ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 湾

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    非常に読後感が良い。舞鶴というところは私の人生の中でも光っている、思い入れのある場所なので、「湾」という題名からなんとなく舞鶴を思い浮かべたが、見事に当たった。舞鶴湾の美しさを知る人は読んで欲しい。

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    2026年06月21日
  • 容疑者Xの献身

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    2026.6.20再読。
    改めて読んでみて、この本がいろんなタイトル、賞を取っていることを知り、それに見合うすごい作品だと思った。
    やっぱり東野圭吾素晴らしい✨
    早々に犯人がわかってしまい、この先どういう展開になるのか?終わりまでどうやってページ持たせるのか?とか要らぬ心配をしたけど、最後の最後まで飽きさせず、そして最後は思いもよらぬ展開になり、何とも言えない感じではあるけど、読み終わった時満足感でいっぱいになりました。
    石神が靖子をかばおうとする気持ちに恋愛だけでないものがあることも納得できるし、湯川が靖子に真実を伝える気持ちもよくわかる。
    結局辛い最後になってもそれが一番の選択肢だったと思

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    2026年06月21日
  • コンビニ人間

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    日常生活の中で何気なく、「普通は」という言葉を使った時、普通ってなんだ?私は普通の中に入っているのか…?と疑問に思うがある。
    結婚とか出産とか、女はこうであるべきみたいな形がみんなの中にあって、当たり前のように求められる価値観が存在する。夢を追いかけてた時、普通に結婚して普通に暮らしてくれればそれだけで幸せだよって言われた経験があるけど、その言葉に違和感を覚えた。
    社会の秩序に従って、皆と足並みを合わせるのって結構しんどい。そうしてるうちに、自分を見失っていく。
    考えさせられる小説でした。

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    2026年06月21日
  • 神様のカルテ3

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    医師としての矜持が揺らぐ出来事がありながらもゆっくりと牛のように図々しく進み続けるドクトルの姿勢に感動しました。
    小幡先生の壮絶な生き方にも注目して欲しいです。

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    2026年06月21日
  • 風待荘へようこそ

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    食べて、寝て、誰かと関わって、そんな生活が人を癒していく。そのことを実感できる話だった。状況はたいして変わらなくても、立ち直ることで向き合い方が変わってくる。今の自分に必要な話だったと思う。

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    2026年06月21日
  • 硝子の塔の殺人

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    後半のページを捲る手が止まらなかった。
    想定を何回も裏切られて、どういう結末か楽しみで仕方なかった。
    心理描写も細やかに描かれて、登場人物の気持ちを汲むことが容易に出来るほど。
    非常に読みやすくて、分厚い小説がすぐに終わった。

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    2026年06月21日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    上巻のワクワクを減退させず、SFエンタメ小説として真っ直ぐ突き進んでいく。
    ずっとワクワクさせ続けるの、本当にすごい。とても楽しかった。

    上巻で出会った宇宙人ロッキーと、自分たちの星を救うための試行錯誤を共にする、というのが下巻のメイン。
    嬉しいことも、悔しいことも二人で共有していく。そして、お互いを信じ合って乗り越えていく。
    上巻は人間グレースの記憶を行き来することで物語が進む面白さがあったけど、下巻は現在進行形で物語が進む。だからか、より果敢にミッションに挑んでいく二人の臨場感やその時々の感情の爆発があって、それがとてもよかった。
    上巻の「宇宙にたったひとりである」という面白さも好きだけ

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    2026年06月21日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」
    この見出しポップに惹かれて購入。

    淡々と、でもしっかりと人生が進んでいく様子が描かれていて
    人と人(とネネ)とのつながりがじんわりと染み渡る癒しの小説でした。

    最初の姉妹の境遇は辛かったけど、
    それからお姉さんは就きたかった職業に就き結婚できたし、律は就職してから大学に進学して、
    カフェの2階で自習教室を開いた…
    人に助けられて、また代わりに別の人助けをして、
    循環している感じ、すごく良かった。
    恩送りっていうのはこのことだろうなと思う。

    現実はこんなふうにうまくいくことばかりが人生じゃないとは思うけど、
    私も1人で暇を持て余すぐら

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    2026年06月21日
  • 暁星

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    湊かなえさんの作品は今までミステリーが主なものだと思っていたけれど、今回これを読んで湊さんは「愛の作品の人」なんだなと思った。
    どこかNのために、のようなものを感じた作品。
    ノンフィクションの手記とフィクションの手記から成るこの本は、読んでいく中で辻褄が合って、
    真実を理解できた時、涙が止まらなかった。
    誰かのために自分を犠牲にできるのはこんなにも美しいことなんだなと。
    私も守りたい人ができたらいいなと、とてもそう思いました。

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    2026年06月21日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    アイラウイスキーと一緒に読みたくなる一冊

    アイラ島やスコットランドの写真がたくさん載っており、写真集みたいに読める。
    写真や語り口のお陰で情景が浮かんできて小旅行している気分になった。
    アイラ島の癖のあるウイスキーを飲みながら読んでみるとより本にのめり込めそうになる。
    今度はウイスキーを買ってきて読み返したい。

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    2026年06月21日
  • かずをはぐくむ

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    数の概念がなく生まれてきた赤ちゃんが、たくさんの「?」とともに、心の中に少しずつ数が育まれ、子どもになっていくんですよねという森田先生の子育てエッセイ。東大卒の数学研究者の書く子育てエッセイなんて、凡人の私には解せないだろうと及び腰だったが、確かに子育てするようになってからのほうが真剣に「かず」と向き合ってるわ。「数学、算数きらいです」といわず、もっと広い心で「かず」を愛し、包み込みたくなるユニークなエッセイでした。着眼点が本当に面白かった。

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    2026年06月21日
  • ミトンとふびん

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    愛と死と自由を感じる本だった。主人公たちの「いまは苦しいけど、それでも生きていく姿」みたいのが満ちた作品だった。ジャケットもすてき。吉本ばななさんの 感情の起伏がさほど激しいわけではないように淡々と書くところ、散りばめられた言葉ひとつひとつに輝きがあって素敵だなっておもった。良かった。

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    2026年06月21日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    "台湾グルメ×百合×鉄道旅"は本質ではない

    植民地統治や差別とは何か
    被支配者から見れば歴史修正主義であることに、支配する側はたいてい無自覚だ

    「日本はいいこともした」論を深掘りさせるし、日本にアンビバレントな感情を抱く台湾ならではの小説だと思う

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    2026年06月21日
  • お探し物は図書室まで

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    ネタバレ

    短編集で読みやすく、物語が繋がっていて「ああー!この人、この人と関わりがあるんだ!」と発見があり楽しかった。

    ニートの人の話が良かったなぁ。
    自分の得意を活かすって正攻法じゃうまくいかないこともあるけど…
    勇気を出して自分から手をあげたり、目の前のことを一生懸命こなしていくって大切だと
    今の自分の状況と照らし合わせて身に沁みた。

    みんな本と羊毛フェルトで前向きになっていくけど、
    私も大体本と手芸に生かされているので
    すごくよくわかる小説でした

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    2026年06月21日
  • 容疑者Xの献身

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    すごくおもしろかった。あまり読書しない私でも読みやすくてさくさく読み進められた。
    犯人は分かってるので、天才数学者がどのように隠蔽工作しているのか分かっていくのがシンプルに面白い。それに加えて予想外のラストに涙。

    「純粋なんですよ。石神という男はね。…でもそれは、生き方があまり上手くないということでもあります。得られるものはすべてかゼロか。」

    天才でありながら、生き方があまり上手くない石神なりの愛のかたち。
    昔からの友人であるが故に、何気ない会話から石神が事件に関係していると勘づいてしまった湯川の心情。
    真相を知ってこのまま生きていくか、石神の想いを無駄にしてしまうが自白するかの葛藤。
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    2026年06月21日
  • 湯気を食べる

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    とにかく読むとお腹がすく本
    調理の表現が沢山あり、目の前の台所で実際に調理が行われているような感じさえしてくる
    たまご丼はぜひ明日にでも作ってみたいと思う

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    2026年06月21日
  • プラハの古本屋

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    知的好奇心のままに古本屋を巡る、著者のワクワクが伝わってくる楽しい本だ。著書が見つけた本の価値は全く想像もつかないが、それでも、共産党体制のプラハで、本を探すことの難しさ、見つかったときの喜びが伝わってきた。

    それにしても、言語学の奥深さ、スラブ語の持つ歴史的な価値や多様さ、そして、歴史の複雑さ、知らないことばかりで、感じきれない内容もたくさんあったであろうことが、自分自身の知識のなさを残念に思うばかりだった。

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    2026年06月21日
  • チャンバラ

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    ネタバレ

    最近の武蔵研究も反映した形での武蔵の一生を描いた小説。
    チャンバラ、との題のとおりで、息つかせぬ筆致でチャンバラする。
    五輪書と、チャンバラとの位置づけ、描き方も面白い。
    佐々木小次郎との決闘についても、設定の妙が良い。何故、歴史に残らなかったのかは、反細川の旗印になりうるから、懐柔策がうまくいかなかったことの対案としての私闘という話にしたという設定、武蔵が倒したあとの武蔵の弟子がとどめをさしたという説を裏付ける設定、その後、武蔵が護送されたことも説明した設定、いずれも素晴らしい。

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    2026年06月21日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

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    面白すぎる。
    小学生に裏庭を読んだきり、梨木さんの作品は読んでなく、大学生の今、今作を読んだ。
    文体があまりに綺麗。背伸びをしている表現がなく、ただ綺麗なものがスーッと身体を過ぎていく感覚が実際に風が吹いているようで気持ちがいい。
    涙あり、笑あいありの傑作。

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    2026年06月21日
  • ヨモツイクサ

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    序盤から終わりまでずっとハラハラドキドキ、最後はさすがに。。。
    バイオホラーだ。たまにこうゆうのに当たるから読書はやめられない。
    読み終わる3日ずっと楽しめた。

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    2026年06月21日