あらすじ
「終わりなんかじゃない。私たちの旅は、まだ始まったばっかりだ!」
シャール、ジャダ、さくらが訪れたのは、台湾。
食、物、歴史、そして人との出会いが、新たな気づきとなる――。
大人気「マカン・マラン」
開店10周年でなんと新作発売!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
生きてたらいろいろあるけど、本に逃げられるって幸せ
今回も心がホッと温かくなる旅でした
明日は休みなので、中国茶について調べてみたいと思います
Posted by ブクログ
楽しみに待っていたマカン・マランシリーズの番外編。
ドラァグクイーンの話が温かくて面白い。
台湾へ出かけたシャールら3人とお留守番メンバーの各々一話。
台湾の料理、ドラァグクイーン、珈琲の話など考えさせられたり楽しんだり。
またの続編を待ってます!
Posted by ブクログ
久しぶりにシャールさんに会えて嬉しい。その一言につきます。
シャールさんの言葉の数々に、胸が温かくなる。
マカンマランシリーズのスピンオフ。
ジャダを初め、マカンマランに関わる懐かしい人たちの視点で物語が進んでいく連作短編集
ラストはシャールさんの視点で話が進んでいくのは面白い。
今回は日本を飛び出して、台湾へ
シャールさんが作るご飯はほとんど出てこないけれど、台湾の食べ物、特に薬膳料理がとても美味しそう。
『生きていくことも、また旅だ』
『幸せこそ、手軽であるべき』
良い言葉だなぁとしみじみ
台湾が舞台とあり台湾の歴史から、世界情勢、災害のことにもふれ、平穏に過ごせることが当たり前ではないからこそ、重みも感じる言葉でした。
新顔、アンジーは憎めない人物。ちゃっかりしてるなあと。
マカンマランシリーズも読み直したい
Posted by ブクログ
もう完結したのかと思っていた
『マカン・マラン』シリーズ。
またシャールさんに会えて嬉しい。
今回は台湾への旅。
台湾の過去にも触れていました。
台湾は今でも情勢が安定しないけれど
そこで生きている人たちは日本人に優しく、
たくましい。
美味しいものの描写も多く
台湾に行ってみたくなってしまいました。
そしてできれば大きい懐を持ったシャールと
話してみたい…
などと、絶対できない夢を持ってしまいます。
Posted by ブクログ
大好きだったマカン・マランシリーズ、四作で完結して寂しかったけれど、番外編が出たとのことで読みました。シャール姐さん!!より魅力を増して、優しく温かい。舞台が台湾なのもいい…
大体シリーズものの登場人物を忘れてしまいがちなのですが、このシリーズは登場人物の物語が良かったからか、その人のエピソードをすぐ思い出せた。
それだけ好きだったシリーズ。一見うらやましく思えるあの人も心の中にはいろいろかかえていて。というのがよく伝わってくる。シャールさんと話したり、おいしいお夜食を食べる中で、自分自身の道を見つけていく。
とくにエピローグがよく、山を楽しんで下っていくこと。幸せを限定(結婚したら幸せなど)したらもったいないこと。などやはりじんわり心に効く。
台湾も行ってみたいです。
Posted by ブクログ
マカン・マランのシャール、ジャダ、さくらの台湾旅行記。
第1話 さくらは「働く女性の息抜き一人旅」をテーマに女性誌の記事を書く仕事をもらう。誘ってみたところ、二泊三日でジャダが一緒に、それより長期滞在でシャールがついてくる。
第2話 ジャダとさくらは台湾の観光地九份に向かうことに。ジャダは予習のために九份を舞台にした映画「非情城市」を見る。友達になったアンジーのガイドツアーで九份に向かう。
第3話 真奈は台湾の留守番部隊。マラン・マカンで夜食を作りつつ、魯肉飯を作ることにする。
第4話 ジャダとさくらを日本に帰したあと、シャールは台南に向かう。最初は一人で行くつもりだったが、阿妹やアンジーもついてくることになった。シャールは台湾珈琲を味わいに行きたいのだった。
エピローグ 比佐子さんのクリスマス誕生会のあと、いつも通りの年末を迎える。
Posted by ブクログ
シャールさん、ジャダ、さくらが、台湾を旅する話。個性際立つ2人のドラァグクイーンに、台湾で知り合ったこれまた個性的で愛すべき面々。
面白くないわけがない。
台湾グルメ、名所観光も交えながら、親日と思われている台湾の、複雑な歴史をさりげなく教えてくれる。←とても勉強になった!
悩めるライター、さくらの気づきや成長もあり、留守番組の真奈の葛藤あり、盛りだくさんだけど、短編仕様になっているので読みやすい。
周囲の人間に多大な影響を与えているシャールさんでさえ、まだまだだ、と考えさせられる場面もある。人生、死ぬまで修行なのかもしれない。
何気にいいキャラだなーと思うのが、ドラァグクイーンとしてのシャールさんを頑なに認めない、"御厨清澄"の中学からの同級生、柳田。シャールさんと柳田のやり取りは、読んでて笑いそうになる。とても良い関係で羨ましい。
この2人と同年代の私、「ゆっくりと下山を楽しめばいい」という言葉を、胸に刻んでおきたい。
Posted by ブクログ
シャールさんだぁーーー。と嬉しくなった。マカン・マランのシリーズを読んだのは読書を始めた2020年頃。読書に目覚めさせてくれたシリーズで、なんか懐かしさも覚えながら読みました。シャールさんが元気そうで良かったー。
Posted by ブクログ
久しぶりのシャールさんですが、今回は台湾旅行。自分も台湾大好きなので、旅してるような気分を味わえた。台湾珈琲をぜひ飲んでみたい。そして台南は行ったことないので、行ってみたい。日本が台湾を統治していた過去は決して変わらない。過去を知らないふりせず訪れたい。
Posted by ブクログ
まさか新作が読めるなんて…これは嬉しい。
心をじんわりと温め、前を向いて歩けるようそっと背中を押してくれる。
シリーズを通して、そういう優しさが感じられるから好きだ。
今作では台湾の魅力と歴史が盛り込まれ、美味しいご飯や美しい風景だけでなく、二・二八事件のような影の部分にも触れている。
このバランスが良いんだよね。
戦争系の作品は苦手だけど、映画観てみようかなあ。
台湾珈琲もめっちゃ気になる。
日本で売ってるなら買いたい。
海外旅行とか全然興味ないのに、台湾行ってみたいって思っちゃったな。
Posted by ブクログ
このシリーズ大好き。前回で最後なんだろうなって勝手に思い込んでいたので、またみんなに会えて、マカンマランのお客さんの事にも少しずつ触れられていて懐かしく読みました。来年は台湾に行ってみようと思う!
Posted by ブクログ
シャールさん達にまた会えるとは!
マカン·マラン開店10周年おめでとうございます!
みんなが旅で訪れた台湾。ちょうどニュースでも取り上げられているタイミングなので、歴史的背景も含めて興味深く読んだ。
美味しい台湾料理につい目がいってしまうけど、背景をしっかり知っておくのも大事なことだなと改めて…
シャールさんがお料理を通して伝えてきたマカン·マランスピリッツみたいなものが、周りの人たちにもしっかり伝わっているなと感じられた今作。
とっても温かな気持ちになれた。
Posted by ブクログ
シャールさんたちにまた会えた!嬉
そして台湾に行きたくなるなる。13年前くらいに行った時は小籠包に夜市にマッサージに九份、まさに王道を詰め込んだコースを満喫したけれど、これまた台湾の違った魅力が満載。コーヒーすきなので台湾珈琲気になる。
そして台湾の歴史。実際の旅行で現地の人と交流を持つってなかなか難しいけれど、シャールさんみたいに文庫片手にゆっくり旅をしてみたいな。
Posted by ブクログ
また頑張ろう!と思わせてくれる小説。
優しさに触れられる小説。
番外編が出版されてとても嬉しかったです。著者の古内一絵さんに「多謝」です。読者の私は、このシリーズの世界が大好きなのです。小籠包の表紙が「歓迎光臨」と手招きしているように思えました。
今回は台湾のお茶、食べ物、観光地、歴史を満喫できました。特に歴史は、今だからこそちゃんと知ることが出来てよかったです。
ぽんと背中を押してくれるシャールさん。賑やかなジャダさん。そしてさくらさん。3人それぞれの台湾でした。留守番の真奈さんの思いも、シャールさんは、しっかりと受け止めてくれていました。
ちょっと元気がほしいときには、このシリーズがぴったりです。またマカン・マランのメンバー達と会える日を気長に待ちたいと思います。
「後会有期」(またお会いしましょう)
〈目次〉
プロローグ
第一話 ととのえのピーナッツ豆花
第二話 悲しみの街と蜜梅と神隠し
第三話 お留守番の魯肉飯
第四話 追憶の台湾珈琲
エピローグ
謝辞(あとがきに代えて)
Posted by ブクログ
台湾の素敵な情景が浮かんでくる。シャールさんの妖艶な姿を想像してうっとり。今までの登場人物人物のその後も知ることができて凄く嬉しい。もう全ての人が実際に存在するのではないかと錯覚してしまう。美味しい料理と魅力的な人々に大いに癒される。嫌な事があってトゲトゲしていたが、一気に気分が変わった。シリーズ通しての装丁の美しさも素晴らしい。
Posted by ブクログ
やっぱり温かいな
自分も誰かの温かさになればいいと思える
以下、心に残った言葉
柳田がシャールを御厨と呼ぶこと
友人だからといって何もかもを認めなくてもいいんだ
望み事は為し難い
多くの努力が必要。面倒もある
面と向かって伝えられる激励
占いは信じないけど、この言葉を支えに頑張れるがしれない。それなら来てよかった
Posted by ブクログ
大好きなマカン・マラン。今回はシャールさんが台湾に旅行へ行く、、という話なので、ほぼ台湾のお話でした。台湾の歴史までこまかく描写あり、日本との関係は深いんだなと感じました。でもやっぱりシャールさんは誰にでも温かい人で。人を大切にするシャールさんのように、わたしも出会う人たちを大切にしたいなって思いました。
そして海外ってわたしは一度しか行ったことないけど、自分の世界が広がるんだろうなって思い海外への興味が湧きました。
古内一絵さんのあとがきにもじーんと感動しました。
マカン・マラン、シャールさん、ありがとう。
Posted by ブクログ
旅と食の良さを感じた。
前作までの登場人物が出てきて、忘れてた内容も思い出しながら楽しめた。
相変わらず、心がほっこり癒された。
文化・言葉の違いとか、歴史のいざこざとか、色々なものを経験しながらも、身近な幸せを大切にできるところが素敵だった。
*お気に入り*
幸せこそ、手軽であるべきよ
Posted by ブクログ
シャールさんやマカンマランのみんなにまた会えた幸せ。今回はシャールさん達が台湾に旅行するという今までとは違うスタイルのマカンマランでしたがやはり大好きな一冊です。
懐かしさと新しさと台湾の魅力と歴史の中の日本との関係。気づきに溢れていますが押しつけがましくはない、苦い部分もありつつフワっとした優しさに包まれたような気持ちになれる物語でした。
Posted by ブクログ
開店から10年とは、、、。
台湾には行ったことがありませんが、
この本を読んで、台湾の魅力に取り憑かれました。
行ってみたいなぁ、と。
そして、今回もココロ温まる食べ物飲み物はもちろん、人との繋がりの心地よさ、登場人物たちの人柄の良さ、全てがいい具合でした。
このシリーズは大好きです、また、次回作を楽しみに待ちたいと思います。
Posted by ブクログ
久しぶりのマカンマランシリーズ。独特の世界観に今回もホッとさせられた。シャールとジャダとフリーライターのさくらの台湾への旅行編。台湾の風景が魅力的で、友好的な人々の国だが、歴史を辿ると日本との間には暗い過去も存在することが改めて心に響く。やり直し、再生というキーワードもあり、なかなか深い味わいがあった。魯肉飯が食べたくなった。
Posted by ブクログ
あのシャールさんが帰って来た(感涙)!
おまけに in 台湾。
これまで登場したメインキャラクターのエピソードに加え、おいしそうな料理や食べ物の描写もこれまで通り。
メンバーと一緒に台湾を旅しているかのような臨場感。
心にしみいるシャールさんの言葉をかみしめかみしめ
最後のページへ。。
あー、終わらないでー。
番外編パート2、
きっとある!と信じて…。
Posted by ブクログ
終わりなんかじゃない。私たちの旅は、まだ始まった
ばっかりだ…。シャール、ジャダ、さくらが訪れたのは、
台湾。食、物、歴史、そして人との新たな出会いが
あり…。「マカン・マラン」シリーズ番外編。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
「終わりなんかじゃない。あたしの旅は、まだ始まったばっかりだ!」
シャール、ジャダ、さくらが訪れたのは、台湾。
食、物、歴史、そして人との出会いが、新たな気づきとなる――。
大人気「マカン・マラン」
開店10周年でなんと新作発売!
『帰る場所の愛しさを再確認するために、人は旅に出るのかもしれない。非日常を知って、日常のありがたさを知る。』
【個人的な感想】
マカン・マランシリーズが好きで全部読んだ。
これまでのマカン・マラン作品の中で私的には1番響かなかった。
でも、第三話の『お留守番の魯肉飯』は、結婚して専業主婦になって夫を支え続ける結婚生活に対しての不安や、父親との距離感の話にすごく共感できた。
そしてなにより台湾に行きたくなった。小籠包、魯肉飯、台湾コーヒーなど現地で食べたい!
Posted by ブクログ
他のシリーズの登場人物もチラッと登場していた。
魯肉飯が食べたくなった。
台湾珈琲も飲んでみたい。
気になった誤表記:
P. 158 & 258
お待ちどうさま→お待ちどおさま
Posted by ブクログ
「おおまかな合意っていうのはね、たとえ完全に満足できなくても、とりあえずみんなが受け入れられる合意のこと。それは、少数派を切り捨てる多数決とはまったく違う概念なの」
「そこには、全てが思い通りになる勝者もいないかわりに、なに一つ受け入れられずに取り残されてしまう敗者もいないということなのね」
オードリー・タン(とは明記されていないが)の発言が、「すてきなこと」として紹介されていて、嬉しくなってしまう。
私は多数派こそ正義という考え方が怖い。民主主義とは、多数決のことではない。相手を打ち負かそうとするのではなく、落としどころを見つけようとする成熟した社会であって欲しいのだ。
しかし、世界を飛び回り、社会人としても個人的にも様々な経験を積んだシャールさんが、まだまだと思うことに、どきりとする。まだまだと思うことで、聞く耳を持ち、常にアップデートしていけるのだろう。見習わねば。