【感想・ネタバレ】すべての、白いものたちののレビュー

あらすじ

アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。

ノーベル文学賞受賞!

ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからない……という方には、個人的には『すべての、白いものたちの』をお勧めしたいです。
詩のように淡く美しく、それでいて強く心をゆさぶる名作です
ーー岸本佐知子

生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。
文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。

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Posted by ブクログ

初のハン・ガン作品

繊細かつ頑強、そしてやわらかい
ヒリつく空気感も包み込む温かさも、距離も
私は心地良かった

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

多くの読者の感想のように、文体は散文詩のようで、読めば深い心の底にある思いに気づく。
過ぎた者たちや風景の懐かしさだったり今手に取っているものもいつか消えていくという寂しさだったり、それが時間によって、傷が治るように次第に癒され、さまよっていた過去が浄化されていくことだったり。

心の深層に隠れていたものを鮮やかに語り、それを読み解き、自分の中でとらえどころがなかった出来事や時間がすべてが過去になっていくという。通り過ぎて、ある、あったと思って生きていた時間はもうとうに過ぎ去っている。ということ。
人すべてに通じる生きることの普遍は、身近にある白いものに託して、思い出す過去の、今も湧き上がる悲しみについて、風景を見ている現実すべてが象徴的に幻想的につづられている、それらはどうしようもない人の生き方に凝縮されていく。うら悲しいものたちが白いものに宿って、何度も思い出される。
4時間しか生きてなかったという姉のこと。人里離れた寂しい官舎で、母が一人で生み、亡くなった姉を父が山に埋めたこと真っ白いおくるみに包んで。


そんな日々、今となってはあると見えてない、ないと見えて密かに心を締めつける、生きている人のすべてを言葉にすれば、どんな形であれ 同じ思いや感じるものの中にあり記憶の底に沈めて来たものがある。

紡がれる言葉はほとんど悲しみに近い。ともに生まれ共に生き老いていく。ほとんどの情景は悲しみに近く白いものは日常にともにあるものの象徴のように目に入る。

文庫のわずか200ページ足らずの中に詩集の様な空白の多いページをつい繰り返して読んでしまう。
姉の代わりに生まれて今まで生きてきた命の継承のような日常。白いおくるみに包まれて山に埋められた姉がいれば私は生まれなかったかもしれない。今周りで見る白い者たちを見ることはなかったもしれない。

子供にも恵まれ、異郷の友人に招かれて、破壊から立ち直った国で暮らしてみる。新しい息吹の中に立ってみる。
そこにも白いものはある、思い出される。
ふしぎなほど近しく思える、自分の生にも死にもよく似ているこの都市へ
 
姉がやってくることを考える。

もう一度あの人に会いたいときが来るとしたら、きっとそのとき。
若さも肉体もなく、
何かを熱望する時間がすでに尽きたとき。
邂逅のあとに残されたこと


永遠にすべてのものとの決別の時私も会いたい人が一人だけいる、遠くから見るだけでもいい。
涙ぐんでしまう、こんな一行が並んだ、一瞬と永遠が詰まった一冊だった。

0
2026年02月04日

Posted by ブクログ

かなり心にきた
読んでた時の感情の起伏がめちゃくちゃ気持ちよくて幸せやった
記憶消してもう一回一から読みたい
間違いなく今まで読んできた小説の中でもトップに入ってくる
大事な人たちにおすすめしたい

0
2026年01月27日

Posted by ブクログ

すきだった。
出産直後の話と死産の話で号泣してしまった。
散文的だけど心にずしっとくる。
読み返したい大切な本になった。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

ノーベル文学賞を受賞した作家の本という事で読んでみる事に。喪失と寂しさを抱えた一人の女性が静謐な筆致で姉の事を想像しながら心の隙間をそっと埋めようとするとても優しい文章だった。
冒頭の母が最初に産んだ子供、つまり私の姉が生後たったの数時間で亡くなる描写に涙が止まらなかった。

「一人で子供を産んで産着を着せる。か細い声で泣くその手のひら程の赤ん坊を抱いて何度となくそうささやきかけた。初めは閉じていた赤ん坊のまぶたが1時間で嘘のようにぱっちりと開いた。その黒い瞳を見つめてまた呼びかけた。
「死なないでお願い」さらに1時間して赤ん坊は死んだ。死んだ子供を胸に抱いて横たわり、その体が次第に冷えていくことに耐えた。もう涙は出なかった。」

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途中の章からは私が姉が生きていればと妄想する章になっている。

「お姉ちゃんがいたらなともう子供時代があった。母が病気の時にコートを羽織って薬局に行き帰ってくるお姉ちゃん。これは簡単だよ、単純に考えてごらん、と数学の問題集の余白に方程式を書いてくれるお姉ちゃん。足の裏にとげが刺されば、そこに座ってごらんとスタンドを持ってきて足の裏を照らし消毒した針でとげを抜いてくれるお姉ちゃん。闇の中にうずくまっている私に近寄ってくるお姉ちゃん。短くぎこちないハグ。いいから起きなさい、ご飯食べよう。」

姉はこの世に生を受けて2時間で死んでしまった。生きていればそんな些細な日常を私と一緒に過ごしていたのだろうか?姉をこの世に蘇らせて生身の体を与え、心にぽっかり空いた隙間を埋めてくれる夢の中のお姉ちゃん。

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

ハン・ガンの「すべての、白いものたちの」。
とても良かった。
生まれて2時間で亡くなった姉を思いながら書いた物語。

美しく、心に沁み入るような詩的な文章で、ひとつひとつの言葉が雪の結晶のように繊細ではかなげで、読んでいると心が静かに張り詰める感覚になる。

余白が多く、読み手に多くを委ねられているので、一文一文をどういう感情なのか、何を語っているのかを丁寧に心に落とし込み、沁み込ませながら読まなければならないのは少し労力がいるけれど。

第二章「彼女」を読んでいる途中で迷子になりそうで、一旦はじめから読み返してみて、それでなんとか物語の世界観をぼんやりとつかめたような気がした。

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2026年01月16日

Posted by ブクログ

ノーベル文学賞を受賞した筆者の本の中で読みやすそうだったため、購入しました。この本の中では、当時22歳だったお母さんが家でいきなり破水し、連絡しようにも村に1台しかない電話があるお店まで歩いて20分もあるため、筆者のお姉さんになる方を一人で産んだが、2時間後に亡くなったというくだりが印象に残っています。お母さんは「しなないでおねがい。かぼそい声で泣く手のひらほどの赤ん坊を抱いて、何度となくそうささやきかけた。」とあります。私も生きていて欲しかったと思っています。(22P)
この本はどのページも文章が透明感に溢れています。スッキリとした気持ちになりたい方にお薦めします。

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

「文学」を読んだ。
今までの人生の中で読んだものと、違うもの。

閉じた瞬間に読み返したのは、初めてかもしれない。

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2025年12月24日

Posted by ブクログ

白いもの〜とても儚く優しいものだったり、強烈なものだったり。詩的な美しい文章で綴られていたかと思いきやズドンと悲しみが押しよせたり。ふとした時に何度も目を通したくなる一冊となった。

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

 色褪せて錆びた傷だらけの白いドア、塗り
重ねた白いペンキ、しんしんと降る雪。雪の
ように真っ白なおくるみ、白いきれで縫われ
た産着、タルトックのように真っ白な赤ん坊。
「私」は、「白いもの」について書くことだ
けを決めて、祖国から遠く離れた都市に滞在
する。理解できない言葉が飛び交う街で、孤
独が深まるにつれて思いもよらない記憶が生
々しく蘇り、自らの内面へと逃げ込んでいく。

 私が踏みしめているその街は、七十年前に
作り直された街だった。ナチスによって完璧
に破壊され、瓦礫の砂に包まれた白い街に、
二時間だけ生きた姉の姿を重ねる。夜明けの
霧の中で、姉である「彼女」に私の生を差し
出し、彼女とともに私の記憶をたどる。

しかしその記憶は、私が壊れないようにと
慎重に隠し続けてきた私自身の影だった。彼
女に美しいものだけを見せたいと願うたび、
ふいに影が現れる。まっこうから向かってく
る冷たい吹雪、傷口にしみる塩、飲んでくれ
る人を失った真っ白な乳。それらはやがて
「あなたはいつか必ず私を捨てる」といった
鋭い声にすりかわる。

 著者であるハン・ガンは、光州で生まれ、
11歳のとき、民主化運動の虐殺事件が起きる
直前にソウルへ移った。自分だけが惨劇を逃
れたような罪悪感が深い傷となったという。

 私にとって白いものは、ただ私が「生きて
いる」という存在の輪郭をなぞるためのもの
だ。彼女に見せたい白いものをすくい集めて
は自分の影を見つめる。たしかに彼女は存在
して、私も存在している。存在していてよい。
一緒に息をしてよいのだ。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

さらっと読んでしまったが 再読したい本 最初に白いもの目録をみたとき さみしいような 凛としているような 静かで壊してはいけないような イメージを持った 生まれてすぐこの世からいなくなってしまった姉と死なないでと言って抱きしめ続けた母 斎藤真理子さんの訳がとても優しくしみる

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ハン・ガンさん初読み。

まず、形式を形容しがたい作品だなと感じた。
それと同時に、そんなものは、ここに記された言葉を受け取るのに必要ないものだとも思った。

圧倒されながら、感想をうまく表現できないのは初めての経験だった。
心の深い奥底を覗いていたら、すぐ隣にある光と影の揺らめきに、はたと気付かされるような気持ち。

白いものにまつわる記憶。
自分なら何が思い浮かぶだろうか。

一度読んだ程度では咀嚼しきれない。
少し間を開けてまた読み返したいと思う一冊だった。

巻末の「作家の言葉」、訳者の補足、平野啓一郎さんの解説は、どれも読後の散らかった頭の中をまとめるのに役立った。



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2025年11月24日

匿名

購入済み

美しい世界

白をテーマにして次々に繰り出される白い世界。
失ったものを抱えながら白い世界に吸い込まれていくような感覚。
何よりもこれが翻訳された作品とはまったく感じずに本の世界に入り込むことができました。

#切ない #エモい

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

まるで詩集のような、散文といった方が良いのかな。これは小説なのか。
各セクションごとに余白のページが設けられ、その演出がより小説というよりは散文集の印象を与える。
透明感があり、静かな文章。白という言葉のためか、静かな冬の日を連想させる。余白は余韻のためにあるのかな。白い静寂な時間を堪能してから次へ進むような。映像的な文章。

最初は「私」という章で、作者の過去の記憶かと思わせる、産まれてすぐ亡くなった姉について。次章「彼女」はその姉についての文書と推測されるので、記憶ではなくて創作なのだと思う。姉の存在についてが事実なのかは不明。後書にもなかったと思う。
亡くなった姉が主軸としてあるので、静寂さはずっと寄り添う死に寄るものも大きい。一冊の中での具体的な死は三つ、姉、兄、犬。
最後は再び私が主人公。改めて生きていくわけだがあくまでも静かで、姉を心に、共に生きていくのだとわかる。

姉の死に囚われた一人の女性の物語。心の危うさのようなものを感じるのは私だけかな。
作者ハン・ガンの私小説なのであれば美しく昇華させていると思うし、全て創作ならば本当に上手いと思う。

韓国の小説に興味を抱いたことはなかったのだけど、素晴らしい作家がいるものだ。ノーベル文学賞、なるほど。
他の作品も読んでみたい。

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2026年01月21日

Posted by ブクログ

初めは「詩集なのか?この一冊で作者は何を言いたいんだろう?」と理解できず読み進めていたが、読んでいくうちに“私”と“彼女”の存在を何となく認識し、またあとがきなどの文章で作品が描かれた経緯、意図が記されていて、なるほどと納得した。

文量はかなり少なく余白の多い作品なので、二週目三週目と読んで思うままに考え、感じたいと思う一冊だった。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

読み終わった後、不思議な感覚だった。
解説に書いてある通り、形式は詩の様な、でも何となく物語の様な、読むというより歩くという表現がしっくりくるような。
なんだか、読んでる間ずっと静かさを感じることができた。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 小説というよりは、小説とエッセイの間のような書き方で、文章が詩のような自由で優しい感じを受けました。
 最初22歳の女性と25歳の男性の子がハン・ガンさんの姉だということがわからなく、そのまま読み進めてしまいました。あとになって姉だということに気づいて、衝撃を受けました。初めの方に書いてあった「おくるみ」の所がかわいそうという感情を持ちました。
 ソウルからポーランド・ワルシャワに移り住む前と後で「白い」ものについて、いろいろと表現しておりました。「白い」といってもいろんな種類の「白」があるという事が書いてあってなるほどなぁ、て思いました。「「少年が来る」という小説を書き終えた後、しばらくどこかで休む」と書いてあって。改めて「少年が来る」という小説がいかに重要であるかということを思い知らされました。
 全体的に面白かったです。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この物語は、生と死を「白いもの」によって表現している作品だと感じた。ここで描かれる白は、決して掴むことのできないもの、手に入らないものの象徴である。そこに確かに存在しているようで、実際には触れられない。あったのかもしれないし、なかったのかもしれない。目で見ているのか、それとも見えていないのかさえ判然としない。その曖昧さそのものが、この作品における「白」なのだと思う。

白は単独では強く主張しない。黒い目、木々の陰影、赤い血といった明確な色があるからこそ、白はかえって浮かび上がり、私たちはそれを「見る」あるいは「感じる」ことができる。白とは、何かが欠けている状態であり、周囲の色によってのみ、その存在が認識されるものなのではないだろうか。

白いものを追い求める行為は、『白鯨』のムービー・ディックを追うことと同じように、永遠の無——それは生であり、同時に死でもあるもの——を追いかけることに近しい。白を追い続ける者は、やがてその白に取り憑かれていく。この作品の中でも、すでに手に入らない姉の死、その息遣いの記憶、窓から溢れる光、壊された都市の風景が、白とともに描かれている。白は喪失そのものであり、同時に、喪失を感じ続けるための感覚でもある。

白いものを感じることで、人は生と死を同時に意識する。生きることも死ぬことも、人間が選び取れるものではない。ただ、生きているあいだに、そこにある色や気配を感じることしかできない。死とは、何かがある状態ではなく、何もない状態——白(無)が広がっているだけなのだと、この作品は静かに問いかけているように思えた。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

邦題の付け方がいい(原題を直訳すると「白い」(ただし連体形活用)なのだそう)。
「小説」らしいが、1~数ページで終わる散文の束+途中に挟まれる写真(写真は、韓国語版とも英語版とも異なるものだそう)で、散文詩集のような体裁にも見える。私自身の読後感としては、文芸作品というよりも、言葉多めの現代アート作品の鑑賞に近いものを感じた。

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

ものすごく静謐で、読んでいると自分の体も本と一緒に音のない場所に沈んでいくかのような感覚があった。なるべく静かな場所で、できれば冬読むのがおすすめ。
小説というよりは詩集に近く、映像が頭に浮かんでくるので、美術館で白にまつわるインスタレーションを見ているようでもある。
特に雪の描写が多かった印象。今年から雪国に引っ越したので、ハン・ガンさんの紡ぐ美しく真摯な言葉を通してこれから雪や冬を感じられるというのは嬉しいことだ。外を歩く時、たまにはイヤホンを外して、自分でも五感を働かせて繊細に世界を感じてみたいとも思った。
物語の構造?仕掛け?はあとがきを読んでからわかったのだけど、文学でしか表現できないことという感じで、ノーベル文学賞を取ったのも頷ける。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

今の自分に刺さるところがあったわけではないが、静かな余韻のある世界が広がっていた。
寒い日に寒さを感じる本であった。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

冒頭『白いものについて書こうと決めた。』から始まる。

おくるみ
うぶき
しお
ゆき
こおり



作者の日記のような内容。
それを自分から生まれてすぐに亡くなった姉が生きていたらと見立てて進んでいく。
私自身これまで馴染みのない作品だった。
確かに他の方のレビューにもある様に文章は美しかったが残念ながらグッとくるものがなかった。

初読みの作家さんというより韓国の方の作品は初めて。
そういう事もあり、これにめげず他の韓国文学も挑戦はしたい。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

ぎゅっとなる言葉が多い
ふわっとした白とぎゅっとしてしまう真逆の事柄
翻訳の方もよっぽど空気感を大切に丁寧に紡がれたのだろうなとほわっとする

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいると自然と情景が目の前に広がり不思議と白いものたちが頭の中に浮かんでくる。
白いものたちの神聖さや寂しさが込み上げてくる文章の中で自分自身の壊れたものを積み上げ、死や生と向き合う時間になった。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。いえ、もっと短い散文集?
「白いものたち」に対する作者のイメージが簡潔で詩的な文章で綴られています。
静かだけど思いは深い、そんな印象を受けました。
特に何度も繰り返される物語に、作者の思いの深さが表れている気がしました。

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2026年01月22日

Posted by ブクログ

訳者のあとがきや書評にもある通り、これは詩だと感じた。ひとつのストーリーの中で切り取った「힌」にまつわるシーンを、それぞれの詩で紡いでいるような感じ。
恐らく著者の狙い通り、2章で混乱して集中力がとぎれた。一度読んだだけでは魅力が伝わりきらなかったのかもしれない。時間をおいて再読してみたい。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

もっと気持ちに余裕がある時に読むべき
まさか通勤電車の中で読んではダメだ…
気持ちの美しくて清らかななにかを書いていると思う
まさに白い気持ちの時に読みたい

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

ノーベル文学賞の作家の作品はどのような作品か読んでみたく一読。不思議な読み心地。心の傷と、その傷を感じ取るやわらかであたたかな繊細さを感じる。韓国とワルシャワのミックス。

心に残る読後感。その優しさを自分に向けてみたい気持ちと、そんなに繊細だったらもはや生きてはいけないよ、という気持ちとかが葛藤する。世界が、繊細になっているのではないか?

短文であるが故に、別のものも読んではみたい。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

読みながら心が整うようなそんな作品だと感じた。
仕事帰り、音楽をとめて、散らかった心を整理して、自分の生活にそっと戻してもらうような丁寧な言葉達だった。

作者や訳者のあとがきを読んで、もう一度読み直すと、違った解釈・感想を持てるように感じた。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

ハン・ガンさんによって綴られ私の前に広がった光景は、とても美しく幻想的なものでした。この中の白いものたちに思いを馳せ、物語に没頭するにはあまりにも自分の部屋が現実みを帯すぎていて、できれば次にこれを読むときは、物音ひとつしないような静かな部屋がいいと思いました。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

サラーッと読むのではなく、ひとつひとつ丁寧に咀嚼して、解釈して、読み進めるべき作品だと思う。

だからこそ、正直途中で読む手が止まってしまったページもあった。

あとがきや解説を読んで理解が深まったので、改めてまた読み直したいと思った。

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2025年11月29日

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