あらすじ
元超エリートのイケメン、今はドラァグ・クイーンのシャールが夜だけひらくカフェ「マカン・マラン」。今回のお客様は、匿名のクレームを繰り返すアラサーOL、美味しさがわからなくなってしまった若手料理人など。彼らにシャールが用意した《きまぐれ》料理とは――?
圧倒的人気のお仕事&お料理小説、リクエストにおこたえして第三弾が登場です!
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Posted by ブクログ
「みたび」って書いてあるのに何も疑わずに一作目だと思って読んでた…
最後に本の紹介があって「三作目」っていう意味だと知る……
三作目からだったけど問題なく読める連作短編集。
登場人物たちの悩みや感情が心にグサグサ刺さる。
わたしとは全く境遇が違うのに自分のことのようで、登場人物と同じように気持ちが沈んでいくんだけど、マカン・マランで前向きな気持ちや清々しい気持ちに変わる。
本当にこういうカフェがあればいいのに。
と思うけど、必要としている人にはすでに縁があるのかもしれない。
ちゃんと一作目から読もうと思う。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目、今回もどのお話も面白くてスッキリしました。1話と3話が特によかったのと、比佐子さんが主人公のお話もあったのも嬉しいところ。巻数が進むたびにほんとに面白くなるなぁと噛み締めて次のシリーズへ……!
Posted by ブクログ
『本心の隠し場所さえ、ちゃんと自分で分かっていれば、それはそれでいいのよ。』
シャールさんの言葉って、本当にわたしの心にストンとはまる。
だから最初は、マイナス思考だったり、闇に飲まれかけていたり、虚栄を張っていたりな人たちが、再生されていくんだろうなあ。
今作の見どころは、やっぱり常連さんのかわいいおばあちゃん、比佐子さん。
終活ノートを書く。自分を振り返る。書けない。終わりを現実として見る。書けない。
遺言、税金、終末医療、色々と考えなきゃいけないことが見えてくる。
確かに必要なこと。でも、長年頑張って生きてきて、終わりのことまで考える。人生って大変なことの連続だ。すごく考えさせられた今作。
Posted by ブクログ
お気に入りで通える場所があると幸せだなと思います。
店主がカッコ良さを見せてくれるお話にスカッとしてなんて粋だ!と心を掴まれました。
食に対して丁寧にする事は身体も心も救うんだなと触発されます。
実際にあって欲しいカフェかな。
Posted by ブクログ
今回も様々な悩める人たちがマカンマランを訪れる。
人を妬むばかりでネットを捌け口にしている女に、過去のトラウマで自分の道を見失って悩む料理人、憧れの人に失恋して仮面夫婦を続けてきた美人な奥様、そして常連の比佐子さん。
シャールさんの他人が妬ましくなった時の保存食作り、私も試してみようかな。
Posted by ブクログ
みんなそれぞれの立ち位置で一所懸命生きてるのに、どこかにチカラ入りすぎてゆがんだり、裏返ったり…へこんだり。
シャールさんてほんまにステキやな。
いちごのシロップつけてみるわ。
Posted by ブクログ
良い話だった。
この本に出てくる登場人物は一生懸命生きていて、優しい人が多い。そんな人たちだからシャールさんの言葉が心に響き、自分の足で前に進むことができているんだと思う。
年齢は関係ない。私も気持ちが明るくなり、前に進もうと思えました。
あと、この本に出てくる音楽や料理や花の名前など一つ一つ自分の生活に取り入れようと思いました。
Posted by ブクログ
今回は読むのが少し苦しかった。世の中不公平な事もあるし、自分ではどうにもならない事もある。解っていても心に澱むどろどろしたもの。私も身に覚えがあるし、意地悪言ったこともある。それを悪い事と一刀両断にせず、どう向き合うか?どう昇華させるか?そんな事を考えるきっかけになった1冊でした。ジャム、作ってみようかしら。
Posted by ブクログ
大好きなマカン・マランシリーズ。
一気に読むのはもったいなくて、時間のあるお休みの日に1話ずつ読むようにしている。
「風と火のスープカレー」のドラマティックな展開と、「クリスマスのタルト・タタン」の人生と生活にフォーカスしたお話が今回のお気に入り。
色んなバックグラウンドを持つ色んな人の今を受け止め、応える。シャールさんのような人間に私も近づけたらと思う。
記憶があいまいな人物がちらほらいるので、シリーズを一通り読み終えたらおかわりしよう。楽しみは尽きない。
Posted by ブクログ
マカンマランシリーズ3作目
今回も心あたたまる内容ばかり ⸝⸝ᵕ ᵕ⸝⸝
これまで以上に 「 人生の節目 」 に立つ人が訪れ
迷いながらも1歩踏み出そうとする内容が
すごく心に残りました 〇 .
Posted by ブクログ
マカンマランシリーズ3作目。
本当にどの作品も面白く、心がフッと軽くなります。
とっても癒される本で、お守りのようにずっと手元に置いておきたい本です。
シャールさんの発する言葉は、いつも素敵。
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マカンマラン3作目。ひとつひとつの話が深くて読み応えあった。思い返せば、1作目はシャールだけが料理をしていたけど、2作目では一緒に作っていて、3作目ではレシピを渡して作るよう促していた。料理を作る側の人が増えていくのってなんか良いよね。嬉しくなった。
Posted by ブクログ
どれも良きストーリー
一話「妬みの苺シロップ」
オペレーターの仕事をしている綾
イジメ、就活、ネガティブで歪んだ考えが先行する。
立ち上げたブログわたしはあなたが嫌いです通称"ワタキラ"批判に対して称賛の評価にどんどんハマってしまう綾。
裕紀の癒されるカフェが気になり探し出す。だが、綾がシャールさんの美味しい手料理を食べる事はなかった。代わりに苺シロップのレシピを受け取る。自分で作った料理の美味しさに失っていた大切なものに気づいた様子。素直
二話「藪入りのジュンサイ冷や麦」
料理が好きで日本料理のお店に就職した省吾。下積みばかりの仕事にあせりが出てしまう。何をしたいのかわからなくなり精神的に病んでしまう。
美味しい料理を作り笑顔を見たい!
日本料理の師匠の元へP138
「師匠、本当にすみませんでした」
…
「持ってきな、藪入りだ」 クゥー粋だよ師匠!
三話「風と火のスープカレー」
美人でキャリア、お金持ちの旦那さんと噂好きなセレブ達、何不自由無いタワマンでの生活…旦那の浮気、噂好きなセレブの話題の種、離婚式…
流されるままの人生の燿子 そんな燿子が心の底から欲しいと思った人
登場の仕方がカッコ良すぎる(≧∀≦)〜
四話「クリスマスのタルト・タタン」
大家さんの比佐子さんの終活。
もうすぐ誕生日ですね
Happy Birthday Hisakoさん!
シャールさんの相手を思い作る温かい料理が自分自身に勇気を与えてくれる。
Posted by ブクログ
この本のストーリーも、主人公?のシャールも、凄い吸引力で読者を吸い付ける。
とくに、『風と火のスープカレー』のエンドはカッコよすぎる…ドキドキしちゃいます。
『妬みのいちごシロップ』は、ほんと、うわ…キツ…と思いながら読んでたのだけど、きちんといいところに着地。
Posted by ブクログ
美味しそうな食べ物ばかりでお腹空いた
胃を労わろう
耀子さんを応援したい
第三話 風と火のスープカレー とくに好きなお話
比佐子さん 一日でも永く長生きできますように
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シリーズ続編。やっぱりいいな。こうやって身近に気軽に行けて、お話しできる場所があればいいのになぁ、って。
私が欲しい居場所がここには描かれています。
Posted by ブクログ
マカンマラン、いつも心温まる話で、つかれたときに読むとほっこりする。
みんなそれぞれ、生きにくい社会で、それぞれ悩みを抱えている。
勇気をつける言葉と、元気のつくご飯、ちょっとした居場所があれば人を元気づけることができるんだと思った。
シャールの言葉は、悩んでる人が忘れている言葉を思い出させるきっかけみたいなもので、悩んでる人自身がすでに持ってる答えを思い出させてあげるようなものだと思った。
みんな分かってるけど、生きづらいこの世界で生きていると当たり前のことも忘れてしまうんだな。しんどくなったときにたまにマカンマランを読んで、この世界に浸りたい。
Posted by ブクログ
世界観に没入して今日だけで3冊一気読みしてしまった。とにかく癒されるし、マカンマランの情景が浮かんできて常連気分になってしまう。ガムラン音楽の不思議な音色にもハマった。しかし、登場人物は年齢も性別も職業も様々なのに、よくここまで詳細に書くことができるなと感心する。古内先生の洞察力に脱帽。
Posted by ブクログ
中学時代、落研だったという柳田先生。
また柳田の魅力を知ってしまった。
過去の登場人物が常連になって登場し、新たな設定が追加されていっているのも魅力的である。
Posted by ブクログ
なんという事でしょう!
第三話 風と火のスープカレー の一文、
「もうすぐ誕生日ね。おめでとう、燿子ちゃん」
「先輩覚えていてくれたんですか…」
「当たり前じゃない。大事な後輩で、最初のお客様の誕生日を、忘れる私じゃなくってよ」
御厨はにっこり微笑んで、十月二十二日の誕生花であるミニバラを、耀子の胸に差し出した。
あら!今日はまさに10月22日!
とっても嬉しくなっちゃった(*´∇`*)
そして第四話 クリスマスのタルト・タタン
喜寿を迎える比佐子さんは終活を始め、エンディングノートを完成させる為に過去と向き合う。
シャールとのやり取りがとってもあったかい。
そう、今をできる限り上機嫌に過ごすこと…。
この本を母にあげたい、と思った一冊。
心温まるシリーズ
マカンマランシリーズ、3作目。
1.2作目に登場した人物も再登場し、シャールを中心に、素敵なキャラクターたちが織りなす心温まるお話の詰め合わせ。ついに3作目も読了してしまい、次でシリーズを読み終えてしまうことが寂しいです、、、。
Posted by ブクログ
最後の「クリスマスのタルト・タタン」の中で、最近いろいろと思っていたことが描かれていて……なぜ周りの評価を気にしなければ生きていけないのか、とリアルな世界とリンクさせてしまう。
大事なことは、やはり“自分”なのだろうと思った。
最後に印象に残ったシャールさんの一言──
「この世に本当に魔法があるとしたら、それはきっと、自分自身にしか起こせないものよ」
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インドネシア語で夜食という意味のカフェ。おかまのシャールこと御厨清住がドレスの店をやりながら、夜には夜食のお店を営む。シャールは癌を患っており、抗がん剤治療中。
第1話 私はあなたが嫌いです という罵りブログの作者は、漫画家にまとわりつくが、それは自分の日々の鬱憤を晴らしているだけだった。
第2話 日本料理の料理人が、働きすぎで味覚を失い、どのように生きていったらいいのかがわからない。
第3話 夫とうまくいかず、不倫の末に離婚することが決まっている。離婚式を開くことになるのだが、あのシャールが男装してやってきて、会場のみんなを見返す。
第4話 大家の比佐子さんの就活。
Posted by ブクログ
今作は3作目
以前の2作で出てきた登場人物も出てくる
以前の作品で気になっていた人々の深掘りがされていて心の中にあった薄暗いところとか 人恋しくて淋しかったりとかがシャールさんの癒しの力でほぐれていくところが読んでいると優しい気持ちになる
1話目ネットで陰湿な書き込みをしていた女性
そんな人居そうでゾッとした
2話目和食の修行に挫折した男性
柳田の落語の博識さ
柳田がいるとシャールさんは飾らない感じが出ている
3話目誰もが憧れるキャリアを積んでいた女性
シャールさんとの繋がりに涙した
こんなに魅力的な燿子でも届かない人だったのね
4話目土地の持ち主比佐子さん
77歳おめでとう 人に歴史あり おばあさんになると辛いこと帳消しなのかと思っているがそんなことはないよね
タルトタタンはわたしも大好きお呼ばれされたい
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夜しかやらない夜食カフェ、マカンマラン。シリーズ3作目。4人の登場人物を巡る、マクロビ料理による癒しの4つのお話。相変わらず美味しそうな…。近所に夜中までやっているこんな夜食屋さんあったら通い詰めそう、と師走の忙しさに帰宅時間が遅くなるしがない会社員の私。
今回は、1話目がめずらしく心に闇を飼ってる登場人物がフィーチャーされていて、ドキッとした。シャールさんも、料理を振る舞わない。変化球のストーリー。なるほどこのパターンもあるのか。それでも授けるはフルーツ酢のレシピ。自らの手で自分の体をいたわるものを作ることでこの人物ははい上がる。
印象的なのは、夫から離婚式をやろうと言われる仮面夫婦の妻。シャールのドレスの一番最初の顧客だった彼女は、離婚式のドレスもシャールに発注する。その顛末は、、、この話はぜひとも映像で観てみたい。アユールヴェーダとマクロビの違いも面白かった。
日本料理の板前修行中の男性の話も面白かった。自分はどこで咲きたいか、が大事。人と比べるのではない。
「誰かを思いやるのも人なら、誰かを貶めるのもまた、残念ながら人なのだ。」
今回の1冊のなかで目に飛び込んできたフレーズ。まさに、人に傷つき、そしてマカンマランに集う人たちに思いやられて回復する、そんな人の営みの話。
帰宅が遅くなるからって、コンビニ食やラーメンばかり食べてちゃダメだよな…もっと体と心を労らなきゃ…と健康診断を控えて震える私。(マカンマランを読み耽っていたって実践しなきゃ意味ない…そう、動物性のタンパク質は控えて、雑穀と野菜を蒸して、カフェインレスのお茶を飲んで…わかってるわかってる…)
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。過去に登場した人物たちが、悩む人を「マカン・マラン」に導いていく姿を見られて嬉しかった。シリーズものだからこそ実現できた演出で、その人物の頑張る姿が頼もしかった。第一話が今までよりも尖った女性の話に感じ、それ以降も重い話が続くのか心配だったが、どれも悩みは軽いとは言えないものの、衝撃は少なく「マカン・マラン」シリーズの安心感を存分に味わえた。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目ということですが、1.2作目はまだ未読。
それでもサクサクとお話の中へ入っていけて読みやすかった。
こんな居心地の良さそうなお店が近くにあったらいいな。ここに集まる人々がとても素敵。
Posted by ブクログ
マカン・マランシリーズは過去にでてきた人物がまた出てきたり、、、など魅力は沢山あります!なによりも私は実際料理を食べている訳では無いのに私まで素敵な気持ちになることが出来ます!連作短編集という形で読みやすく、なにより温かい気持ちになることができるのでおすすめです。
Posted by ブクログ
【嫉みの苺シロップ】
心が痛くなるような話だった。
小学生の頃にいじめられてから、人を信じられなくなった弓月綾。ひたすら目立たないように
自分を消して生きてきた彼女の楽しみは、
ネットで匿名の嫌がらせクレームをつけて憂さを
晴らすこと。そんな彼女にシャールは、
あなたに料理は作れないと言う。
「この世に本当に魔法があるとしたら、それはきっと、自分自身にしか起こせないものよ」
シャールから渡された瓶とレシピで苺を漬ける綾。一晩置いた苺は爽やかな香りのするシロップになっていた。苺ソーダを飲みながら彼女は
全てを他人のせいにして卑怯者になっていたことに気づく。今後、彼女がどんな風に変わっていくのか気になった。また、前作で登場していた藤森浩紀が登場。漫画家として頑張っているようで、マカン・マランでどんどん人が繋がっているのが何だか嬉しい。
【藪入りのジュンサイ冷麦】
元料理人の香坂省吾は、以前、割烹料亭で修行を
していた。3年経っても追い回ししかさせてもらえ
ないことに不満を持ち、料理コンテストに応募。
それをきっかけに世界的に有名な店で働くことに。ただそこは、彼が求めるものとは違う世界だった。仕事を辞め味覚も失った省吾。そんな省吾を、
ライターのさくら(彼女も前作に登場)が
マカン・マランへ誘う。
落語の藪入りの話がうまく話の筋に入っていて、
なかなかいい話だった。
割烹料亭の女将が、正月や旧盆の休みの前に、
店のお土産と共に新しいシャツを持たせてくれる
なんて、こんな心遣いをしてくれるお店、なかなかないよ!と、私としては思ったりもするのだが、
落語の藪入りの話を知らなかったらきっと
分からないだろうなと思う。
仕事を始めた頃は、一生懸命で周りが何も見えていない。実は周りがどれほど気を遣ってくれているのかも分からない。でもそれは仕方ないことだと
思う。自分が本当に何をしたいのか、
その場所でやっていく覚悟が本当にできた時、
人はきっと強くなる。
【風と火のスープカレー】
シャールさんのロマンスの話。
ちょっとびっくりした。
でも、シャールさんがというよりも、
シャールさん(彼)に恋していた女性の話。
なんだか辛いけど、どうしようもないことって
あるよね‥
【クリスマスのタルト・タタン】
マカン・マランの地権者であり、アパートで
一人暮らす瀬山比佐子が主人公。
80歳に近い彼女は最近終活を意識し始める。
祖父から譲り受けた土地を、自分が死ぬ前に、
マカン・マランの土地をシャールに譲ることを決心して比佐子は店を訪れる。
比佐子さんと、比佐子さんのお祖父さんとの
思い出がとても素敵だ。銀座で二人で飲む
コーヒー、そして東京タワーの傍の喫茶店で食べた、生まれて初めてのタルト・タタン。
決心して訪れた比佐子さんに、シャールは
比佐子さんが大好物なものばかりの食事を
差し出す。
クリスマスが誕生日の比佐子さん、
それを覚えておいてくれたシャールさんの優しさにグッとくる。
「大事なのは、先のことをあれこれ気にかけるより、今をできる限り上機嫌に過ごすことなんじゃないかしら」
80歳近い比佐子さんにとって、一番心が軽くなる
言葉だったのではないかと思う。
漫画の藤森浩紀と丸の内の派遣社員の西村真奈が
付き合っていたり、ライターのさくらさんが頑張っている姿とか、マカンマラン繋がりでどんどん人が
幸せになっているのが読んでいて心地よかった。
次回作が、一応、おしまいか‥さみしい