あらすじ
幼い頃に母を亡くし、父が再婚した継母とうまくいかず不登校になった岸本聡里。愛犬だけが支えだった聡里は、祖母に引き取られペットと暮らすうちに獣医師を志す。北農大学獣医学類に入学すると、面倒見のよい先輩、志をともにする同級生らに囲まれ、学業やアルバイトに奮闘する日々。伴侶動物の専門医を目指していた聡里だが、馬や牛など経済動物の医師のあり方を目の当たりにし、「生きること」について考えさせられることに――
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Posted by ブクログ
なかなか手をつけられなかった一冊
同業者として「ツッコミどころ」を見つけてしまうのが嫌だったから
「動物のお医者さん」で味わった嫌な感じ
物語りとしては面白くてもリアルでは違うということが多々ある…医療ドラマで「嘘つけ」というヤツと同じ…変な理想論とかイメージが先行するヤツ
ようやく重い腰を上げて読み出したら…止まらなかった…久しぶりに一気読み…気づいたら深夜2時だった
「とわの庭」でも感じたが、藤岡さんの作品には色々な女性像が登場するも、一貫して生き方に芯があり迷いながらも前進しようと足掻く姿にも温かな視線を感じられる…人を憎んだり恨んだりしても不思議ではない過酷な状況で育ちながらも、その環境から抜け出し自分の居場所を求めて努力する人の姿…それが描かれていて、取り巻く人々との出会いや別れが真っ直ぐに表現されている
「とわの庭」も鮮烈な印象が残ったけれど、この作品も同じように、多分、記憶に焼きついて忘れられない情景を残してくれたと思う
危惧していた先入観は、結局のところ杞憂だった
多分、とても良く取材をされたのだろう
獣医学部の学生の日常やカリキュラム、解剖や牧場の実習の様子、そして何より臨床の場での獣医のリアルが描かれていたと思う
助けるばかりではない、、、そのリアルが
特に自死をした獣医師の件は…切なかった
感染症に罹患した鶏や豚など…殺処分するニュースをよく耳にすると思う
それらを行う人々の中には勿論、獣医師もいる
馬だけでなく、牛だけでなく…日々、人間が口にする肉は全て獣医師が検閲をして、食の安全を担保している
本来、動物が好き(勿論、それだけでできる仕事ではない)な人間が、その対象を自分の手で殺めなければならない…しかも、一度ではなく何度も、大量に…
その精神の軋轢が時として襲いかかり、物語りの中の彼のように病んでゆくことが、実はとても多いのだ
そういった負の一面にも正直に触れていて…ちゃんとされているな、と感じた
何事にも明と暗はある…
毎日のように命の始まりと終わりの狭間で生きる彼ら彼女らに求められる強い精神力は、学生の頃からの、いや、もっともっと前からの鍛錬と倫理の熟考によって成されるもので、一朝一夕に成り立つものではない
国試に合格し、獣医師として歩き出した聡里の6年後が描かれているけれど、その先も見たいなぁ…と思う
チドリさんという名の祖母の、とても凛とした生き方に憧れる…自分もこんなふうに生き、旅立ちたいと思った…そして、対照的に描かれる「嫌な女」も…
あからさまに継母のエゴを体現している義母や、嫉妬を煽るような先輩の女性(聡里は気づいてないのかな)…あー、やだなー、でもいるよね、こーゆーの、と思わせる、、、ありがちな女性もいて、対比が見事だなぁと思わせる、、、嫌いだけどね、笑
聡里さんには幸せになってほしいな
Posted by ブクログ
読んでいて心の癒される内容だった。もう枯れかけて頭を下向きにした若葉が、ある愛情で頭を起こし、光を浴びて水と栄養をもらい、本葉を出し大きくなり花を咲かせるような印象を受けた。心から愛情を注ぎ、見守ってくれる人が一人いて、その人が背中を押してくれたら人間関係が広がり、つらい経験を乗り越え、こんなにも成長できるという希望を抱かせてもらえた。動物、植物、鳥などいろいろな生き物の力、私たち人間の心のつながりを感じた。
自分のふるさと北海道が舞台だということもあるし、少しずつ主人公が成長していく姿が伝わってきてこちらも嬉しくなった。人がこうして自立していく姿って勇気を与えてくれる。人間の強さ、を感じた。
Posted by ブクログ
中学で長い間引きこもりになってからの大学での家族、友人、恋愛等色んな人間関係での成長、獣医学に関する成長全てが良かった。また、想像してた獣医師の仕事より幅広い分野に関わる事、とても体力を要する事、動物にも人にも悩む事と獣医師に興味深く思った。また読みたい作品。
Posted by ブクログ
今年も終わりに近づいてきたけれど、これは間違いなく今年のベスト3の一冊。何度も何度も涙が出そうになった。チドリおばあちゃんがとっても素敵な人。主人公の聡理も辛い境遇から自分で大切な人を見つけ、自分の道を選び取って行く様子が書かれている。獣医学部が舞台のため、血腥い描写もあるし、綺麗事だけではすまない描写もある。妹に悪意は無いんだろうけど、その後彼女と交流することはあるのかしら……。継母も実父も自分が辛い……だしな。聡理ちゃんが強くて(強くなったんだよね)決別の道を選んで良かったけど。
Posted by ブクログ
虐待されていた主人公聡里が本来の自分を取り戻し自立するまでを描いた成長物語。
とても温かく、しみじみと「あー良い本に出会えたなあ」と思えた一冊でした!
身近な大人からの酷い仕打ちに聡里の心は死にかけていたが、救出してくれた祖母に愛情たっぷりに見守られ、やがて獣医師を目指す。また大学でも信頼できる先輩や友達に出会い、少しずつ心の殻を破っていく。聡里の成長っぷりが読んでいて清々しかった。
獣医師になるには動物が好きなだけではやっていけない面などもきちんと描かれている。そのために聡里は苦悩するが、挫折しそうな聡里と先輩の会話で、ヤマメとサクラマスの話が印象に残った。
生まれた場所で弱くても、別の場所で成長して大きくなる。
逃げるのは悪いことではなく、逃げた場所でがんばればいい。
逃げることに対してとてもポジティブで優しい考え方。
ポジティブといえば、聡里のおばあちゃんであるチドリのポジティブさも素敵すぎる!マイナスをくらって辛くなった時でも「あたしは運が良かったよ」とプラスの面を見つけられる癖がついたら人生楽しいだろうなあ。
Posted by ブクログ
獣医師を目指して北海道の大学に入学した聡里の成長を描いた物語である。
聡里は母を亡くし、父の再婚相手に虐げられ、愛犬と部屋に閉じこもって12歳から3年間を過ごした。
15歳の誕生日に訪ねてきた母方の祖母チドリが、その有様を見て驚き怒り、聡里は愛犬と一緒にチドリと暮らすことになる。
その愛犬も病気で亡くし、高校の教師の勧めで獣医師になることを決意する。
北海道の北農大学獣医学類の寮に入るところから話が始まる。
獣医師とは、小動物から家畜の大動物まで、それもさまざまな形態を持った生命に携わる仕事である。
聡里は最初に参加した臨床実習で、馬のお産に立ち会い、生まれてくることができなかった仔馬の凄惨な運命を目の当たりにし、自分には獣医師はできない、自分はむいていないと絶望し東京のチドリのところに逃げ帰ってしまう。
これ以上にない過酷な場面だったので、聡里でなくても無理もない目を背けてしまう状況だった。
そんな困難を乗り越えたのはチドリの愛や、亡くなった母の想い、友人や周囲の存在があったからにほかならない。
北海道の透き通るような冬の空気と凜とした雪景色、その大地に咲く花や樹、その花言葉が、物語の内容の厳しさに柔らかな優しさをもたらしている。
涙がじわっとあふれて心があったかくなり、頑張っている人にエールを送ってくれる物語でした。
Posted by ブクログ
地元北海道が舞台の物語だと知人の方から紹介され、ずっと読んでみたかった一冊。
大学生活6年間での聡里の目覚ましい成長に感動。見慣れた北海道の風景が鮮やかに浮かんでくるような描写、物語の伏線として出てくる花言葉や鳥の性質。美しい物語でした。獣医師の仕事をもっと知ってみたくなりました。
Posted by ブクログ
随所に感情を動かす出来事が散りばめられ、
目頭が熱くなる
北海道の自然の魅力と獣医学の世界が垣間見える
描かれている人物がどの人物も知っている人かのように魅力的
特にチドリのどんな状況でも幸せを探す強さは、自分も見習おうと思った。
Posted by ブクログ
名作中の名作と呼んでも過言ではないと思う。
星を5つどころか10でも20でも付けたい。
主人公の聡里も愛すべき、そして応援したくなるキャラクターだが、その聡里をネグレストされていた家から引き取り、生活が苦しい中でも私立の大学に通わせ、いつも優しく見守っていた祖母のチドリのことが好きな読者は多いのではないだろうか。
どんな不幸に見舞われても、その中から幸福を見つけ出す思考、小さな体でも大事なものを守る強さ。
そんな彼女を尊敬し、見習いたいと思った。
また、チドリという名前から連想できる千鳥足についても解説があり、とても勉強になった。
きっとこの作品は、自分の中で長く一番好きな本と言える作品になったと思う。
Posted by ブクログ
ネグレクトされ不登校になっていた少女がおばあちゃんや動物、北海道の大自然、周囲の人々に支えられて獣医師の道を目指す物語。
私も看護学生、助産学生を経験してるので重なる部分も多く感情移入しながら読むことができました。獣医師ってとても尊い仕事だけど、責任が重く動物への愛だけでは苦しくなることも多いだろうなと思います。さとりの迷いながらも道を切り開いていく姿、周りの人に支えられて支えながら自分の居場所を見つけていく姿に勇気をもらいました。さとり本当に頑張ったね。一章一章の花言葉を調べながら読んでいくのも楽しかったです。チドリさんの大きな愛があったかくて、チドリさんのシーンで何度も泣きました。不幸の中きら幸運を見つける才能があるって本当に素敵。人として見習いたいな。大切な作品に出会えてよかっです。
Posted by ブクログ
主人公の女性が苦しい幼少期を過ごし、獣医師になる物語。
主人公の真っ直ぐな心と、頑張る姿勢に心打たれる。
自分も何か頑張れるのではと、背中を押される気がしました。
Posted by ブクログ
主人公 岸本聡里(さとり) は母を早くに亡くし、父の再婚によって新しい家庭に居場所を失う。再婚相手の新しい母親が飼っている犬を捨ててしまうのではないかという不安で中学校へ行けなくなり、ほぼ引きこもり状態で過ごす。
さとりの誕生日に、チドリ が亡くなった母の手紙を渡そうと久しぶりに家に行くと、父母と妹に置いて行かれて1人で家にいる聡里を発見する。チドリは父に対し怒り、こんな状態なら自分が引き取ると聡里を家に連れて行く。自由な校風の高校と塾に通わせ、成績がよく、特に生物が得意な聡里に塾の先生は獣医を勧める。
この経験から聡里は「動物を助ける獣医になりたい」と決意する。
大学編
北海道の獣医学部に入学。厳しい勉強と実習、寮生活に最初は戸惑うが、少しずつ仲間や教授と心を通わせていく。牛や馬、犬などの治療に携わるうちに、「生きることと死ぬこと」 の重みを知り、命と向き合う姿勢を身につけていく。先輩の勧めで一年生の夏休みに実習に参加した聡里。実習が終わった後、先輩に先輩の実家の牧場で馬の赤ちゃんが生まれるので一緒に見に行かないかと誘われる。一緒に名前も考えて楽しみにしていたのに、難産となってしまい、結局母体を守るために馬の赤ちゃんの足を切断し、馬の赤ちゃんはそのまま亡くなってしまう。獣医とは病気になった動物を助ける仕事だと思っていたのに、助けられないという判断も下さないといけないことにショックを受けて聡里は逃げるように東京に戻ってしまう。
東京に帰ると、チドリが病気をしたことを知り、このまま休学をしてチドリの看病をしたいと申し出る。しかしチドリはなるべく早く聡里が獣医になってほしい、獣医になった姿やその先の結婚した姿を自分は見たいのに自分にはもう時間が残されていないと伝える。聡里はその気持ちを聞き、北海道に戻ることを決意する。
それからしばらく東京には帰らず実習やテストに追われる聡里。実習中に大学に電話が来て、祖母が危ないから東京に帰ってくるよう連絡を受ける。なるべく急いで帰るが、間に合わず会えないまま一番の支えだった祖母チドリが病で亡くなる。深い喪失感に沈むが、「自分を信じて生きろ」という祖母の言葉が心の支えとなる。祖母の死をきっかけに、聡里は「過去に縛られるのではなく、自分の道を歩む」覚悟を決める。
終盤
•実習や現場での経験を重ね、苦しむ動物や飼い主に向き合えるようになる。
•自分と同じように傷つき孤独を抱えた人々とも関わり、「誰かを救うには、まず自分が生き抜くこと」と学ぶ。
•聡里は正式に獣医師として歩み始め、「リラの花が咲くけもの道」=困難な道でも自分を信じて進む道 を進んでいく。
Posted by ブクログ
引きこもりから北海道の酪農の大学へ。祖母の助けと周りの人々、友人たちとの交流を通じて成長していく一人の少女を描いた感動作。
NHKのドラマを見たのを気に読んでみた。ドラマは3話のみで、やや物足りなかったので原作にはおおむね満足。
引きこもりの時の唯一の友だった飼い犬パール、動物好きという理由で祖母の後押しもあり選んだ進路。
主人公の意外な進路選択に感動しました。
Posted by ブクログ
藤岡さんには、泣かされてばっか^_^
まぁそれを求めてたんだけど。
獣道なんですが『人として』と思わせられる、
これからも頑張って行こうと勇気をくれる、
今回もジーンとさせていただきました。
Posted by ブクログ
未来屋大賞から。歴はまだ浅いけど、これまでの受賞作を見る限り、よほどハズレはなさそうだな、と。初めて触れる作者の手になる本作だけど、個人的な水準はまずクリア。獣医学部が舞台ってことで、当然のごと思い浮かぶのは、”銀の匙”とか”ラストカルテ”あたり。ギャグ要素はほぼないから、感触が近いのは後者か。どちらも好きな漫画だし、獣医のお仕事にも興味あるし、つまらなくなる要素は見当たらず。学園生活にあまり重きは置かれておらず、実習シーンがメイン。なので人間関係より仕事の内容の描写が深い。いわゆるお仕事小説ですな。
Posted by ブクログ
頼りなかった聡里が、獣医師を目指して大学生活を送りながら努力し、たくましくなっていく。
夢を叶え、誰かの目標になるまでになり、良かったね、頑張ったねと涙が止まらなかった。
Posted by ブクログ
章ごとにサクサクと話が進んでいくので、それがいいような、合間にどうなっていたのかが気になるような、、、
さとりが多くの支えに出会えてよかった!!
Posted by ブクログ
なかなか読み応えがありました
聡里が獣医学部で成長するお話。
獣医さんになるのって人間のお医者さんも大変だけれどもっと大変そう
言葉は通じないし体も大きい動物は力もないと対処できない
実習のくだりはお魚もまともにおろせない自分にはなかなかキツい描写もあった
Posted by ブクログ
全然悪い話じゃないんだけど...このサイズと厚みの本に求めるのは少女漫画じゃないんだな〜。登場人物の若者全員のファンタジーが過ぎるなと感じてしまった...
あと最後のエピソードいらん
Posted by ブクログ
感想
引き篭もり少女が獣医師として自分の道を切り拓く物語。
最後のおばあちゃんのくだりは不要だったのでは?
あらすじ
聡里は小学生の頃に母親を亡くし、後妻から育児放棄され、中学の終わりまで引き篭もりで家で過ごす。その後、祖母に引き取られ、猛勉強の末、北海道の北農大学の獣医学部に入学する。
人見知りの聡里は、柴犬を救ったことで知り合いが増えて、徐々に大学に馴染んでいく。聡里は同じ部屋の綾華と夏期に牧場に実習に行くことにする。その際に先輩の夏菜の牧場の馬の出産に立ち会う。しかし、お産は上手くいかず死産になる。死んだ仔馬を切り刻む獣医を見て、獣医師になる決意がゆらぐ。
死産にショックを受けた聡里は、実習を投げ出し、祖母の元へ帰る。祖母から母親のことについて聞かされ、やめようと思っていた大学を続ける決意をする。
聡里は2年生になり、先輩の加瀬がやっていた動物病院の手伝いを引き継ぐ。聡里は卒業する加瀬に告白しようとしたが、夏菜と良い仲だと知り、断念する。聡里は犬猫を専門とするゼミに入る。その頃、祖母の妹から連絡が来て、祖母が入院したので至急、東京に戻るように連絡を受ける。急いで戻ったが、間に合わず祖母は亡くなる。気を張って喪主をつとめる。
その頃、父に一緒に暮らさないかと言われるが、キッパリと断る。聡里が6年生になる頃、最後の思い出作りにと、親友の綾華から夏期の産業動物の実習に誘われる。そこで1年目にお世話になった先生につき、酪農家と獣医師の繋がりの深さに感銘を受けて、大動物の獣医師になることを決意する。
6年後、聡里は大動物の獣医師として働き、同級生だった残雪との結婚を控えるのであった。
Posted by ブクログ
主人公は家庭環境の酷さを言語化できるだけでもう回復してる。祖母から自立へのエネルギーをもらったんだと思う。
獣医になると決めていろいろありながらも成長していく姿に励まされた。素敵な人にも出会えて本当に良かった。
Posted by ブクログ
獣医を目指す聡里の成長とともに読むのが楽しくなっていく。祖母のチドリみたいな人が身近にいて前向きに生きていると、自分も救われるんだろうな。前向きな言葉を口に出して誰かに伝えることってすごく大事だ。
Posted by ブクログ
養母によって居所を無くし、母方の祖母に引き取られた娘・聡里が主人公。不登校からチャレンジスクール(高校)を経て、北海道の農業大学に進学した聡里が獣医になるまでの奮闘を描いた作品。
藤岡さんはこれが三作目。前の二作の感想を見ると「良い話なんです、だけど・・・・」。これもそんな感じです。随分ヒヤリングしたのでしょうね、獣医(と言っても犬猫は少なく、牛馬の世界が多い)の仕事などは微に入り細に入り良く書けていると思います。とはいえ直前に読んだのが元羊飼い河﨑秋子なので、「体験」と「ヒヤリングで得た知識」の差は感じられます。そしてなにか「芝居の書き割り」の様な、どこかで見たようなシーンが続きます。自分を嫌ってた同級生が最後には親友になり、気に留めてなかった男子生徒が・・。このあたりのストーリーの流れにも既視感が。テレビドラマっぽいな~と思っていたらNHKがドラマ化してますね。
読んでいて清々しいし、前向きな良い話なんですけどね~~~。
Posted by ブクログ
獣医師になるために
北海道の大学にやってきた聡里(さとり)
慣れない寮生活の中で最初はルームメイトの
態度にどう接していいかわからず悩んだり
なかなか友達が出来なかったり、でも次第に
ちょっとしたきっかけで仲良くなったり
いい先輩たちがいたり、いい先生も
いたり、ちょっと恋心なんかも芽生えたりと
成長していくっていうね
わりとよくあるパターンなんだけれど
そこは普通の学校じゃぁないわけで
獣医師になるための実習とかの描写も
すごく取材されたんだろうな、というのが
垣間見えるのだ
獣医って
病気を治すだけじゃなくて
命の選択を迫られることもあったりするわけよ
そこら辺のリアルっていうか生々しさ
「生きること」について考る
獣医師目指す人って
こんな葛藤を乗り越えなあかんわけやね
現実はなかなか辛いシビアな場面も
あったりして生きることの喜びや
悲しみや命の尊さを知りながら聡里が
自分の居場所を見つけていく話でも
ありました
Posted by ブクログ
久しぶりの藤岡陽子さん
うーん!あったかい気持ちになれる!!
獣医師って、聞いたことはあるけれど大変なんですよね……大変じゃない仕事なんてないと思ってはいるのですが、ここで書いている意味はそういうことではないです
どんな人も歩いていく道のりは、まっすぐで平坦ではない
それはけものみちばかりかもしれない
それでもまっすぐに歩いていこうと思える本でした
物語の序盤でけっこうな描写があったのでこの先大丈夫かなって思いましたが、後半は影に隠れたのでそこを越えれば大丈夫かと
ただ、避けては通れない、綺麗なことばかりではないんだということが書かれているのでそれも合わせて素晴らしい本だと思います
Posted by ブクログ
聡里が獣医学部に入学し、獣医になるまでの話。
中学で母親が亡くなり、父親が再婚相手が家にきたことから引きこもりになった聡里は、祖母チドリに引き取られ、祖母と周りの助けもあり、北海道の獣医学部に進学した。
寮に入り、学生生活をスタートする聡里と学費工面のために自宅を売却し、一人暮らしを始めるチドリ。話は聡里の獣医学部での学生生活の苦労が中心だが、暖かく孫を見守るチドリや周りの友人、先輩が聡里を助ける。
獣医の大変さも伝わってよかったが、(立ち直った方がいいのだが)聡里の引きこもりからの立ち直りの速さは、少しあれっという感じがした。周りによいキャラがいるので、もう少し登場させてもらってもよかったかな。
評価が高かったので、期待値が高くなりすぎたかもしれない。