小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
第二次世界大戦前の日本が、4人の視点から描かれる。戦争は誰もが望んでいたわけではなく、陸軍であっても全員が強硬派だったわけではない。しかし、時代の大きなうねりに日本はどんどん巻き込まれていく。
ファシズムや強引な共産主義など、今から振り返ると信じられないほど愚かに思える。取り返しのつかない多くの犠牲を払って、人類は本当に前進できたのだろうか。それとも、記憶の風化とともにまた同じ過ちを繰り返してしまうのだろうか。
第二次世界大戦を背景にした小説はこれまでにも数多く読んできたが、ここまで当時の空気感に思いを馳せられた作品は久しぶりだ。2巻もとても楽しみにしている。 -
Posted by ブクログ
児童文学といえども社会人でも突き刺さるメッセージが大変。多い時間を1つのテーマとして描いてはいますが、想像力を豊かに、そして自分の人生をしっかり生きるというメッセージが込められてると感じました。特に時間の使い方をホラーストーリーと共に描いてはいますが、実際社会でも時間の使い方を誤った方向で考えてる時が私自身も多いのではないかと感じています。いわゆるアクティブな時間とアンアクティブな時間をしっかり使い分け、自分を豊かにする。時間の使い方は改めて考えなければいけない。ファンタジーの部分が多いかもしれないが、これはこれで色々な普段使わない。脳の部分を活性化させるので、たまにはいいかもしれない。
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Posted by ブクログ
本当にめちゃくちゃ良かった。
読んだあと、今を受け入れて進むということの本当の意味に気づかされた。
今のままで十分だって自分を納得させられるところが、自分にもきっとある。
それは自分を慰めるような意味じゃなくて、本当に今のままの自分にちゃんと素敵な部分があるんだってこと。
自分ではなかなか気づけないけど、良い部分がきっとあるんだと、心から思わせてくれる物語だった。
それを踏まえて、それがあればまたちょっと先に進むこともできるんだと、温かいエネルギーをもらった。
そして、店長のキャラが最高。
最初に登場したときは「いくらなんでもこのキャラは好きになれるか不安…」って思っていたのに、読み進め -
Posted by ブクログ
「ちょ、ちょっと。なんですか。これは」
「猫ですよ。よく効きますよ。」
アハハハ♪
(わたしは)思わず声を出して笑ってしまいました!
なんちゅう会話やねん?とエセ関西弁までもついつい。。。
この場面は、第二話で『中京(なかぎょう)こころのびょういん』を訪れた古賀勇作さん(52歳)と医師のニケ先生との会話の場面です。不眠を訴える古賀さんにニケ先生は猫を押し付けます。
そして、さらっと、こう言い切ります。
「だいたいの悩みは猫で治りますから。」
この病院は、京都府京都市中京区(なかぎょうく)麩屋(ふや)町通上ル六角(ろっかく)通西入ル富小路(とみこうじ)通下ル蛸薬師(たこやくし -
Posted by ブクログ
『トヨトミの野望』に続くシリーズ第二弾であり、前作から張り巡らされた伏線が次々と回収されていく読み応えのある続編。作中の登場人物が現実の誰をモデルにしているのかを重ね合わせながら読み進めると、小説としての面白さが何倍にも膨れ上がる。
特に、血筋の強さだけで実力不足ながらも社長の座に就き、周囲をイエスマンのシンパで固める構造や、会長に退いた後も実質的な経営判断からは距離を置きつつ、かつては嫌っていたはずのロビー活動まがいのPRや象徴としての振る舞いに徹する姿などは、現実のトップの動きと照らし合わせると非常に示唆に富んでいる。著者が稀代の剛腕である武田剛平に一定の愛着や贔屓目を持ちながらも、その
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