あらすじ
これまでたくさんの悩める人が訪れたカフェのクリスマス。店内では、一人の時間に浸る店主・シャールの姿が。
シナモン香るココアの湯気の中、彼女――御厨清澄が心の内をひっそりと語り出す。深夜のカフェを開いた理由と、その未来を――。
~MENU~
「さくらんぼティラミスのエール」
“ぼっち”に怯える女子高生に
「幻惑のキャロットケーキ」
時代の最先端をひっぱるイケメン料理人へ
「追憶のたまごスープ」
トロフィーワイフの立場に固執する若奥様に
「旅立ちのガレット・デ・ロワ」
お店を訪ねてきた美青年。彼に、シャールが渡したプレゼント
感情タグBEST3
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今回もシャールさんの言葉にたくさん救われた。
「自分を憐れみたくなったら、誰かに八つ当たりしたり、甘えたりしないで、自分で自分の機嫌を上手に取って元気になる。それこそが、大人の嗜み」
個人的に、この言葉が1番刺さった。
完結しちゃうの寂しいな〜。
エリックの高校時代の話の「銀色のマーメイド」と、新作の「女王様の休日」も読みたい!
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さよならにして、シャール目線の物語が読めました。
いつしか、誰かを救ったり、救われたりして、温かな世界ができていくんですね。
そして、ジンジャーシナモンココアが飲みたくなりました。ほっこりしそうです。
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「多様性」という言葉が叫ばれ始めてだいぶ経つが、言葉が一人歩きしている部分があったり、世間の認識不足もあり、まだまだみんなが理解して受け入れるには程遠いのだろうなと思う。
自分らしさを自分自身が認めることは、容易ではないということをこのシリーズを通して改めて考えた。自分自身が自分らしさを自己認知していなかったら、周囲に理解してもらうことは到底難しい。自分のことは、誰しも1番視えないのかも知れない。
シャールさんのようにあるがままでよいと認め、他者を解放し、肯定してくれる存在に出会えたら素敵だが、現実はみんな自分自身のことで手一杯なのだと感じる。みんなが自分自身のことを認めて、肯定してあげられれば、他者へ目を向ける余裕も生まれるのかも知れない。
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マカン・マラン4作目。
以前の作品で少し登場してきた人物が主役となっており、別の視点から描かれているのが面白かった。
「傷つくのって楽」「自分で自分の機嫌を上手に取る。それが大人の嗜み」「信頼があってこその儲け」など、今作もハッとさせられる言葉がたくさんあった。
本心で話せる友人がいる有り難みと、仕事をするうえで相手へのリスペクトを大切にすることをしっかり心に刻もうと思った。
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マカン•マランシリーズ最後の4作目
最後までとっても温かい本だった。
4作目は過去にちょこっと出てきた人たちが主人公のお話もあって、特に「幻惑のキャロットケーキ」が印象的だった。前作で出てきた芦沢さんにすごい苦手意識を持っていたが、苦しんでも最後に逃げない姿勢が本当にかっこいいと思った。
今回も柳田先生のいいところが最後に出てきて嬉しかった。やる気なさそう、諦めてるように見えて、やる時はやるおじさんほんとかっこいいよなあと改めて感じた。世の中、結構こういうおじさんで成り立ってるよなあ。
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シリーズの最終巻!すべての作品で優しい気持ちをくれたので、感謝を込めて最高評価です。
悩んでる人、迷ってる人、立ち止まってる人、全ての人の背中を押してくれる凄い作品!
作品の中で「人は誰かに見送ってもらえれば次の一歩を踏み出せる」って言葉があるけど、まさしくこれがそんな作品な気がする。
・人付き合いが上手くいかないから思いやりを学べる。
・儲けは信じる者って書く。信頼があっての儲けなの!
・不安があるのはしっかり逃げずに考えている証拠。不安と戦うのは心の筋トレ
・3つの感嘆が大事
食べたら 美味しかった
朝起きたら よく寝た
スポーツやお風呂は 気持ちよかった
実感を、込めて当たり前の気持ちを出す事が大事
色んなな勇気をもらえるセリフがあって素晴らしい作品!
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シリーズ4
最終章なんだけど、
実は続編あるんだよねん❤️
それだけで幸せ❤️❤️❤️
LGBTわたしなりに理解してるし、
偏見は持っていないつもりではあるけど、
当人たちにとっては本当に辛いこともたくさんあるんだろう…
シャールさんもジャダ(呼び捨て)も、
元々が男性らしい姿形だしね。
この小説をもっともっと読みたいって思っています。
Posted by ブクログ
マカン・マランシリーズもひと区切り。友人関係に悩む女子高生のお話で出てきた白味噌を使ったティラミスが美味しそうだった。「選ぶことは、失う覚悟をすること」。 ハッキリした答えは出なくても、シャールさんの言葉をきっかけに自分で考えて進んでいく。そんな不自由で、でも温かい人生の歩き方を教えてもらった気がする。マカン・マラン、ずっと大切にしたいシリーズ。
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『さよならの…』という題名だから、もしかしてシャールさんの身に何か起こるのではないか、と読み進めて巻末に近くなるにつれてドキドキ。
この本の1話目、すごく好き。まぁ、ジャダさんはいつものごとくちょっとうるさすぎるんだけど、この話では良い役ドコロだ。
希実が初めてシャールの『本当の姿』を観た時の感想が笑えるけど同意!
あああ、もったいない……!ハンサムな男性の面影が、どぎつい厚化粧の向こうに儚く消えていく。
という感想がツボに入って笑えた。
そのうえで、シャールさんの言葉がしみじみ。『自分を憐れむのって癖になるの。傷つくのって楽ですもの。だから私、逆のことをすることにしているの。』
自分を憐れむより、自分を元気にするほうを選ぶ。
素敵な考え方です✨
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マカンマランシリーズ第4弾
さくらんぼティラミスのエール(空気の読めない女子高生秋元希実)
幻惑のキャロットケーキ(日本料理界の革命児芦沢庸介)
追憶のたまごスープ(タワマン若妻平川更紗)
旅立ちのガレット・デ・ロア(マカンマラン店主御厨清澄)
とうとう終わってしまう、マカンマランシリーズ…。
シャールさんの想いがぎゅっとつまった1冊。
何かを食べたら、「美味しかった」
朝起きたら、「よく寝た」
スポーツをしたり、風呂に入ったりしたときには「気持ちよかった」
そう声に出して呟くのだ。実際にはそれほどでなくても、実感を込めて呟くことで気分は変わる。
「最初に、嗚呼という感嘆詞をつけると、より効果があるわね」
「自分を憐れむ暇があったら、私は自分を元気にするほうを選ぶわ」
「私たち、本物の大人にならなきゃね」
「人と人がつき合っていく限り、仲違いとか、勘違いとかは、決してなくなることがないの。どれだけ年を重ねても、人間関係は悩ましいものよ。完全な友達なんて、どこにもいないわ。でもだからこそ、私たちは思いやりを学べるのかもしれないし」
「好きなものがある私たちは強いはずよ」
「自分を憐れみたくなったら、誰かに八つ当たりしたり、甘えたりしないで、自分で自分の機嫌を取って元気になる。それこそが、大人の嗜みというものよ」
行き先の分からない道を、己の足だけを頼りに歩いていくことはつらく、寂しい。
されど、寛大にして、誇り高き女王であれ。
なにかを得るたびに、なにかを失いながら、明確な答えのない毎日を懸命に生きている我々は、それだけで勇敢だ。
シャールさんの、格言と言ってもいいくらい含蓄のある言葉の数々が胸に染みます。
マカンマラン、とっても素敵なお店でした。
Posted by ブクログ
美味しいシリーズは一旦終了の最終巻。寂しい。
この世界の良い所は、ちゃんと人物が人生を生きていること。あの話に出て来たあの人も、その人なりの人生を生きていて、悩み苦しみ、もがいている。そこにそっとシャールさんの優しさがスパイスのように効いてくるんだよね。
時にはジャダの厳しい?咤も入るけど。ジャダの言葉は間違ってないけどちょっとキツイ時もあるなあ。
それでも前を向いて、自分が選んだ正しい道を進めるように背中を押してくれるマカン・マラン。ごちそうさまでした。
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「さくらんぼティラミスのエール」
「幻惑のキャロットケーキ」
「追憶のたまごスープ」
「旅立ちのガレット・デ・ロワ」
4話収録の連作短編集でシリーズ第四弾にして最終巻。
一話から、女子高生たちの繊細で痛みを伴う関係性に心がざわつく。
視野が狭まり、自己中心的なふるまいへと滑り落ちていく描写が秀逸。
三話では、トロフィーワイフという立場に固執する女性の姿が鮮烈で読み応え十分。
そして今作でも、シャールさんの懐の深さ、誰に対しても分け隔てなく向き合う姿勢に心を打たれた。
きっとまた読み返す。
そんな確信を持てる宝物のような作品。
Posted by ブクログ
「ここは普通の店とは違います。縁がなければたどり着けない。そういう場所なんだと思います」
「不安は誰かが解決してくれるものではないの。自分自身で向き合うしかないのよ」
「あなたは大丈夫よ」シャールが力強く続ける。
そんな強いシャールさんも
「亡くなった両親からがっかりされたことだけは、未だに私は思い切ることができていないの」
シャールさんの痛み。そして他の人たちに向ける離れた優しさ。
みんな自分自身で前に進む。ほんとに優しい小説だなあと。
Posted by ブクログ
陳腐な言葉だが、本当は人それぞれ多かれ少なかれ悩みがあるのが他の人の目線では分からないものだなぁと思った。
過去に読んだことのある主人公の、関係する人が今回の主役だった。
小さい頃青が好きで、青い服が欲しいとお願いしたが「青は男の色だから」という理由で買って貰えず、大人になってからも服を選ぶ時は青を手に取りがちで、いつも「男の色」というのが脳を過ぎる。
そういう小さい頃からの刷り込みというのはなかなか抜け出せなくて、どんどん勝手にがんじがらめになってしまうなと思いながら読んだ。
特に最初の話は、自分が今の時代の高校生だったら生きていけないなと思った。
一挙一動を呟くツールや、人と比べられるものが世の中に溢れてしまっているように感じる。
シャールさんは救ってないと言うが、この歳になると人に話をじっくり聞いてもらえて、かつ自分のことを言語化するという機会もないため、みんな救われることが多いんだと思う。
私も自分の意見を人に押し付けず、耳を傾けられる人間になりたいと思う。
Posted by ブクログ
「自分を憐れみたくなったら、誰かに八つ当たりしたり、甘えたりしないで、自分で自分の機嫌を上手に取って元気になる。それこそが大人の嗜みというものよ」
マカン・マランシリーズには、書き留めておきたい言葉がたくさん出てきます。
マカン・マラン名言日めくりカレンダーが発売されたらぜひとも買いたいくらい。
シリーズ四作を通じて登場人物達がゆるりと繋がっているのがファンとしては嬉しいですね。
歳の差を超えて仲良くなってる!とか、あの人とあの人がいい感じに?とか。
連作短編集では、前のお話で意地悪だったあの人も、次のお話では色々なものを抱えていたことが分かる‥‥という展開が多かったりすると思います。実は密かにタワマンの管理組合会長(意地悪)のお話があったりして、と期待していたのですが、なかったですね(^^;
逆にそこが良かったなと思います。意地悪するにも理由があるのよ、なんて言われちゃうとふざけんなよ( #`꒳´ )と思ってしまう心の狭い私(^_^;)
四部作で最終巻の本作ですが、もう一冊出ているのを知っているので落ち着いて読めました。
さぁ、本当の最終巻へ行くぞ!
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外から見たイメージと、実際本人が考えていることって違うよねという、言ってしまえば当たり前のことを、これまでのシリーズに出てきた人の、脇に出てきた人たちにもフォーカスすることで、そっと置いていくような話。
全部ではないけど。
そして最後には、ここまで取っておきましたと言わんばかりの、シャールさんを主役に据えた物語。
きっちりシリーズを読み切りました、という満足感が大きい。
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よかった。親目線で、さらさちゃんの章がとくに刺さった。ままならないことばかりだけど、思うようにはいかないことも多いけど、自分で自分に責任を持って、普通だけど自分には特別な毎日を噛み締める、ということなんだな。。
センセーショナルな事件とかが起きるわけではないけど、日常がドラマだと改めて感じさせてくれるシリーズでした。
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「何かを得るたび、何かを失う」――。
Mr.Childrenの『くるみ』にも似たような歌詞がありますが、これまで私はその意味をうまく理解できずにいました。しかし、この作品を読んで、その言葉が少し腑に落ちた気がします。
生きるということは、常に何かを選択し続けることです。そして、ひとつの道を選べば、その裏で選ばれなかった道は失われていく。得ることと失うことは、決して切り離せないものなのだと感じました。
人生には辛いことや後悔することがあり、ときにはそれを長く引きずってしまうこともあります。そんな中で、シャールさんがお店を訪れた一人に向けて語った「自分で自分の機嫌を上手に取る」という言葉が特に印象に残りました。
過去を変えることはできなくても、自分の心の持ち方は変えられる。その大切さを、この物語は優しく教えてくれたように思います。
Posted by ブクログ
身体の状態を見抜いてぴったりのレシピを提供するシャールさんのお料理本当に憧れる。自己肯定感を高めてくれるこんな場所に、自分の家もしたいと思いながら日々料理を作ろう。
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数年前にこの本に出会って、3作目までは読んでいましたが、終わりを迎えるのが寂しくて4作目のこちらは未購入でしたが、続きが出たのを機にようやく購入しました。
毎回訳ありの人達がマカン・マランにたどりつき、料理に癒され、シャールさんに諭され自分を見つめ直していく…
改めてこのシリーズ好きだなと思いました。
作中に出てくる体に優しそうなお料理もですが、やっぱりシャールさんは、すごく魅力的な人で実際に会ってみたくなります。
Posted by ブクログ
またやってしまいました。
シリーズ作品は、順番に読たい、読むべきと
分かっているのにまた間違えた。
#きまぐれな夜食カフェマカンマランみたび を
飛ばしてシリーズ最後のこちらを先に読んでしまった。
今宵も「マカン・マラン」に縁がある人達が
辿り着いた夜食カフェ
シャールさん自ら、自身を癒すために
編み出した「三つの感嘆」
1. 「美味しかった」(何かを食べたら)
2. 「よく寝た」(朝起きたら)
3. 「気持ちよかった」(お風呂に入ったり、体を動かしたりしたら)
現状に感謝し、自分の身体を慈しむための
大切な教えとして、
物語の中だけではなく、現実社会で
揉みくちゃにされている自分たちをも
救うキーワードになっていると思う。
感謝する気持ち、大切にしなきゃね。
Posted by ブクログ
このシリーズのなかで、一番好きかもしれない。特に第四話が好きだ。たぶん、辛い目に遭ってる人が出てこないからかと。この作品の目玉を全否定してる気もするけど(汗)、辛い目に遭ってる人の話を読むのが辛いから仕方がない。
4作通して、美味しそうな食事やお菓子にずいぶんと癒された。
美味しい野菜中心の食事して健康に気をつかって自分を慈しむことを私もやりたい。そして「三つの感嘆」も取り入れよう。
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文庫化されて気になっていた本のシリーズ全て読み切りました。
マカン・マランシリーズ、ほんとに存在して欲しい癒しの夜食カフェです。
人生上手くいかないことも多いけど、このカフェに行ったら、リラックス出来るというか、パワーをもらえる場所!
素敵です。
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「マカン・マラン」本編シリーズ最後の作品でした。
最後の最後までいろんな人を癒していくマカン・マラン。
そして私の大好きなシャール。
満足でした。
Posted by ブクログ
良かった。マカン・マランシリーズ最終作だそうで。しばらく読む機会がなかったけれど(3巻を読み飛ばしてる気がするけど… )歳を経て、シャールさんの言葉がとても沁みるようになった気がする。
『孤独を楽しめるのは自分が一人きりじゃないと知ってるから』 こんな風になれたらいいな。
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
今回も心温まる作品ばかりでした。
前作の登場人物との繋がりもあり、面白かったです。
最後の「明確な答えのない毎日を懸命に生きている我々は、それだけで勇敢だ」という言葉。
辛くなったときに思い出そうと思います。
Posted by ブクログ
昼はダンスファッションのお店、夜は夜食カフェとなる「マカン・マラン」。その店の店主、長身体躯のイケメンドラァグクイン、シャールのもとには、昼は普通の社会人で夜は派手な姿のドラァグクインたちが集まり、みんなでドレスを縫っている。そんな店にカフェの客として訪れる人々は人知れず悩み、苦しみを抱えていた。
友人達とうまくいかなくなってきた女子高生、カリスマ料理人としてマスコミにももてはやされていたが些細なことでネットで炎上してしまった若き料理人、若く美しいこと、それだけが取り柄だったが思わぬ妊娠に悩むタワマン住まいのセレブ妻。彼らはふと訪れたマカンマランで口にした夜食と、シャールの言葉に癒され励まされて、また新しい一歩を踏み出す。
シリーズ最後の作品。一風変わったマカンマランとシャールが客たちを癒していくのがいい。
最後なのは残念だけど、読みやすくて面白い作品だった。