えがあり、ラストは天羽カインの不器用ながら、仕事への真摯さが感じられた。

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    2026年02月15日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    子育てから、世相から、恋愛から、ラップから、果てはクソリプ話 (笑える) まで話が上手い。背景から例えを交えながら、一語一語が適切で無駄がなく(何と言うか語彙表現のピッタリ感)、しかもいろんな視点で語られて論理的で分かりやすい(それでいて優しさがあり)。ずっと心地良く読んでいられる。特に後半/最後はホントに言葉を大切にしているのだなが伝わる。

    真髄はもちろん短歌/和歌の解説。スキルのない自分は歌だけでは理解が難しいが、簡潔に今風のカジュアルな言葉で解釈を披露されると、あー、そう読むのかと感心することしきり。伝えたいことをどう表現するかはもちろんだが、31音という少ないリソースにどう収めるかの

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    2026年02月15日
  • さかさ星

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    過去の怨念が籠った呪物をテーマとしたミステリーホラー。呪われた過去を背負う福森家とこれに復讐しようとする勢力の呪物を巡る戦い。途中、どの呪物が正の効果を発揮し負の効果を発揮するのか、誰が敵で誰が味方か、誰にラスボスが憑依するのかなど謎解きやどんでん返しの要素もあり面白かった。700頁を超える大作だか、徹夜も含めて2日で読めてしまった。

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    2026年02月15日
  • 宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職

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    ネタバレ

    野口さんは本当に賢い人なので、
    色々と合点がいった。

    ◾️会社員にとって 
    退職届は、最後にして最大の特権

    それでも、辞めるという大きな決断を部下がしたときは、上司はそれを最大限尊重しないといけない

    ◾️日本の労働生産性が悪くなっている

    熱意を持って働いている人 5%
    (世界平均 23%)

    なぜ日本の会社員はやる気がないのか
    ①強いられる長時間労働とワークライフバランスの欠如
    ②失敗を恐れてチャレンジできない企業風土
    ③部下の意見が上司に反映されにくい組織の硬直化
    ④無意味な事務仕事と社内会議の横行

    わざとさぼる割合 23%
    理由 組織や上司に対する不満

    マイクロマネジメントが横

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    2026年02月15日
  • 熟柿

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    佐藤さんのお話としては、正統的で読後感も気持ちよく、良かった。希望、明るさを持ったエンディングに救われた。いくつになっても幸せになれる!

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    2026年02月15日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    ⭐︎4.5
    面白かったーーー。上下巻でかなりのボリュームなのに、読むのがまっったく苦じゃなく、村田沙耶香ワールドにどっぷり浸かれて幸せだった。
    下巻ではピョコルンが性欲を引き受け、妊娠や出産も人に代わってできるという衝撃の進化を遂げている。このとんでも設定のなかでじわじわと自分や世界の常識が"ぶっ壊されていく"感じが凄まじかった。ディストピアだけど、ディストピアとは言えないような、何なら現実より現実感があって、それが恐ろしかった。なんて世界に生きているんだろうとも思うし、この世界で平然と生活する自分たちにもゾッとしてしまうような怖さがあったし、それがこの本の面白さでもあった

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    2026年02月15日
  • 世界99 上

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    ⭐︎4.5
    すごい、としか言えない。村田沙耶香さんの言葉って、何でこんなに面白いんだろう。強烈な言葉、表現から、村田さんの繊細で優しい人柄が伝わってくるという不思議な感覚。
    空子と同じように、自分含め大抵の人が色んな世界を持っているんだと思う。世界①と世界②の自分はまるで別人、なんて普通だと思う。そういう誰もが経験したことがあったり感じたことのある微妙な感覚をこんな風に言語化して壮大なディストピア小説にしてしまうなんて。この物語はすべてが強烈でとんでもない世界だけど、現実の世界とかけ離れてるとは言えない。差別も偏見も現実世界でだって溢れていて、そういう世界に「呼応」してしまうことも誰しもないと

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    2026年02月15日