小説・文芸の高評価レビュー
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とある本で社会の成り立ちのような硬い話を読んでいたときに著者岡田憲治さんとこの本のことを知り、購入。PTAに触ったこともない自分にはあまり関係ないなと気軽に読み始めたけれど、べらんめえ口調で書かれた面白さと、その経験談からは仕事に還元できる視点が盛り沢山。いまはどの企業にもいるワーキングママたちの目線の一部を知れたこと。また企業はPTAのようなボランティア団体ではないとは言え、アルバイトのグループの行動特性はPTAの例として書かれている行動特性に似ているということ。変革しようと乗り込んだPTAで奮闘し、本質を大切にしながらも方法論でトライアンドエラーを繰り返し気づきを重ねていく話は企業で人を管
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こんなにも剥き出しな作家の裏側なんて書いていいものなのか。
しかも文藝春秋で。
直木賞を獲るために血眼になるベテラン作家や自己主張の激しい勘違い新人作家や作家に振り回されてる担当編集者たち。
直木賞の仕組みだったり出版社や小説家の裏側が覗けてしまうし、それぞれの視点でそれぞれの苦悩がダダ漏れなので気持ちも分からんでもないがとモヤモヤして読んでて楽しい、、!笑
校閲の場面なんて、プライズ自体の校閲にプレッシャーかかりそう、、(担当さんお疲れ様でした、、)
締め方についての技の話に著者自身にもプレッシャーではと思ったけど、章ごとの締めも余韻を残しつつ伏線も回収しつつ最後直木賞取れるのかどうかって -
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2026/05
花ちゃんの家庭環境キツすぎる。
私は親が離婚していて、母親が父親の借金を抱える家庭で育ったので、読んでいてとんでもなくしんどくなった。
花ちゃんのお金や家への執着が、私にはとてもよく分かる。どれだけ目に見えないものが大切とはいっても、結局自分自身を生かしてくれるものってお金だと昔からずっと思ってきたし、なにがあってもお金に苦労しない人生を送ろうと小さい時から思ってきた。
でもこの本を読んで「お金に苦労しない人生」っていうのは、他の誰かに頼るんじゃなくて自分がどれだけ踏ん張って努力して頑張れるかなんだなと思った。
大人になって、結婚をして生活に余裕ができて、ちょっとした -
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雨穴作品を小説で読むのは初めてで、変な家に関してはYouTube動画や実写映画で見たことがあり面白かったため購入。
作中にでてくる絵がとても不気味で、「不気味・怖い」という感情のお陰で、物語に入ることができる潤滑剤のような役割となり、サクサク読み進めることができた。
私は登場人物を覚えるのが苦手で、この作品も何度も見返したり確認をしていたのだが、最終章の伏線の回収の仕方は、そんな覚えるのが苦手な人でも理解、思い出せれるように分かりやすく工夫がされている(重要な人物、言葉には文字右横にヽが付いているなど)。
自分も一緒に考察しながら、謎解きをするようにはできているが、メモ帳が無くては難しいものも -
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登山を通して振り返る人生のあれこれ。
ここにあるのは決してハッピーで愉快な仲間たちとの山行記録ではなく、なんか少し関係性が微妙で曖昧な人たちの話。
山は誰かと登ってても独りなの。
なぜなら身体と感覚は自分だけのものだから。
そしてそんな孤独の中で、いま目の前の歩いている人のことを思い考える。この人はどういう人なんだろうと。
そうして今までの言動や行動からレッテル貼りをする。その時どうしてもマイナス面が目についてしまって、だから大体、微妙な気持ちになる。
でもこの物語では、山でのその人の違う一面から、少しずつ誤解を紐解いていく。
そんな風に上手くいって分かり合えるのは、あくまでも物語だから -
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ネタバレ1行目で心を奪われてしまった。
花が浮悟について語るとき、複数の呼称を使う。
状況、心情によって変わるものかと思っていたが、違うのかもしれない。私の男、淳悟、おとうさん、花にとってその全てが腐野淳悟なんだろう。
呼称の使い方が巧妙。
お父さん/おとうさん これは別の人物
お兄さん→名前呼び これは関係性の変化
複数回出てくる「お⋯⋯」の気味悪さと言ったらもう肺に吐瀉物が溜まるような気分。
・花の母と淳悟のこと
レイプなのか。そうだとしてどうして産んだのか。
『母』が恋しくて断れない程に縋ったのか。
・淳悟視点での淳悟が求めたもの
血の人形←愛しているとは思えない表現
あんなに -
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男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす 俵万智
俵万智さん、第3歌集(28才から34才までの作品)再読です。『サラダ記念日』から俵万智さんの短歌が好きで、本書もずいぶん前に購入して読みました。不倫の歌も入っていて、ドキドキでした。それは今でも変わりません。
チョコレートは甘いのも苦いのも色々あって、恋愛を表現するのにピッタリ!今年のバレンタイン、革命起こしたい人、どのくらいいるのかな。
【チョコが入っている短歌】
チョコレートとろけるように抱きあいぬサウナの小部屋に肌を重ねて
チョコを買うように少女ら群がりて原宿コンドマニアの灯り
【好きな短歌】 -
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同期が犬飼いだして、昔飼ってたわんこ思い出したり、もともと犬好きで、ネットでこの本を知って買った。もともと小説版買う予定だったけど、衝動買いみたいに買ったからか、帰ってきてマンガ版だと気づいた。内容は普通に満足。犬とのエピソード集で、良い話もあれば、飼い主が後悔してる話とかもあった。それはそれでリアルだと思うし有り。解説文みたいなのも読んでて普通に勉強になって良かった。犬って全力で生きてる。一方的に飼ってるはずが、全然逆に救われてる、力をもらってる感じがする。犬って不思議。昔を思い出す。一緒に布団で寝られて幸せだった。いつのまにか布団から出てて朝になると顔に鼻を擦り付けて起こしてくる。もう10
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4章、もとい後編に入ってしまったら、読むのを止められなかった。
夜中から読み始める物では、ない。
そのぐらい私にはハマった。
1〜3章に、それぞれの事件があり、それぞれの被害者、それぞれに犯人がいて、解決したように見えて全てが伏線だった。
主人公の瑞穂が、最初は、やる気あり過ぎて空回り系かと思っていたら、強引感は否めないけれど、ちゃんと成長が見られて良い。
立会い事務官の波多野も、真面目過ぎず尖り過ぎず、いい相棒していたし。
高宮さんも甘党でスマートで、上手に部下を使えるいい上司。
頑固に見せかけて意外と柔軟な刑事もいて、ドラマ化したら面白そうなキャラ達だった。
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自分の勝手な解釈で、的外れかもしれませんが…
この作品を通して、人の感情に関わる問題で悩み解決しようと考える事に、捉え所がないが、数式について同様に捉え所がない、答えが出ない事を考えるならば、後者に集中する事が、まだ、健全かつ美しい世界が見出せる希望が、登場人物の『博士』を通して感じさせられました。
主人公の『私』と息子の『ルート』そして赤の他人の『博士』の素数が友愛数(友愛三つ組)として繋がっていくドラマは素晴らしいです。
数式と尻込みする難しい世界というより、ほのぼのとしたクスクスっという笑いもあって、読みやすいです。
とはいえ、ここまで本格的な知識を仕込んだ『小川洋子』さんにリスペ -
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一年ぶりの再読。この読後感、、得難い!!
たぶん、単行本を読んだ時にも同じ感想だったが、
成瀬と西浦くんのミシガン船にのる話。
好きだなー。
「こんなことを聞くという事は、西浦は私の事が好きなのか?」
臆面もなく、ストレートに聞いてくるこの成瀬の魅力がらたまらない。
そして、呼んであらためて思ったが、ずっと成瀬のそばにいたと思っていた島崎。実は意外に登場が少ない。にも関わらず成瀬のコンビといえば島崎に他ならない。成瀬に対して、感情をストレートにぶつけてくる大貫もいいが、やはり成瀬の横には島崎がいてくれなきゃ。
いつか、滋賀県に。琵琶湖に。膳所駅に。成瀬の地元を回りたい。もちろん、ミシガン
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