【感想・ネタバレ】暁星のレビュー

あらすじ

「ただ、星を守りたかっただけ――」
現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち、週刊誌に手記を発表しはじめる。そこには、清水が深く関わっているとされる新興宗教に対する恨みが綴られていた。また、式典に出席していた作家は、永瀬の事件を小説として描く。ノンフィクションとフィクション、ふたつの物語が合わさったとき見える景色とは!?

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Posted by ブクログ

前半と後半で、物語の雰囲気が異なる感じが最高でした。
途轍もなく苦しい人生を歩んでいる2人が、お互いを大事に想っているところに胸を打たれました。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説を読んで解釈について誰かと語りたいと思ったのはこの小説が初めてだった。
宗教二世の問題だけでなく、主人公が守りたかったものが明らかになった時、胸が熱くなった。だれかを守るために罪を犯す、というある種の自己犠牲的な主人公の描かれ方はとても湊かなえさんらしいと感じた。
また作家である主人公の父が宗教によって囲われ、作家として活動ができなくなるまで追い込まれたのは、殺された政治家だけでなく、編集者、そしてかつての友人までがそれに加担していたというのも衝撃であった。
誰が信者だったのか、登場人物の思惑はなんだったのか、もう一度整理するためにもいつかまたこの本を開きたいと思う。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

オーディブルで聞きました。
圧倒的に引き込まれながらも聴くのが辛い展開…

どんな状況に置かれても、頑張りたいなと感じました

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

「日本中を震撼させた事件をおもしろおかしく書いたのではありません。自分の人生にもそちらへ続く分かれ道があったからこそ、誰にでも起こり得ることではないかと、どんな反響も受け止める覚悟を持って書きました。」

湊さんが本書について語られていた言葉です。
本作は元々がオーディブル用の書き下ろしとの事で、私もオーディブルで聞かせて頂きました。

本作の内容については既に皆さんが素晴らしいレビューをあげていらっしゃいますし、思う所がかなりあって、そのまま書かせて頂こうと思います。
自分語りになってしまい申し訳ないのですが、私にとってはどうしてもこの話を避けては通れない作品でしたので書かせて頂きます。

どこかのレビューで、私自身も他人事ではない、ただ運が良かっただけだと書いた事があります。
これは実体験に基づいた発言です。
本作ではそれを痛感してしまい、聞いている最中にかなり苦しくなる事が度々ありました。

実は一身上の都合により、数年前に本作の前半部分の語り手である暁と同じように、絶望して世界を呪った事があります。
暁と違うのは、私の場合「何故自分ばかりが立て続けに」と悲劇の主人公になってしまい、でも私はそういった事は周りには言えない質なので平気なフリをしていました。
そうしている内にどんどん澱が溜まって行き、幸せそうな顔も知らない人達を見るだけで耐えられなくなり、3日間ほど家から出られなくなった事がありました。

暁は、自身と同じような目に遭う人間を救いたいと行動に移してしまいますが、当時の私は自分勝手だったので視野が狭くなってしまっていました。
眠れなくてパンクしそうになって遂に、たった1人、親友にだけ思わず言ってしまいました。
「突然おかしくなって、誰かを傷付けてしまうかもしれない」
この時、友人にもしも話していなかったら私も湊さんが仰るところの「そちらへ続く道」に足を踏み入れていたかも知れません。これが分岐点になりました。
友人の言葉が私を救ってくれたのです。
「ユキは絶対にそんな事はせえへん、大丈夫や。何を言っても受け止めるから吐き出し。おかしいとか思わへん。頑張りすぎてるんや。誰も傷付けたくないから自分を責めてるんやで」

その後、ドロドロした感情を全て聞いて貰い、徐々にですが立ち直る事が出来ました。
今思うと一人で思考のループをしていた為におかしくなっていたんだと思います。
当時を振り返るとなんて甘えた考えをしていたんだろうと恥ずかしくなりますが、その時の私は本当に視野が狭かった。見捨てないでいてくれた友人には感謝してもしきれないです。

本作のモデルとなった安倍首相事件の犯人は、当時の私どころではない問題を多く抱えていました。それも孤独の中で。
人を殺める事は許される事では絶対にありません。それは前提として、湊さんの仰ることも分かるのです。
誰にでも起こり得る事なのじゃないか。

本作を書き上げた湊さんの勇気と、苦しい物語の中にも小さな星のような微かな希望を残してくれる優しさに、本当に感情を揺さぶられました。
本作の感想だけを言えば、非常に素晴らしい作品、その一言に尽きます。

でも本音を言えば私のように「自分にも起こり得た事かも」なんて思いもしない方が多い事を願いたいです。
湊さんの意図とはずれてしまうかもしれませんが、そんな事は考えず、ひとつの作品として感動出来る読者さんが多い国であって欲しい。

とか、思ったり思わなかったり思ったりするわけです。(どっちなんだ)

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

総理襲撃事件を想像させる内容をベースに、手記として物語が進行する。
動機が徐々に明かされていくうちに、圧倒的に没入してしまいました。
真相や背景が分かっていくなかで、物語の序盤と終盤で読み手の感想が転換されていくこと間違いなしです。

以下、共感を得たフレーズです。
「あやしい教団もすべてがでたらめというわけではない。本物はいる。だが、欲に目がくらみ、本物のまわりに偽物をあつめ、金儲けをしているうちに、本物までも偽物に取り込まれておかしくなり、その能力が失われていき、クズ集団に落ちぶれていく。」

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

大好きな湊かなえさんの物語

    暁星

フォローさせていただいている方々の
ブックリストにある事で知り読みたい!
と思いました。

期待値マックスで本を開きました♪ が、、、、

読みはじめて直ぐにまずいなぁ、、と
苦手な内容かも、、、
どうしよう と感じながら読み進めていきました。

み進められたのは 私自身いままで湊かなえさんの
物語で感じて得られた事の経験が大きくて
きっと大丈夫だからと思って、、、、


物語は
永瀬暁容疑者の手記   暁闇


この事件を小説にした  金星

事件の犯人の手記ですからノンフィクション
犯人の手記の色彩は
強い力で抑え込まれるような
苦しくて苦しくての
大変な時間でした。

しかし これが小説 金星になると印象は
大きく変わっていきます。
フィクションである小説でしか感じづらい事が
沢山感じられて、それだけではなく
手記 暁闇 の想いとも重なっていき
大きな塊になって
強い衝撃をうけながらの時間でした。

この苦しい事の沢山ある物語にも
とっても素敵な優しさを感じられる事も
ありました。
シュークリームを半分こにしたところでは
私自身も幸福に満たされてあたたかな色彩に
包まれながらの時間でした。

読み終えて読後感はやっぱり良かったと、、、
読むことが出来て本当に良かったと思いました。

宗教 というと少し苦手かもの思いは
ゼロとまではいきませんが、
少なくとも感じた事や考える事から
理由もなく避ける事は良いことではないのかなと。
想像力をもっていかなければならないなと
あらためて強く思いました。


あと物語を読んでいく中で

湊かなえさんらしい素敵なしかけもありました!
暁闇の 終章  私は普通に読み進めて
小説 金星に入っていきましたが
金星を読み終えて 終章を読んだら
感じ方がちがうんです!!

それと 金星の最後の三行で
しばらく時間が止まってしまいました。

言葉の力って 凄いです。

2000年の少し前くらいに話題になり
事件があってまた話題になって
報道されてその時々はそれぞれ感じられる事は
あると思いますが、事実と真実の振り分け方は
皆それぞれになると思います。
大きな力に振り回されない様に
記事やニュースを先入観で見てしまう事は
出来る限りしたくないと思いました。


話しは本からズレてしまうかも?ですが

あの本 読みました? という番組の中で
湊かなえさんと辻堂ゆめさんが出演されて
いました。
湊かなえさんはその中で 暁星 について
一ヶ月半で書き上げたと述べていました。
司会の方に自身の小説で1番好きな物は
なんですか?と聞かれて
皆さんそれぞれに印象に残っていたり、
好きな物語があると思いますので1番は
言えませんが この暁星について

自分がこの作品を書けてよかった

と仰っていました。




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2026年01月16日

Posted by ブクログ

最後のページで謎に涙がじわじわ出てきてしまい、自分でもよくわからないまま切なくて悲しくて苦しくて大泣きしてしまいました。
そうか、こういうことだったのか...作者はこれを伝えたかったのか、と。
それでも未来へ希望を抱くことのできるラストシーンだと感じます。

前半と後半で視点が代わります。
前半は政治の中枢にいる人物を大勢の目の前で刺殺してしまった宗教二世の青年。
後半は毒親に育てられながら必死に文学にしがみついて自分を守ろうとする宗教二世の少女。
この2つを続けて読むことで物語の全容がわかる構成になっています。

安倍首相の銃撃事件がモデルになっています。
しかし、あくまでも中身は創作です。
影響を受けやすい人は、現実と混同しないように注意して読む必要があります。

自分の意思とは別で親が新興宗教に沼ってしまうと、幼い子どもにはどうすることもできません。
その過酷な世界の中で交錯した2人の男女の物語です。
パラレルワールドに生きる同じ宿命を背負った者同士は、7回だけ人生が交錯するそうです。

なんて悲しくも強い力に溢れた物語なのでしょうか。
無償の愛とはこういうことを指すのかもしれません。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1回じゃ理解するの難しいかもしれない。
2部構成の「暁闇」と「金星」を行き来し理解できた。
まず読み終わった率直な感想は、辛かったよなぁ。
だった。
切なさと愛おしさが拗れまくっていて、
これで良かったんだよなぁと。
宗教は難しい。
お金さえつぎ込まなければ、心の拠り所として良いんじゃないか?とも考えていたが、もし自分の親が親が信者だったらと考えると、誰を信じて生きていけば良いか分からなくなりそうだった。
この経験があるからこそ出来る 優しさ だったんだと。
凄い作品だった。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半、暁くんが殺人までする理由が腑に落ちなかった。迷いがあるような、何かが足りない…と感じていた。
後半を読んで、「ただ星を守りたかっただけ」で優しくて自己犠牲を厭わない、星子のことが大切すぎる暁くんだからこそ殺人を犯したんだと、悲しいけど腑に落ちた。
暁くんは清水なんて眼中になくて、星子のことしか考えてなかった。だから、「生きろ!」と星子に言うことが清水を殺すことだった。
一読した時の感想はこんな感じ。
何回か読みたいです。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2度読み直しました。
最初は暗いなぁと思いながらあまり理解できない状況で漫然と読みました。
2度目で切ない2人の絡み、救われる世界がないのかなと思いながら夢中で読めました。

「絆とは時間の長さではなく、心が交わる深さだと感じました」
「自分が失った幸せは、大切な人のところに行っている。そう感じれば悲しくない」
という言葉が印象に残りました。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

二部構成、どっちがフィクションかノンフィクションかなんて読み進めるほどわからなくなり、最後まで読んでまた最初から読みなおしている。
つらいことこそ共有したい、信頼している、と感じる半分こ、それぞれの思い描く分け方は互いを大切にする優しさと思う。文章量も見事に半分こ、なのがすごい。互いに生きてくれと願う、夜明け前の暗闇と暁星。なんとも切ない愛の物語だった。
現実の世の中に聞いたことがあるような場面もあったが、フィクションであろうがなかろうが、そこに生きる人にとっては全てが「あり」、著者の覚悟がひしひしと伝わる。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

「ただ、星を守りたかっただけ」この一文にどのような想いが込められているのか、考えると胸がギュッと熱くなる。

安倍首相銃撃事件を彷彿とさせる序盤に、そのようなもの事件を物語に落とし込んで大丈夫なのかハラハラした部分もあったが、最後までページを捲る手を止めることができず、湊かなえの覚悟を感じた。

、星子の今までの人生が暁闇で、この先日が昇ることを願わずにはいられない。二人で幸せになってほしい。

半分こという行為がこんなに美しいとは知らなかった。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

久しぶりに湊かなえさんを読みました。
最後の1ページが切なくて余韻とまた繰り返し読みたくなりました。
毒親,,,子供の未来を壊すのはいつだって大人,,,
ふたつの星がずっと輝き続けますように,,,

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

自分はキリスト教信仰者である。これまでに何度も自身の宗教感を振り返ることがあった。この本は、そのことを幾度となくつきつけてきた。
まずキリスト教プロテスタント、正統派、新興宗教ではない、と自称する自分自身の教会にも、聖書に書かれている、ささげもの、いわば献金は存在する。献金は月一度決めた額、10分の1献金といわれる給料の1割を献金しましょうと言われる、月定献金なるものと、その他礼拝などの集会や何か想いがあった場合に自由にささげる自由献金といわれるものとがある。
とはいっても月定献金を真面目に10分の1ささげる人は少ないし、疑問を持ちながら少なくささげるもののほうが多いと感じる。
それでも牧師は月定献金を真面目にささげるようすすめてくる。
かつて、10分の1ささげるべきだったのは、公の助け合いが、今の役所のような働きが、教会にあったからなのでは?と私自身思うが、それでも牧師は10分の1をささげるようすすめてくる。
なぜだろうか。当然布教のためでありたい。

当作では、私服を肥やし、社会的立場を得る、立派な信者が出てくるが、これはきっと現実にもあるのでは?と思い巡らさざるをえない。
ヤマガミ事件が、その一例だが、これはきっと他にも、世界のからくりのように、世に蔓延っているのではないか、そう思わせてくる。
非常に巧みで、疾走感のある本だった。

私自身が、周りの人間にどのように影響を与えるか、悪い影響は与えてないか、よく考えてすごすことも必要なのだなと思わされた。
よいキッカケとなった。ありがとう湊様。

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毒親しんどい。

湊かなえの小説では、「Nのために」の質感に似てる。
「誰かのために」という自己犠牲が究極の愛の形というのが作家の人間観なのかもしれない。

実在の事件を彷彿とさせる形で、最初はあんまり気乗りできなかった。

金星の初めの方も、少女時代が辛くて。
母親に書いた手紙の件とか眩暈がしてきた。毒親の描写うますぎない???

辛いからこそ、暁生(暁)と互いの人生が交わる瞬間に息を継げる気がして、そこから物語の吸引力が増大した気がした。

で、この2人の時をおいて何回か交わるという話が、永瀬明が死ぬ直前に言ってた「パラレルワールドに生きる同じ宿命を背負った男女の人生が7回だけ交差する」話とまんま一緒なのが気になる。

あれは、永瀬暁が仕込んだメタファーなのか。でも実の父親の構想を偽ったりしないよな。
だとすると、不思議すぎるのだが。

金星はフィクションだけど、不思議なことを否定していない世界観。龍が文字から見えるんだよなぁ…。宗教を否定してるわけではない感じ。

だけど、金星の方が事実を伝えてる気がすると読者に思わせる。

この後2人はどうなったのかな……
いい話だったけど、それを思うとやっぱりやるせないのです。

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

積読していたが、「あの本、読みました?」で著者の語る思いを聞いてちゃんと読もうと臨んだ。
いやーしんどかった…!なんでこうなった!と何回心で叫んだことか。
その方向で考えることを捨てて、自分たちが幸せになるように舵を切ることもできるだろうに、なぜ…?と感じる自分は単に恵まれているからなのか。
ただ、このレベルのことが起こらないと、当事者でない人々は関心を持たず、問題は放置され続けるということを私たちは既に知ってしまったから
簡単に言えないですね…

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

敢えてあらすじも何も見ずに読み始めたので、想像以上に重いぞと思いながら読み進めた。
生きていくための支えとしていたはずの宗教や信仰に、気づかないうちに異常な方へ進み、いつしか子供や周りの人が引きずり込まれていく。

前半と後半で、暁の人柄の印象ががらりと変わって、主観と客観の違いの恐ろしさを感じた。
後半の全てが、事実に対して均等に客観的と言えるかは分からないが、暁の人柄に関しては、後半で描かれているものが本来の姿だろうと思った。

「星を守りたかっただけ」という言葉の意味を知れた時の何とも言えない気持ちを忘れられない。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

Audibleで一気に視聴

すごく重いし暗いけどところどころに明るさを感じられる物語でした。
2部構成であることに気づいたときはどのように話が流れるのだろうと思ったけどこの交差のさせ方は圧巻でした。

東野圭吾の白夜行すきなひとは好きかも

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

うまく生きれないのは、うまく生かしてくれない何かがある。不器用にならざるを得ない。同じ境遇の人がいたらどうしたらいいか。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

湊かなえさんの最新作ということで本作も手に取りました。モチーフとしている事件が宗教絡みの暗殺事件ということで、ある事件が彷彿とされながらも、思いもよらない方向に着地したこともあって、個人的には面白いと思いました。

本作は大臣の殺害事件から物語が始まります。その殺害犯のインタビューによって物語が進んでいくのですが、後半は少し物語が転調します。あまりネタバレをしたくないので詳細は避けますが、この転調が個人的にはお気に入りでした。この転調により、物語が単なるクライム小説の枠に収まらず、ミステリー要素を含みながら、湊かなえさんらしい結末に帰着しているように感じました。

序盤の物語は、手記による物語であるため、社会派小説を読み慣れてないと少し読みずらいかなと感じるとともに、全体像がボヤけているような印象を受けましたが、ぜひ後半の部分に向けて読み進めて欲しいなと思いました。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ


前半『暁星』は
加害者、永瀬暁の手記であるノンフィクション
あの安倍晋三元総理の銃撃事件を重ねながら読んでいく
宗教2世となってしまった永瀬暁の苦しみ…
そうすることで救わる人が大勢いる…
残された道はそこにしかなかったのだ

後半『金星』は
永瀬暁の事件を題材にした作家、金谷灯里(白金星賀)のフィクション小説
この後半で、読者は前半の事件を裏側からみることになる

幸せの半分こは相手に多い方を
不幸の半分こは相手に少ない方を…

フィクションとノンフィクション、2つの物語がつながったときに見える景色とは…
読み終えても涙が止まらなかった
そして湊かなえさんの覚悟を感じた

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

親によって子供が身動きとれない そのような話を読む機会が多い
どうしようもない
1番身近な人が 生きていくために一緒にいないとどうしようもない人が自分を苦しめる

湊かなえさんなのでイヤミスを覚悟していたけれど、こちらの話は違った。
どこまでが本当なのか、彼女に関することだけが伏せられているのか、彼の話に彼女の話を合わせたのが真実なのか。
何れにせよ、このような形でしか彼女を救えなかったこと、彼らの救いが哀しい。

もう一度読もうか思案中…

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

読み始めたときは
やなやつの自分語りか…
わからんでもないけど
間違ってはいるよなぁ…
これ、作者はどうしたいんやろ?
って不思議だった

語り部が変わってからは
びっくりした
え?そうやったん??ってなるし
ほんとってどっち?
それともほんととかないん?
って夢中で読めた

こういう
こっちからとあっちからって話は
もちろん他にもなんこも読んだことある
なるほどね〜ってなったり
物事って多面なんだなって思ったり
わりと好きなジャンル?だけど
これが1番、真実って?!
ってなったかも

星は4つ
5つでもいいかなー
でもカバーが好きじゃないから
4つでいいや

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

Audibleで耳読書。独白記事の「暁闇」と小説の『金星』。2つを読んだからこそ見えてくるものがある物語だった。終章はなくてもいいのかもしれないが、終章があることでこの先に思いを馳せることができる。
首相銃撃事件と宗教の因果を彷彿とさせる内容で、信者の子であるが故に宗教に否応なく巻き込まれ、家族愛に苛まれながら生きる姿は胸を抉られるようだった。
ままならない人生のなかであっても光を見出してほしい、2人にはいつか幸せになってほしいと思った。

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

「暁闇」と「金星」の2部構成。
「暁闇」を読んでいる時はあの銃撃事件を重ねながら淡々と読んでいたが、「金星」になると宗教2世の実態と心情の描写が巧くて一気読みでした。
そして読み終えた後、最初からもう一度読まずにはいられなくなりました。



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2026年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半と後半で違う視点且つフィクションとノンフィクションという書き分けがされている
前半の隠された行間が後半で明らかになるが、結局どちらの文章とも互いに足りないものがあり、補い合っても埋まらない部分が登場人物の心情とすれ違いとリンクしているのかもと思えた
視点毎に綴られているため、先に後半パートを読むように推奨されている部分があるが、そこは読むのにひと手間かかるように感じた

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

うーん…
安倍元首相襲撃事件がベースの
宗教2世や家族に関わる話…
あの問題は解決したのだろうか
宗教団体の問題は解決するのだろうか

最後がよくわからなかった…
あと難しい漢字が多かったから
ふりがなを振ってほしかった

あー世の中は怖いな
これがイヤミスか
今回は行き過ぎだと思う
とても外に出るのが怖くなる本だった

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オーディブルで読んだ。もっと深くも読むために、いつか本で読み返したい。櫻井孝宏の声がかっこよすぎた笑

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

宗教に囚われた2世代達の恋の物語で、最初は支離滅裂でよく分からないと思っていたけど、後半の章を見ることで、前章がなぜあのような文になっていたのかが理解でき全体を通して世界観がしっかり作られていて面白かった。

ただ、宗教観やそれにより苦悩する様子が想像しづらかったり、人を殺すほどの事なのかという納得感があまり無かったように感じた。
自分が実際その状況になったら確かに辛いだろうが、小説の中の世界だともっとどうしようもない絶望を描けたようにも思った。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

大きな事件を下敷きに描かれた小説。
親に翻弄される宗教二世を主題にしていることから、小説家はどんなふうに物語にするんだろう、と思って読んだ。
2部構成となっていて、接地面をどうするかで、その後の読後感は大きく変わることになる。
ジャンルも変わってしまいます。
さて、わたしとしては、現実の事件の犯人の孤独な魂に寄り添おうとする作家の優しさを感じた。

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2026年01月14日

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