あらすじ
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。
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おとぎ話読んだみたいな感じ。 ゆるやか〜に日差しに当たってるようなのほほんとした空気がずっと流れていて、休みに微睡みながら読むのにいい。 おばあちゃんの行動の1つ1つが、不思議な魔女に触れ合っているみたいでわくわくする感じも、自分が孫になったみたいで素敵。何回でも読みたい。
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中学生ぶりの再読。
微かな記憶で読みたい衝動に駆られて本屋さんに問い合わせその日に購入。
今、再読できてよかった。
子供が2人とも小学生になり新たな視点で読む「西の魔女が死んだ」はとても新鮮で面白くココロに染みた。
私も、子どもたちも、日々魔女修行。
いつか我が子達が手に取ってくれたら嬉しいな…と希望も添えつつ我が家の本棚に置いておくことにしよう。
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優しい作品。
この作品に学生時代に出会いたかった。
自分の嫌なことをハッキリ言えるようになったと思ったらそれは相手にとっては嫌に感じたり。上手くいかないこともあるよね、でもそれが人間だよねってことと、伝えきれなかったことに対しての愛情を感じた。
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優しくあたためてくれる物語でした。
中学生の頃、この作品に出会えていたら今が変わっていたのかなと思います。
自分の意志で決めることを大切にしようと強く感じました。
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小学生の時に読書感想文で仕方なく読み始めた。
現在27歳、まさかこの本が人生のバイブルになるとはその時は思ってなかった。
つらくなったり、どうもやる気が起きないといつも思い出す。
いつか私も魔女になれるかな
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ジブリのような世界観。
ほっとするような、ほっこりしながら読みました。
風景の描写がとても綺麗で、目に浮かぶようでした。
西の魔女であるおばあちゃんが亡くなって、回想に入り、また現在へ、という構成です。
学校へ行けなくなってしまった孫のまい。
親元を離れ、しばらくおばあちゃんの家で過ごすことになります。
中学生という多感な時期である心情をよく現していて、おばあちゃんの自然体で丁寧な暮らしに触れることで自分らしさを回復していきます。
「おばあちゃん大好き」「アイ、ノウ」
この掛け合いがとても好きです。
ですがちょっとした諍いが起こり、気まずいままおばあちゃんとの生活は終わり、父親と母親、家族3人の生活に戻っていきます。
2年後、おばあちゃんの訃報を受け、後悔する様子にとても共感しました。
私事になりますが、一昨年、祖母が亡くなりました。
小学生の時に親が離婚し、しばらく祖母の家で暮らした時期があります。
気が強く、よく叱られましたが、思い返すととても愛情深く接してもらっていたのだと思います。
お正月に会い、帰る時に握手するように手を握って、「じゃあ、また来るね」と別れたのが最後になりました。
亡くなる少し前に、病室の祖母とビデオ通話で話しましたが、泣くのをこらえるのに必死で何を話したのかよく覚えていません。
もっと伝えたい言葉があったのに⋯と後悔ばかりだったことを思い出しました。
帯に“最後の3ページ、涙が止まりません”とあるのですが、本当に⋯
私にとってとても心に残る物語でした。
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私のバイブルのような一冊。
丁寧に暮らしたくなる憧れの世界。
亡くなられたベネシアを思い出す。
おばあちゃんの食事、寝室、庭仕事、家事、おうち全てが私の憧れ。
春夏秋冬それぞれの手仕事がなににも逆らわず当たり前のようにあるが、それは決して当たり前ではなくただただ優しい。
iKnow
その一言に全てが詰まってる。
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本作を読みながら、主人公のまいに何度も自分自身を重ねた。中学生という不安定な時期に感じる息苦しさや、生きづらさは、当時の私にも覚えがあり、まいの心の揺れに強く共感した。
物語に描かれる祖母の存在は、私自身の祖母の記憶を鮮やかに蘇らせた。特別に教養があるわけでもなく、何かを教え込まれたこともない。
強く叱られたこともなければ過保護に扱われたこともない。それでも、祖母と自宅の居間ですごした何気ない時間は、今思えばかけがえのないものだった。そばにいるだけで心が穏やかになり、守られているような安心感があった。
祖母が存命だった頃、もっと「ありがとう」と「大好き」を伝えればよかったと、読み終えたあと強く思った。反抗期で、照れくさくて、素直になれなかった私は、何も言えないまま時間を過ごしてしまった。
もし今、祖母に「大好きだよ」と伝えられたなら、祖母はどんな言葉を返してくれるだろう。西の魔女が「アイ・ノウ」と静かに応えるように、優しく、温かく、すべてを受け止めてくれたらいいな。
この物語は、失ってから気づく愛情と、確かな優しさ、静かな強さを教えてくれる。
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学校に行けなくなったまいは田舎のおばあちゃんと1ヶ月共に暮らすことに。魂の存在を信じたいまいにおばあちゃんは自分が死んだら教えてあげると約束するが…。わだかまりを残したまま別れて2年後、約束を忘れてなかったおばあちゃんの優しさが胸を打つ。
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あたたかいお話
西の魔女はちょっとわたしのおばあちゃんみたいにも感じた。生活の知恵とか、栄養のあるご飯を食べて、体動かして、夜はしっかり寝て、早起きする。
草木を育てながら生きてて、時間の流れが違う感覚。陽光もあの空間には優しくさすの。
そういう環境で、生きてるって実感しながら生活できるのってとても憧れる。
西の魔女が亡くなった時、ヒメワスレナグサのガラス窓のところにおばあちゃんのメッセージがあったの見て、おばあちゃんの愛に涙が止まらなかった。すごくすごく大きな愛でまいを包み込んでいてくれてたんだなと思った。それがまいにも伝わっててうれしかった。食欲ない時のゼリーとか、不貞腐れて寝た日の夜にお腹すいてないかって声かけに来てくれるところとか、そういうあたたかさをあげられる人になりたい。
ホッキョクグマが北極で生きるのを責める人はいない。サボテンだってそう。
今のところにいてもなにか大きく変わるわけじゃない。って思ったら、怖いけど、変われるチャンスかもしれないって違う場所に飛び込んでみるのもありなのかなって思えた。
総じてあたたかいお話だった。すきだなあ、これはまた読みたい!って思える作品だった
Posted by ブクログ
空気感が澄んでいる。優しい自分の感性を呼び覚ますような作品。魔女のトレーニングは人生の核となる部分だと感じた。これをきっかけに魔女関連の書籍も読んでみようかな。日本では禅僧がそうであるように、西洋では魔女が、人間の本質的な大事な意識、視点で生きてたんだろうなと感じた。タロットカードやスピリチュアルが個人的に好きなので、その観点からも感性が刺激された、とても心の栄養になりました。かなり好きな作品。自分の感性が洗われました。ありがとうございました。
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学んだことメモ 自分で考え自分で決める
また人にそれをそっと促す
怒りをぶつけない
自然に触れる
食事をゆっくり味わう
裸足で歩く
テレビなど音を消す
悩みを抱えた女の子が外国人の祖母の元で自然に触れながら過ごす。祖母は魔法使いの修行と称して優しさや厳しさで向き合い、自立を促していく。
祖母と喧嘩し謝ることが出来ずに離れ離れになってから亡くなってしまうが、亡くなっても自分との約束を覚えてたことに涙する。子どもに読んで欲しい作品だと思った。
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中学生特有の思春期、おばあちゃんの死生観、孫への愛情。
中学生の時に読んだが、親になってから読むとまた違う思いになった。
おばあちゃんの家の柔らかな雰囲気がとても心地よく、温かい気持ちになれる。
Posted by ブクログ
『西の魔女が死んだ』
題名だけを見ると少し怖そうなのに、
読んでみたらとても心温まる、でもなぜか切ない物語だった。
規則正しい生活、食事、運動。
特別な魔法じゃなく、
生活を整えることが心を支えると教えてくれる。
自分が楽に生きられる場所を選ぶことに
後ろめたさはいらない。
サボテンも蓮もシロクマも、
それぞれ合った場所で生きているだけ。
直感は大切。
でも、それに取り憑かれてはいけない。
自然に囲まれ、
物を大切に使い、
生活の知恵を身につけて生きること。
静かだけど、深く残る一冊でした!!
2026年2冊目
Posted by ブクログ
有名どころなので読んだろう、と思ったけど記憶にない。読んでいないのかもしれない
すごく刺さるひとがいるのもわかる。子にすすめたところ面白かったと言っていた
ひとつひとつ、自分で決めて守り実行して行く。それは間違いなく自分の礎を築きあげることで、自信のもとになるだろう
そういったことが彼女の心に残ったらいいな
それにしても、死とはなんだろう?
実のところ私も怖いのだ。いつまでも怖い気がする。それこそ死ぬまでね
おばあちゃんは殻を脱ぎ捨てて爽快に飛び出したようだけども。
Posted by ブクログ
小学生の時ぶりに再読。本を読み返す度にその世界の中に戻って来れることが嬉しいしとにかく懐かしい。心の蟠りや辛い気持ちを浄化して癒してくれるような温かい一冊。自らの生き方と選択、そして祖父母をこれからも大事にしていきたいと思った。
Posted by ブクログ
小さな森で自然の恩恵を全身に受けながら生きる祖母。ハーブや薬草の持つ力を最大限に活かす知恵は誰もが憧れた魔女の魔法そのものだし、透視能力だとか予知能力とはつまり自分の経験値を元に立てられる見通しの精度のことだった。
そして魔女になる第一歩は「自分で決める事」と断言する。ともすれば私はなかなかの魔法使いだし、もっと強い魔法を使うことができるようにもなる…西の魔女の考える魔法=自分を心地良く生きるコツ なのだ。
大きな樫の木のある庭、野苺畑に切り株のあるお気に入りの場所、ガラス張りの土間も小さな屋根裏も可愛くて心地良くて、出てくる植物の名前を調べてまいの気持ちに思いを馳せる…大自然の中に溶け込んでいくような気持ちの良い本。
「根本的な問題の解決なんて、新米の魔女見習いには無理」というおばあちゃんのセリフが印象的だった。全部立ち向かえばいいってもんじゃない。
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自然の描写が美しいんだよ、と聞いて手に取った本。
命あるものの魅力と、抗えない流れとか力みたいなものがしずかに溢れてきて心地よい。
老いやそれによる人との別れがまだ怖いけど、自然の摂理と受け止められるようになりたいなあと思う…
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とても心温まる、どこかジブリの空間を体験しているようなお話だった。
しかし、暖かさだけではなく、芯をついてくる一言や展開がとても面白かった。
なんか読んでいて印象に残ったのは、まいがおばあちゃんにいじめられていたことをサラッと打ち明けるシーン。またおばあちゃんに対する見方の違い。色々と面白かった。
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タイトルは物騒だけれど、一人の人間が成長していく美しい物語。
魔女修行という名目で、現代人がなおざりにしているものに向き合ってトレーニングを行い成長していく。
心温まる一冊だった。
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衣食住の大切さ、自然さ(風景としても、生き方としても)について考えさせられた。
おばあちゃんみたいな人になりたいと思いつつも、まいのお母さんみたいな生き方も悪くないと思いながら読んでいたので、最後のまいの気付きには確かに!となった。
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日本で帰国試験(高校)を受ける日本語のあやしい中学生たち(うちの子どもたち)に、小学生でも読めるレベルの日本語で、内容は中学生にもなじむものをかつて探していました。
わたくし的には森絵都さん、瀬尾まいこさんあたりがツボで、このあたりを押していました。
その中で本書がなかなか良い、みたいな話を小耳にはさみ、当時は購入に至らずも頭の片隅に残っておりました。下の子も既に大学生になろうかというところですが、今般手に取る機会があったもので、読んでみたものです。
・・・
表現力がなくて申し訳ないですが、「YAだなあ」って感じ。
大人が読むと少し物足りないかな。
クオーターの女の子(中学生)が学校を行くのがイヤになっちゃって、それを両親もそっと受け止め、山奥に住む祖母(英国人)のところに送り、そのうちに回復する、みたいな話です。
子ども目線で見れば、自分で決めること、他人を受け止めること、省察すること、リズムを刻むこと、みたいなところを読み取るのでしょうかね。
親目線で見れば、ぐっとこらえて見守ること、愛していることを感じさせる環境を作ること(けっして言葉でいうのではなくて)、ということでしょうか。
首都圏で生まれ育ったためか、田舎への憧れがアホみたいにあり、自然のリズムで生きてみたいなあという憧憬が頭をもたげてきました。まあ家内に真っ先に反対されるのでしょうが。
・・・
ということで、梨木さんの本は初めて読みました。
どうやら氏の作品は、類似の路線の作品が多いようですね。ということは今後は余りお目にかかることはないかもしれません。
小中学生くらいのお子さんには読ませてみても良いのではないでしょうか。良質で上品なYA、といった印象です。
Posted by ブクログ
爽やかな小説だった。学校に馴染めない中学生の女の子が魔女のおばあちゃんの家でひと月を過ごすお話。その中で、自分で決めたことをやり通す力を身につけていく。中学生くらいの時代に特有な感覚が描かれている。同調圧力への違和感、矛盾する気持ちの居心地の悪さ、人の一面だけをみてしまうところ。そういうものが短く、あっさりと描かれていてくどさはなく、懐かしさを感じた。そして、全体を通して、そういった感覚に温かい眼差しを向けるおばあちゃん、作者の息遣いがあって心地よかった。
Posted by ブクログ
おばあちゃんと生活しながら魔女の心得を学び。
児童文学と知らずに手に取りました。ターシャ・テューダーとか好きな人はどっぷりハマるだろうなという感じの、おとぎ話の中の思い出みたいな雰囲気で、具体のストーリーを追うとか、心を打つ感動のなにかというより、穏やかでかわいらしい雰囲気を味わう作品なのかなと思いました。
私はあまりそういうのにはハマらない人だったのでちょっと合わなかったかも。でもその後を描いた「渡りの一日」が、お話としてとても良くできててよかったです。
Posted by ブクログ
どんでん返しや鮮やかな伏線回収がある小説に染まりすぎた自分には、やや単調に感じられた。
だけど、心情の描写とかは、シンプルな表現で過度に言語化しすぎてなくて、よかった。
Posted by ブクログ
息の長い本ですよね。私は初読でした。
中学校に入学してまもなく学校に行けなくなってしまった まいは大好きなママのママであるイギリス人のおばあちゃんの家でひと夏を過ごすことになった。 そこで まいはおばあちゃんから魔女修行を受けることになる。
魔女になる為の必須条件は〝自分で決めること〟。
おばあちゃんの家をとりまく環境が素敵だ。なんとなく『魔女の宅急便』のキキの実家や『赤毛のアン』のグリン・ゲイブルズを想像してしまう。
おばあちゃんとの別れの日、ある事件のせいで まいはいつものように「おばあちゃん、大好き」と言えなかった。
それから二年後 訃報が届く。
まいはママとおばあちゃんの家に向かった。そこでまいはおばあちゃんが約束を覚えていてくれたことを知る。 おばあちゃんはまいだけにわかる方法でそれを伝えてくれた。
二年前は雑草のように小さく頼りなかった まいがヒメワスレナグサと呼んでいた花は見事な一株になって咲き誇っていた。 それはまいがこの二年間〝この場所を〟必要とせずに成長することができたことを表しているようにも思えた。
とても良い話しでしたが…中学生の頃に読みたかったかなぁ〜