あらすじ
宇宙飛行士・野口聡一が収入・アイデンティティ・モチベの「三重沈下」に悩む中高年へ捧ぐ人生を諦めないための戦略的生き方本!
モチベーションの低下、収入の不安、アイデンティティの喪失――。
定年を前にした50代が直面する三重の悩みに、あなたはどう向き合いますか?
宇宙飛行士・野口聡一が定年を前に安定の象徴たるJAXAを手放し、自らの未来を切り開いた理由と、たった一度の人生。定年に振り回されないためには、何を武器に戦うのか?」すべての中高年サラリーマンに捧ぐ、渾身の一冊。
ー著者よりコメント
「50を過ぎたら会社を辞めよう」
宇宙飛行士の野口聡一です。
私はこの言葉通り定年間近にも関わらず、 長年勤めたJAXAを退社しました。
人生100年時代。60歳定年を目前にひかえた50代の中高年のみなさんは、今まさに、この長い人生の折り返し地点に立っています。会社での地位、評価など、定年後にはなんの役にも立ちません。であるならば、ただ定年が来るのを待つのではなく、自らの手で人生を切り拓いてみてはいかがでしょうか。自分自身の物差しでライフプランを組み立てることができれば、より人生を謳歌することができます。
この本が、そんなみなさんの背中を押す一冊になれば嬉しい限りです。
野口 聡一(ノグチソウイチ):1965年生まれ。東京大学大学院修了。IHI入社後、1996年からNASDA(現JAXA)の宇宙飛行士候補者に選抜。3回の宇宙飛行に成功し、15年間で船外活動4回、世界で初めて3通りの方法(滑走路、地面着陸、水面着陸)で帰還したとして、ギネス記録に認定された。2021年の「宇宙からのショパン生演奏」 動画などでYouTubeクリエイターアワードを受賞。2022年6月、JAXA退職。現在は、合同会社未来圏代表、国際社会経済研究所理事、東京大学特任教授などを通し講演活動や大学での教育、研究活動を精力的に行う。
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Posted by ブクログ
私も50歳になり、次の10年になにをするかを考えた時にこの本に出会いました。 私からしてみると偉業を成し遂げた人なので、でも他から見た人ってすごい、何でもできるという印象を持つかもしれませんが、野口さんの本を読む限り、悩みとは尽きず、乗り越えければならない壁が人それぞれにあるなということ。今の自分の棚卸しと次のステージに向かえることを始めてみようと。
Posted by ブクログ
オイラが毎週聴いているラジオ番組より5分ほど早く、ラジオのスイッチをONにした。
そうしたらこの本の紹介をしていた。
これはお金を出してでも読みたい!
そう強く感じて、一番早く手に入る所だけ検索してネットでポチリ。
そして自宅に到着して一気読みしたのが、この本。(便利な世の中に感謝w)
まさにオイラにはドンピシャだった!
でも全ての世代の人にも、共感できる部分はあると思う。
一個前に読んだ本でオイラは世界(外側)を考えてみた。
この本では自分(内側)を考えることが出来ると思う。
一読をお勧めします。
Posted by ブクログ
宇宙飛行士の野口さんがキャリアに悩みながらも切り開いてきたこと、そして50代になってもなお挑戦し続けている姿に元気をもらった。
彼みたいな50代になっていたい。
Posted by ブクログ
宇宙飛行士・野口聡一さんが書く本なのだから、
当然宇宙本かと思って手に取った。
違った。
これは50歳過ぎのサラリーマンに贈る転職心構え本だった。
書いた人がたまたま超スペシャリスト、宇宙飛行士だった、というにすぎない。
別に私が書いたっていい。
ただ、それじゃ売れない。
極限状態の経験をした人が、その組織を離れて、自分で生きていくことを決意した、
そのプロセスを読む本だった。
・・・なので、、というわけではないが、得るところはそんなにない。
転職だったら経験はこちらの方が上。いま5社目。
来年に控えた65歳定年の後も、どう生きてやろうか模索中。
嘱託としてしがみつくか、ここぞと独立するか。
気分は後者がいいけど、安定した収入は前者だろうな。
でもそれでいいのか。
嫌な思いをしてまで宮仕えをするかどうか。
ま、発見という意味では、
野口聡一さんほどの人でもこういう悩みにぶつかるってことが新鮮だった。
1 私がJAXAを辞めるとき
2 中高年を取り巻く働き方の現状
3 中高年の働き方改革
4 今こそ「弱さの情報公開」を
5 女性の退職・転職論
6 定年前退職から始まるセカンドキャリア
Posted by ブクログ
飛び出さないと扉は開かない。
元宇宙飛行士の野口さんの実体験からくる言葉の
数々は心に刺さる。
真剣に読者に語りかけている感じが、野口さんの
人としての素晴らしさが感じられた。
Posted by ブクログ
この年代になると、仕事の飽きもあるし限界を感じることも多いが、次に進むには受け皿があることが前提だ。受け皿がなくてみんな困ってる。そこじゃないのかな。動きたいのに動けない。受け皿がないのである。