ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 江の島ねこもり食堂

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    2017年出版。310ページ。時を遡って展開する縁とストーリー構成で、実際のページ数よりも長く感じるが読み応えがある。決して軽快とか楽しげな作品とは言えないが、味わい深くて、とても感動出来た。時代を遡る分だけ登場人物も幾分か増えるが、絶命に絡めて展開してくれるので、記憶力の乏しい自分でも余り混乱せず、物語に浸ることが出来た。
    スッキリ、さっぱり、明快で単純な読み物を望む方には勧めない。

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    2026年02月16日
  • ひきこもり家族

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    途中から物語の様子がガラッと変わってゾッとした。

    主人公は長年ひきこもっていた19歳の僚太と44歳の大知の母の二人。双方の家族は新宿にあるリヴァイブ自立支援センターに、息子のひきこもりからの社会復帰を依頼する。リヴァイブは部屋に引き篭もる彼らを「拉致」するという手荒な手法で連れ出し、九州の施設に送り込むのだった。そこは無理やり外に連れ出された元ひきこもりが集まる施設で、研修という名のもとボランティアの名目で作業をさせられる。発生した金銭は食費などの生活費に充てられ、居住者の手元に渡ることはない。

    生活は強制され、労働のために外に出されることで「引きこもっている」状態からは逸脱できたものの、

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    2026年02月16日
  • 百年の時効

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    ネタバレ

    やっと読めたー!ずっと気になっていたので、いざ読むぞ~と思って手に取った瞬間の重みと分厚さが嬉しくてにやけた。読み終わるのに時間かかりそうだな……と最初は思っていたんだけど、読み始めるとぐいぐい引き込まれてかなりあっという間に読み終わった感覚だった。刑事たちの執念で点と点が少しずつ少しずつ繋がっていく過程はとてもかっこよかったし、昭和という時代だったからこその視点と、令和の現代だからこその視点がお互いに補完されたりしていくのがすごくよかった。鎌田が願った受け継いでいく力も、湯浅が願っていた科学の力も、どちらも胸がぐっと熱くなった。出てくる刑事さんたち全員良すぎるよ~~……。読み応えがたっぷりあ

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    2026年02月16日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ゆとり三部作の最新作。直木賞作家となり、その後も次々と話題作を世に出している著者に、こんな可哀想なことがたくさん起きてたんだ〜と同情しつつも笑わずにはいられなかった。
    「何で私の人生はいつもこうなんだろう」「神様が『お前の人生、そんなうまくいくわけねえだろ!』って、我に返らせてくれる」とあるが、本当にその通り。神様は朝井氏をいじめるのが好きなんだなぁ。著者はそれを見事にエッセイへと昇華しているから強い。

    これまでのエッセイ同様、半分くらいトイレにまつわる話で、会ったことのない36歳男性のトイレの話でも朝井氏の書いたものなら楽しく読めてしまうのがすごい。
    トイレにまつわる話はあまり他人としない

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    2026年02月16日
  • リラの花咲くけものみち

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    読んでいて心の癒される内容だった。もう枯れかけて頭を下向きにした若葉が、ある愛情で頭を起こし、光を浴びて水と栄養をもらい、本葉を出し大きくなり花を咲かせるような印象を受けた。心から愛情を注ぎ、見守ってくれる人が一人いて、その人が背中を押してくれたら人間関係が広がり、つらい経験を乗り越え、こんなにも成長できるという希望を抱かせてもらえた。動物、植物、鳥などいろいろな生き物の力、私たち人間の心のつながりを感じた。
    自分のふるさと北海道が舞台だということもあるし、少しずつ主人公が成長していく姿が伝わってきてこちらも嬉しくなった。人がこうして自立していく姿って勇気を与えてくれる。人間の強さ、を感じた。

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    2026年02月16日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    再読。テンポの良さと痛快さは伊坂作品の中でもトップ級。登場人物全員キャラがたっていて、ファンが多いというのま納得

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    2026年02月16日
  • 魔女の宅急便

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    これまた遂に読んだ長年の課題図書。息子へのお勧め図書としてまだ早い(あまり本読まない。。。くぅ)けど家に導入されていたので、盗み読み。原作がある映像化作品は、漫画でも活字本でも原作の方が良いよね、という理論通りにとっても素敵なお話でした、いやホントに筆者の優しい日本語も含めてとても素敵だった。終章で里帰りして、けど数日でまたコリコに戻るというところで終わったのだけれど映画以上にもっと素敵だった、読めて良かった。

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    2026年02月16日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    読書って、心が元気で生活にゆとりがある時にしかできない趣味だな〜なんて思ってたけど、これはちょっと現実が辛いかも、、というときにこそ読みたくなるような本だった。普通に声出して笑ってしまうくらいおもしろくて、ほかに作者が出している小説との差にびっくりした。朝井さんが書く本も、朝井さんの人となりもすきなんだと気づいた

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    2026年02月16日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    ダブルカバーをきっかけに手に取ったけど、出会えて良かったと思える作品。
    1ページに対する文字数も少なく、非常に読みやすいです。
    今回印象に残った章は『鬼小町』で、こういう展開もあるのかと思いました。
    晴明と博雅のコンビの虜です。

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    2026年02月16日
  • まず牛を球とします。

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    大学大学院と物理やってたので、タイトルに惹かれて。 15編入ったSF短編集。 表題作はまず発想がすごい。球形の牛からこの発想にいくのかー!という。 短編集は、全部読んだ後タイトルを見返しても、これはなんだったかな?と忘れてしまう話が出てくるのが常なのだけれど、この本はタイトルみたらくっきりはっきり全て思い出せました。 それくらい各話特徴的で楽しく読めます。おすすめ!

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    2026年02月16日
  • 信仰

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    11編の短編集。とても短いものもあって、
    ・新しく始めたカルト商法
    ・生存率に振り回される人たち
    ・宇宙人の話
    ・均一とカルチャーショック
    ・自分のクローン4体との生活
    ・地球の最後の話
    ・人類の終わり
    など大分恐ろしい話が淡々と続く。
    素晴らしい本だと思う。

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    2026年02月16日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    やはり村田紗耶香は凄かった。あまりに凄すぎて感想が書けない。これもまた「普通」を突きつけられて違和感を抱く人間の物語。その普通の言語化のしかたが秀逸。「地球星人」「人間を作る工場」「工場の部品」 思えば僕もその「部品」としては失格品だ。果たして結末、彼らは何者になったのか。

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    2026年02月16日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作ツナグが本当に本当に大好きな作品だからこそずっと読みたかった続編。長らく積読してしまったけれど、このタイミングで読めてよかった作品。
    「亡くなった人と1晩だけ面会できる」という設定上、物語が切ないことからは逃れられないが、今回もこの本に何度も泣かされた。でも、ただ単に悲しい話ではなくて、残された者たちの生きる希望となるような面会だからこそ、読んでいて心地よく感情がかき乱される。心に刺さる文章があって、すべてメモしたかったけれど厳選した。
    自分も「現在」をともにできる愛する人たちを大切に生きたいと改めて感じさせられた。

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    2026年02月16日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    長いのに飽きずにどんどん読める。2人が大人になって再開した場所はどこなんだろう。奇跡と縁が重なって何度も再会するのに、気遣い続ける関係がとても素敵だった。瀬々ちゃん家族がバラバラになってお互いを思い合って成長し続けられるのではないかな‥

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    2026年02月16日
  • 赤と青のガウン オックスフォード留学記

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    皇族の方の文章を読むのは初めて。自分も皇族側の立場で留学している体験ができた。あー、おもしろかったー!

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    2026年02月16日
  • 禁忌の子

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    話の中盤位から重い内容満載だったが、最後は救いのある幕切れとなりホッとした。
    最終局面は疾走感があり手に汗握った。
    城崎の行動もどっちとも取れる伏線があり、どちらに振れるのかドキドキしながら読めたり

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    2026年02月16日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    ネタバレ

    かの有名な木嶋香苗がモデルの小説。登場人物である「梶井真奈子」は、木嶋香苗のアナグラムを少し変えただけなのかな。

    主人公の町田里佳が梶井真奈子と出会うことで、食に目覚め、体型も考え方も、恋人や友人との付き合い方まで変わっていくのだが、栄養を取って自分の血肉とし不要分は排泄するように、町田里佳は梶井真奈子にひどく傷つけられながらも、梶井を通して知った食に対する姿勢や自分の来し方行く末を見つめ直し、古い自分を捨て去り、新しい自分とライフスタイルを獲得する。

    ・・・軸になっているのは、解説で山本一力氏が書いているように「女性同士の友情と信頼」。読みながら自分のことをすごく考えさせられる小説です。

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    2026年02月16日
  • 椿説弓張月4

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    ネタバレ

    琉球での三つ巴の戦いとあるが、実質的には利勇との勝負の巻で、相当盛り上がる。いかにも利雄は悪者っぽくて、ここぞとばかりの描写が続くし、ここにきて物語が勧善懲悪的に進んでいくので、この巻は楽しく、あっという間に読めた。馬琴の創造の筆は素晴らしく、北斎の絵と併せて何度読んでも味わい深く、娯楽のほとんど無かった当時の市民の熱狂ぶりが想像できる。次はとうとう最終巻。大団円に至るまでとても楽しみ。この調子で八犬伝も読んでいけたらと思う。

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    2026年02月16日
  • もものかんづめ

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    本を読んで笑ったのは久しぶりだった。
    もうこの世にさくらももこさんがいないなんて寂しすぎる。
    遅れてきたさくらももこロス。

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    2026年02月16日
  • ジャッジメント

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    本当に読むこと自体が重かった
    こちらまで辛くなるくらいの本だった
    でも、読んでいてたくさん考えさせられる内容だった。
    私ももし当事者であれば復讐してやりたいと思うだろうそれゆえの葛藤も辛さもある
    執行部の主人公の仕事が本当つらそうで、
    最後がものすごく怖かったし、
    こちらまで入り込んでしまった
    たくさんの事件がある中、
    残酷なニュースをみると
    思い出すだろう

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    2026年02月16日