【感想・ネタバレ】暁星のレビュー

あらすじ

「ただ、星を守りたかっただけ――」
現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち、週刊誌に手記を発表しはじめる。そこには、清水が深く関わっているとされる新興宗教に対する恨みが綴られていた。また、式典に出席していた作家は、永瀬の事件を小説として描く。ノンフィクションとフィクション、ふたつの物語が合わさったとき見える景色とは!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初はフィクションの山上被告と重ねて聞き始めたが、途中から小説として白金星花と長瀬暁の物語として感動した。

0
2026年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生まれてきた理由に、これ以上のものは無いんじゃないかと、そう思える愛でした。

苦しい中でも、現実にひたむきに向き合った2人が本当にかっこよかった。
そうならざるを得なかったからだとしても。

そして、これは私の願望だけど、きっと2人で夜明けを迎える日が来るのではないかと、そう思います。

全編通してとても読みやすかったし、メタ的になるのに、暁闇の終章を金星の後にしなかった理由が最後にわかった。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

殺人犯の手記と事件を目撃した作家による小説の二部構成。事前情報ほぼなしで読んだら、素直に騙された。こんな暖かい感情になるとは思わなかった。
手記パートを読み終えた時点では、動機は理解できたけどなぜ37歳のタイミングで?という点にモヤモヤしていたけど、小説パートで明確な理由が明かされたのがよかった。
小説パートを読み進めると断片が繋がってゆき、別の視点から見ることで思い込みが覆るけれどどんでん返しというわけではなく、視界が開けていく感じが良かった。特に小説最終章の最後の一ページに震えた。
「彼の半分こは二等分ではない」が好きで、暁の優しさ・献身的な部分を本当によく表してるなぁと思う。「夜明け前が一番暗い」というフレーズがじわじわと効いてきた。お互いの存在の有無で全く世界が違う。良い結末だった。

長瀬暁良の遺書、せいか(晴香・星賀)、想像力、龍あたりは伏線あったのかな?読み返す。

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2026年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

手記と小説という2つの視点から1つの物語を見つめるという構造が面白かったです。1人の登場人物に複数の名前があり、恥ずかしながら1度読むだけでは完全に理解することはできませんでしたが、他の方の解説を読むことで理解することができました。もう一度読んでみたい作品です。
宗教団体の不気味さがよく描写されていました。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ


阿部元首相銃撃事件をモデルに書かれたらしい。
宗教×政治×信者×金×宗教二世×宗教弱者
宗教二世同士が『回数ではなく深さ』のある交流を重ね各々が戦い続ける物語。

どんな形でも湊かなえ氏の言葉や構成には圧倒される。考えさせられる。



『夜明け前が一番暗い。だが必ず日は昇る。そこには輝く星がある
星はあたたかな物語を紡ぎ、迷える著たちの視線の先にそれを照らす。見つけた者たちの心に灯りをともす。生きろ、と力強く語りかける。
暗闇の中で顔を上げた者たちの、生きる希望となる暁星が、この世界で輝き続けることを俺は願った。ただそれだけだ。             了』
美しい文章だと思った。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語は、暁と星賀の関わりを中心に添えられていたが、
私としては、母と親の和解の物語を期待してしまっていたため「そっちか・・」複雑な気持ちになった。
母が宗教にのめりこんでいく真理が再現されていて、孤独が人を狂わせてしまうのだと、自分自身の幼い頃の苦しい記憶が呼び起こされて辛かった。

P133 母の手記が一番印象深くて、好きな一文。
「不思議ですね。私の人生は業火に焼き尽くされて、真っ黒い煤に覆われたガタクタになってしまったと思っていたのに、こうして、文章で書き起こしていると、ガラクタの中にも、磨けばまだ光を残しているものを見つかれられるのだから。」

実際の事件の母も、結局、宗教とは縁を切れていないらしい。
一度ゾンビになったら後戻りできない、という比喩は見事だ。
でも、裁判の時の母の証言の記事を読んだら、責任を自分においていたようで、神様や誰かのせいにしたりするのは辞めれたのだったらいいなと思った。

暁の言葉で、「想像力が持って生まれた人間の能力なのだ。つまり、何が言いたいかっていいうと、読書じゃ想像力は得られないってこと」とある。
私にはそれに反論できる根拠は持っていないけど、読書が孤独に寄り添って心をほぐすことはできると信じたい。
この本を読んだ搾取されている人が目を覚ましてくれるきっかけになりますように。
そして、子育て中の母が、孤独に苛まれて道をそらすことがありませんように、と願わずにはいられない。

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2026年07月09日

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