あらすじ
元超エリートのイケメン、今はドラァグ・クイーンのシャールが夜だけひらくカフェ「マカン・マラン」。今回のお客様は、匿名のクレームを繰り返すアラサーOL、美味しさがわからなくなってしまった若手料理人など。彼らにシャールが用意した《きまぐれ》料理とは――?
圧倒的人気のお仕事&お料理小説、リクエストにおこたえして第三弾が登場です!
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Posted by ブクログ
毎回読んでるだけで食欲そそられる。食べ物の描写が好き。
どこでも通用しないと思い込んでいた料理人の話が身に沁みた。「自分が何がしたいのか、何を一番守りたいのかを分かる」「居場所は自分の足で立っていると自ずとできる。無理やり見つけるものではない。」「何歳になっても人生やり直せる」
Posted by ブクログ
「みたび」って書いてあるのに何も疑わずに一作目だと思って読んでた…
最後に本の紹介があって「三作目」っていう意味だと知る……
三作目からだったけど問題なく読める連作短編集。
登場人物たちの悩みや感情が心にグサグサ刺さる。
わたしとは全く境遇が違うのに自分のことのようで、登場人物と同じように気持ちが沈んでいくんだけど、マカン・マランで前向きな気持ちや清々しい気持ちに変わる。
本当にこういうカフェがあればいいのに。
と思うけど、必要としている人にはすでに縁があるのかもしれない。
ちゃんと一作目から読もうと思う。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
この作品が2017年発売された10年も前から
SNSの醜さってあったんだなぁ…。
嫉妬と羨望だけじゃなく、
アンチやトロール(荒らし)しちゃう人たちの
正体と言うのは、案外普通の人達で
普段は優しかったり気遣いが出来る人達なんだろうなぁ。
彼女が、シャールさんの苺シロップで
魔法(呪縛?)が解けたように、本作を読んだ
呪縛に絡められた人達も解放されたらいいのにね。
エンディングノートを書く比左子さんの終活。
比佐子さんのように残すものはないけれど(苦笑)
自分の生涯を振り返りながら、
後悔しない為にこれからの残りの人生を歩みたいものです。
Posted by ブクログ
今回は、人生における逃げ方の物語。
学校でも会社でも、逃げた方がいいシーン、というのはあったりするのだけれど、何となく逃げるのはいけないこと、と言われて育った気がする。
息子が小3のときに、初めて「クラスに苦手な子がいる」と言い出した。確かそのときには「じゃあ距離を取ればいい」とをアドバイスしたんだけど、それを、息子の担任ももっていた保育園の先生(ちょうど下の娘が通っていた)との雑談で話したら、「そういうアドバイスができるなんて、いいですね」みたいなことを言われたのだ。
みんな仲良くなんで幻想なのだ。無理をせず、逃げればいい。
かといって、あらゆる嫌なことから逃げ続ければいいともいかない。
勉強が嫌いでも、逃げ続けると厄介だし、
友だちや社会とのコミュニケーションだって、全部逃げ切れるわけじゃない。
逃げていいところ、頑張らなきゃいけないところを見極めないといけなくて、そういうものこそ、身につけないといけないところなのかなと思ったりする。
逃げるべきシーンだって人によって変わるから、難しいけれども。
今回は、逃げ方に失敗している人たちが、マカン・マランを経て、どう変わったか、変わっていくかという話が多かった気がする。
今回は出てきたトフィーが随分おいしそうで、ちょっと作ってみようかと思ってしまう。
ジャムは無理でも、これなら作れるんじゃないかと思いつつ、レシピを調べて、砂糖の多さにおののいている。