【感想・ネタバレ】すべての、白いものたちののレビュー

あらすじ

アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。

ノーベル文学賞受賞!

ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからない……という方には、個人的には『すべての、白いものたちの』をお勧めしたいです。
詩のように淡く美しく、それでいて強く心をゆさぶる名作です
ーー岸本佐知子

生後すぐに亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する。
文庫化にあたり、訳者の斎藤真理子による「『すべての、白いものたちの』への補足」、平野啓一郎による解説「恢復と自己貸与」を収録。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

白という色について、詩集のようにさまざま描かれています。韓国の本なのに、やたらと心にスッと入ってくる。また、読み返したい本です。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

すごいなぁ。なぜ白いものを説明しているだけなのに世界が地球を超えて宇宙に広がっていく感覚があるんだろう。ネットフリックスもSNSも何もいらないくらい世界は美しいものに溢れているしそれだけでエンタメ。そこに生きている私たちも不完全でも美しい。読書しているのに瞑想しているような感覚。これからもずっと読み返したい。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

出会ってしまいました!!

小説という枠組みを越え
詩のようであり、祈りのようでもある
息を呑むほどに美しく静謐な文学世界_

 

この世界に存在する「白」という
色彩のなかに潜む
儚さや生と死の記憶にそっと触れたとき…
胸の奥にひんやりとした
けれど不思議と温かい一筋の光が
差し込んできたような感覚を覚えました

あまりの美しさにしばらく言葉を失い
幾重にも寄せては返す余韻が広がりました

 

この作品が紡ぎ出すのは
世界に散らばる「白いもの」をめぐる
かつてないほど純度の高い言葉たち…

生まれてまもなく、たった数時間で
この世界から去ってしまったという
著者の「かつていたはずの姉」の存在や

その失われた命の記憶が
さまざまな「白いもの」の
肌触りや匂い、きらめきを通して
静かに優しくたぐり寄せられていきます…

 

まるで一編の長い詩を
五感で浴びているかのようで…

ハン・ガンさんの言葉は
傷ついた魂の最も柔らかい部分に
そっと指先で触れて
その悲しみや痛みを丁寧に
そして静かに洗い流してくれたように感じました

 

その装丁が象徴するように、この作品自体が
世界の不条理や痛みに傷ついたすべての人を
そっと包み込む「おくるみ」のようだと
感じました

生きることの切なさ…死が持つ厳かさ…
それらをこれほどまでに美しく
気高く描かれた文学に出会えたことに
ただただ深い感謝を捧げたいです!!

ざわついていた心がすーっと凪いでいくような
私にとって生涯忘れることのできない
大切な宝物のような作品になりました♡

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

具体的な何かというより、言葉にしてない、できない感情を、少し心地よく震わせてくれる感覚をもらえる気がします。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

不思議な、心の深い部分に届く詩だと思った。

おくるみ
なんだか不思議な温かいような当惑するような気持ちになった。

彼女
一人の子が成長し、女になって何度となく危機を迎えながら生き延びるという表現に涙が出そうになった。
自分も、まわりは成長を祝ってくれていたのだなと、そして、成人して様々な苦難があったが、乗り越えてここまでこれたなと思うと泣きそうになった。


翼が透き通ってしまうだろう、蝶が蝶でないものになるのだろうが、なんとも言えない気持ち

白い骨
最後、不思議に安堵するのだったを、読んだら、気持ちがホッと和らいだ。

下の歯
規則正しい息の音にしばらく耳を傾けてながら
ということろが心が解ける感覚があった。
自分はこうやって見守られてきたんだろうなと思った。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

詩のような形をした、悲しくて冷たくて優しくて美しい小説。
私自身が過去に見たことのある景色が描写されていて、涙しながら読んだ。私のための小説だった。本当に出会えてよかった。作中に描かれた、決して自分では見たことのない景色も、まるで私の過去に存在したような気がしてくる、そんな愛しい1冊だった。
生も死も表すたくさんの美しい白色を見せてもらった。

掲載されたモノクロ写真も美しく、美術館のようだった。そしてこの美しく繊細な言葉たちを美しい日本語に翻訳した斎藤真理子さんも本当に素晴らしい。『すべての、白いものたちの』としたタイトルも見事すぎて唸ってしまった。

この先の人生でも、何度も読み返したい大切な1冊となった。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ


あらゆる白いものに、生と死、私とあなたがいる。あらゆる白いものが、あなたの指に冷たく触れ、目をくらませ、鼻腔を広げ、傷口に入り、あなたは祈っている。あなた自身と全ての死者のために。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

美しい写真を見ているような気持ちで読んでいた。作者の文章もさることながら、こんなに美しいことばで訳す翻訳者がいてこその、この作品だと思う。読めないけれど、原文でも読んでみたい気持ち。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

やっと読むことができたこの作品。
読む前から決めていたことは、静寂の中で一人で読むということ。
すっかり春になってしまったけれど、寒い雪の日だったら尚、良かったなと思う。
散文詩のような短い文章に加えて写真もあるので、文章のボリュームは少ない。それなのに読者に色々なことを考えさせ、想像させる力はすごい。
感覚的に受け止めたものを言葉にするのがとても難しくて、なかなか感想を書く手が進まないので困ってしまうけれど…
今、感じているのは、「白」が決して無色ではないのだということ。「白」という色が持つ圧倒的な力を感じて、それに包まれている気分になっている。

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2026年03月27日

匿名

購入済み

美しい世界

白をテーマにして次々に繰り出される白い世界。
失ったものを抱えながら白い世界に吸い込まれていくような感覚。
何よりもこれが翻訳された作品とはまったく感じずに本の世界に入り込むことができました。

#切ない #エモい

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

ハン・ガンさんの二冊目。
まず、タイトルに惹きつけられた。
真っ白な「ハヤン」でなく、生と死の寂しさをたたえた白い色「ヒン」の物語。散文詩の研ぎ澄まされた言葉の中に著者の痛みを感じた。

1 私
2 彼女
3 すべての、白いものたちの

おくるみ、産着、タルトック、霧・・と白いものたちの65の短編が綴られる。

「産着」は哀しみと痛みを感じる一編。
人里離れた官舎に住んでいた父と母。
たった一人で赤ん坊を産んだ母の「しなないで しなないでおねがい。」悲痛な叫びが聞こえてきた。

選び抜かれた言葉で情景が紡がれる。
たとえば「波」の一編。
遠くから走ってくる冬の海が迫り、高くそそり立った瞬間に真っ白に砕け散る波の様子がありありと見えた。
「はるかな海の静かな海流は無数の魚たちの鱗のよう。数千、数万もの波頭が輝きひらめき、身を翻す」…やはり詩人だと思う。

主人公の私の生を、彼女(生まれて2時間で亡くなった姉)に託す二章では、歩んだであろう彼女の人生が綴られていく。

小説の中の母の叫びで、映画『光州5・18』を思い出した。
最後に結婚式の集合写真が徐々に白黒となり消えていくシーン。「死なないで」「私たちを忘れないで」の声が今も耳から離れない。この小説の写真もすべて白黒で、読むうちに彼女がこれを書きたかった思いに触れた気がした。
斎藤真理子さんの素晴らしい訳で、この本を読めたことにも感謝したい。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

著者の生に関する人々。両親、姉、弟、自身との関係について。生後すぐに亡くなった姉についての物語が描かれています。姉が生まれたときの両親、その死に対しての両親。異国の地を歩きながら、姉がその地で生きた場合について思いを巡らせ、そして姉が生きていたら自分は生まれていなかっただろう不思議ともいえる確率について考え、読者もまた考えさせられるものがあります。それらを考えるのに、白いものにまつわる話から、一つ一つの話を結びつけていって、その独特の解へと辿り着くようになっています。エッセイのようにバラバラに感じる文章になっているので取っ付きにくいのかと読み始めると、ちゃんと全てがつながっていて、そしてそれぞれの伏線がちゃんと丁寧に回収されていって、この表現難しい感覚を読者と共有できるようになっています。気持ちや想いや感傷などを伝える方法に、こんなやり方があったのかと驚かされるものがありました。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2026/04/16 - 2026/04/17

柔らかな綿でキュッと心を締め付けられるような苦しさと、まだ誰も踏み入れていない新雪のような静謐さがずっと交互にやってきて、ページを進める手を止めることができなかった。

ハン・ガンの本はこれが初めてで、正直、このご時世にノーベル賞を獲った人が女性であり、アジア人であった、ということが読むきっかけだった。受賞で話題になった際に、すぐに購入したが、「韓国文学について知ってからのほうがいい」などの情報が多く、勝手に億劫になり、今まで読んでいなかった。

しかし、読んでみたら、私にはとてもすんなり、まるで水が染み込むように心の中に文章や物語が溶けていった。
特に、二章の「もしも」は私にとって違和感や不明瞭がなく「ああ、あなたはお姉さんなのね」と理解できた。

ハン・ガンの繊細でやさしい文章は、世界の残酷さと、それでも美しく愛おしいということを読者に自覚させてくれる。生を自分ごとにしてくれる、そんな文章である。

p103-l8
ある記憶は決して、時間によって損なわれることがない。苦痛もそうだ。苦痛がすべてを染め上げて何もかも損なってしまうというのは、ほんとうではない。

この文章もそうだ。ハッとさせられるほどの現実の苦しさと、それでいてその中に確かに光る何かを教えてくれる。
最後の章は、涙を流しながら読むことになった。
別の本のあとがきで翻訳者の斎藤が、彼女の作品を「陽だまりとと血だまり」と書き記していたが、私がこの本で感じた苦しみと希望は、この表現にとても近い。
著者の他の作品も読んでみたいと思った。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

初めてハン・ガン氏の本を読みました。綺麗な文章と静謐な世界に引き込まれていきました。姉と兄を亡くし、母の悲しみを背負って生きている主人公。その母も亡くし、孤独感と優しさが淡々と語られる文章の中から伝わって切なくなりました。他の作品も読んでみたいと思いました。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

決して読むのが難しい本では無い。ただ、小説というには詩的すぎるし、詩というには小説的で、何かまだ名前のついていないジャンルの文学を読んでいる不思議な感覚。そして、だからこそ新しいのだと思いました。それは作者のレンズ(といえば良いのか分からないが)のピントもそうで、具体的とも抽象的とも言えない、ぼんやりとした写真のような描写が続く。そしてそのボケ感というのが景色に対しても心情に対しても効いていて、結果、テーマとも接着しているという妙技。読み終わって思わずははぁと唸ってしまいました。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

生まれて2時間で亡くなってしまった姉、誰も助けが来ない状況で、独りで姉を出産し看取った母。
死と生が混在する、冷たく、美しく繊細な、詩のような一冊。
共感して読むには鋭すぎて、一定の距離を保ったまま読んだ。
「死なないで」「死なないで」
何度も出てくるこの言葉が昇華される時は来るのだろうか。
この小説はレクイエムなんだろうなあ。
ポカめいた春に読む本ではなかったな。
静かな、雪の降る音しかしない、寒い冬の日に読むべき本だった。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

詩集のようでありながら、全体を貫く生と死というテーマによって一つの物語として読むことができる。
白いものを描写した美しく、かつ寂しくもある文章がしっとりと胸に沁み込んでくる一冊。

読んでる最中の違和感については訳者の補足でヒントが与えられたので、それを踏まえてもう一度読み直してみたい。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「作者の言葉」がある版を読めて良かった。
「魂」の後半、「だから、彼女にはいくつかの仕事が残されている」の前後がすごく好き。
各章、白を通してきらめきも哀愁も、いろんな感覚を刺激される文章があって、全体を通してみると私と姉との存在と関わりが移り変わっていて良い。

面白かった、けど、私が内容を理解して享受できてるかはかなり怪しい。この内容を心に染み渡らせられる繊細な感覚の持ち主になってみたい

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

表紙に惹かれて、いわゆる「ジャケ買い」をした本。
エッセイとも詩ともとれる不思議な手触りの文章に、初めて触れました。
理屈抜きに、ただそこにある「言葉」が美しくて。読み終えた今、言葉の魔法にかけられたような心地よい余韻に浸っています。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

生と死、時間、記憶、のような人間の根源的なテーマに関する圧倒的な不条理・不確定的な出来事を乗り越えようとするための小説、散文、詩歌あるいは写真という装置

選択的な不透明さ

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

すべてを知らなくても、知ろうとしなくても、僕らは想像することができるから、見ただけではわからないことも、何かしらの手がかりをもとに、ほんのすこしでも想い描くことができたなら、他人行儀な目の前の光景だって、きっとこの手の中に包み込んでみたくなるような、主体性を持った“僕の世界”になるのだろう。

手ごたえや確信がなくても、たとえば一日中、雨音が止まなくても、いずれ雨雲の端が現れて、何事もなかったかのような空が顔を出すだろう。憂鬱な雨降りの最中にも、空の色を想像してみたら、ほんのすこしでも軽い気持ちがしてきそうな、そんな気にもなるかもしれない。気持ちが変われば、何かがもっと、変わるかもしれない。

僕らは、そんなふうにして、生きることや、世界との関わりを見つめることができる。逃げたいときには逃げるだろうし、直視できない物事だって、見て見ぬふりして上手いこと避けることだって、できるようになってゆく。

重さや軽さを語り出したら、きりがないかもしれないけれど、それぞれ大事なものは、内に秘めてる。そんなことすら、想像を介して理解の助けになるだろう。

白いものには、白いものなりのグラデーションがあるのだろう。白は、ただ白いだけじゃないのだから。白色にもいろんな“白”があって、そんな“白”の存在も、知らないよりは、知っていたほうがいいかもしれない。

せっかく覗き込んだ世界なのだから。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

感性が芸術すぎて言葉が頭に入ってこず、Audibleで読み聞かせしてもらいながらページを目で追った
悲しかったかも
結構悲しかったかも
悲しい話が頭に入ってこないのかも、わたし、現実逃避民だから

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

小説?詩?エッセイ?
ジャンルがよくわからないけど、ストーリーよりも詩的な美しい言葉を噛み締めるような特別感があった。
でも詩のようなわかりにくさがあるので、好みはわかれそう。
私は内容的にはあまりピンと来なくて、audibleで2回聴き直したけど、やっぱり内容は響かなかった。
だけど言葉の心地よさは感じられる不思議な本。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

「白」をテーマにさまざまなシーンを描いている、そう、絵を見てるよう。そこでは空気が凛として澄み切り少しだけ寒さも感じる。

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

難解だった。興味が続かず、最後までもはや義務感で読み切った。多分原語でよめば感動や理解度が全く異なるかもしれない。

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2026年05月07日

Posted by ブクログ

まだ成熟しききっていない韓国文学で、「韓国人」アイデンティティを萌芽させた第一人者として著者がいるのかもしれない。だからノーベル賞を受賞したのかなと思ったり、、まだこの作品しか読んでないから分かんないけど^_^

正直、他ノーベル受賞者の作品を読んだときのような世界観の壮大さや思想哲学に触れた感覚は受けない。けれど古代から中国という大国の影響を受け続け、日本に支配され、k-popで世界に繰り出す歴史を歩む、まさに「これから」を創り上げている国に生まれた作家なのだという印象。(ちなみに作品内容は全く関係ない)

急遽いくことになった韓国旅行で、ずっと読みたかったハンガンデビューできて嬉しかったなー
文庫本が良かったからこれにしたけど、次は菜食主義者を読みたい。私も一冊読んだだけで作者のこと語っちゃ駄目だね♪

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ハン・ガンさんの本を初めて読んだ。
解説を読んでもまだちょっとよくわからなかった。
他の本も読んでから、また読んで理解したい。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

言葉の選び方だとか心動かされるものに対する目の付けどころだとか、そういうところに余韻を感じつつ、
全てを読み終わって、あとがきも、解説も読み終わると「え、そういうこと!?」となり、もう一度最初から読まざるを得ない。

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2026年03月31日

Posted by ブクログ

字数少なく余白を贅沢に使った本書は詩集のようでもあり、1章3章の主体「私」は著者であり、2章の主体「彼女」は著者の姉の設定であることからも、私小説もしくはエッセイのようでもあった。解説を寄せた平野啓一郎氏が語るように、抽象的な世界と現実社会を織り交ぜた不思議な世界観が広がっていた。白い産着のモノクロ写真を写した表紙には、亡き姉への愛を感じる。タイトル『すべての、白いものたちの』と並んで表記されてあるハングル語「ヒン」は、生と死の寂しさを交々たたえた白色のことであり、本書で書きたかった想いを示しているという。冒頭の目録に記された白いものたちに順じて綴られた散文から、家族同行のワルシャワ滞在中に訪れた博物館で、70年前に破壊された多くの建物と失われた多くの命への鎮魂と恢復が示され、姉の蘇生のために自分の生と体を貸与することへの逡巡を感じた。全体を通して白くてふわっとした文体だが、最後は姉との共生が不可能だと悟った「私」の生への強い決意を感じた作品だった。ノーベル文学賞作家としての今後のハン・ガン作品も期待したい。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

純文学にハマるきっかけになりそう

今まで純文学の楽しみ方の一つの「文章の手触り」みたいな部分全く魅力を感じていなかったけど、この本読んで雰囲気を掴めた気がする。

プロローグの時点で、
「滴り落ちる時間のしずくの一滴一滴は、カミソリの刃で作った玉のよう」とか想像を掻き立てる文章だ思ったし、
寒くなって霜が降りてきたら「木々は葉を落として次第に軽くなる。石や建物などの固いものたちは、微妙に重くなったように見える」みたいな何となくわかるけどそんなこと思ったことなかったなみたいな感覚が楽しみ方なんだろうなと思えた。

まだ当然よくわかんねーみたいなとこが大半だったけど↑の感覚が得られただけで読んでよかったな

文章がかなり詩っぽくて小説感ないからうっとならず最後まで読めた気もする

たくさん読んだら味する文章な気がするからまた読むけど、カロリー使うのでしばらくは眠らせよう

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

邦訳ゆえ仕方ないが、基本的に平易な文体で記述されているので表現に関してはやや深みに欠ける印象。他方、訳者解説等が素晴らしく、そこを合わせての作品ではないか。

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2026年02月27日

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