ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 熟柿

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    ネタバレ

    彼女の感じた理不尽や違和感に同調した。

    轢き逃げは許されることではないし、罪も償った。
    それでもその後の彼女の人生はあまりにも過酷。
    運命の歯車を狂わされたというか、春子おばさんの呪いと思ってしまっても仕方ない。

    死んだことにする。
    それが拓の幸せ。
    でも会いたい。
    子を想う親の気持ちが交錯する。

    ノートに認めてきたものは、離れても我が子への想いの強さを物語る。
    その後の彼女の生きる原動力になっていたからこそ、九条さん親子それぞれとの再会のシーンが印象的だった。
    九条さんママとの話の噛み合わなさの裏に隠された想いが切なすぎた。
    九条さんも自分を介して起こった出来事を果たすこと。
    こんな小

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    2026年05月10日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    豊臣秀吉に関わる様々な人物を通して豊臣家の栄華と転落を描いた人気作品。

    現在放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも関係し、大変読みやすい内容でオススメです。

    甥の秀次の運命、晩年の秀吉の衰え振りがあまりにも悲劇すぎるのを司馬遼

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    2026年05月10日
  • 幸福な生活

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    19の短編小説でラスト1行であっと驚くオチに惹きつけられ、一気に読み終えました。
    作者の人間の裏を描く洞察力に感服します。しかも作品は毎回、全く違うジャンルの内容を生み出しているのも凄い。面白い作品をまだまだ出して欲しい。

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    2026年05月10日
  • 星を編む

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    読んでいてしんどくなってくるけど、後半はどんどん読み進められる不思議。
    みんな上手くいかずにもがく事もあるけど、最後には自分で納得できたり、思い出した時にそんなこともあったなと愛おしくなったりできればいい。
    そう思わせてくれた作品。

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    2026年05月10日
  • 月夜行路 Returns

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    1作目が面白かったので、続編のこちらも。
    ドラマの予告編は、こちらを原作としているのね。
    あのノートPCの厚み、旧式だなーと思ってた。
    東京編ということで、こちらにはあの刑事さんは登場しないけど、ドラマでは登場のようだし、人気があるのだろうな。
    今回探すのは、ママに託されたPCのパスワード。
    キーワードは『吾輩は猫である』
    どうやってパスワードを導き出すのか、その途中で様々な謎を解き明かす2人のコンビが健在で嬉しい。
    メインで登場するあたりが、谷根千巡りで歩いたあたりなのも嬉しかった。
    もし、シリーズの続編が出たら、また読みたい。

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    2026年05月10日
  • 燻る骨の香り

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     朔の人柄が、これまでとは違って見えた。優れた嗅覚による洞察力の鋭さは変わらないが、この頃の朔は尖った印象が強い。
     燻る骨の香りは1、2作目の前日譚にあたるが、朔がそうなってしまうのも無理はないように思えた。由緒ある瑞雲堂で繰り広げられるドロドロした人間関係のなかで、朔はよそ者でありながら、その類まれな嗅覚ゆえに、そこに漂う嘘や執着、人の業まで見抜いてしまう。閉ざされた世界の内側には入りきれないのに、見えすぎてしまう。そのことが、朔を心底疲れさせ、消耗させたのだと思う。
     正直、そこまで内容そのものに強く惹かれたわけではないが、この作品には、人の業のような生々しさと、京都のもつ高貴で閉ざされ

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    2026年05月10日
  • 追憶の烏 八咫烏シリーズ8

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    どう言い表せばいいのか分からない。
    それだけ色々な人が居なくなりすぎた。

    読み進めるほど、今までの登場人物がなにを画策しているのか、不安になる。
    読みたくないのに、先行きが怪しすぎて読まざるを得ない。

    もう一度楽園の烏を読み直そうかな

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    2026年05月10日
  • アンソーシャル ディスタンス(新潮文庫)

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    男性である自分には知りうることができない、女性特有のダークな部分の感情に直で触れられる稀有な作品だと思う。自分はよく女心が分かっていないといわれるが、これは絶対わかりようがない。

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    2026年05月10日
  • ありふれた愛じゃない

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    ありふれた愛じゃない、本当にそう

    世界には色んな愛が転がっていて、たった1つ輝きを纏った真珠のようなものに時間を経てから惹かれることもある

    情熱的な思いのままに人生を急展開するのも悪くないのかも
    2人の物語の続き、覗いてみたいな

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    2026年05月10日
  • 青のナースシューズ

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    大好きな作家さん。甘い言葉ではなく、きちんと頑張る、努力する人の強さを讃える言葉に励まされる。背筋が伸びる一冊。

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    2026年05月10日
  • ビブリア古書堂の事件手帖V ~扉子と謎めく夏~

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    栞子さんと大輔さんが完全不在のこの巻。栞子さん譲りの扉子の推理が冴え渡っている。題材もシャーロック・ホームズに写真集に中原中也の詩とさまざまで面白い。1つ1つの本に込められた誰かの《大切な想い》。その機微を汲み取るのは扉子はまだ苦手かな?もと思ったり。
    夏目漱石から始まったこのシリーズももう15年目…お馴染みの登場人物達が一緒に歳を重ねてきたと考えるとなんだか感慨深い。読み終えた後に自分の”大切な1冊”は何になるかな、と本棚を眺めてみたくなる作品。


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    2026年05月10日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    ■はじめに
    近ごろ、雑誌特集や新書で「日記」をテーマにしたものをよく見かける。何が火付け役なのか調べてみるも、これだ!という決定打は見当たらず、最近静かなブームとなっているZINE文化の影響説まで飛び出す始末。ともあれ、“日記界隈”がにわかに騒がしい。

    そんな中、本書の著者 筒井康隆は1975年から「公開日記」を続けている大ベテラン。年季の入り方が違う。しかも連載開始時、〈おれの公開日記では、他に類例のない料理の値段を書くこととする〉と高らかに宣言。

    以降2024年3月、神戸の自宅で転倒する前日まで、その日記は続く。はたして齢九十を超えた大作家は、いかなる晩餐を重ね、どんな日々を送っていた

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    2026年05月10日
  • 思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる

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    どの家庭にも多少なりとも「我が家の文化」があるはず!
    過去を思い出してあったかい気持ちになり、
    未来を想像して楽しみになる、そんな一冊でした!

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    2026年05月10日
  • もうしばらくは早歩き

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    ほーんとに!くどう れいんのトリコ!!もっと他のエッセイも読みたい!!
    いいじゃないか!早歩きだって!しばらくは!そうさ!
    と、思える
    佐渡旅行の話なんて最高是非オススメしたい

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    2026年05月10日
  • カフェーの帰り道

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    カフェーは昔、ビールを提供する場所であった。それすら知らない状態で読み始めたが、戦前・戦時中・高度経済成長期と、時代の流れを綺麗に汲み取って描かれており、物語世界に引き込まれた。
    カフェーの名前すら変わりながらも、女給がそれぞれの青春を過ごしては逞しく生き抜く姿が清々しく、気持ちよく読み切った。

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    2026年05月10日
  • 火星の人〔新版〕 下

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    有人火星探査ミッションの事故により火星に一人取り残された宇宙飛行士と、彼を遠く地球から見守りサポートする人々の奮闘を描く、硬派サバイバルSF。
    食糧補給用の輸送機打ち上げが失敗し絶体絶命の場面から始まり、ミッション帰還中の宇宙船を地球スイングバイで再度火星に送る曲芸プランを提示し、現場の宇宙飛行士たちが見事に成し遂げる、と言う超王道展開に、不覚にもちょっと泣いてしまった。SFは「科学は忖度をしない。必ず物理法則通りの結果が起きる」という冷徹な理詰めのジャンルだが、この作品はその理詰めに人の情を目一杯詰め込み「人間は本来善性の生き物なのだぜ」と強く主張しているように思う

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    2026年05月10日
  • ランチのアッコちゃん

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    最終話が好きだった。
    わたしも商社で働く身としては、本来的にはまだ世に知られていない商材を発掘して広げていくことが宿命だという自覚につながった。
    どんな立場にあろうと、チャンスはある。
    それを掴めるかどうかは自分の粘り強さと少しのアイデアが鍵になると改めて感じる温かいストーリーだった。

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    2026年05月10日
  • 倫敦スコーンの謎

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    久しぶりに
    小鳩くんと小佐内さんに会えた
    2人のやりとり読みながら
    あーこのテンポがいいんだよね
    会話と彼の心のつぶやきのバランスの良さ

    四編のうちの一編
    漢字の表す都市名がわからん、と思ったら
    サンフランシスコでした
    どれもよかったけど、一つ選ぶならザッハトルテかな?

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    2026年05月10日
  • あしたの名医4―それぞれの決断―(新潮文庫)

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    最新巻。豊かな自然と美味しいご飯、に引き込まれました。やはり、どなたかも危険物と投稿してありました通りで、またこれまでと違う危険にさらされました。そろそろ明日ではなくなるのか。

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    2026年05月10日
  • 楽園の楽園

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    伊坂幸太郎さん、デビュー25周年記念描き下ろし短編。短いながらも面白かった。

    AI「天軸」暴走の謎に迫る、3人の選ばれし者。
    あの古典のキャラクターや設定のオマージュがテンポ感を良くしている。

    ディストピア小説とも言えるが、「神話」とか「神託」寄りにも解釈できる。
    ヒトという生き物について、そして、この世界の理について考えさせられた。

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    2026年05月10日