小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ここ数年で一番凄い小説だった。
上巻は救いがなく辛かったが下巻で救われた。
読書は自分と違う人生を追体験することだと思っているが、今回はかなりハードだった。
でも本当に貴重な経験だった。
人を傷付ける容赦のない言葉が多いが、その中でも家族の愛や人に対する優しさが垣間見れる言葉があり、泣けた。いい小説を読ませていただきました。
人の興味、関心とは一体何なのだろうか?
噂は軽薄な娯楽。
という言葉が、心に強く残った。
そういえば自分もたまにしているな、と。
そして、一番心に刺さったのは、やはり、
「この子どうしたの、助けてあげて」
一言で人となりを表せる凄いセリフだな、と思った。
自分が同じ -
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臨床心理士の東畑開人さんによる連載エッセイなのだが、各回の冒頭と前半部分がコミカルに書かれていて、とても面白く、クスッとしてしまう。かと思えば、後半のカウンセリングルーム内でのやり取りはシリアスそのもので、前後半のコントラストは鮮やかな程である。私は、この対比の中に東畑さんのもつ複数の心があらわれていると思う。肩肘張らず読める著書だし、著者もこの作品を最初に読んで欲しいようなので、まだ彼の著書を読まれていない方には導入に最適と考える。オススメは、部活動の「補欠」の話で、何を隠そう私も運動部の万年補欠だったので、ここまで鮮やかに控え選手の心情を代弁してくれた著書に出逢えたことはなかった。
文句な -
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恩田陸さんの名前で選んだ短編集。私は長編に悪い人が出てこないところが多分好きなのだが、こちらは意外に「悪そうな人」とか素性のわからない人」がわんさか出てきて意外だった。
どっちかというと学園もののドロドロした感じ、理不尽なルール、子供時代の自分の自由にならないのに閉じ込められている無力感(←三宅香帆さんのいうところの昔の学園ものっぽい?)が多い作品群だった。それはそれで面白く、どっちかというと昔よく読んだ小川洋子さんを思い出した。どの作品も結末が気になって一気に読んでしまった。
一番好きなのは睡蓮かなあ。この兄妹の関係は?大きい女(男?)は何者?と謎が謎のまま。でも「春よこい」もよかった。 -
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総力戦研究所の存在を公にしてくれた一冊。昭和16年の夏に机上演習として、各省や民間エリートが集められた日米戦争はすでに敗戦の結論を出していた。その発表に東條英機も在席していた。
陸軍大臣時代とは異なり、天皇からは開戦決議の白紙撤回を期待されて組閣することとなった東條英機は、時すでに遅い時局から、日米戦争回避へ動くが流れには逆らえず結局開戦。実際の戦争は真珠湾攻撃と原爆を除いて総力戦研究所の想定通り進む。石油を求め南進すると本国へのシーレーンを確保できず商戦は破壊されて石油は届かない。
本書では、何故敗戦するとわかっていたのに、正しい予測をした人がいて、内閣にその情報まで上がったのに、天皇は -
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万人に面白い本ではないかもしれない。
でも、刺さる人にはとことん刺さる本。
なのでこれはおすすめではなく、ただただ私の「好き」を語るレビューです。
旅行記とちょっと変わった斜めな視点。
どちらも大好物な自分にとって、柞刈さんの旅行記は面白くないわけがなかった。
1行1行が面白すぎて噛み締めて読むから、ちっとも前に進まない。
とにかく、いちいち全部面白い。
最初は面白いところに付箋を貼ろうと思ったけど、3行に1枚ペースになったので、諦めて電子書籍を購入。
結局は電子書籍もマーカーだらけになって読みづらくなったので、「そういうことだ」とそこからマーカーもやめた。
自分と似ているのは、止まら -
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読書備忘録1005号。
★★★★★。
こりゃオモロイ!オモロすぎた!
こういう日常とは違う世界の物語を作る才能に溢れた作家さんは大好きです!
個人的にはこれぞ読書の醍醐味!
いつも通り、さらさら~と若干のネタバレ備忘録。
主人公、鳥居一樹(某球団の負け癖監督、一樹ではないです)。
ハウスパートナーズとかいう防犯グッズの訪問販売など手掛ける会社の営業。
訪問販売ですよ。怪しいわ。「間に合ってます」の一択で追い払うでしょ。普通。
ただ、鳥居一樹は違った。
訪問販売営業が天職。
販売成績は常にトップ。しかもノルマの200%達成とか。
年収2000万円越!
ただ、鳥居のメンタルは空虚だった。
売