【感想・ネタバレ】火花のレビュー

あらすじ

NHKでドラマ放送スタート!(出演・林遣都、波岡一喜、門脇麦)
第一五三回芥川賞を受賞し、二〇一五年の話題をさらった「火花」が文庫化。
受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を併録。

売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。
神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。
笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。
第一五三回芥川賞を受賞し、累計発行部数283万部を誇る傑作が待望の文庫化!

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Posted by ブクログ

尊敬する先輩と漫才師であるべく必死にもがき、安酒を煽り、帰り道は徒歩、すごく青春!読んでたら感動して、ちょっと涙して、頑張ろうと元気づけられた。

読むきっかけは、有名だけど、芸人本だしな、でも賞取ってるよなと、気になってたところに面白いと後押しがあり、読んでみた。読み始め、意外に文章が緻密というか文学というか、とにかく文字に圧倒されて興味が湧いた。主人公が、丁度、人生中々うまくいかないよな〜とヤサグレ具合と陰キャ具合な自分にピタッとはまった気がする。読んでよかった!



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2026年07月31日

Posted by ブクログ

又吉さんがYouTubeに「火花」の解説動画を上げ始めたのでその動画を見る為に読んでみました。
芸人が書いている芸人の物語、芸人だからこそのリズム感の良さが読んでいて気持ちよかった。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

お笑いとは何か、人間とは何かを軸に生き方について教えてくれる本。凡才ながらもがき、お笑いを続ける主人公・徳永と強烈な魅力を持ちながら自身の信念を貫くがゆえに世間には受け入れられない神谷との対比がリアルだった。どんな形でも自分の生き方を貫ける人は魅力的だが、そうなれない自分も浮き彫りになるため羨望は時に劣等感を生む。それでもお笑いの道でもがく主人公も魅力的で素晴らしいと感じた。
興味や好きな事象に対して、自分の気持ちに素直に生きていきたいと思わせてくれた。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

何も起こらない。ただふたりの日常を描いただけ。なのに最後は泣いてしまった。芸人として生きること、ひいては自分のためだけの自分の人生を生きること。そんな自分勝手で馬鹿馬鹿しい人生を謳歌している人間たちの日常を、描いただけ。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

芸人さんが書くからより説得力がある小説。
自分には理解できない世界、人達だったから
没入できるかなって思ったが
天才的な文章力であっという間に読み終わった。

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2026年07月17日

Posted by ブクログ

『読書をしてみたい』と思った、大きなきっかけとなった作品。
ではなぜ1冊目ではなかったのかと言うと、実写版を先に観てしまったからです。

『実写を先に観ていても、楽しむ事ができるのだろうか』という不安がありましたが、そんなのは杞憂でしかありませんでした。

ピースの又吉さんがとても好きで、小説を書かれたと聞いた時には、いつか読んでみたいと思っていました。
…そのはずなのに、それから11年も経ってしまいました。

実写版の役者の皆様が凄すぎる事を再認識した事に加え、あの時のあのシーンの裏で、こんな感情を表現していたのか!とか、この文章を表現していたのか!と、度々興奮しました。

なにより、エピソードの大筋を理解した上でも、強く感情を揺さぶられました。

少し記憶が薄れた頃に、また読みたいと思える作品でした。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

これも天才的な文をしとるんだよね、劇場よりは、重い感じではなかったけど、うれない芸人の一般人には伝わらないくらいの熱とおもしろさってのは何なのかを考えさせられた、ストーリーは平凡すぎて、なんもおきないけど、日常をおもろしろおかしく話す芸人もおんなじ人間やなっておもたよ、おもろかぅた

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

これまで本書を読まなかったのは、完全に自分のバイアスだったと思います。

映画好きとして映画版が気になり、ようやく重い腰を上げて読んでみたところ、又吉さんの文章力に素直に感動しました。以前からYouTubeなどで、彼の独特な視点や言語化力には感心していましたが、小説としても非常に面白かったです。読まずにいた時間が、少しもったいなかったと思える一冊でした。

映画では、あのラストも忠実に再現されているのだろうか。

日本のお笑いは大好きです。ただ、世界中の情報に容易にアクセスできる現在において、日本のお笑いを見ていると、どこかガラパゴス化した閉鎖性を感じることがあります。

本書のラストは、狭すぎるお笑いの世界で生きる芸人の危うさを、見事に表現していてとても印象に残りました。一方で、無自覚に女性やジェンダーを笑いの対象として消費する価値観、ミソジニー、差別意識も露わになっており、「これで笑う人も実際にいるのだろうな」と複雑な気持ちにもなります。

ただ、それもまた神谷という人物像のリアリティだし、現実にも、いまだにああいう笑いを取る芸人はいる。だからこそ、あのラストには妙な生々しさがありました。

ああいうトピックを笑いにできるのは、それを客観視できている人だけだと思います。つまり、又吉のような書き手です。神谷のように、状況を主観でしか見られない芸人には、それは笑いにならない。

だからこそ、ラストは可笑しくも切ない読後感となっている。

私は、デザイン学校の先生から言われた「何でも好き勝手に作るのは、ただの型無し。型を知っているからこそ型破りなのだ。勘違いするな。」という言葉を、今でも指針にしています。

映画鑑賞も同じで、ただ好き勝手に映画を見るだけでは、映画を観る力は養われない。やはりそこには文法や法則があり、それを理解した上で観るからこそ、良し悪しを判断できるのだと思います。

笑いは、その時代を映す鏡です。だからこそ、その時代の空気を読み取る力がなければ、本当の意味では笑いは生み出せないのではないでしょうか。これは笑いに限らず、あらゆる分野に通じることだと思います。

神谷のように「失礼だと知りませんでした」と謝るような、無自覚に差別をしてしまう芸人に、本当の意味で笑いは作れない。たけしの師匠が言っていたように、笑われることはあっても、笑わせることはできないのだと思います。

ただの芸人青春物語ではなく、日本のお笑いの限界までも示した、非常に秀逸な作品でした。

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2026年06月19日

Posted by ブクログ

読み始めた時はなんというか文章に起伏がなくて、自分の好みではないかもと思いながら読むことになったが、しっかりと最後まで読むと等身大であるからこそ描けるものもあるんだと説得された気がした。それに加えて他の芥川賞作品では終わり方がなんとなくぼんやりとして曖昧なものが多いのに対して、「火花」の終わり方は、確かに日常がこれからも続きそうだが、相対的に見れば個人的にオチがついている気もした。それはもしかしたら又吉さんが芸人であるが故のものであるかもしれない。
芥川龍之介への手紙での、作品鑑賞に関する意見は自分も心底思っていたことだったので少し報われた。この意見がきっかけで自分も分からないからと言って考えることを放棄しないで、歩み寄って楽しもうとしようと思えるようになった。

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2026年05月12日

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ネタバレ

まーじおもろい。元々芸人が好きだから、先輩との絡み方とか、ものの考え方とか、ラストシーンのあれとか、読んでて最高だった。

又吉好きかも

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2026年05月05日

購入済み

びっくり

警察ものの小説ばかり読み漁っており、気分転換にと本書を購入。当初は期待していなかったが、良い意味で裏切られた。
主人公の心情、描写、構成も優れていると思う。

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2020年04月04日

購入済み

話題になった作品

火花は芸人のピースというコンビの又吉さんが書いた小説で芥川賞も受賞し一昨年話題となった作品。主人公は芸人であり、尊敬する先輩との物語となっている。人間の感情をかなり細かく表現していて、読みながら自分が持っている普段は人に恥ずかしくて言えない感情と重ね合わせられとても面白かった。あー、こういうの分かるという感じ。繊細な心の人に是非読んでほしい作品。きっと共感できることや、こうゆう風に考えてしまうのは自分だけではないのかと安心できると思う。本読むスピードが遅い自分も夢中になってしまいあっという間に読み終えてしまった。また又吉さんの書く作品を読んでみたい。

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2017年04月22日

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神谷さんの純朴でふっとしたときの自信のなさが表れたり、自らの気持ちを赤裸々に話す姿はなにか心を寄せたい気持ちになった。また漫才師が稼げることもないのにその仕事をし続ける気持ちが少しわかった気がした。世の辛酸を舐め尽くした徳永が物語を通して神谷さんという存在がいかに彼によって必要であったかを改めて認識した。 私の人生にも神谷さんのような先輩と出会いたいと思った

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

小さい頃おとなたちはこぞって、

「夢を大切に!」なんて言ってたのに。
「公務員?せっかくならもっと大きな夢を描きなさいよ!」なんて言ってたのに。

こんな職業なら◯才まで。
あんな職業なら◯才まで。

結局こんな風になるなら、夢のタイムリミットまで教えておいてよ。

大人ってずるい。無責任。

んて言ってる私も、しっかりその頃の大人になってしまいました。ということに気づきました。

神谷さんみたいには、生きられないなぁ。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

気になっていたし、フォロワーさんからおすすめされたことがきっかけでとうとう読んだ
いや、おもしろいな……。なんというか又吉直樹版の「駈込み訴え」とでも言おうか
個人的には信仰の話だと思ってて、徳永→神谷の神格化がすさまじくてちょっと引いた
自分の信仰対象が、どうやらこの世の流れとはだいぶ離れた位置あったときの屈託やその対象が自分の人生に食い込んで癒着して剥がれないこと
その人がどうあっても擁護できない過ちを犯してしまったときの狭間で揺れる姿が痛々しくてたまらなかった。私はこういう話が大好きなので……
なんというか人生ってこういうことがあるんだよな。自分の心がときめくものが裁かれることも、それで気持ちが散り散りになることも
これ、どっかの誰かが徳永と神谷で二次創作やってそう

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

ずっと漫才を見させられている感覚。その中にストーリーがあって人の思いがあって、特別な展開はないがここまで掛け合いだけで惹きつける才能はすごすぎる。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神谷さんは、心の中に漢がある感じの人だなって思った。だから、中途半端のひとが嫌やったりねじ曲がったことを嫌うのかなって。最後らへんは、燃え尽き症候群になってたけど。
勃起やら豊胸のところですごく笑った笑
芸人らしさのある本だったし、芸人さんしか書けない小説だなって思った

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

今更ながら読んでみた。
徳永と神谷の会話は哲学的な意味のないと言ってしまえばそれで終わってしまうようなものが多くて、自分は生きていて友達とそういうとりとめのないやりとりをすることは少なくなってしまい、ずっと青春を追いかけていられることが羨ましく思えた。
神谷さんの発言に自分はカリスマ性を感じられなかったので(描かれている芸風は好みではない)感情移入しづらかったが、又吉さんの文体はとても読みやすかった。

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2026年05月16日

購入済み

芥川賞受賞作だったので。

お笑い芸人、漫才師のお話です。作中に登場するのは又吉さんそのまま当てはめて読みました。日常の様子を小説にした内容ですか、ある登場人物のおかげで、平凡から、非凡で常識外れな世界が見れました。ラストは意外な展開とまだ続きがあると思わせる文で、女性が読むと、男性の友人関係のサッパリさに、やや物足りなさを感じます。

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2021年02月24日

購入済み

宿命

想像していたよりもずっと繊細で,苦しくて,衝撃的。
自伝ではないものの,又吉さんの人間性がにじみ出ていた。
命を削って心を削って人を笑わせる,人に笑われる仕事。
生まれてから死ぬまで,まわりの人を笑顔にし続ける宿命。

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2020年07月04日

購入済み

人間描写が鮮明で実生活と重なる

実際に会話として噛み合っていない掛け合いすら笑いとなる芸人の世界感を感じることが出来、自由な発想を持って生きて良いのだと改めて思わせられる作品でした。誰もが実生活で経験する人間描写が鮮明でイメージしやすく想像を搔き立てられました。

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2019年12月26日

ネタバレ 購入済み

1日で読みました

仕事の休憩中に少し読んで(お姉ちゃんのピアノの話まで)、面白かったのでその日の夜には全部読んでしまいました。

神谷は良い人物であるし決してイキっていてイカレている訳ではないんだけど…、、というのがしっかり表現出来るオチで、素直に凄いと思いましたw

あと家を出ていくシーンは、それぞれのキャラクターが「自分ではない誰かの為に」振る舞っていて、いいシーンです。それぞれ怒り出してもいい筈なのに。

純文学がどうこうはわかりませんが、面白かったですよ。
人の惨めさや情けなさを上手に表現しつつも胸糞感があっさりしてて(個人的には「夜と霧」以来…)、又吉直樹、良い書き手だと思いました。

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2017年10月02日

Posted by ブクログ

一瞬輝いては消えて行く、表舞台には出ていかない漫才師を描いている。描写が共感しやすく、読みやすかった。純文学だからか伝えたいことがわかりにくかった。\n徳永という漫才師が主人公で神谷という漫才師に出会うことで物語が始まる。\n徳永は神谷を師のように仰ぎ、神谷は徳永を弟子、後輩のように扱う。後に彼らは笑いについて熱く語ったり、意見を衝突させたりしていく。\nこの二人が散らす火花がタイトルなのか、それとも線香花火のように一瞬燃えては消える表舞台に立たない漫才師達を火花に例えたのか、幾多の漫才師がメラメラと燃やす笑いへの情熱が火で、それの儚さを花と表現したのか、タイトルはこれ以外ないというほど内容を物語っている。\n純文学も読んでいかないといけないなぁと思った。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

私にとって又吉直樹さんは特別な存在だ。読書を始めるきっかけをくれた人だから。

きっかけは、又吉さんのYouTubeで見た「30代へのメッセージ」の中の、「これまで読書をしてこなかった人へ」という話だった。

「今さら読書を始めても、子どもの頃から読書をしてきた人には追いつけない」と考えるのは少しもったいない。読書は他人と比べるものではなく、本を読む前の自分と比べるもの。一冊読むたびに、その一冊分だけ自分は成長する。その積み重ねが人生を豊かにしていく。

さらに、「読書をしなくても優秀な人はいる。でも、その人が本まで読んでいたら、人類の未知の領域まで到達できたかもしれない」という話にも強く心を動かされた。この考えに感銘を受け、去年から少しずつ本を読む習慣が始まった。

だから、この作品は私にとって「読書の原点」をくれた人の小説でもあった。

内容は、売れない芸人たちの世界を描いた物語。テレビで見るのは成功した芸人ばかりだが、その裏には、努力しても報われない人、迷いながらも芸人を続ける人たちが数多くいる。その現実がとても生々しく描かれていた。

舞台となる東京の街や地名も知っている場所が多く、情景が自然と頭に浮かんだ。一方で、芸人という自分とは縁のない世界を覗き見るような感覚もあり、とても新鮮だった。

神谷も徳永も、それぞれ苦悩を抱えて生きている。その苦しさや葛藤が痛いほど伝わってきた。それでも前へ進み続ける姿には、人間らしさを感じた。

派手な成功物語ではなく、「うまくいかない人生」を真正面から描いている作品だったからこそ、多くの人の心に響くのだと思う。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

発売当初に読んだときは難しくてよく分からなかったので再読。今回はわかりました。なんでもない若手芸人さんの日常のような文章。けれども、表現が上手いなあと読んでいて思いました。情景が浮かびます。

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2026年07月29日

Posted by ブクログ

今まで売れないことに対する苦労話を聞くことはあっても、テレビ越しにみるだけでは実感がなかった。
それが文として書き起こされると、将来への不安や切迫感、現状への諦観が目の前にあって、読んでいるこちらもしんどくなった。

ともすれば純粋な笑いに対してノイズになるかもしれない、この作品を芸人さんが書いたと言うのがすごい。

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

もともと、芸人としての又吉さんを好きだったため評価に偏りがあるかもしれない。
ひたむきさを感じる文章。情緒的な文章がとても好ましかった。お笑いは詳しくないため、神谷さんとのやりとりや漫才が面白いのかは私にはわからなかった。でも、時々くすりと笑ってしまうようなフレーズは確かにあった。
世論とかデリカシーとか、そういうものを取っ払ったお笑いを極めようとする神谷さん。阿保らしいけれど作者が頭が良いせいか、阿保になりきらず哲学的なことを語る様子が少し面白い。
この二人が最後どうなるのか、また漫才をするかもしれない、このまま別れて、神谷さんは消えてしまうかもしれない。余韻のある最後だったと思う。
記念エッセイの「芥川龍之介への手紙」の方が印象深くなってしまった。こんな短い文章で、笑ったし感慨深くなったし、考えさせられた。
そしてなぜか、最後の「僕のような者を、あなたは嫌いだと思います」「でも、また書きます。明日は用事があるので、明後日、また書きます。」で涙が出てしまった。
人生を変えてくれた人への、届かぬ手紙だからだろうか。

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2026年07月22日

Posted by ブクログ

芸人さんだから書ける本なのかなって。
最後のお笑いライブとか神谷さんが戻ってくるとことか切ない気持ち。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

売れない芸人の徳永の人生を描いた作品

神谷との、親でも友人でも恋人でもない、師匠と弟子の関係性は美しく、今後自分がここまで特別な関係の人に出会うことはおそらくないと思うと少し羨ましくも感じた。

文章の読みやすさというか、情景描写などの厚みもちょうどよく、さすがは芥川賞受賞作とおもった。これがデビュー作なの凄すぎるな

真樹さんと別れるとき「もうええわ」で扉を閉じるところベタだけど沁みた。

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

芸人さんが書く小説ってどういうものなのかと思って購読!忙しくて時間かけて読んでしまった。短いのに何回も場面が切り替わるのが面白かった。

一生を賭けて漫才師やって自分の笑いを貫いている神谷さんと彼を敬愛してる徳永の関係性が読んでてとても惹かれる。ずっと芸人しててテレビ見ない私でも好みでは無いけど、面白かった!

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

芸人の又吉が書いた本で、とある芸人2人についてのお笑い芸人としての日常生活の話だった。主人公徳永と神谷さんという師弟関係の中でいろんな場面でのお笑い論が展開されたり、主人公の面白い芸人になりたい、神谷さんのような芸人になりたいという心情がたくさん描写されていて1人の人生を覗き込んでいる感覚になった。物語が断片的な場面がたくさん流れていって、お笑い芸人としてのハイライトを見る感じだった。少しずつ読んでいたから一気読みすると更に面白くなるかも、まあまあかな。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

一つの大きな出来事を軸に物語が進むのだろうと勝手に思い込んでいたが、実際には日常を描いた物語だった。
劇的な展開があるわけではないが、
不思議と先が気になり、ページをめくる手が止まらなかった。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

お笑い芸人・ピース又吉の本。元々太宰好きを公言し、本も大好きだと言う。いくつか著作もあったみたいやけど、まさか芥川賞にノミネートされ、おまけに受賞するなんて。芥川賞が簡単なのか、又吉がすごいのか。買ってみて判断しようと思った。
読んでみて、想像していた純文学とは非常に異なった味。平井のことを書いているような感じもした。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

芸人の話なので漫才のシーンばかりなのかと思いきや、意外に少なく、主人公が師匠と尊敬する先輩との交流をメインに、若手芸人のリアルな苦悩が描かれています。
漫才についてとか、お笑いとはとか、服装とか、誹謗中傷についてとか、所々で考えさせられることが多くて、興味深く読めました。
神谷さんが好きだという主人公のお姉ちゃんのピアノのエピソードはとても良くて、この本の一番のお気に入りポイントです。

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2026年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ売れない芸人の話。芸人はこんな生活したりこんなこと考えてるんだろうなーって想像できて面白かった。芸人の又吉さんが自分の言葉で書いている感じがとてもよかった。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

芸人ってすごいロックな存在だなと思う。
どれだけ考えているのか、どれだけ苦労してきたのか、この言葉にどんな意味を乗せているのかなんて、売れてからじゃないとみんな興味を持ってくれない。
説明も聞いてくれない。
その中で、先輩という存在は不利だと思うけど、
徳永の言葉もまた真理。
「捨てたらあかんもん、絶対に捨てたくないから、ざるの網目細かくしてるんですよ。ほんなら、ざるに無駄なもんも沢山入って来るかもしらんけど、こんなもん僕だって、いつでも捨てられるんですよ。捨てられることだけを誇らんといて下さいよ」

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2026年05月05日

読んで良かった!

文章は文学的で最初読みづらいかな?と思ったが、一気に読めた。内容は全体的に暗く、芸人のお笑い哲学というのがわかりやすく描かれてはいるが、映像のほうが感情移入しやすいのかなぁ、と思ってしまった。まだ映像は見ていないのですが。最後のオチが酷い!しかし時間が経つとじわじわ笑える気もする。悲しいお笑いという感じかな。

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2019年08月04日

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