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Posted by ブクログ 2013年05月05日
以前読んだ「日本語教室」に紹介されていたので読んでみました。
1981年の作品のため、少し内容は古いですが、
日本語の文法について、過去の研究者の言葉を引用したり、
当時の雑誌より言葉を抜粋して、現在の日本語の使い方について
様々な観点から分析しています。
その当時の日本語文法の進化に...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月25日
各章が10頁足らずと短く、衒わない平易な文体のため取っ付きやすい。自宅でじっくり腰を据えてというよりは、移動中のバスや電車で読むに適した軽やかな文庫である。
中でも「振仮名損得勘定(ルビはそんかとくかをかんがえる)」の章が面白い。他章は「もとよりこれは筆者の偏見にちがいないと思われるのであるが。」...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月05日
著者が日本語文法について語ったエッセイです。
一方で橋本進吉、山田孝雄、時枝誠記らの文法について紹介し、他方では谷崎潤一郎から丸谷才一までの『文章読本』について論じ、さらには著者自身の「偏痴奇論」が展開されるという次第で、感心させられたりニヤリとさせられたり、とにかく楽しんで読めました。
文法の...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月13日
小説家井上ひさし氏による最近(昭和50年代後半)の日本語文法に関する考察。
こむずかしい文法の話もこの人の手にかかると面白い。下世話なワイドショーのように興味本位で楽しめる。
文法は面白い。
自分自身も含めて誰もが文法という法則の中に生きている事に気付いておらず、先に知った人がまだ知らない人に...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月08日
右の農業白書の記述がなんとなく無責任に見えるのはなぜであろうか。傍線の部分が、
…と考えられる
…成行が注目される
…と思われる
…とみられる
…が思い出される
などと同じ、あの悪名高い「自然可能的な受身」になっているせいである。「なすがまま」「なされるがまま」「自然になるようになる」といった調...続きを読む
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