作品一覧

  • だるまちゃんの思い出 遊びの四季 ふるさとの伝承遊戯考
    5.0
    1巻800円 (税込)
    〈第23回日本エッセイスト・クラブ賞〉〈第15回久留島武彦文化賞〉受賞。 生誕92周年に記念復刊した名エッセイの文庫化。 1926年に福井県の小さな町で生まれ7歳まで過ごした。自然豊かな地でのびのびと自由に遊んだ経験をもとに、ごく平凡な子供の遊びを綴った本。 とはいえ、ただ昔を懐かしむものではなく、子供自身が何を考え、どう感じ、様々な思考と準備を経て、生活や人間関係の悩みや葛藤も抱えながら「遊んでいた」のか――。大人の目ではなく、子供の心になって遊びを見つめてきたエッセイ集。 本人による「あとがき」「新あとがき」付き。 文庫版には、「月刊文藝春秋・巻頭随筆エッセイ」(2014.7月号)を追加。また巻頭に〈子供の季節の遊び〉を描いた貴重なカット絵を中心とした16pのカラーページを挿入。 文庫解説・辻惟雄(美術史家)
  • 未来のだるまちゃんへ
    4.5
    1巻723円 (税込)
    すべての親子への応援歌! 『だるまちゃんとてんぐちゃん』で知られる著者の歩んできた道のりとは? 19歳で敗戦を迎え、態度を変えた大人に失望した著者は 「子供たちのために役に立ちたい」と、セツルメント活動に励むようになる。 そこでは、絵本創作の原点となる子供たちとの出会いがあった――。 90歳の国民的絵本作家から、未来への希望のメッセージ。 解説・中川李枝子(『ぐりとぐら』)

ユーザーレビュー

  • 未来のだるまちゃんへ

    Posted by ブクログ

    こんなにひとつのことに邁進できるのか。こんなにも人間の可能性と意味を信じられるのか。ここまでも長く情熱を持ち続けられるのか。そしてここまで利他に徹することができるのか。
    ページを繰るたび感動し、心に迫るシンプルなメッセージが生み出されてきた理由に納得がいった。

    0
    2025年11月14日
  • 未来のだるまちゃんへ

    Posted by ブクログ

    「終戦から80年経った今だからこそ、読んでほしい1作だと感じた。

    多種多様な生き物たちが互いに様々な問題を抱えながら生きているこの時代だからこそ、読んでほしい。

    私たちは一体、何のために歴史を学ぶのか?
    もし、まだ何も知らない小さな子どもにそんな問いをかけられたら、私は間違いなくこの本の話をする。
    "かこさとし"という有名な日本人絵本作家のことを話す。彼が生まれ落ちてから亡くなるまでに見てきたもの、感じてきたもの、伝えたかったことを私は、後世にも繋げたい。」

    0
    2025年08月20日
  • 未来のだるまちゃんへ

    Posted by ブクログ

    工学博士で昭和電工の技師も勤めた絵本作家による、「こども」をテーマに書かれた半生記のような絵本論のようなメッセージ

    ご自身の感覚に合わせながらこども達を物凄く観察していて、こどもに対する感覚を改めさせてくれる
    終戦で価値観が変わったことやその後の日本の様子がうかがえて興味深い
    私自身子供の頃この方の絵本が大好きであった。その後も色々書かれていることを知れた。是非読んでみようと思う

    0
    2025年03月17日
  • 未来のだるまちゃんへ

    Posted by ブクログ

    子どもと関わる大人として、背筋が伸びるような読後感。からすのぱんやさんしか知らなかったわたしが数年前かこさとし展に行ったときに、「なんてかわいい絵!」「科学絵本ってすごい…!」「なんて真剣に子どもと向き合って絵本を描く人なんだろう!」とひとしきり感動していたのだけど…
    かこさとしさんの生き様をもっともっと深く知れて、より憧れや尊敬の気持ちが強くなった。子どもをよく観察し、子どもから教わる。凄い人ですね。

    0
    2024年10月28日
  • 未来のだるまちゃんへ

    Posted by ブクログ

    生い立ちや戦前戦後の中で生き抜くストーリーに惹きつけられる。こういう人から生み出されたんだ。だるまちゃんやからすちゃん

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    2024年02月10日

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