十二人の手紙

十二人の手紙

775円 (税込)

3pt

キャバレーのホステスになった修道女の身も心もボロボロの手紙、上京して主人の毒牙にかかった家出少女が弟に送る手紙――。ラブレター、礼状、公式文書、メモ……、「手紙」だけが物語る笑いと哀しみがいっぱいの12の人生ドラマ。

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十二人の手紙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読めば分かるこのすごさ!

    こんなにゾクゾクする連続短編小説、読んだことないです。(ただ私、読書量そんなに多くないのですが)

    プロローグとエピローグを除き、11の短編それぞれバラエティーに富んでいて、手紙の形式をとっているのが特徴。手紙文に溢れる人間模様が濃厚です。男女間のドロドロとした残酷な部分

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    とてもとてもおもしろかった。
    どんでん返しのどんでん返し。
    様々な手紙を通じて展開されるのがおもしろい。
    差出人と宛先、日付に目を凝らしてしまう。
    手紙から人生を読み取れる不思議。

    格式ばった手紙、くだけた手紙、LINEとかの時代と違って、手書きで書くという行為で、意識はベールをかぶる。
    だからお

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    手紙を通して12人の登場人物の人生や人柄が分かるところが面白く、すごい。朗読劇とかにしても面白そう。(ひょっとしたら、あるのかしら?)
    最後の章で、物語は一気に変わる。私が今まで読んでいたものは全てプロローグだったのか?面白った!

    0
    2023年10月17日

    Posted by ブクログ

    いやぁ、とんでもなく面白かったです。一気読みでした。

    手紙という形式だけで語られる、様々な人間模様を描いた連作短編小説。意外性やおどろき、そして悲哀やユーモアも交えて語られます。

    どの作品もよかったのですが、「鍵」がベストですかね。感情の振れ幅が半端なかったです。それをいえば「葬送歌」も感情があ

    0
    2023年05月27日

    Posted by ブクログ

    主人公から誰かに宛てた手紙であったり、挨拶文であったり、役所への届け出であったり。書簡形式で綴られる短編集。 
    手紙ならではの相手によって態度をガラリと変える様子や、書き手の思い込みが後々の手紙で波乱の展開に繋がっていくところが面白かった。

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    時代背景は昭和50年代
    それぞれ独立しているように見えて、実は最後に綺麗に纏まってくれます
    皮肉が効いていたり、一方通行の手紙だったり、バラエティに富んでておもしろかった!

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    『ひょっこりひょうたん島』を楽しみにしていた子供時代、学園祭では、『ひょっこりダンス』を皆で踊りました^ ^
    なので、劇団『こまつ座』のお芝居も観に行きましたが、本は読んでいなかったので、お勧めにしたがって読んでみました。

    皆さんが感想に書いている通り、ザ昭和!
    引きずる寂しさ?悲哀?、、しか

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    2020年、文庫本発行より40年たった井上ひさしの短編集が突如売れ始めた。中公文庫20年〜23年の売り上げでは、ベスト6に入る健闘ぶりだったという。調べると、ある書店員の作ったポップがキッカケであり、決してドラマ化や映画化がキッカケではないところに、この短編集が「本物」である証があるのではないか。

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ

    ミステリー好きにも有名な作品らしいので手に取った

    手紙・書類だけで構成された連作短編集
    プロローグから引き込まれ、刮目した章も2つ3つあった

    叙述系とは異なるが、〇〇で構成されていた作品がベストかな
    まさに「やられた」読書体験

    全体的にやや時代がかった表現が散見されるので、いま読んだ評価だと星

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    初版を見たら1980年ということに驚いた。所々表現が古い感じはするけど、構成が面白くてどんどん読み進めた。特に、『赤い手』には驚いた。役所に提出する書類だけで、1人の女性の人生が物語のように感じられて面白かった。

    0
    2025年02月24日

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