あらすじ
加藤ローサ、徳井義実(チュートリアル)主演の映画原作。もう、これ以上あの日々を続けることには耐えられない。上司のお小言。同僚の嫌味。毎日の生活。これを飲めば、あの日々から解放されるのだ。それを思えば、死ぬことなんて怖くない。そう言い聞かせ、睡眠薬を飲んだ私は、布団に入り固く眼を閉じた――。が、目覚めは爽快。やばい。すごくやばい。しくじってしまった。自殺は失敗だ!! どうすればいいんだろう……!? 無器用にしか生きられないあなたに贈る清爽な旅立ちの物語。
感情タグBEST3
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短いから読みやすいし、文章の感じもすごく読みやすくて寝る前ちょっと読もうと思ってたけど面白くて最後まで読んじゃった
また読みたい
てか短いからいつでも読める
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購入本。瀬尾まいこさんの本は久しぶり。
読んでみた。
主人公の千鶴に感情移入できたので一気読み。自分も今体調不良で仕事を休んでいるから、より感情移入できた。田村さんの大雑把な優しさがいい。千鶴と田村さんのやりとりがユーモラスで面白かった。お互いあまり深くまで踏み込まない2人の距離感が、読んでいて心地よかった。
読んで良かった。癒されました。結構古い本だから時代を感じる描写はあるけど、あまり気にせず読めました。しんどい時にこういう良質な癒し本に出会えたことに感謝。
以下付箋貼った所(ネタバレ含みます)
P41 食事をすると、自分が生きていることがわかる。生きているのが良いのか悪いのかは別にして、魚や米や味噌、そういう確かなものを食べていると、ここでこうやって存在しているんだなあって感じる。
P80 そして、たった十日足らずでここの風景に馴染んでしまっている自分をもったいなく思った。大きな杉の木も楓の木も、一面すすきの原っぱも私はとても気に入ってる。だけど、もう私は驚かない。すごい風景を見ても、びっくりはしない。染まってしまうと楽だけど、つまんないなあと思った。
P91 それ以外のことやったら、いちいち歌わんでもええやん。どっちみち世の中ラブアンドピースやったらええんやろ。ラブアンドピース以外のことが聴きたかったら、吉幾三を聞けばええ。それ以外のことは幾三がみんな歌ってくれとるから。
P105 こうして見ていると、太陽は黄色でもオレンジでもなく、光そのものなんだということがわかる。深く広い海を照らすすごい威力の光の塊。じっと見ていると、すぐに目が眩む。
P113 「すごいやろ。ここには星も木も魚も、なんだって嫌ってほどある。数え切れないほど、すごいもんがある」
「本当にそうですね」
「それやのに、どうしてそれだけではやっていけへんのやろうなあ」
P132 自分の手で育てたものを自分の手で殺して自分で食べる。手にも目にも身体のすべてに鶏の命がしみこむ。それは、とてもありがたいことだと思った。
P161 大事なものはたくさんあったような気がするのに、今となっては全てが取るに足らないことに思えた。結局私が必死だった恋愛も仕事も日々の生活も少し離れてしまえば、すんなり手放せるものばかりだった。
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自然豊な集落で生きる意義に気付く?お話
きっかけは置いておいて⋯日々の喧騒から抜け出して自然の中でのんびりと過ごす⋯⋯憧れますね、とても気分良く読めました
瀬尾まいこさんの描く主人公⋯今作品も変わらずブレずに真っ直ぐなヒロインでした(悪い意味でも良い意味でも)
このお話⋯⋯続編はあるのでしょうか
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田村さんと自然を通して主人公が自分を取り戻す様が穏やかで強くて優しかった
少しのことで死にたくなるし、少しのことで自分らしく生きられる
適当さと優しさの塩梅が完璧な田村さん 良い〜〜〜〜
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SNSで見かけて気になってた作品。
ここ数日仕事が上手くいかなくて落ち込んでたのもあって主人公にすごく共感したし、自然に触れる描写の多くに温かい力をもらえた。
自由に過ごすのも休むのも、生きるためには大事なんだよね。
なんで自分は今都会にいるんだろうと思うくらい、自然に触れるのが好きだからゆくゆくは田舎に帰りたいし、旅でもいいから自然豊かな土地に行きたい思いが強くなったなぁ。
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あっという間に読み終わってしまった。
千鶴にとっての丹後で過ごした3週間も、こんなふうにあっという間にすぎたのかなあ
希死念慮に苛まれることが多い私にとって、希望を見つけるための宝物の本になりました。出会わせてくれてありがとう
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心が解きほぐされる本
駅からタクシーで8000円の端っこの集落と、
民泊の田村さんの組み合わせが最高
美味しい朝ごはん
お散歩
開店しないパン屋さん
畑のおばあちゃんに挨拶
毎日のルーティンするだけで自律神経整いそうだし
息苦しいほどの満天の星
会合での飲み
教会
揺れる船
初めての釣り
どれもなんかリアルで読むだけでデトックス気分
瀬尾先生、続編書いてくれないのだろうか
田村さんとの関係性が良すぎが故に切ないし、
千鶴ちゃんのその後も気になるーーーー!
共感がたくさん
自殺しようと思いつめている主人公、でも文章は軽やかさがあって重苦しい気持ちにはならずスラスラと読めました。会社に行きたくない主人公のこれまでの日常生活、感情、疲れ果ててしまった背景が描かれていましたが、言葉は簡潔であっさりとしているのに、疲れ果ててしまうまでの過程にとても共感してしまいました。わかるわかる、そうそうって思いながら泣きそうになりました。
死にたくなったり、自然の中でのんびりすることで人の心が回復していくというのは自分の経験とも重なる部分があり、さあこれから自分の足で歩いていかなくちゃ、と踏み出そうとしている主人公に自分を重ねて読み終えました。
根拠はないけれど何となく、何かがうまくいきそうな気がします。今このタイミングでこの本を読んだのも何かのご縁だなと思いました。
スラスラ読めた!
読み始めたら止まりませんでした。
2人の独特な関係性が読んでいてとても心地良かったです!人間は環境の変化で大きく変わる事ができるのだなと思いました。
とてもおすすめの一冊です。
Posted by ブクログ
さながら現実逃避のスローライフ
一回「死んだ」ことと、ただただのんびり生活をすることによって「生きる」ことを無意識に千鶴は選び取っている。
大きな物語ではないし、おそらく、読み終えた先のエピローグこそ、人生の本番なのだろう。
しかしまあ他人を気にして、自分の気持ちを押し殺すくせにわがままでがめつく、正直嫌だなあこの人、と思うけど、私と似ている感じがあるし(同族嫌悪だ)
別のステージ(ひと・もの・場所)に移れば、うつうつもやもやが晴れていくのも今にしてはよくある話で。
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よかったです。
死を覚悟してたどり着いた山奥の民宿。
自然に囲まれて、ゆっくりと流れる時間に身を任せ、自分を取り戻していく。
やろうと思えば人はどこでも生きていけるし、死ぬほど辛い環境ならさっさと離れて遠くに行ったらいい。
戻りたくなったらまた戻って、新しい自分で前に進めばいい。
この作品を読んでそう思えたし、子供が大きくなってなにか辛い思いを抱えていたら、そう伝えてあげようと思いました。
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のんびりしっとり。
死を決意していた主人公が、結局死ぬことには失敗して、しばらく田舎の宿で過ごす。
すごくゆったりと気が流れているような、主人公と一緒にのんびり過ごしているような気分になった。
何か大きなことが起こるわけでもなく、ただ、田村さんと主人公が宿で過ごす日々が書かれているんだけど、それがなんとなくあったかさを感じる。
疲れた時に読みたいと思った。
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星4.2
人生に疲れた女性が自殺しようと、辺鄙な村に行き着きます。
そこで出会った男性と親しくなり、やがて悩みを相談するのですが、気付けば寝てる(笑)。
ここって良い場面で、普通だったら良いアドバイスとか貰えるはずなんですが。
そんな所が好きです。
短いので気軽に読めますが、しっかりと心に残ります。
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読みやすかった。
ここでずっと過ごすのかと思って読み進めていたが、ここは私の居場所ではないと判断し戻っていったのが予想外だった。
別の場所に行くことだけが全てではないし、人には人の居場所があると感じた結末だった。
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全てを投げ出して遠くへ、遠くへ来た。そこで過ごす日々はゆっくりで開放的で魅力的だったけど、ここで過ごすのは、わたしの居場所は、ここでは無い。そう決心できるのがすごい。わたしだったらずーっとここに居たいなって思う。決心が揺るがないうちにすぐ行動できる千鶴さんが羨ましい。ほとんど名前を出さず物語が進んでいくのがすごい。
Posted by ブクログ
最初の不穏な空気からどんなお話なんだろうと思ったが、先が気になってどんどん読み進められた。
瀬尾まいこさんの本は、本当に読みやすく毎回あっという間に読み切ってしまう。
たまたま訪れた場所で思いがけず過ごした21日間。
彼女は色んな体験や経験をして、どこかに置き忘れて来た自分を取り戻せた様に思えた。
それは干渉するでも放置するでもなく、ゆるく関わってくれた田村さんの存在が大きかった訳で、今後の彼女に何かしらの影響を与えてくれる存在になるんだろうなと思えた。
最後のロータリーでの2人のやり取りも何だか微笑ましく、いつか青いマッチを持った彼女が民宿たむらを訪れるお話も読んでみたいと思った。
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なんだか仕事のやる気が出ないこのタイミングで読んでみるとスゥーと浄化されました。
都会での暮らし、田舎での暮らし、いつもと違う非日常は憧れる部分もあるけど、たまにしかしない暮らしだからこそ輝いて見えるんだなって。その輝いて見える生活に一瞬でも行けるように日々を頑張ろうかな。
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移動中2冊目。都会に行く私はこの作品とは逆行していることにちょっと笑えた。
この世から逃げ出したくなり日本海側の農村(あの辺りと限定できちゃう私(笑))に向かう主人公。悩んでいたわりになんとなく図々しく憎めない主人公は
農村を巡り、この世からは逃げられないけど、この世にいろいろなことを見いだしていく。
いい民宿に巡りあったなあ。って、何処にいたって生きてくことは大変だ。多分この農村のほうが大変。
天国ってなんだろうね。
生きてるって大変けどいい。
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自殺をしたい主人公が旅をする小説です。
まだ死ぬ時期ではない、と思うまでの内容です。自殺。生きる甲斐は未だあるか…。まだ生きていけるか…。そんなことを感じながら読みました。
現代の生きずらさと旅立ち
保険業界に身を置いた経験から、そうだよねと思わせる書き出し。逃げることは悪くないという内容が不自然でなく無理なく表現されている。
恋愛小説ではないこともそうさせているのでしょう。一番記憶に残るのは主人公より民宿の主人です、ぜひその振る舞いを読んでお楽しみください。
著者が中学の国語教師をやっていて田舎に赴任した実体験をもとに書かれたというのも納得。
個々人と家という主体単位のとらえ方が欧米とは違うということも思い起こされ、今昭和100年、次の100年は日本人はどのように進んでゆくのでしょうか、そんなことも考えさせられました。
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23歳の千鶴、死にたくなるほど仕事にも生活にも疲れきっていたからといって死にたいと思うほど追い詰められていた。その状況は珍しくないけど大概は転職したり自分でなんとか乗り越えていくものだ。すぐに自殺と直結してしまうというのは性格的に生きるのが難しいだろう。自然に囲まれた日々は彼女を再生してくれたと信じたい。そしていつか田村さんと再会して田舎暮らしもいいのではないか。
Posted by ブクログ
確かに旅にはそういう効果がある
日常のゴタゴタから解放されて
見知らぬ街を歩くだけで自分でない誰かになったような気がするから不思議だ
主人公のように全てをリセットしなくても休暇を3日間程取って旅に出るだけで随分効果があるものだ、、できれば行き先は有名な観光地を避け、程よく便利な田舎が望ましい
無もない畦道を歩き郷土料理を食べる
それだけで効果バツグン
読み終わり、、また旅に出たくなった
Posted by ブクログ
☆3.2
丹後地方の色々な場所がでてくる
濃い海と濃い空
どんな場所なのか想像するだけで空気が綺麗だった
逃げ出したくなるまで辛く耐えられない気持ちになったことはないけど、そんな時がくれば私もふらーっと何も考えず近くて遠い場所に行こうと思う、そこでの出会いを大切にできるように
このあと、どこに行ったのかな
Posted by ブクログ
仕事がうまく行かず、人間関係にも疲れ果てた主人公は自殺するつもりで程よく遠い場所へ向かう。
タクシーの案内で向かった民宿で自殺を図るも失敗。32時間たっぷり眠った主人公はすっかり死ぬ気を失くし、その民宿の主人である田村さんや集落の人たちと関わり、いろんな体験を通じて自分の居場所を考えるようになる。
出会う人がみんな良い人で、食べ物も美味しそうだし、釣りや鶏小屋掃除や教会も楽しそう。主人公がずっとここにいたくなるという気持ちがよく分かった。
ちょっと疲れたときに食べたくなる甘いおやつのような優しい作品だった。
Posted by ブクログ
おそらく丹後あたりが舞台なんでしょうね…呼んでて食べ物はホント美味しいだろうなと感じました。
内容的には解る気がする作品ですが、自殺先であそこまで良い人に出会えるコトがもはや奇跡でしょ!立ち直った後の描写が欲しかったです。
Posted by ブクログ
短くてさくっとよめる、ほっこりストーリー。
瀬尾まいこ先生の丹後での生活がモデルとなった物語のようですね。
登場人物が少なく、複雑な時系列もなく、非常に読みやすいです。
社会に揉まれて、人生をもう終わりにしようと、街から田舎にやってきた主人公。
その村での、どこかのんびりとした空気や、暖かな人達、怖がっても否応なくやってくる自然との共生。
自分らしさをどんどん取り戻していくのが微笑ましかったです。
確かに生活しているのに、どこかで夢のように感じ、居心地がいいのにここは自分の場所じゃないとどこかで感じるのがリアルでした。
Posted by ブクログ
2026/07/19
瀬尾まいこ氏の本を読むのは初めてだったが、勝手に作品に対してやわらかくて、生きていく希望があるような作品の印象を持っていた。
今回、人から勧められてこの本を読んだが、物語のスタートがセンセーショナルなわりに、進行は穏やか、円滑に読み進められる起伏がある揺蕩う波のような内容だった。
穏やかさというのは退屈さを生むが、「一度死んでいるはずだった」ことで、もう一度、ゆっくりと自分と向き合うための充電期間には、それがなかった。
五感で「味わう」ということが生きることに向いている人が、そこを働かせることなく一度死んでしまった話なのだろう、と思う。再生の話であり、回復の話であり、営みの話でもある。
主人公のアパートでの生活が、きっと向いている人もいる。しかし、無機質な「生きていない」暮らしでは、主人公は生きる希望すら無くしてしまうほど消耗していた。好きなことも、味わうことも、自分に向いている生活が行えない。それを自覚できない。
自分に合った息継ぎができないと、苦しくなってしまうのは当然のことで、彼女は民宿での21日間によって、自分なりの息継ぎの仕方を思い出す。文字通り「生活」できていたからなのだろう。
それでも、彼女にとっての天国というのを、一度死んだ身だからこそ、彼女は享受しきれなかった。
p5-l2
一度切ろうと思ったものを引き延ばすのには力がいる。
はじめの主人公の言葉は、本当だった。一度切ろうと思ったものを引き延ばす力を、主人公は田村とあの土地によって蓄えることができた。別れというのは切なかったが、続けたいと思ったものを断ち切るのにも力がいる。
主人公はその力も、この21日間で手に入れたのだろう。だからこそ、もう一度海に出ることができたのだと、私は感じた。
天国はほんとに、まだ、遠く
いつもながら、飄々閉じた語り口に、安心感や心地よさを覚える。変わらなきゃならない人、変わらなくていい人。みんな、それぞれにたくましい。みんな、生きることにたくましい。しょうもないことなんて、どうでもいい。そう、天国なんて、まだまだ、遠いんだから!