あらすじ
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
この本は他人から影響を受けやすい人に是非読んで欲しい。
誰でも負の感情を持つのはエネルギーがいる、だからこそ他人に自分の軸を作って毎回何かに一喜一憂する労力が馬鹿らしいとは思わないか?
まいは最初から理性的だがエネルギーを他人に使い、正論が正しいと思っていた。
それは盲目的で変える必要があったからこそ、色々なことをできるようにおばあちゃんは手伝った。
そして、心に余裕ができ、自分の身の回りに目を向けられるようになり、次は成長を望む。
まいは祖母の家を離れた後、思い出すことはほぼなかったという。それで良いんだと思う、おばあちゃんが望んでいたのはまいの幸せ。
まいを形作るものにその名残は絶対に残っている、それはとても嬉しい。
最後にまいにも見える形で去った祖母の、アイ、ノウがいつまでも心の中で響いていて欲しい。
Posted by ブクログ
タイトルが衝撃的でしたが、内容は本当に優しい作品でした。ヒロインの女の子が不登校気味でおばあちゃんの家で暮らすときに近所の男性に
「しばらくここにいるんです。」病気なので、と小さく付け加えた。
というフレーズを読んだとに、後ろめたさもあり弱いとこを必死に言い訳するとことか、
言うよね分かるわ〜と共感しました。
魔女の試練に挑むヒロインを見ていると、子とものときに素晴らし大人に囲まれて、自分は生きていたんだなと思いました。物語も子どもから見える視点、大人から見える視点が柔らかく混ざった感じがしました。
作品を見終わって
今会える人には会える時に会っといたほうがいいぞ!
Posted by ブクログ
直前に『センス・オブ・ワンダー』を読んでいたので
、自然豊かな環境でまいが心を回復していく様子に納得感があった。もちろん、おばあちゃんの「魔女修行」のおかげなのだが、豊かな自然環境がまいの心を癒したと思う。
まいのように繊細で、悩みを抱える子どもはたくさんいるが、まいはこんな素敵なおばあちゃんと豊かな自然に囲まれて、なかなか贅沢だと思った笑。
まいとおばあちゃんが、ぎこちない雰囲気のまま別れを迎えたのが意外で、一番印象に残った。
なんとなくギクシャクしたまま会わなくなることはよくあることだ。謝りたいのに謝る機会がなかったり、後悔を抱えたままの人も多いのではないだろうか?おばあちゃんの死の際、まいは大きな後悔を感じる。
しかし…。おばあちゃんの大きな愛がまいを包み込む。この本の一番の見どころだ。
おばあちゃんとまいの母が、女性の生き方で対立するところも興味深い場面だった。ここではおばあちゃんは、やや古臭い立場で描かれている。
おばあちゃんという人間を、万能な人間ではなく、一人の人間として描いているところにリアルさを感じた。
まいの立場に共感しながら読む人が多いと思うが、おばあちゃんの気持ちや、まいの父母の立場になって読むとまた印象が変わる小説だと思った。
Posted by ブクログ
好きなんですよねえ、疲れ切った心を、自然いっぱい感じて回復していくストーリーが。植物や小鳥の名前がたくさん出てきました。主人公のまいちゃん、10代前半とのことですがかなり野鳥や野草の名前に詳しいなと思い、これも過去におばあちゃんに教わったのかな、なんて想像しちゃった。大切なのは意志の力。自分との約束を守ること、簡単なようでとても難しいことなんだな…。
野いちごのジャム、食べてみたくなりました。
Posted by ブクログ
あぁ…こんなおばあちゃんになりたい。
こんな生き方をしてみたい。
仕事・家事・育児に追われて毎日秒で過ぎていく毎日。
こんな暖かい暮らしをしてみたいと素直に思いました。
人生において大切な言葉を忘れないよう、たくさんメモしました。
またもう少し歳を重ねたら再読したい。
Posted by ブクログ
魔女修行、それは、少し丁寧な暮らしをする事。自分のために起きて、自分のために息をして、花を愛で、ご飯を食べる、生活に少しの彩りを。そんな感じがした
人間は時々、死について色々考えることがあると思う。それと同時に、なんで生きているのかもついつい考えてしまう、と思う。死に向かって生きているのか、死んだらどうなるのか、少し怖い。そんな恐怖を包み込んでくれるような本だと思う。
Posted by ブクログ
最初はすこし退屈に思えてしまったんだけど、途中から自分もおばあちゃんの家で過ごしてるかのような穏やかな気持ちになった。
木漏れ日の中で読んでる感覚になった。
とても切なくて、号泣しながら読んだ。
でも心が温かくなる感じ。
私も魔女の修行をしようと思う。
また自分の心が黒くなったり、疲れた時に読みたい。