すごく良かった。
絵本作家のかこさとしさんのエッセイなんだけど、ですます調で書かれていて堅苦しくなく、人柄もでてとても優しい文体。
一章と二章のかこさんの少年時代や青年時代の話が面白かった。
子供を語る大人って、子供を神聖視してるというか、純粋無垢な存在だと言う人が多くて私はいつも違和感を感じてたん
...続きを読むだけど、かこさん曰く「『子どもっていうのは、純粋無垢の天使だ』なんて言い出す方がいると、だから、もうゾッとしちゃうんですね。」と。めちゃくちゃ頷いてしまった!
子供って結構残酷だし、嘘つきでずるい。
でもそう言う悪いことをして失敗して自分で考えて善悪を分かっていくんだと。
かこさんは本当に子どもが好きなんだな。
なのに自分の子どもとは全然遊んでやらなかったらしく、そこは残念だったな。笑
今度久しぶりにかこさんの絵本読んでみよう。からすのパン屋さん懐かしいな。
このエッセイはずっと手元に置いて置きたい本になった。