あらすじ
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。
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Posted by ブクログ
子どもが中学生の時の課題図書で自分も読もうと思って10年以上経ち、ようやく読みました。
まいに多少いらつきながら、西の魔女に頷きながら読んでいましたが、最後の素敵なエンディング(文字どおり)にやられました。これだけで何回でも感動できます。
東の魔法使えないマンも家族に脱出大成功を見せられるようにもうしばらく頑張って生きようと思いました。
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主人公とおばあちゃんの不思議で、リズムのある整然としている生活はきっと探せば自分の人生のどこかに作れるし、そもそも探せばあるかもしれない。
今の環境で、より最善で自分にあう生き方を見つけたいと思った。
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主人公の秘密の場所が昔から好き
いちごジャム作ったりベットメイキングしたり、庭仕事したり都会とは違うゆったりとした時間が流れてる空間が素敵で憧れる
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原作も映画も心から愛している、私にとって大切な作品。
小学生の頃、この物語に出会って映画を観た時のワクワクは今でも鮮明に覚えている。作中に登場する手作りのジャムを作ってみたくなり、背伸びをして温かい紅茶を淹れてみたくなる——そんな少女の憧れが詰まった作品。
大人になった今でも、映画を観る時には必ず紅茶とクッキーをお供に用意し、ゆったりとした時間を過ごすのが習慣になっている。
そして、大人になった今だからこそ、観るたびにおばあちゃんに会いたくてたまらなくなる。
特に深く胸を打つのは、物語の終盤です。「人が死んだらどうなるか、おばあちゃんが信じていることを確かめて、魂が離れたことを知らせよう」というあの約束を、おばあちゃんは最期まで覚えていてくれた。そして舞が「おばあちゃん、大好き!」と叫ぶあのラストシーンには、どうしても涙を抑えきれない。
私はいま、認知症が始まり、少しずついろいろなことを忘れていってしまう自分の祖母が元気だったとき、作中のあのおばあちゃんに重ねてしまう。
もしかしたら、一緒に出かけたことや交わした言葉は、してあげた側である祖母の記憶からは消えていってしまうのかもしれない。けれど、たくさんの愛をもらった私は、祖母との大切な思い出をこれからもずっと覚えていたい。
そして作中の舞と同じように、私も心から「おばあちゃん、大好きだよ」という思いを届けていきたいと、静かに強く感じさせてくれる大切な一作。
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自分は強い人間だとは思わないし、誇れる人生を生きてきたとは決して思わないけど
だからこそおばあちゃんの言葉1つ1つがすごく胸に響いて、心の中で森が育つように緑が増えていく感覚だった。
物語の中での魔女修行は、心が弱い自分にはすごくすごく辛いし大変なことだと思う。けどそれも続けていった先に自分を変えられた喜びと幸せがあるだろうし、1歩ずつ少しずつ進む自分もすごく輝いているということを知れた読書体験になった。
これからは自分らしさを大切に生きていける自信がある。なぜならこの一冊で自分の人生や心の輝きに気づくことができたからだ。この本を読んだ今の自分なら胸を張ってこう言える。「アイ・ノウ」と。
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歳を重ねるごとに死と向き合うことへの恐怖が増していくと感じていた自分には救いのような本。
まいの気持ちの揺らぎが痛いほどよくわかったし、自然の描写に心が洗われるようだった。
魔女修行を積んでいきたい。
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一匹狼で突っ張る強さを養うか、群れで生きる楽さを選ぶかはその時々で決めて良い。女子学生ならではの悩みを当時持っていた自分と重ね、この言葉にハッとした。群れで生きることも別に悪いことではない。そこに後ろめたさを感じる必要はない。
自然の中で、自然に生きるおばあちゃんには小説なのにも関わらず絵本のように色、そして香り、音など情景が浮かんでくるような本だった。
西の魔女が死んだ。というタイトル、書き出しは徐々に意味を持ってきて最後はとても鮮やかだった。
かつては大切だった場所に足を運ばなくなる経験は自分自身にも当てはまる。それは決して悲しみだけではなく思い出やそこでの温かい経験は自分の礎となっている。まいもそうなのであろう。
自分のおばあちゃんと重なる部分も多く、元気なうちに伝えられることは伝えておこうと思った。
また、おばあちゃんから学べる暮らしの知恵を自分の生活にも取り入れていき、季節に目を向ける、旬の食材を食べることなども大切にしていきたい。
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まいの心がグンと成長する場面、そこにいざなうのが雨の森の白い花々と銀龍草。ものすごく神秘な映像が浮かぶ。
動かずいつもそこにいてまいのすべてを包んでくれる大きな庭と、出来事や人のたたずまいでざわめくまいの小さな心の動き。
おばあちゃんは庭のようにつつみこんでくれる存在で、ゲンジさんはテリトリーに入れるのは無理な存在。
学校に行けないでどうしようもなくもがいていたまいと、規則正しく自分の意思で生活していろんなことができるようになったまい。
偉大な魔女のように思えていたおばあちゃんと、おばあちゃんだってひとりの人間だったんだって思えたまいの心の変化。
この、対比というのかな?すてきな物語だと、再読して改めて感じました。
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両親とはまた違って祖父母との関係ってなんか不思議ですね
特に私は祖母とはユニークな関係でした
初めてスキーやテニスをしたのも祖母
ラムチョップをお土産に遊びに来るのも祖母でした
もう30年以上前になりますが
披露宴2次会の乾杯の挨拶も祖母でした
亡くなったとき曾孫も含めてみんなでその家に集まり
宅配ピザとビールで弔いました
そんな祖母との思い出を色々振り返る機会にもなりました
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夏季休暇読書記録 1冊目
10年以上ぶりの「西の魔女が死んだ」。
毎日慌ただしく過ごしやや疲れ気味の私の心に沁みる一冊。おばあちゃんを大切にしようと改めて感じた。
毎日規則正しく生活をする、健やかな食事をする、自分の人生の選択は自分自身で行う、自分の決めたことはやり遂げる。
簡単そうで難しいこれらは、揺るがない自分を作って、心穏やかに生きていくための秘訣なのかもしれない。
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小学生の頃に読んで以来の再読。15年は経っているかな。当時、この本を読んだ時は教室で他の子どももいる中だったのに、すごくたくさんの涙が出て止まらなかったことをよく覚えている。
今回は結末を知っているだけに、何気ない文章でも、その優しさに胸がきゅっと詰まった。小学生の時は気づかなかったけれど、読み返してみて、おばあちゃんはまいとお別れになって、そしてまいに「アイ・ノウ」と伝える日が来ることを知っていたんだなと気づいた。
私も魔女になりたいと思った。
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ゲンジさんとのくだり、最後まいの中で腑に落ちたというか、許せたのだろうなと思うけど、私はモヤモヤのまま。おばあさんとそのせいで仲違いをし、そのまま亡くなってしまったこと本当辛く切ない。おばあさんのように聡明な年の取り方をしたい。
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再読。もう何回目だろう。とはいえ10年以上ぶりに読んだ。
小学生のときに買ってもらって、以来ずっと手元に置いている。
すっかり紙も茶ばんでしまった。おまえも年を取ったね。
この本も小学校の好きだった担任の先生におすすめしてもらったような気がするんだけど、記憶が曖昧になってて確かではないのが少し悲しい。
数年前に某Twitterでバズっていたのを目にして、懐かしかったとともに、そんな名言あったかなぁと自分の記憶のなさに悔しさを感じたな。
「自分が楽に生きられる場所を求めたからと言って、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」
というおばあちゃんの言葉。うん、確かにいい言葉。
昔は主人公のことをすごく繊細な子だなぁと思っていたのに、今読んだら分かる分かると共感してしまった。私が繊細になってしまったのか?
私にとっては読むと心が晴れるような本ではないのだけど、それでも私を形作ったひとつの大事な本。
次の再読は10年後か20年後か。
それまでまた大切に手元に置いておこう。
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人それぞれだと思うけどこの小説を読んで、まいみたいに一旦嫌なことから距離を保って人と自分の考え方や生き方の違いを考えてみるのもいいなと思った(まいはおばあちゃんから教わっていったけど。)。
その距離を置いた環境でもケンジさんみたいに気に入らない、本当に理解できない人っていると思う。そしてまいはおばあちゃんに共感してもらいたかったのにケンジさんをかばったようにみえて悔しくて虚しくなってしまったのも本当に分かる。だけど最後まいは、何の嫌悪感もなく話すことができていて私にはまだこの2人の雰囲気がよく分かっていないけど、何かが2人を変えた、もしくは2人が変わったのだと感じた。
こんな風に人は何か少しの変化で変わることができる生き物だと気づかされたし、自分の意思で選択していくことは、その過程で様々な学びを得ることもできるから大切なことだと思った。
私もまいとおばあちゃんみたいに、畑仕事をしたりイチゴジャムを作ったり、ハーブティーを淹れてお茶をしたり、植物などの自然と向き合ってみたい。
Posted by ブクログ
特別なことじゃない、
時間を大切にすること
自分で決めること
自分で確かめること
それが大事なんだよって
マイは教わったんだよな。
最近は会えていないおばあちゃんに、
私も会いたくなった。
Posted by ブクログ
昔懐かしい本。
もう家になかったので購入した。
映画が先か、小説が先か覚えてないけれど、
気が沈んでいる時にあんなに動かされたら嫌だなと思った記憶がある。
こういった生活ができることが、健康なんだろうな。
直感に取りつかれてはいけない。思い込みによる支配されないように、直感は心の中にしまっておくこと。
Posted by ブクログ
『西の魔女が死んだ』を読んでまず感じたのは、これは祖母と孫の心温まる交流を描いた物語ではなく、自分の人生を自分の意思で選び取る強さを教えてくれる作品だということだった。
物語は、中学校での人間関係に傷つき、不登校になった少女・まいが、「西の魔女」と呼ぶ祖母のもとで過ごすひと夏を描いている。魔女という言葉から幻想的な物語を想像するかもしれないが、おばあちゃんが教えるのは特別な魔法ではない。早寝早起きをすること、規則正しく暮らすこと、自分で決めたことを最後までやり抜くこと。日々の暮らしを丁寧に積み重ねることこそが魔女修行であり、その穏やかな時間の中で、まいは少しずつ自分を取り戻していく。
この作品が長く読み継がれている理由は、人生の答えを与えるのではなく、自分で答えを選ぶ力を育てることの大切さを描いているからだ。おばあちゃんは決して自分の価値観を押し付けない。困ったときも、「あなたが決めなさい」と静かに背中を押すだけである。その姿勢には、相手を信じることの難しさと尊さが詰まっている。誰かに正解を示してもらうことは簡単だが、自分で考え、自分で選び、その結果を受け止めることこそが、本当の意味で生きる力なのだと感じさせられた。
印象的だったのは、おばあちゃんが語る言葉の一つひとつが、決して特別な教訓ではないことだった。当たり前の生活を丁寧に送り、自分との約束を守る。その積み重ねが人を強くするという考え方は、派手さこそないが強い説得力を持っている。読んでいて何度も考えたのは、人は大きな成功や劇的な変化によって成長するのではなく、毎日の小さな選択の積み重ねによって少しずつ形づくられていくということだった。だからこそ、この作品は不登校の少女だけの物語ではなく、迷いながら日々を生きるすべての人に向けられた物語として胸に響く。
そして、この作品を特別な一冊にしているのは終盤の展開である。タイトルの意味が静かに明かされた瞬間、それまで何気なく積み重ねられてきた祖母との時間が一気にかけがえのないものへと変わる。悲しみを描いているにもかかわらず、読後に残るのは喪失感だけではない。大切な人から受け取った言葉や生き方は、その人がいなくなっても自分の中で生き続けるという確かな実感である。
『西の魔女が死んだ』は、生きるための魔法を描いた作品ではない。誰かに頼るのではなく、自分で選び、自分で歩いていく力を育てる物語である。読み終えたあとに残るのは、おばあちゃんの優しさへの感動だけではない。自分はこれから先の人生で、誰かの期待ではなく、自分の意思で選択できているだろうかという静かな問いだった。
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再読
だいぶ前に読んだ時は、さらっと読み終わって、おばあちゃんの魔女的生活くらいしか印象に残らなかったのだけれど、今回はしみじみ噛みしめながら読めた
おばあちゃんの方に年齢が近くなってきたせいか
まいが主人公だから、まいに近い年齢向けのように思えるが、案外ずっと大人になってからの方がまいの気持ちもおばあちゃんの言いたいこともよくわかって楽しめるのかもしれない
もう一編の「渡りの一日」は、その後のまいが出て来る話
ダンプカーって、絵画の運搬には使わなくない?ってことが気になりすぎて、ストーリーが頭に入って来ない
新潮文庫の100冊2026
西の魔女が教えてくれた『いちばん大切なのは意志の力。自分で決める力。自分で決めた事をやり遂げる力。』は大切な生きる指針になるなと思った。そして生き方も様々で良いのだなと。
Posted by ブクログ
生きていく上で大切な格言がたくさんあった。
心温まる素敵な本だった、
魔女の修行って、人生の修行だったんだ、私たちの人生をよりよくする考え方習慣を沢山教えてくれた。
とりあえず早寝早起きから頑張る、(これ書いてる時すら既に夜更かし……笑)
★いちばん大切なのは意志の力。
自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です。
★魔女は自分の直観を大事にしなければなりません。でも、その直観に取りつかれてはなりません。そうなると、それはもう、激しい思い込み、妄想となって、その人自身を支配してしまうのです。
Posted by ブクログ
ずっと読まなきゃ…と思っていて、ようやく読んだ!主人公のまいは賢くて凛とした子なのね。あのおばあさまに育てられたお母さんだから、芯がしっかりとした子に育てたんだろうなぁ。だから、まいが学校に行けなくなっても、そこまで心配していないんだろうなぁ。
自分も歳をとるごとに、ナウシカの「人は大地に足をつけて生きなければならない」的な思想をヒシヒシと感じるようになった。だから、今読めて良かったのかもしれない。少し前なら、「自然派」と冷笑していたかもしれないから。
Posted by ブクログ
あんまり最後まで話わかんなかったけど、おばあちゃん優しい。おばあちゃんってなんであんなにすごく見えていろんな知恵もってるのかな?私が80.90なってあんなに知恵を持っている自信がない。人生経験?とかじゃない気がするなー。私は自分の気持ちを伝えるのが苦手で言える人には言えるけど言えない人にはとことん言えなくて、全部合わせてしまう癖があるから、魔女失格かなー。笑これからは、自分の思いにちゃんと従っていきたい。
何でもかんでも始めれて挑戦できる家庭に産まれたからなに不自由なくなんでもできて、やめれてきたけど、しっかり考えてからやる事の大切さが分かった。今の時代考える事がなくて、なんでも聞けばわかるしマップだってわからない漢字だってなんでも教えてくれるし1人で解決できるけど、考えてそれからまいのようになんでも聞いてみる、人に聞いてみるっていうのが大切だなと思った。そうすると、人の意見も聞けてプラスアルファー!
★は3で、まあまあのお話だったけどたくさん響きました♪
Posted by ブクログ
魔女と呼ばれた祖母との一夏の生活。
その生活があったからきっと今の私がある。
なぜか懐かしい気持ちになるストーリーで、
心の温度が少し上がる。
Posted by ブクログ
草花の名前を調べながら読んだ。
“草いきれ”を何度も想像した。
ミントティーを飲んでいないのに、ミントのスッキリとする香りを思い出して心が落ち着いた。
でも、読後はスッキリしない気持ちになったから星3。
私が子どもの時に読んでいたら、感想は違ったのかもしれない。
私は魔女にはなれなさそうだなぁ。
外側からも内側からも、感情や感覚の波に振り回されている。
そんな自分が嫌いではないけれど。
規則正しい生活は、意識していこう。
Posted by ブクログ
思春期の揺れ動く心と、おばあちゃんとの穏やかな時間を描いた物語。
鮮やかな自然の中で規則正しく暮らし、自分の意思で選び、自分を整えていく「魔女修行」はとても心地よく、おばあちゃんの生き方には憧れを感じた。
一方で、主人公・まいの繊細で思春期ならではの心情はリアルでよく伝わってきたものの、最後までさほど好きにはなれなかった。成長の過程としては自然なのだけれど、もう少し主人公自身の魅力を感じられたら、より心に残る作品になっていたと思う。
終盤のおばあちゃんからのメッセージは印象的。さりげなく積み重ねられていた描写が最後につながり、お互いを思い合っていたことが伝わる演出は美しかった。
派手な物語ではないけれど、忙しい日々の中で心と体を整えることの大切さを感じる一冊だった。