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ビートたけし主演のドラマ原作。九州の海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の役人と愛人の心中……そう誰もが思ったが、疑念を抱いたベテラン刑事が独自に捜査をはじめる。しかしたどり着いた容疑者には疑う余地のないアリバイがいくつもあった。同時刻に北海道にいたという鉄壁のアリバイ――東京駅で1日に1度しかない、たった4分間の空白――時刻表トリックを用いた元祖とも言われる作品で、空前の推理小説ブームをまきおこした傑作。松本清張の代表作であり、ミステリ名作中の名作!
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Posted by ブクログ
名作。鉄壁と思われたアリバイをあきらめずに地道に崩していく。仮説を立てて立証していく姿に共感を得た。
恥ずかしながら初松本清張。 鉄道のダイヤ等を使った殺人事件のミステリーで するすると読めた。話の落とし方も鮮やかというかうまいなぁという感じ。他の松本清張ものも読みたい。
びっくりするほど読みやすい文章です。なのに奥深い。いろんな要素が詰め込まれているのにそれらが全く喧嘩せずに融合しています。まさに神業。
#深い
歴史的名作ではあるが、ミステリの文脈で評価するよりもエンタメ寄りの社会派小説として評価すべきではないだろうか 半ば犯人が決めつけられてストーリーが進み、トリックは緻密ではあるが、奇想天外などではない トリック自体というよりも、それを崩すために泥臭くパーツを積み上げる過程や登場人物の人間模様、そして社会批判、そういったものを楽しむ作品であると思う
印象に残った一文 「人間には先入主観が気づかぬうちに働いて、そんなことはわかりきったことだと素通りすることがある。これがこわいのだ。この慢性になった常識が盲点を作ることがたびたびある」(238ページ)
はじめての松本清張。もっと重々しいかと身構えていたが、思いのほかリーダビリティが高くページをめくる手が止まらない。 アリバイトリックの名品と聞いていたが、怪しい人物がなぜ現場と真逆の北海道で目撃されたかという謎の真相は正直拍子抜けの代物だった。 現場の偽装、目撃証言の二重の仕掛けと本作はむしろ心理トリックの良作。
アリバイ破りがすごく面白くて最後、お互いに文通でオチがわかるのが個人的によかった。ただし、まだ犯人がしたアリバイ作りには多くの回収されない伏線があるので気になった
犯人安田によるアリバイ工作がまさに鉄壁である故、真実を追う三原や鳥飼の苦悩感、絶望感が度々痛切に感じられた。尻尾を掴んだ、と思ったら残念、今度こそ掴んだ、と思ったらまた残念の繰り返し。その過程が非常に地道で、泥臭く足を動かすものであるからこそ、読者に強い共感を抱かせるのだと思った。解説にあった通り、個人悪と組織悪をミックスした動機設定や登場人物のリアリズム的描写など、その文学史的な価値をしっかり理解すると本作はより楽しめるだろう。
さすが、松本清張作品。 読者を最後までグイグイ惹きつけ、あっという間に読んだ。 博多と北海道の道程。今の時代ならそれほどかからないが、その当時なら不可能と思えるのに、そんな中をかいくぐる面白さがあった。
時刻表を使ったミステリーのはしりと言われる作品。夜行列車が当たり前に運行したり、青函連絡船や電報など時代を感じさせる場面は多く、むしろ新鮮ですらあった。結末は唐突さもありつつ官僚の悲哀を感じた。
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