あらすじ
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
多感な少女の苦しさや、本人にも捉えることが難しい感情なんかを、すごく的確に優しく描いていてとても読みやすかった。自分と重なる部分もあって、すっかり物語に入り込んでしまった。
小説なのに絵本を読んでいるみたいな感覚。
自然に溢れた暖かい暮らし、「魔女」みたいに不思議で達観したおばあちゃんとの生活。
鶏が死ぬ描写や、苦手な隣人を受け入れられないところや、祖母と母に少しぎくしゃくした関係が見えるところ、「おばあちゃんにうまく誘導されている」というまいの気付き。
まいは多感ゆえにとても聡い子だと思う。
おまけのお話?の中で、彼女らしく生きている様子を見られてよかった。きっとそれは、西の魔女が教えてくれた修行のおかげなんだと思う。
人の死というのはどうしてもドラマチックで悲劇的に描かれがちだけれど、この物語はそうではないのも面白い。そんなおばあちゃんの価値観や、おばあちゃんと暮らした記憶、教えてもらった色々なことが、まいに根付いてまいを強くする。
私もこの本を読んで感じたことを胸に、魂を成長させながら生きていきたいな。そして成長した魂がいつか肉体を脱出する。死ぬのが怖くなくなったと言うと嘘になるけれど、おばあちゃんの教えはまいだけじゃなくて私の心も軽くしてくれた。
Posted by ブクログ
情景描写が綺麗なのと
本質的な解決は多分何もしてないけど
主人公が成長していく様がよかった。
自分も子供の時感じでたような感覚を思い出すような出さないような。