小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋シリーズ3冊目!
今回ばかり人の入れ替わりが少なくて、兜視点でずーっと語られる、っていう違いがあるのも良い。
あとやっぱ伏線の張り方がすごくいい!わ〜って声出る笑!
【印象に残った台詞】
「感情って相殺されないんですよね」
「どういう意味ですか」
「いいこともあるから、不満を帳消しにできるかと言ったら、そうじゃなくて。プラスマイナスで計算はできないというか」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「死は恐ろしいものですよ。何もかも消えます。お父さんも例外ではありませんよ」
「そんなことはないです」「父がこの世で一番怖いのは」
「何ですか」
「母ですから」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「君のお父さんは」
「何 -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋シリーズ2冊目!やっぱり最高!
トーマス大好きな檸檬が個人的にはお気に入り♩
王子は『死神の浮力』の本城くらい嫌な奴だった( ・᷅-・᷄ )
人の入れ替わるタイミングがよくて、どんどん読み進められる〜!!
【印象に残った台詞】
「でも、トーマス君はいいこと言うんだぜ」
「何て」
「『記録なんて壊されるためにあるのさ!』」
「相手の記録を勝手に壊したやつが口にする言葉じゃないな。そこまで、心の琴線に触れる触れない台詞も珍しい」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「いいか、ダックはこう言った。『僕には考えつきません!』とな。そりゃそうだ。そんな気の利いた悪口、そうそう思いつくわけがねえんだよ」
┈┈ -
Posted by ブクログ
本年も青学が箱根駅伝を総合優勝し、12年間で9回優勝という、とてつもない強さを目の当たりにしました。青学の組織力に関心を持ち、本書を手に取りました。
元々、青学駅伝部は生活環境も厳しく、練習量・質も随一であると各方面から伺っていましたが、本書を読むことで原監督の組織力やビジョンの明確さによって成り立っている部分も大きいと感じました。
本書の中に「よき兄貴分になれ」という言葉があります。後輩は先輩の背中を見て育つもので、これは職場にも通ずるものがあると考えています。
世界は残酷でどんなに頑張っていても、自分より優秀な後輩は出てきてしまうこともありますが、先輩として道徳心やモラルを持って、やり -
Posted by ブクログ
ネタバレ想像のはるか斜め上をいく悪が集い、日本で臓器売買の新たなビジネスを始める。社会問題・犯罪・暴力、そして南米の神話。そのどれも馴染みのない世界のはずなのに、現実との境界が揺らぐような緊迫感をもって一気に読まされた。
元メキシコの麻薬カルテル幹部・バルミロは、祖母の影響でアステカの精神文化を深く信仰するようになり、「生贄なくして神々は活動できない」という教えに心酔していく。彼の父親はその思想を気味悪がって否定していたが、父の死をきっかけにバルミロの信仰は決定的なものになる。南米の古代文明に触れたことがなかった私にとって、彼の幼少期を通して描かれる神話や、未知の価値観の形成過程はとても興味深かった -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「人間は記憶で出来ている。」
作中の語である「記憶」と「花火」を結びつけて読んでみました。「花火」を写真や動画に残して「記憶」しようと毎度試みるけど、上手く振り返られないもので…。
自分自身、記憶はできる限り詳細に残したい。
何故なら本来生きて何かを感じたはずの時間が、
記憶の喪失する度合いによって、「空白」が大きくなってしまうから。何も残っていない空間が非常に怖い。
「記憶」は、譲り渡し、手放していくものである。それが大人の証拠と言うなら僕はまだ誰にも譲り渡したくない。
百合子の楽しそうに記憶を譲り渡していく姿をみると愛着と悲哀を同時に感じる。自分もいずれはそうなるのだろうか。
-
-
Posted by ブクログ
フロイト 精神分析入門メモ
フロイトは、精神分析における「象徴関係」、
夢の要素中の固定された翻訳が明らかになっている一群(1)の中で、圧倒的に「性的表現」が象徴の多数を占めていることを明らかにする。「男性器」棒、傘、ステッキ、サーベル、小銃、じょうろ、ネクタイ、鉛筆、「勃起」気球、飛行機、飛行体験そのもの、「女性器」ポケット、溝、瓶、トランク、戸棚、貝類、聖堂、「乳房」くだもの一般、岩、森、「性的快楽」ピアノの演奏、階段を登る。フロイトは、これらの背景には、最初の言語発達が性愛の相手を呼び寄せるものであり、つまり、あらゆる言語はかつて性的表現を意味していたが、やがてそれが労働においても共有 -
Posted by ブクログ
ネタバレアイドルのファンビジネスは、売っているのはモノというより、「所属」や「意味」なのだと思う。
そこに強く引き寄せられるのは、自分の輪郭がはっきりしない人、居場所が定まっていない人たちだ。
「ここにいていい」と言ってもらえる感覚を求めて、気づけばその弱さごと消費されていく。
その構造にどうしても引っかかりを覚えた。
ただ、これを単純に悪だと言い切るのも、どこか違う気がしている。
実際、救われている時間は確かに存在する。
何もない日常より、誰かに必要とされていると感じられる時間のほうが人を生かすこともある。
それをすべて否定してしまっていいのかは、正直よく分からない。
この感覚は「いただき女子り -
Posted by ブクログ
競馬の世界を舞台に、マネージャー栗須の視点から語られる馬主と家族の物語。
競馬の知識がない状態で読み始めましたが、ものすごく面白かったです。
情に厚く人間味のある社長と、そこに父親の面影を重ねて支える栗須。2人の絆と愛情の深さに胸を打たれ、読み進めるうちに自分も「なんとか社長に日の目を浴びさせたい」という気持ちになり、何度も栗須と一緒に涙が出そうになりました。
レースの場面は胸が熱くなる展開の連続で、「ホープ頑張れ!」と心の中で応援しながら、ページをめくる手が止まりませんでした。
後半は父から子へバトンが繋がれていく色が濃くなり、想いや夢が受け継がれていく展開に、希望を感じました。
前半