【感想・ネタバレ】地球星人(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

恋愛や生殖を強制する世間になじめず、ネットで見つけた夫と性行為なしの婚姻生活を送る34歳の奈月。夫とともに田舎の親戚の家を訪れた彼女は、いとこの由宇に再会する。小学生の頃、自らを魔法少女と宇宙人だと信じていた二人は秘密の恋人同士だった。だが大人になった由宇は「地球星人」の常識に洗脳されかけていて……。芥川賞受賞作『コンビニ人間』を超える驚愕をもたらす衝撃的傑作。(解説・小林エリカ)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

気持ち悪いのに読む手が止まらなかった。世界99もそうだったが、意味がわからないありえない世界線なのにどこか共感するところというか、身近に感じるところもあり、不思議な感覚に陥る。この類の本を読むと、多様性という言葉だけで一括りにできないほど、人間の種類は多いのではと思わされる。一体村田沙耶香の脳内はどうなってるのだろうか。宇宙人の目ではなく、村田沙耶香の目が欲しい。

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2026年09月12日

Posted by ブクログ

読むのが苦しかった。特に、後半は目を瞑りたいくらい苦しかった。でもどうしても読み進めてしまった。
主人公に共感できたわけではなかったが、「他人の靴を履く」感覚ははっきりとあり、だからこそ没入したんだと思う。
人間は、確かに一つの動物であるというところから驕っている生き物である、過大評価しすぎである、という点は、確かになぁと感じた。だが、この小説はこんなにチープな言葉で片付けてはいけない小説だ、ということははっきり覚えておきたい。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

前半100ページくらいは、内容がキツくて読見進めるのが辛かった。中盤以降は、なぜか夢中になって読めてほぼ一気読み。コンビニ人間と同じく、社会で普通、常識、一般的とされていることに対して疑問を投げかけている作品。普通に生きていたら、疑問に思わないような視点を与えてくれる作品だと思う。宇宙人の目を持って世の中を見ることは大事だと思う。

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2026年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怖いもの見たさで展開が気になり一気読み。読後感は最悪。今まで読んだ中でもトップレベルで主人公の周囲の登場人物が気持ち悪くて嫌な人ばかりだった。

田舎の自然の爽やかさと、田舎特有の文化の不気味さ、じわじわした蒸し暑さが混在してる。内容は置いといて文章は綺麗で読みやすくて好き。
あらすじを読むと消滅世界と似てるのかなと思ってたけど、こっちはディストピア要素なしで今の時代にもありえる話だったからこそ現代の人間社会の気持ち悪さが際立って感じられた。(さすがに母と姉のようなここまでひどい価値観の人はごく少数派と信じたいけど)
これは本人にとってはハッピーエンドなの・・・?家庭や塾の先生や大学時代の友人とか周りの環境のどこかに救いがあれば少なくとも人間を辞めることにはならなかっただろうと思うけど、その場合でも最終的に同じような結末になるような気もする。恐ろしい結末ではあるけど、終盤に引き戻された「工場」の息苦しさからは解放された感じがした。

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2026年09月04日

Posted by ブクログ

村田さんワールドが繰り広げられていて大変満足でした。もっと読みたい。
こんなびっくりワールドを描ける発想力(村田さんから生まれてきたもの)をもち尚且つ、いわゆる地球星人的な一般視点も持っている、そしてそれが二重人格的に存在しているのではなくて村田さんの中で両立?共存?しているのがほんとうにすごいです
どうか長生きしてたくさん書いて欲しいです。

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

これぞ村田沙耶香ってかんじの作品で好きだ〜!
この世は「地球星人」の「工場」でみんな「部品」にならないといけないという解釈がとても腑に落ちた。その観点で見るとわたしはけっこう地球星人なのかもなと思う。
工場から逃げて宇宙人として合理的に過ごす3人の気持ちもわかるけど、それを最後発見した人たちもすごく恐ろしかっただろうなと想像すると面白い。

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2026年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ


『地球星人』は、社会の仕組みに馴染めない人たちが、その外側へ逃れようとした先を描いた小説だった。

主人公の奈月と従兄の由宇は、どちらも問題のある家庭で育っている。奈月は自分を魔法少女だと思い、由宇は自分を宇宙人だと思っている。二人にとって「自分は地球人ではない」という感覚は、単なる子どもの空想ではなく、つらい現実から自分を切り離して生き延びるために必要なものだったのだと思う。

大人になると二人の道はいったん分かれる。奈月は魔法少女だった頃の感覚を残したまま、社会に強い違和感を持つ男性と結婚する。一方、由宇は社会の中で暮らせるようになっていて、再会した奈月を「冷凍保存されたようだ」と言う。

だからこそ、由宇が再び奈月たちの側へ行ってしまうことには、最後まで引っかかりが残った。私は由宇にはそちら側へ行ってほしくなかった。ただ、由宇はもともと、相手が自分に何を求めているのかを感じ取り、それに従って生きてきた人物でもある。社会に馴染んでいたときも、奈月たちの世界に入っていったときも、実は由宇自身が選んでいたわけではないのかもしれない。結局、由宇は本当はどう生きたかったのだろうと思う。

後半、三人は社会から離れて暮らし始める。「何があっても生き延びる」という約束を優先するうちに、盗みを働き、裸で暮らし、ついには人を食べるところまで行き着く。奈月たちが「工場」と呼ぶ社会から自由になったはずなのに、そこにあったのは自由というより、「生き延びる」という別のルールだけに従う世界だった。

そして、この小説で一番気味が悪かったのは、三人の行動そのもの以上に、奈月の目を通して見ている世界がどこまで本当なのか分からなくなっていくことだった。

奈月は自分を魔法少女だと思い、自分にしか聞こえない声に従う。子どもの頃の記憶にも曖昧な部分がある。奈月が嘘をついているわけではないのに、奈月が信じていることと、実際に起きていることの境目がだんだん見えなくなる。読み進めるほど、物語そのものの足元がぐらぐらしてくるような感覚があった。

その感覚が最も強かったのが、最後に三人のお腹が大きくなり、「妊娠している」と語る場面だった。実際には、まともな食事もできていない生活の中で、栄養失調などによって身体が変化しているだけなのかもしれない。それを三人が「妊娠」と解釈しているのだとすれば、現実に合わせて自分たちの考えを変えるのではなく、自分たちの世界観に合うように現実のほうを読み替えていることになる。

しかも、奈月たちは、結婚して子どもを産み、人間を再生産していく社会を「工場」と呼んで嫌っていた。その工場から逃げた先で、最後に自分たちを「妊娠している」と捉えるのは、かなり皮肉でもある。

村田沙耶香の小説は、現実にある社会への違和感を極端なところまで押し広げることで、普段なら当たり前だと思っているものまで奇妙に見せてしまう。ただ『地球星人』では、社会の側がおかしいからといって、そこから逃げた人たちが正しいわけでもない。むしろ逃げた先にも別の「正しさ」が作られ、最後には現実までその正しさに合わせて解釈されていく。

読み終わっても、奈月が見ていた世界のどこまでが本当だったのか、由宇は本当はどうしたかったのか、最後の三人に何が起きていたのか、よく分からない。ここまで徹底して気味の悪い読後感を残しながら、それでも後から何度も考えたくなる。その感じも含めて、村田沙耶香にしか書けない小説だったと思う。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

現代社会に馴染めない生きづらさ。それを、自分自身を宇宙人と信じることで何とか生きている主人公。
最初は、現代の価値観を疑っているだけだったので良かったが、最後に価値観が暴走したことで、人間を辞めてしまった。そこに驚き。何だか、話がひっくり返されてしまったような感じがした。それとこれとは話が違うじゃん、みたいな。
私は、主人公が最後までどう「工場」に残るかを期待していたことに気づかされた。私もまだまだ常識にとらわれていると思った。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

村田沙耶香節にハマるきっかけになった本
無垢な文体なのに、ぐんぐんとマッドな世界に引き込まれる
地球人からしたらフォリ・ア・ドゥ?
宇宙人からしたらどっちも同じだ

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

人にはおすすめできないけど
気持ち悪いが故に読み進める手が止まらなかった
そういう意味ではすごく面白かった

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

村田沙耶香ワールド爆裂。人間のルールを俯瞰して観察し、斜め上の切り口から読者へ差し出してくる作品だった。結婚・出産を当然とする社会への懐疑や、現在の多様性の議論でも光が当たりにくい関係や欲望を扱い、肯定とも否定とも言い切れない問いを残してくれた。

後半若干展開についていけなくなったが、
作品から「普通を壊していくと、一気についてこられなくなるでしょう。では、あなたが守りたい普通と、壊したい普通の境界はどこですか」と文章で殴られたようだった。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めて1ページめくったくらいで、もう村田沙耶香ワールド感じれる。主人公は自称魔法使いだったけれど、恋人との約束「なにがあってもいきのびること」が一番の魔法みたいだった。怖いのに面白くて、胸糞悪いやつがいて、でもちゃんと主人公は「なにがあってもいきのびて」いて、訳がわからんのに理解できちゃう部分もあって、没入本だったなぁ

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人を虫や人以外の宇宙人としての目線で語る
→p48人間工場、つがいは巣の中で子供を育てている。
性交や子供を産むことこそが人々の最大幸福でありその考えが当たり前である価値観に否定的で、嫌悪感を持つ主人公。人類が繁栄することを本能的に考えて、産むことこそが人類の生きる意味であり、社会の歯車として我々人類に課せられた使命(労働をして、子孫繁栄に勤しむこと)と捉えて、この考えに洗脳されていない人々には、洗脳された人がその魅力を伝える伝道師になるという縮図や社会が嫌になる。ただ、幼くしてそう感じていた主人公は心のどこかでそのような周りの人間たちの思想に洗脳されたらきっと楽なのにと思う。
昭和と令和とで、趣味趣向、言論、思想の多様化していき、政治家の闇は昔よりも大衆に晒されている。
昔よりも生物学的な性別に固執した考えを糾弾する動きや傾向にある。ただ一方でそのような風潮においても世の中に蔓延る性交至上主義はあると感じかれ、一時自分自身はそれは誤っており、性本能の赴くままに進むようでは獣と同じではないかと感じた時期もある。ただそうはいっても本能に抗うことができない部分もあり、今はそういった意味で性交至上主義の一部受け入れている。年齢を重ねることで変わっていくものもあると思う。人は見たものだけで物事を判断するわけではなく、その物事以外にも関連する経験や連想されるもの、自分が信じるものや尊敬する人の発言といったありとあらゆるものを受け入れながら変化しているものなのだと感じた。
私自身は過去に感じていた本能的な行動に対する嫌悪感は今では減り、そのような行動よ仕方のない側面もあり、ある種の人間的な一面であると感じている。それは、野生の中でより種が繁栄することを無意識的に進んで実行するようにプログラムされた遺伝子が我々にはあるからである。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

さらさらと読めたのに、なかなか感想が書けない。そんな本でした。

前半は小学5年生の奈月が、夏休みに父の実家の信州で従兄妹たちと邂逅する話し。
村田沙耶香先生の作品だと思って読み始めると肩透かしを喰らいます。
従兄妹の中には互いに惹かれ合う由宇もいて、、、小川を堰き止めたプール、お蚕さまの部屋、皆で行くお盆の迎え火。今回は爽やか路線なのか?

しかし、読み進めるうちに徐々に違和感が、、
「なにがあってもいきのびること」
小学5年生カップルの約束ごとにしてはあまりにも不穏です。

村田ワールドが展開されはじめました。

奈月たち(後半の大人編からは夫の智臣さんも加わります)は理不尽な目に遭うたびに、社会の常識に異を唱えます。社会の習慣や常識に否を唱えるのも、また、その表出としてポハピピンポボピア星人を名乗る荒唐無稽さも通常運転なのですが、主人公の奈月が小学校時代の事件で決定的なトラウマを負っている点が今作品の特徴かと思います。菜月の思想のベースにはやはり事件があります。

それだけに終盤の彼女たちの共同生活をどう解釈すれば良いのか、かなり迷いがあります。これは桃源郷なのか地獄絵図なのか。

この共同生活において奈月が味覚を取り戻し、聴覚を取り戻したこと(手塚治虫の『どろろ』みたい)は重要です。
味覚については、復讐の成就をきっかけと見ることもできます。先生を殺害した時点では回復しなかった味覚が、「食べるという行為」を伴うことで再獲得されます。でも聴覚は、復讐の成就や「聞く行為」とは無関係なタイミングで再獲得されています。やはり、この共同生活自体に「この日、私の身体は全部、私のものになった。」と奈月に思わせる無謬性があったのでしょう。

しかしながら、ポハピピンポボピア星人も物理的な制約を乗り越えることはできません。奈月達の生活は、異星人を名乗るには地球人に依存しすぎています。最終盤、がけ崩れで孤立し、地球星人と切り離された環境下では破綻を迎えるのは必定だったのでしょう。

あーでもないこーでもないと考えさせられる作品でした。
面白かったです。

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2026年08月26日

匿名

購入済み

少し大人びた少女の恋を描いた物語かと思いきや、全然違った。人間の壊れ方を見てしまった気がした。
狂気で震えた。

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2025年05月20日

匿名

ネタバレ 購入済み

地球星人

読んでいて不愉快だか探究心がくすぐられるようなそんな内容だった
コンビニ人間とは違う不愉快さが堪らない

#怖い #ダーク

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2024年07月15日

購入済み

すごい世界が…!

社会という工場の中で主人公たちは道具として生きることに疑問を感じているのだけど、
それは今を生きる私たちにも通じる部分があり、
理解したくないという思いとその一方で納得できる自分もそこにいて、
いっそ道具として生きるということを消化してしまった方が楽に生きていけるだろう。

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2021年04月19日

購入済み

不思議な感覚

社会などの物事の捉え方、それを表現する言葉・文章などかなり独特
オーウェルの1984的なフレーバーも感じさせます
確かにちょっと踏み込み過ぎの部分はあるけれど総合では◎!
次は「コンビニ人間」を読んでみます!😊

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2021年04月11日

Posted by ブクログ

不気味で終始怖かった。
起こってほしくないことがずっと起き続けていて読んでいて辛かった。

社会を工場として私たちを部品とする部分に共感してしまって、自分の中にも奈月達と同じ感覚が少しあるのだなと思うとゾッとした。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

既成の社会通念を人間工場と断罪したのは見事。
しかし、ラストの展開2関しては、ここまでの展開を精神撹乱というわかりやすい事由に貶めてしまっている気がして少し残念だった。

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

人間社会の常識に一石を投じるような内容。主人公の奈月は人間社会を工場とたとえ自分を子宮を持ち生殖するための機械で工場の歯車と認識しているのが面白い。常識にとらわれない視点は作中では宇宙の目と表現されて奈月はなるべく工場に洗脳され考えることを無くしたいと考えているが自身が宇宙人であることを確信しているギャップが読み取れる。
秋級の山奥で宇宙人として生活する奈月、夫の智臣、いとこの由宇らが最終的に合理的と判断して人間を食べるが奈月はそこに少し疑問を持ち自分の中に人間の一部があるんじゃないかと考えるが意を決して食すシーンも常識とはと考えさせられる。
仮に近くにこんなとこを言ってる人がいたら統合失調症なのかなって思うよね。

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

普段当たり前と思っていることが、自分の凝り固まった価値観から来ているのだろうか、と考えさせられた。
取り憑かれているように何かに心を奪われている人を嫌悪する一方で、見方を変えたら自分もそうなっている可能性がある、と思った。

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

精神疾患があると見られる主人公の目を通じて、人間は無意識のうちに社会から求められる役割をこなしているに過ぎないことが描かれる。後半がグロ過ぎて読後感の悪さが半端ない。

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2026年08月31日

Posted by ブクログ

最初のほうの、子どものころのどうしようもなく「生きのびる」しかない描写は読んでてかなりつらかった。自分とは違うけど、家庭が耐える場所だったというのはわかるので。

最後のほうの急展開はびっくりしたし、前半のつらさがあるからこそ、あそこまでブッちぎるのは清々しい。主人公たちの「異星人として地球で生きのびる」暮らしを応援しながら読み進めた。

ポハピピンポボピア星人って語感、『丸の内魔法少女ミラクリーナ』でも似たような言葉が出てきたような。村田さんがずっと親しんできたイマジナリーフレンド?なんだろうなと思った。

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から最後までくそ気持ち悪かった!あの世界をいきのびてるのすごい。
面白くないとかじゃなくて、読んだ後に心に何も残らなかった(多分理解はできたけど共感できなかったせいで「ふ〜読んだ〜!!」って気持ちにならなかった)から星3つ。
希望を求めて次々と読み進めてしまった。なんなら今までの小説の中で1番続きが気になって読み進められた。面白いと思える部分は全くなかったのに。
主人公の不遇が晴れる場面、例えば人を殺すところ、人を食べるところがもはや希望の光のように読めてしまい、作中で積み上がった物語が自分のものになったと感じた。
私はかなり地球星人だしかなり幸せな人生だけど、私も人間は食べて寝るために頑張ってると思っているから、私の悲観版の人間が書いた本、というように読めた。
読書はまりたての友達が読み終わったこの本を私にくれて、感想聞きたいと言ってた。あー家に置いておくのも嫌だったんだなあと思った。簡単に人におすすめできる本じゃないけど、私が雑食って知っててこの本をくれたの、とてもありがたい。私もこんなに衝撃的で最後まであまり共感できないのに読んじゃう本はじめてだよ!朝まで語れそう。私はこの本を家のどこに置いて、どういう位置付けにしようか。

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2026年08月26日

Posted by ブクログ

読んでる間、「極端すぎてついていけない….」「いや、でも真実なのでは….?!」という2つの感情が続いてた。

2018年出版だし
今じゃ少し多様性が尊重されつつあるけど、
結婚=普通
出産=幸せ
みたいな価値観が支配的だよね

それを全くオブラートに包まずに、本音を剥き出しでぶつけ合っているのがこの小説なのかなと

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2026年08月21日

Posted by ブクログ

なかなかの破壊力だった。後半の怒涛の感じは、自分の理解が少し置いてがれる感じ。
ずっと読みたいリストに入ってたから、このタイミングで読めてよかった。並行して読んでいる、殺人出産といい、村田沙耶香さんの話は自分の普通や正しいと言った世界観がグニャッと変わる。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

くるってる、(笑)
最初はほのぼのした小さい子供特有の世界かなって思ってみてた。
親戚が多く昔ながらの家でいいなあと見てたけど、急展開も急展開。
理解ができなかったけど、次の展開が気になって一気にみてしまった。

ただ、くるってる、

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

社会に馴染めない人たちの苦悩…なのだろう。

世界観が独特で…読み終えたばかりの頭では感想を言語化できない笑

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

衝撃的すぎた。好きか嫌いかは判断できないけれど、読む前の自分とは世界が違って見えた。胸に何かが刻まれた。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幼い頃から自分のことを魔法少女ないし宇宙人だと疑わなかった主人公が、なんとか地球で生き続ける方法を考える話。

と書くと、なんかファンタジーのように聞こえるが、実際そんな可愛い話ではない。
宇宙人だから、地球星人と分かり合えないし、肩身は狭いし、迫害されるし、「工場」に引き戻されそうになるしで、もう大変!
最終的には限界集落で、人目を離れて暮らすことになる。食べ物は、他の家から盗んで調達(「合理的」とのこと)。あと地球星人を◯しちゃったりして☆

面白かったのは、いとこの由宇も宇宙人になっちゃったこと。由宇めっちゃ地球星人だったのに。感染力恐るべし。
最後は男も女もみんな妊娠して終わり。どゆこと?!

でも確かに、洗脳されなきゃ(洗脳されにいかなきゃ)集団生活なんてできないよね。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

コンビニ人間が面白かったので村田さん2冊目。 常識のひっくり返し方がぶっ飛んでいて、良くも悪くも狂ったお話でした。 刺さる人には刺さる内容だと思うのですが、全く受け付けない人も一定数いるだろうな、と。 私はどちらかと言えば後者寄りでした。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

ああ気持ち悪かった(いい意味で)。
社会の営みを工場と単純化する視野の狭さも、半径5メートルで求められる生き方を実践する流されやすさも、過去の痛み(辛い人生だった)を麻酔して別星人だと信じ切る傲慢さも、全てが気持ち悪かった。でも、人間が繁殖する為の工場というのは共感してしまうし、そういう人間の脆さを無茶苦茶な原始的な強さに変えた物語。あの主人公の生い立ちから始まって、この結末はこの人にしか書けないと思う。主人公のあの生き延びることで生を半分放棄したような無気力感、辛い過去の折り合いの付け方に病気など現実が伴わなかったからこその異常的な発達も見てて味があった。最後らへん、合理性を突き詰めた行動は結局、出発地点が違うだけで行動の枠組みは工場と変わらないのかなと思った。不思議なことに、社会=工場、人間=部品、結婚出産=繁殖と思えばなんて動物的で浅ましいんだろうなと現実も見えてしまう。常識への嫌悪感が登場人物誰もの心に巣食っていて、それを狂気的に原始に進化させた物語が、読んだ自分にも本当に気味の悪い衝撃を与えてくれた。現実って常識ってなんなんだろうか。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

コンビニ人間以来の村田さん作品。
人間から星人にグレードアップしてた。

内容もグレードアップ、しかし内容も似てるように感じた。主人公は自分が周囲と違うことを明確に認識してて、幼いころからそんなふうに生きられるのだろうか?と疑問に思った。大人になって周囲がクリアになっても環境に馴染めない自分を認識してて...そんな生き方できるか?辛すぎ!と浅い感想をもった。

自分を異星人だと断言したり、フッと笑ってしまいそうな設定だけど、現代社会を別視点で俯瞰で見せられると普通って?常識って?ととめどなく思考がループする。
後半は刺激的すぎる、しかし狂気でなく彼らの普通。

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2026年07月25日

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