小説・文芸の高評価レビュー
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購入済み
恋愛小説を久しぶりに読みました。でも恋愛小説、と言っていいのかな。むしろ社会とうまくつながれない主人公の心が解けていく、1人の女性の変化の物語として私は楽しみました。静かな筆致と、主人公の丁寧な内面描写が美しくて、読み終わった後も長く余韻の残る物語でした。
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Posted by ブクログ
ちょっと面白そうと思える視点と面白そうなことを実際にやってみる行動力は感動してしまうくらい。
「崎陽軒の15個入りシウマイのお金半分出すから半分ちょうだい」という話から、「居酒屋で厳密に割り勘する飲み会したらおもろいんじゃね?」となって、実際に後日居酒屋で一人一人が食べた分を計算してる描写はとても面白かった。
あとは『神戸〜高松のジャンボフェリー』の話。
めちゃくちゃ乗りたい。船の甲板にゴザを敷いて、瀬戸内海の穏やかな海をただ流れていく船旅。とてもやってみたい。
うわー、やってみたい!がたくさんできた1冊だった。日々のちょっとした工夫でいくらでも人生は面白くできるんだなあ。 -
Posted by ブクログ
くぅ〜、また素晴らしい本に出会えた。
心温まる1冊というのはこれのことだなと思う。
自分の少しモヤっと澱んだ部分をスッと風で吹き飛ばしてくれた。素敵な人たちに導かれ、周りを明るく朗らかにするまじむの人柄に、読みながら思わず笑顔になる。
まじむの感性の豊かさに感心。
そして自分に正直になって、前を向いてどんどんと進んでいく姿があまりに素敵すぎて眩しいくらい。いろんな人を良い意味で巻き込めるというまじむの人間力の強さに自分も巻き込まれた。
何より終わり方があまりにも良かった。
おばあ、もっともっと長生きしてほしいぜ。
マハさんの読者の惹きつけ方には毎度驚かされる。
ドンと心に響かせてくる。そして、読みやすい。行ったことのない沖縄、南大東島の光景もスッと頭に浮かぶ。行きたくなるねー。 -
Posted by ブクログ
歴史にifはないという概念がある。
でも、考えずにはいられない日本があの戦争に勝った時の行く末。すべてが空想上の話にも関わらず、リアリティがあって物語の世界にのめり込んだ。
戦後の"平和"な世界から『太平洋戦争に日本が勝利した世界』に迷い込んだ省平と大二郎が元の世界に戻ろうと格闘し続ける。迷い込んだ世界の世の中の風潮に怒りを感じて、抗う小学生の姿は心を熱くさせる。
軍部による情報の隠蔽、市民生活の監視、言論の統制。負けていい戦はないが、負けないと気づくことができなかったとも感じる。何を言おうと、歴史を知った現代から無責任に言っているだけでもあるが。
元の世界に戻るために、天井裏を開ける時は読んでいる自分も手が震えるくらい緊張した。ハラハラが止まらなくて、どんどん読み進んだ。
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