十二人の手紙

十二人の手紙

775円 (税込)

3pt

キャバレーのホステスになった修道女の身も心もボロボロの手紙、上京して主人の毒牙にかかった家出少女が弟に送る手紙――。ラブレター、礼状、公式文書、メモ……、「手紙」だけが物語る笑いと哀しみがいっぱいの12の人生ドラマ。

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十二人の手紙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とてもとてもおもしろかった。
    どんでん返しのどんでん返し。
    様々な手紙を通じて展開されるのがおもしろい。
    差出人と宛先、日付に目を凝らしてしまう。
    手紙から人生を読み取れる不思議。

    格式ばった手紙、くだけた手紙、LINEとかの時代と違って、手書きで書くという行為で、意識はベールをかぶる。
    だからお

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    手紙を通して12人の登場人物の人生や人柄が分かるところが面白く、すごい。朗読劇とかにしても面白そう。(ひょっとしたら、あるのかしら?)
    最後の章で、物語は一気に変わる。私が今まで読んでいたものは全てプロローグだったのか?面白った!

    0
    2023年10月17日

    Posted by ブクログ

    いやぁ、とんでもなく面白かったです。一気読みでした。

    手紙という形式だけで語られる、様々な人間模様を描いた連作短編小説。意外性やおどろき、そして悲哀やユーモアも交えて語られます。

    どの作品もよかったのですが、「鍵」がベストですかね。感情の振れ幅が半端なかったです。それをいえば「葬送歌」も感情があ

    0
    2023年05月27日

    Posted by ブクログ

    ミステリー本は東野圭吾一筋だったが、この作品で井上ひさしの大ファンになった。
    もう亡くなっているのが残念だが、これからの人生でゆっくりじっくり井上ひさし節を楽しもうと思う。

    0
    2022年12月29日

    Posted by ブクログ

    随分昔に読んだ本。
    12人の書いた手紙を読ませるだけで、物語は進む。
    12の短編と思いきや、それらが絡んでゆく。
    構成が面白く引き込まれてついつい読み進めてしまう。

    0
    2022年10月21日

    Posted by ブクログ

    何気なく手に取った本。ひっさしぶりに惹き込まれた!湊かなえの新作が出ない間はいつも本マイゴになる。だがしかし!めっちゃ面白かった!たぶんまだまだ伏線理解できてないけど(笑)いや〜!好きすぎる。料理でなにかしら煮込んでる間にも読んだりしてた(笑)

    0
    2022年09月03日

    Posted by ブクログ

     「昨日の夕方まで、お父さんやお母さんのそばにいたのに、幸子はいま東京の下町の空の下でこの手紙を書いている、本当に夢を見ているみたいです。」
    で、始まる就職のため上京した娘が両親に送った手紙。うん、やっぱりええなあ。昭和の育ちの良いお嬢さんは普通にこんな手紙書かはったんはなあ…と思い読み始める。

    0
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    帯が印象的。
    40年以上前に出版された話題の本。
    ほぼ手紙で構成された連作短編ミステリー。
    最後のエピローグがとにかく凄い。
    言葉の節々から伝わってくる背筋がゾワッとする世界観にも不思議な魅力が。
    お気に入りは鍵と里親。

    0
    2020年12月30日

    Posted by ブクログ

    手紙だけで構成されているという面白い内容。一体どんな話かと思って読んでみると、不気味なものだったり、少し笑えるものだったり、考えさせられるものだったり。
    手紙を通じて考えさせられる、それぞれの人生。
    特に役所への届出だけで構成されている修道女のエピソードが印象的だった。
    また、昭和の時代感も節々に感

    0
    2024年09月20日

    Posted by ブクログ

    手紙というと近年は人情物の定番アイテムだが、本書は70年代の作品ということもあるのか、意外とサスペンス的なドンデン返しを主体とした構成となっている。
    電話やメール、SNSと、通信手段が格段に発達した現代から見ると随分まどろっこしい感じもするが、そこも含めて味わってほしい作品。

    0
    2024年08月15日

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