小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
1. 読もうと思ったきっかけ
イン・ザ・メガチャーチ を読もうと思ったのは、もともと朝井リョウさんの小説やエッセイが好きだったこと、そして本作が初の本屋大賞受賞作だったからです。
これまでにも 正欲 などを通して、「現代社会をただ批評するのではなく、自分自身もその構造の中にいることを突きつけてくる作家」だと感じていました。今回もきっと、単純な勧善懲悪では終わらない作品なのだろうと期待して読み始めました。
実際に読んでみると、本作は単なる“推し活”や宗教を扱った小説ではありませんでした。現代人が何を信じ、どこに居場所を求め、なぜ共同体へ惹かれていくのかを描いた作品だったと思います。
2. -
Posted by ブクログ
地球科学者であり、女性科学者のパイオニアである猿橋勝子の人生をフィクションを混じえて綴った物語
彼女の事をネットで調べてみると、限りなく現実に沿っているようで伝記に近い小説なのかもしれない
『何もない空からなぜ雨が落ちてくるの?』
幼い勝子はそんな疑問を持つような少女だった
理系女などほとんどいない昭和初期
キュリー夫人に憧れた彼女は物理に心をときめかせ科学の道へと進んでいく
戦争が起こり、原爆が落とされ、科学者たちは憤りと使命を胸に、放射能がどのように地球をむしばむものなのか真実を追求する
男性社会の中、女性が新しい学問を切り開くには困難しかない時代
たった1人で日本の代表としてアメ -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々の休日で一気読み。
前作のことはちょっと忘れたことが多かったけど、たしかナンセンスな設定をミステリに落とし込む、みたいな強烈な思い出。今作は、予言というナンセンスを前提として動機やトリックが仕込まれるのが新しい。設定が邪道だけど、それなのにちゃんとその設定を王道ミステリに落とし込んでるというか。
めっちゃネタバレ
犯人が、明確な殺意を持ってクローズドサークルに人々を招いたわけではない、というのがまずずるい。と思わせて、それが予言というナンセンスを際立たせる。明らかに人為ではどうしようもない第一の犠牲者と、以降が整合性とれない、というジレンマも予言を際立たせる。そういう点では、前作より -
Posted by ブクログ
面白すぎる、、、楽しすぎる、、、頭の中に今まで無かった栄養素が染みて目がカッと開く、、、!そんな感覚になる読後感でした!
批評や誤読、本から与えられるものと自ら取りに行くもの、今まではこのあたりの関係性をうっすらと感じていながらも自分の中でしっかりと認識し言葉にしたり出来ていなかったんだなぁ、、、。
感心!!!
私は読書初心者なので、本の中に自分が分からない事があれば調べたりすることが楽しく、その分からなかった事を理解してから再読するのが真底好き!
"考えること"に関して自分の中に色んな道具が増えていくことが楽しく、読書の心理ってそういう所なんだ!と勝手に思っていたんだなぁ、、、とも思った -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ食べたくなる描写ランキング
第3位 スーパーで買った菓子パン
p132
サクサクのデニッシュ生地にこれでもかと盛られた生クリームはミルクの匂いがして、
チョコレートと一緒に舌の上で溶ける。
チョコレートの上にまぶされたクランチのザクザクした食感も快感だ。
だが何よりも甘い。
脳がぐずぐずになるくらい甘くて、快楽物質がものすごい勢いで脳内に分泌されていく。
「これ悪魔の食べ物ね」
第2位 せつながアレンジした苺パフェ
p66
グラスの底にはスライスされた赤い苺、次に真っ白なクリームと、サイコロ状にカットされた淡い黄色のスポンジケーキが交互に重ねられている。
その上層には、 -
Posted by ブクログ
年齢を重ねて経験を積まれていくだけでなく、自分自身についても理解していき、上手に付き合っている様子が、まさに円熟した大人の姿という感じがして、自分も歳を重ねてこんな風に考えられるようになりたいなあと思いました。
特に「歩こう」のエピソードにでてくる著者の考え方がすごく素敵で、心にほわっと染み込むあたたかさを感じました。
著者のエッセイを「独りでできるもん」から続けて読んできた身として、クリスマスを純粋に楽しんでいる姿が感慨深くて、なんだか嬉しい気持ちになりました。
また、なにかと人生を絡めて考えるようになったという話で、本当に様々なことを人生に絡めていて、思わず笑ってしまいました。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。