【感想・ネタバレ】きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたびのレビュー

あらすじ

元超エリートのイケメン、今はドラァグ・クイーンのシャールが夜だけひらくカフェ「マカン・マラン」。今回のお客様は、匿名のクレームを繰り返すアラサーOL、美味しさがわからなくなってしまった若手料理人など。彼らにシャールが用意した《きまぐれ》料理とは――?
圧倒的人気のお仕事&お料理小説、リクエストにおこたえして第三弾が登場です!

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この本のストーリーも、主人公?のシャールも、凄い吸引力で読者を吸い付ける。
とくに、『風と火のスープカレー』のエンドはカッコよすぎる…ドキドキしちゃいます。
『妬みのいちごシロップ』は、ほんと、うわ…キツ…と思いながら読んでたのだけど、きちんといいところに着地。

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2025年12月02日

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美味しそうな食べ物ばかりでお腹空いた
胃を労わろう
耀子さんを応援したい
第三話 風と火のスープカレー とくに好きなお話
比佐子さん 一日でも永く長生きできますように

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2025年12月03日

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シリーズ続編。やっぱりいいな。こうやって身近に気軽に行けて、お話しできる場所があればいいのになぁ、って。

私が欲しい居場所がここには描かれています。

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2025年12月01日

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マカンマラン、いつも心温まる話で、つかれたときに読むとほっこりする。

みんなそれぞれ、生きにくい社会で、それぞれ悩みを抱えている。
勇気をつける言葉と、元気のつくご飯、ちょっとした居場所があれば人を元気づけることができるんだと思った。

シャールの言葉は、悩んでる人が忘れている言葉を思い出させるきっかけみたいなもので、悩んでる人自身がすでに持ってる答えを思い出させてあげるようなものだと思った。
みんな分かってるけど、生きづらいこの世界で生きていると当たり前のことも忘れてしまうんだな。しんどくなったときにたまにマカンマランを読んで、この世界に浸りたい。

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2025年11月19日

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世界観に没入して今日だけで3冊一気読みしてしまった。とにかく癒されるし、マカンマランの情景が浮かんできて常連気分になってしまう。ガムラン音楽の不思議な音色にもハマった。しかし、登場人物は年齢も性別も職業も様々なのに、よくここまで詳細に書くことができるなと感心する。古内先生の洞察力に脱帽。

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2025年11月15日

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中学時代、落研だったという柳田先生。
また柳田の魅力を知ってしまった。

過去の登場人物が常連になって登場し、新たな設定が追加されていっているのも魅力的である。

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2025年10月31日

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なんという事でしょう!

第三話 風と火のスープカレー の一文、

「もうすぐ誕生日ね。おめでとう、燿子ちゃん」
「先輩覚えていてくれたんですか…」
「当たり前じゃない。大事な後輩で、最初のお客様の誕生日を、忘れる私じゃなくってよ」
御厨はにっこり微笑んで、十月二十二日の誕生花であるミニバラを、耀子の胸に差し出した。


あら!今日はまさに10月22日!

とっても嬉しくなっちゃった(*´∇`*)


そして第四話 クリスマスのタルト・タタン

喜寿を迎える比佐子さんは終活を始め、エンディングノートを完成させる為に過去と向き合う。

シャールとのやり取りがとってもあったかい。

そう、今をできる限り上機嫌に過ごすこと…。



この本を母にあげたい、と思った一冊。

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2025年10月22日

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今回も良かったなぁ
響く言葉が沢山あった。読むたびに、マカンマランに行きたいと思う。シャールさんは私にどんな料理を作ってくれるのだろう。

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2025年10月16日

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深い闇や気持ちを発散させる場所や方法の問題が大きくのしかかる。理不尽な気持ちを煮込んで煮詰めてたくさんのビン詰めを。シャールさんがごはんを作ってあげられなかった彼女は自身で立ち直れるのか。気になる。

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2025年10月07日

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ネタバレ

居場所は誰かに作ってもらうものではない。自分の心で決めるもの。この言葉に深く感銘を受けた。
どの話もよかったけど、個人的に第3話が好き。シャールさんかっこよ!となった。相変わらずこのシリーズは心があたたまる。勇気と、頑張ろうと思う力をくれる。

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2025年09月15日

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シリーズ三作目
今回も心がほっこり温かくなりました。
読み終わって、本を閉じる時に微笑んでしまうんですよね、不思議。

心にグサッときたのは「妬みの苺シロップ」
泣きそうになったのは「藪入りのジュンサイ冷や麦」
ドキドキしたのは「風と火のスープカレー」
心が温かくなったのは「クリスマスのタルト・タタン」

シャールさんの言葉はいつも寄り添ってくれるから好きです。

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2025年08月23日

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ネタバレ

ドラァグクイーンが切り盛りするカフェで対話と食事を通して生きるヒントを得る人たちの話の第三弾。この本に出てくる悩みは、共感できることが多いし、食事もそれほど事細かには書かれていないのに、美味しそうに描かれてるので食べたくなる。今回の一話目は社会の理不尽、卑怯な人たちに批判される、にやられた結果、自身も同じようなことをネットを通してしてしまう話。特に相手が自分と同じような境遇から立ち直った妬みからしてしまう。妬む自分も自分として受け入れてそこから変わっていくことが大切というメッセージ。二話目は失恋の痛手から愛のない結婚に逃げた結果、豪勢だけど空っぽの人生を過ごしてた人の話。動機はさておき、自分が他人にしたことは、返ってくることもあることに気づかせてくれる話。三話目は自分が何をしたいのか、深く考えずに生きてた人が周りに流されて自分がしたいことを見失い傷つく話。悪いことじゃなければ、どんな姿を目指すのかは自由。流されないように強い想いを持つことが大切。という話。最後は終活に取り組む人の話。今までお世話になった人が自分がいなくなってから苦労しないように終活するのもありだけど、自分の大切な人は自分自身が楽しく生きてることを望んでいる。わからない未来を描くのも今を楽しむのもバランスよくすることが大切という話。次で終わってしまうのが寂しいけど何度も読み返したくなる良本。

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2025年08月18日

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3作目も最高!
序盤はもやもやが止まらないけど、最後には心がスッキリあったかくなった。
生活・心が荒れてる時は、食もだいたい荒れてる。
食で人生は変わらないけど、食がきっかけで気持ちが変わり、結果、人生が変わっていくことはあるんだなーと思った。

*お気に入り*
本当の魔法には、たねや仕掛けが必要なのだ。

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2025年07月28日

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ネタバレ

マカン・マランシリーズ。
シャールさんの暖かさと厳しさ。それに背中を押してもらう人々。いつでも帰れる場所。それがマカン・マラン。
みんな何かを抱えて生きている。

「妬みの苺シロップ」
あんなことはしないけど綾みたいなどうしようもない妬みの感情少なからずある。私もそういうものはグツグツ煮込んでしまえばいいのかな。

「藪入りのジュンサイ冷麦」
みんなそれぞれ自分に合った場所に居ていいって言ってくれるようだった。
シャールさんの言葉はスーッと心に沁みていく。

「風と火のスープカレー」
黄色い撫子は"悲しい嘘つき"と物語の中では言われてたけど、キバナムナデシコ(黄色い撫子)の花言葉調べたら"秘めた愛"らしく、うぁー!ってなった。狙ってるのかは分からないけど。
シャールさんが男性だった頃なんて考えたことなかったけどそりゃあかっこいいよね。惚れるよね。
私も上司だったら惚れちゃうだろうな。
燿子みたいな側から見たら完璧な人でも色々抱えてるのかもしれない。

「クリスマスのタルト・タタン」
現代に生きてる私には分からない生きづらさ。先人たちが少しずつ女性も生きやすい世の中にしてくれたんだなと。
初めて知った事実もあり。全話の中でシャールさんが一番魔女っぽかった回だった。
マカンマランずっと続いてくれるといいのになぁ。

マカンマランシリーズは本当に相性がいいのかしんどい時に読むと自分の中に重く沈んでるものがスーッと溶けていく感じがする。あと1冊で終わってしまうのが悲しい。

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2025年07月26日

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言わずと知れたマカン・マランシリーズ第三弾。
やっぱり、このシリーズは良い。
全編に渡って、愛情と優しさが染み渡ってくる。
こういった類の本は結構多いけれど、私は1番このシリーズが好きかなぁ。
シャールさんに会ってみたい。ほんと素敵な人です。

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2025年06月25日

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ネタバレ

3話の風と火のスープカレー。
離婚式でのシャールさん、、いや御厨さんの登場がカッコ良すぎる!性別関係なく惚れます。

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2025年06月22日

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初っ端から重い。重いというか手強い。
それでも人の凝り固まった心をそっとほぐしてくれるシャールさんのあたたかい言葉と優しい料理がいい。
そして毎回ジャダに癒されてる。ドラァグクイーンたちがわらわら出てきて、先生を囲んでお針子部屋に連れてくシーン好きすぎる

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2025年06月12日

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みたび…そう、3作目です。大好きです。しかし3作目の初っ端からこれまでとは毛色の違う登場人物に感情移入が出来ず、ちょっと複雑な思いがしました。初めて「うわぁ、私この子ばダメかも…」と思ってしまった。しかも彼の知り合いだなんて!
反面、『風と火のスープカレー』のダンスシーンば最も印象的で大好きなシーンになりました。ついつい、実写化したらシャールさんは誰がいいだろう?と妄想が止まらなくなりました。

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2025年05月25日

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 不定期的に夜のみ営業する路地裏カフェのマカン・マラン。
 癒やしを求めカフェに集う人たちに、ドラァグクイーンのシャールが振る舞う今夜の料理は……。シリーズ3作目。

 前巻から年が明け、3月からその年のクリスマスイブまでを描く。全4話。

      * * * * *

 ますます物語が広がりを見せていることに驚きました。特に、各話の主人公をマカン・マランに導くストーリー展開が見事です。

 例えば1話目は、人間不信に陥り他人をこき下ろすブログを開設してウサを晴らす女性が主人公なのですが、この女性にレギュラーでもある漫画家・藤森裕紀とも関係性をもたせることで、うまくマカン・マランに繋げていました。

 同様に、2話目では自分を見失った若手料理人とさくらを取材で関わらせ、3話目ではセレブ夫人の燿子がシャールの元同僚だったという設定にしていて、マカン・マランの扉は開かれているというのがわかります。

 いずれも自然で無理がありません。
 結局は、レギュラー陣が自在に動き出すほどこなれた物語になっているからなのでしょう。

 4話目はガラッと調子を変えて、比佐子さんの日々の記録、という設えにしていたのも印象的でした。
 喜寿を迎えた比佐子。健康上予断を許さないシャール。2人で祝う比佐子の誕生日はクリスマスイブでもあります。ほのぼのしつつも少し淋しさも感じる場面でした。

 12月19日の記述にこうあります。

「ここでは誰もが厳しい現実から逃れ、揺蕩うように自分の世界に遊んでいる。」

 マカン・マランは砂漠に現れたオアシスのような存在です。いつ涸れてもおかしくありません。
 だから、終わりがあることを予感させるような比佐子とシャールの静かなクリスマスイブには、いっそうはかなさと美しさを感じました。

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2023年04月12日

購入済み

心温まるシリーズ

マカンマランシリーズ、3作目。
1.2作目に登場した人物も再登場し、シャールを中心に、素敵なキャラクターたちが織りなす心温まるお話の詰め合わせ。ついに3作目も読了してしまい、次でシリーズを読み終えてしまうことが寂しいです、、、。

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2020年12月27日

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今作は3作目
以前の2作で出てきた登場人物も出てくる
以前の作品で気になっていた人々の深掘りがされていて心の中にあった薄暗いところとか 人恋しくて淋しかったりとかがシャールさんの癒しの力でほぐれていくところが読んでいると優しい気持ちになる
1話目ネットで陰湿な書き込みをしていた女性
そんな人居そうでゾッとした 
2話目和食の修行に挫折した男性
柳田の落語の博識さ
柳田がいるとシャールさんは飾らない感じが出ている
3話目誰もが憧れるキャリアを積んでいた女性
シャールさんとの繋がりに涙した
こんなに魅力的な燿子でも届かない人だったのね
4話目土地の持ち主比佐子さん
77歳おめでとう 人に歴史あり おばあさんになると辛いこと帳消しなのかと思っているがそんなことはないよね
タルトタタンはわたしも大好きお呼ばれされたい

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2025年12月04日

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夜しかやらない夜食カフェ、マカンマラン。シリーズ3作目。4人の登場人物を巡る、マクロビ料理による癒しの4つのお話。相変わらず美味しそうな…。近所に夜中までやっているこんな夜食屋さんあったら通い詰めそう、と師走の忙しさに帰宅時間が遅くなるしがない会社員の私。

今回は、1話目がめずらしく心に闇を飼ってる登場人物がフィーチャーされていて、ドキッとした。シャールさんも、料理を振る舞わない。変化球のストーリー。なるほどこのパターンもあるのか。それでも授けるはフルーツ酢のレシピ。自らの手で自分の体をいたわるものを作ることでこの人物ははい上がる。

印象的なのは、夫から離婚式をやろうと言われる仮面夫婦の妻。シャールのドレスの一番最初の顧客だった彼女は、離婚式のドレスもシャールに発注する。その顛末は、、、この話はぜひとも映像で観てみたい。アユールヴェーダとマクロビの違いも面白かった。

日本料理の板前修行中の男性の話も面白かった。自分はどこで咲きたいか、が大事。人と比べるのではない。

「誰かを思いやるのも人なら、誰かを貶めるのもまた、残念ながら人なのだ。」
今回の1冊のなかで目に飛び込んできたフレーズ。まさに、人に傷つき、そしてマカンマランに集う人たちに思いやられて回復する、そんな人の営みの話。

帰宅が遅くなるからって、コンビニ食やラーメンばかり食べてちゃダメだよな…もっと体と心を労らなきゃ…と健康診断を控えて震える私。(マカンマランを読み耽っていたって実践しなきゃ意味ない…そう、動物性のタンパク質は控えて、雑穀と野菜を蒸して、カフェインレスのお茶を飲んで…わかってるわかってる…)

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ3作目。過去に登場した人物たちが、悩む人を「マカン・マラン」に導いていく姿を見られて嬉しかった。シリーズものだからこそ実現できた演出で、その人物の頑張る姿が頼もしかった。第一話が今までよりも尖った女性の話に感じ、それ以降も重い話が続くのか心配だったが、どれも悩みは軽いとは言えないものの、衝撃は少なく「マカン・マラン」シリーズの安心感を存分に味わえた。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

シリーズ3作目ということですが、1.2作目はまだ未読。
それでもサクサクとお話の中へ入っていけて読みやすかった。
こんな居心地の良さそうなお店が近くにあったらいいな。ここに集まる人々がとても素敵。

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2025年11月09日

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マカン・マランシリーズは過去にでてきた人物がまた出てきたり、、、など魅力は沢山あります!なによりも私は実際料理を食べている訳では無いのに私まで素敵な気持ちになることが出来ます!連作短編集という形で読みやすく、なにより温かい気持ちになることができるのでおすすめです。

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2025年11月08日

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【嫉みの苺シロップ】
心が痛くなるような話だった。
小学生の頃にいじめられてから、人を信じられなくなった弓月綾。ひたすら目立たないように
自分を消して生きてきた彼女の楽しみは、
ネットで匿名の嫌がらせクレームをつけて憂さを
晴らすこと。そんな彼女にシャールは、
あなたに料理は作れないと言う。
「この世に本当に魔法があるとしたら、それはきっと、自分自身にしか起こせないものよ」
シャールから渡された瓶とレシピで苺を漬ける綾。一晩置いた苺は爽やかな香りのするシロップになっていた。苺ソーダを飲みながら彼女は
全てを他人のせいにして卑怯者になっていたことに気づく。今後、彼女がどんな風に変わっていくのか気になった。また、前作で登場していた藤森浩紀が登場。漫画家として頑張っているようで、マカン・マランでどんどん人が繋がっているのが何だか嬉しい。
【藪入りのジュンサイ冷麦】
元料理人の香坂省吾は、以前、割烹料亭で修行を
していた。3年経っても追い回ししかさせてもらえ
ないことに不満を持ち、料理コンテストに応募。
それをきっかけに世界的に有名な店で働くことに。ただそこは、彼が求めるものとは違う世界だった。仕事を辞め味覚も失った省吾。そんな省吾を、
ライターのさくら(彼女も前作に登場)が
マカン・マランへ誘う。
落語の藪入りの話がうまく話の筋に入っていて、
なかなかいい話だった。
割烹料亭の女将が、正月や旧盆の休みの前に、
店のお土産と共に新しいシャツを持たせてくれる
なんて、こんな心遣いをしてくれるお店、なかなかないよ!と、私としては思ったりもするのだが、
落語の藪入りの話を知らなかったらきっと
分からないだろうなと思う。
仕事を始めた頃は、一生懸命で周りが何も見えていない。実は周りがどれほど気を遣ってくれているのかも分からない。でもそれは仕方ないことだと
思う。自分が本当に何をしたいのか、
その場所でやっていく覚悟が本当にできた時、
人はきっと強くなる。
【風と火のスープカレー】
シャールさんのロマンスの話。
ちょっとびっくりした。
でも、シャールさんがというよりも、
シャールさん(彼)に恋していた女性の話。
なんだか辛いけど、どうしようもないことって
あるよね‥
【クリスマスのタルト・タタン】
マカン・マランの地権者であり、アパートで
一人暮らす瀬山比佐子が主人公。
80歳に近い彼女は最近終活を意識し始める。
祖父から譲り受けた土地を、自分が死ぬ前に、
マカン・マランの土地をシャールに譲ることを決心して比佐子は店を訪れる。

比佐子さんと、比佐子さんのお祖父さんとの
思い出がとても素敵だ。銀座で二人で飲む
コーヒー、そして東京タワーの傍の喫茶店で食べた、生まれて初めてのタルト・タタン。
決心して訪れた比佐子さんに、シャールは
比佐子さんが大好物なものばかりの食事を
差し出す。
クリスマスが誕生日の比佐子さん、
それを覚えておいてくれたシャールさんの優しさにグッとくる。
「大事なのは、先のことをあれこれ気にかけるより、今をできる限り上機嫌に過ごすことなんじゃないかしら」
80歳近い比佐子さんにとって、一番心が軽くなる
言葉だったのではないかと思う。
漫画の藤森浩紀と丸の内の派遣社員の西村真奈が
付き合っていたり、ライターのさくらさんが頑張っている姿とか、マカンマラン繋がりでどんどん人が
幸せになっているのが読んでいて心地よかった。

次回作が、一応、おしまいか‥さみしい

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

今回も心に身体に染み入る話。

“居場所なんて、どこかに無理やり見つけるものじゃないのよ。自分の足でしっかりと立っていれば、それが自ずとあなたの居場所になるの。”

“大事なのは、先のことをあれこれ気にかけるより、今をできる限り上機嫌に過ごすことなんじゃないかしら。”

読みながら心に刺さった名言。
自分に言われているような気がしました。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

静かな夜に寄り添ってくれるような物語。
それぞれの人生にそっと灯りをともしてくれる夜食(マカン・マラン)に、また心がほどけました。
読んだ後は、優しい気持ちで眠りにつけそう。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

文章が上手いからか、とても読みやすい。
難しいことを考えたくない時に読むのに最適。読後感が良くて、とてもいい気持ちになります。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

前回からの登場人物に気になってたアパートの取り壊し阻止の方にシャールさんに初恋
ゆっくりとした夜の時間にいい1冊でした

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

常連客も増えてきて、いろいろな関係性が増えてきていることは物語を豊かにしている。最初の短編のメインがあまり感情がはいらなかったけど、最後の比佐子さんの話はみんな先に不安抱えているけど、今を楽しむことも大事と感じられてよかった。

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2025年06月01日

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