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幼い頃に母を亡くし、父が再婚した継母とうまくいかず不登校になった岸本聡里。愛犬だけが支えだった聡里は、祖母に引き取られペットと暮らすうちに獣医師を志す。北農大学獣医学類に入学すると、面倒見のよい先輩、志をともにする同級生らに囲まれ、学業やアルバイトに奮闘する日々。伴侶動物の専門医を目指していた聡里だが、馬や牛など経済動物の医師のあり方を目の当たりにし、「生きること」について考えさせられることに――
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「リラの花咲くけものみち」
2025年2月1日~ NHK総合 出演:山田杏奈、當真あみ、萩原利久
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Posted by ブクログ
継母との確執で不登校になった少女が、祖母に引き取られ手から獣医を目指し、獣医学を学べる大学に進学する。単身北海道に渡り、さまざまな動物や人々に囲まれながら成長してゆく物語。 北海道の大地と動物、衝突したりクヨクヨしながらも、前を向いて進んでゆく、おおらかな登場人物たち。著者の誠実さがにじみ出ているよ...続きを読むうな作品です。 例えるなら、小野寺 史宜「ひと」のような。 デトックス効果のある物語だと思います。
この作家さんの描く物語は泣ける。この作品も例に漏れず。 あっという間に読み切りました。 大好きな一冊になりました☺︎
主人公の聡里が物静かなので、物語全体に落ち着いた雰囲気がありますが、胸を揺さぶる出来事が何度もあり、そのたびに胸が、目頭が熱くなりました。綾華の言う通り、継母が最低なのはもちろんだけど一番悪いのは父親です。どの面見せるのかと思いました。チドリさんはきっとこれからも聡里を一生助けてくれる。愛情の深さに...続きを読む何度も涙が出そうになりました。 私は獣医という仕事にこれまで全く縁がありませんでしたが、この本で読むだけでも、動物が好きというだけではとてもできない仕事だと思いました。人によって正解が違う、悩み続けないといけない重い仕事なのだなと。 良き友、仲間、先輩、師…外の世界に出て様々な人たちと強い絆を築いていく聡里を、はじめは親戚のおばさんのような目線で読んでいましたが、最後は頼もしさしか感じませんでした。人ってこんなに成長できるのだと教えてもらいました。 そして最後に、残雪くんに万歳!
10歳の時に母と死に別れ、辛い10代を過ごしてきた聡里(さとり)ちゃんが一念発起して東京を離れ北海道の獣医学部へ。 同年代の子達との寮生活、初恋、友達との出会い、獣医になる覚悟、挫折、、、読みながら応援し続けました。 大学2年の娘がいるから、大学入学と同時に親元を離れるってこんなに大変なんだ...続きを読むと聡里ちゃんのおばあちゃん目線で読んでました。 お友達の残雪くん、初心者なのにすごい素敵だなと感心してしまいました。
とても良かった。泣きながら読みました。 友情、恋、家族愛、信頼、挫折、奮闘、成長… 全部描かれているのに、詰め込まれた感なく自然ななストーリーになっています。王道だからこそ、その根底にあるテーマは普遍的で心を動かされます。手元に置いておきたい1冊になりました。
獣医師は最も尊敬されるべき職業のひとつだとこの本に教えてもらいました。自分だったら心が折れている出来事が2箇所ほどありましたね。
心に傷を抱えた聡里が北海道で獣医師を目指しながら、自分の居場所を見つけていく物語です。動物の命も人間と同じように尊いという言葉が強く印象に残りました。命を救うことが正しいと分かっていても、現実にはそれだけでは割り切れない場面があることも描かれており、深く考えさせられました。また、牛、豚、鶏といった畜...続きを読む産動物など、人間は多くの命をいただいて生きているという当たり前の事実にも改めて向き合わされました。主人公の聡里が大学生活の中で少しずつ成長し、その後の姿まで描かれていることで読後の満足感も高く、読んでよかったと素直に思える一冊でした。
なかなか手をつけられなかった一冊 同業者として「ツッコミどころ」を見つけてしまうのが嫌だったから 「動物のお医者さん」で味わった嫌な感じ 物語りとしては面白くてもリアルでは違うということが多々ある…医療ドラマで「嘘つけ」というヤツと同じ…変な理想論とかイメージが先行するヤツ ようやく重い腰を上げ...続きを読むて読み出したら…止まらなかった…久しぶりに一気読み…気づいたら深夜2時だった 「とわの庭」でも感じたが、藤岡さんの作品には色々な女性像が登場するも、一貫して生き方に芯があり迷いながらも前進しようと足掻く姿にも温かな視線を感じられる…人を憎んだり恨んだりしても不思議ではない過酷な状況で育ちながらも、その環境から抜け出し自分の居場所を求めて努力する人の姿…それが描かれていて、取り巻く人々との出会いや別れが真っ直ぐに表現されている 「とわの庭」も鮮烈な印象が残ったけれど、この作品も同じように、多分、記憶に焼きついて忘れられない情景を残してくれたと思う 危惧していた先入観は、結局のところ杞憂だった 多分、とても良く取材をされたのだろう 獣医学部の学生の日常やカリキュラム、解剖や牧場の実習の様子、そして何より臨床の場での獣医のリアルが描かれていたと思う 助けるばかりではない、、、そのリアルが 特に自死をした獣医師の件は…切なかった 感染症に罹患した鶏や豚など…殺処分するニュースをよく耳にすると思う それらを行う人々の中には勿論、獣医師もいる 馬だけでなく、牛だけでなく…日々、人間が口にする肉は全て獣医師が検閲をして、食の安全を担保している 本来、動物が好き(勿論、それだけでできる仕事ではない)な人間が、その対象を自分の手で殺めなければならない…しかも、一度ではなく何度も、大量に… その精神の軋轢が時として襲いかかり、物語りの中の彼のように病んでゆくことが、実はとても多いのだ そういった負の一面にも正直に触れていて…ちゃんとされているな、と感じた 何事にも明と暗はある… 毎日のように命の始まりと終わりの狭間で生きる彼ら彼女らに求められる強い精神力は、学生の頃からの、いや、もっともっと前からの鍛錬と倫理の熟考によって成されるもので、一朝一夕に成り立つものではない 国試に合格し、獣医師として歩き出した聡里の6年後が描かれているけれど、その先も見たいなぁ…と思う チドリさんという名の祖母の、とても凛とした生き方に憧れる…自分もこんなふうに生き、旅立ちたいと思った…そして、対照的に描かれる「嫌な女」も… あからさまに継母のエゴを体現している義母や、嫉妬を煽るような先輩の女性(聡里は気づいてないのかな)…あー、やだなー、でもいるよね、こーゆーの、と思わせる、、、ありがちな女性もいて、対比が見事だなぁと思わせる、、、嫌いだけどね、笑 聡里さんには幸せになってほしいな
生と死が物語の至る所で取り上げられるため、そこに悩み苦しむような物語的な深みがありつつも、読みやすく世界に入り込めるテンポ感がよかった。
読んでいて心の癒される内容だった。もう枯れかけて頭を下向きにした若葉が、ある愛情で頭を起こし、光を浴びて水と栄養をもらい、本葉を出し大きくなり花を咲かせるような印象を受けた。心から愛情を注ぎ、見守ってくれる人が一人いて、その人が背中を押してくれたら人間関係が広がり、つらい経験を乗り越え、こんなにも成...続きを読む長できるという希望を抱かせてもらえた。動物、植物、鳥などいろいろな生き物の力、私たち人間の心のつながりを感じた。 自分のふるさと北海道が舞台だということもあるし、少しずつ主人公が成長していく姿が伝わってきてこちらも嬉しくなった。人がこうして自立していく姿って勇気を与えてくれる。人間の強さ、を感じた。
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