ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 法廷占拠 爆弾2

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    誰も予想できない人間関係と犯行の複雑さは、呉さんの凄みだ。
    なにより、ミスリードが上手すぎる。今作は特に。

    スズキタゴサクの裁判中に「死刑執行による人質解放」というテロの流れも面白いが、人間味溢れる心理戦は読者の神経をすり減らしてくれて本当に楽しい。

    早く映像化して欲しいし、この先もスズキタゴサクを追える喜びが大きい。

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    2026年05月11日
  • 追憶の夜想曲

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    法廷ミステリー「御子柴弁護士シリーズ」の第2作。
    夫殺しで一審有罪となった女の控訴審弁護を買って出た御子柴。ほぼ勝ち目の無い闘いに挑む彼の目的とは・・・

    最終盤まで結末が見えずに、作者の掌で転がり続けていました。予想を裏切る展開の連続が心地良い作品です。
    難敵検事との法廷舌戦には本を持つ手に力が入りますし、警察も検事も見抜けずにいた真実に迫っていく様は痛快です。
    続編も読んでみようかな。

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    2026年05月11日
  • 香君4 遥かな道

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    ネタバレ

    おもしろすぎて3日で全巻読破した!
    神郷オアレマヅラが謎に包まれたまま終わってしまい、まあそうだよね〜と思いつつ、同じ世界線ではなく異世界の扉が開かれて、香君やオアレ稲はもたらされたのではないか…と妄想が止まらない。

    香りから自然の摂理を色々知れるのも面白いし、政治的な側面も読み応えがある。
    そして一つのことに依存する恐ろしさも改めて感じた。

    人間が自分たちの力で道を切り拓いていく大切さも。

    そして何より登場人物がみんな良い。
    それぞれの思惑があって対立することがあっても、どちらか一方が悪者には見えない。
    それぞれの信念が理解できる。

    アイシャ、オリエ、マシュウにもまた会いたい。

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    2026年05月11日
  • ブラフマンの埋葬

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    小川洋子先生。今回も小川フレグランスが
    まかれまくりです。オサレな読みモノ( ´ ▽ ` )

    日常の世界にファンタジーのエッセンスが、
    ほんの少し振りかかっているんです、ほんの少し、それがいい。不思議の国のアリスまでのファンタジーは私には楽しめない。装画を愉しめたらめっけもんくらいです。

    本作の舞台は、モノづくりをする人が
    ゆっくり創作できる「創作者の家」。
    主人公はそこの管理人。
    この舞台が海外のヴァカンスをイメージさせて、読み手からしたら非日常な空間。
    極めつけは、登場人物に名前がない。
    なのに、不思議と存在感があり
    読みやすいし、魅力的。

    そして謎の生き物「ブラフマン」。
    犬、猫ぽ

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    2026年05月11日
  • 工房の季節

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    ネタバレ

    人生につまづいた主人公が陶芸に出会い、心の傷を癒し、再び前を向いて歩き出す姿を描く再生の物語。

    韓国パムカシ村の景色が目に浮かぶ。
    様々な登場人物の言葉、物語を読んで浮かぶ映像が、じわじわと沁みて癒されていく。

    読んでいく中で、心がじんわりと暖かくなるこの感じは、森沢明夫さんが書く物語のようだとふと感じた。

    高城の海辺で、ジョンミンとギシクが二人でゆったりと会話をする。そんな物語の最後の場面が印象的で好きだ。

    仕事で何かと忙しい毎日の中で、著者の「様々な変化の中を、本来の心を失わずに感動しながらゆっくり歩くことができているか」と言う言葉が心に留まった。

    『猫を散歩させた日』読んでみた

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    2026年05月10日
  • コンビニ人間

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    私も、この小説の主人公ほどではないけど「普通のライフステージ」を上手くなぞれてない女なので、周りの人が投げかける声がすごくリアルに感じられた。
    一生懸命普通になろうとして、普通になれてると思ってたのに実は全然なれてなかったのは自分も心当たりあってつらい……

    主人公の感情があまり色濃く描かれてないから、きっと読む人によって共感ポイントと主人公ヤバいと思うポイントが違ってくるんだと思う
    『人間失格』に近い読み味だった

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    2026年05月10日
  • 火星に住むつもりかい?

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    読み終えた今、妙に納得というか、開き直りに似た爽快感と、こうラストを持ってくるのか〜!さすがすぎる〜!という伊坂さんへの尊敬と、色んな気持ちが渦巻いています。振り子の喩え、凄すぎませんか。

    魔女狩り的な世界、伊坂さん自身が「怖い」と仰っていたもの、覚悟して読みました。「死神の浮力」と同様、読み始めは怖くて辛くてやり切れない気持ちでしたが。もしかするとの正義のヒーロー出現か、に期待しながら、あれよあれよという間に物語にのめり込んでしまいました。

    勝手に始まる国家の制度。胡散臭いけど事件を「起こしそう」な危険人物の公開処刑。当然冤罪が疑われる。けれど実際に何百年も続いた魔女狩りの歴史が、この物

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    2026年05月10日
  • ガダラの豚 2

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    さて、第2巻。
    ストーリーの筋は1本通っておりながら、第1巻とはまた違った読み応え。
    呪いの在り方、向き合い方の説明は非常に興味深く読めた。
    なんとなく、今の社会にも応用がききそうだと思った。

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    2026年05月10日
  • サラバ! 中

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    面白くて一気に読んじゃいました。中巻。

    本当は男性が書いてるんじゃないの?って思うくらい思春期の男の子の心理描写や友達とのやり取りがありありとしていて驚きました。目から鱗って感じで読みました。歩も憧れていたお友達の須玖くん、素敵だなぁ。こういう人は救われてほしい。

    姉と父、そして宗教的なものがちょっとキーになってきている気がします。相変わらず母のキャラクターは強烈。
    さていよいよラスト下巻!どんな展開になるのか楽しみです。

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    2026年05月10日
  • ライオンのおやつ

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    すごく良かった
    最初に感じたのは内容というより
    作者の言葉遣いがすごく心地よく
    匂いなどあまり自分では気にしない
    ところにスポットが当たっていて
    言い回しがすごく心地よかった
    読み進めていくうちに人の強さや
    周りの大切さ言葉にする事の大切さがわかり
    すごく良かった

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    2026年05月10日
  • 透明な夜の香り

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    読み終えてしまった…。
    いつもは結末が気になって駆け足で読んでしまいがちなのに、今回はずっと終わらないでほしい、一香と朔がいる世界に居続けたいと思う作品だった。



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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    グロい
    私アイドルもオーディションも大好きで、今も鯖番みてるし、昔の鯖番落ちた子が最近デビューしたからそれも追い始めたし結構人生アイドルに捧げてるタイプだから本当に全部の文が刺さった。
    いつもは読み終わったらしっかり感想書くタイプだけど、まだしっかり書く余裕ないから落ち着いたら改めて書く。

    昨日今日で読んだんだけど、読み始めたタイミングが最悪で
    ・今見てるオーディションの推しが最近人気になってきたけど次の順位発表式で落ちそう
    ・今日は前見てたオーディション落ちた子が別事務所からデビューしたからそのファンミ
    ・週明けは本命のファンミ
    という全力オタ活中に読んだから具合悪くなった^ ^

    この本

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    2026年05月10日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    宙わたる教室の続編。
    あの時の発表を見て感動して一緒に写真を撮ってもらった小学生佐那が高校生になりある名門校から訳あって、東新宿高校定時制へ入学する。
    佐那をはじめ、今回も個性的な登場人物で戸惑いの連続だったが、前作よりも困難が大きく無くて、トントンと進んだ印象。でも後半は感動の連続、やっぱり今回も心に沁みました。

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    2026年05月10日
  • 人文知は武器になる

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    40代を迎え、なんとなく興味を持った「歴史」。その歴史の面白さ、スリリングな物語性、そして現代に生きる自分に言葉に尽くせない示唆をくれたのが「COTEN RADIO」だった。
    人文知が武器になるというのは、深井氏のYouTubeでの対談やコテンラジオから理解したつもりではあった。しかし、この山口周氏の対談でさらに深く人文知について知ることができるなら、さらにいうなら深井氏自身が宣伝(普段宣伝をしない方と認識していたので)していたことから本書を購入。結果、人文知の価値だけではなく、これからのビジネスパーソンの「武器」について学ぶことができた。
    とはいえ、自分自身ハイコンテクストが苦手であり、日本

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    2026年05月10日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    伊坂幸太郎さんの代表作を読みたいと思い手に取った1冊。

    めちゃくちゃ面白かったです。

    600p超えの作品でしたが、ページを捲る手が止まりませんでした。

    様々なところに散りばめられた物語のキーとなる部分を読む時のワクワク感、主人公vs敵の一進一退の攻などなど…、目が離せませんでした。

    夜更かし必至。

    ぜひ読んでみてほしいです。

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    朝井リョウさんの本はひさびさに読んだが、いまオーディション番組を見ていることや、ちょうど福音派の本を読んでいることで興味を持った。
    あー、この読みながらもざわざわしちゃって、でもページを捲る手が止まらない感じは久々!
    結局人はなにかに縋らないと生きていけないものなのだろうか。

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    2026年05月10日
  • 純喫茶トルンカ 〈新装版〉

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    こんな純喫茶があるなら、毎日でも寄ってみたい!
    下町での温かな距離感の人間模様に、ほっと癒されます。

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    2026年05月10日
  • 傲慢と善良

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    とても解像度が高い。
    傲慢さも善良さも人生の中で身に覚えがありすぎる。

    個人的に、小野里さんの「ピンとこない」の解釈が、めっちゃピンときた。

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    2026年05月10日
  • 汝、星のごとく

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    夜に読み始めて朝に読む終わった小説は初めてだった。それくらい引き込まれてしまった。
    凪良ゆうさんの他の作品も読んでみたい

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    文庫本で済ませてきた自分が、この作品だけは単行本で買った。
    「推し」や「ファンダム経済」という、自分の外側にある熱狂の構造を見たかったからだ。

    だが、読んでいて見えたのは、特殊な世界ではない。
    人が孤独を埋めるために、何かに意味を預ける、そのありふれた欲望だった。

    幸福は客観では測れない。
    どれだけ滑稽に見える執着でも、本人にとっては生存そのものになる。
    そして、人は欲求が強くなるほど、自分に都合のいい物語だけを信じ始める。

    推し活の小説というより、承認と孤独の市場についての小説だった。

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    2026年05月10日