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「私は人類を幸福にするのが仕事です」ハンバーガー屋の待ち時間に気軽にめくれて味わい濃厚。サクッと読めてザクッと刺さる、極上のSF作品集。文庫オリジナル・ボーナストラック付き。解説:小川哲。
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Posted by ブクログ
SFの短編集。SFはいつも価値観や視点を揺さぶられるので痛快です。 特にタイトルの「まず牛を球とします」はタイトルからもちょっと面白くてセコい。全然説明されない世界観の含み方も素晴らしくて、近未来的な思想と科学の結実が有り得そうすぎて本当に面白かった。SF長編では得られない、いわゆる「すこしふしぎ...続きを読む」なSFでした。 もう1つのお気に入りは最後。単にめっちゃ勉強になったし、やべえ!合理的だ!気持ちいい!と思う設定(設計?)に感動しました。 いやー、科学って楽しいな… 読むのも楽しいが、誰かとこの作品で描かれている近未来や世界観についてずっと議論したい…!と思いました。相手がいないのでGeminiと話します…笑
YouTubeのほんタメや小川哲さんの帯で期待していたが、作者の視点や考え方が面白い 今後も注目していこうと思う
印象深いのは「東京都交通安全責任課」。とんちか落語か、感覚的には間違っている気がするけど理屈にケチがつけられない。「そうかな? そうかも」って感じ。なぜ労働者は金がもらえるのか、これは形を変えた感情労働なのか、全員で1人が車1台ずつ責任を負うとどうなるのか、などなど色々な論点がありそう。 全体とし...続きを読むて他人に対する思いやりというか、せめて僕にできることはしてやろうという姿勢を感じた。「石油玉になりたい」、「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。」、「大正電気女学生」の3編は特に。 「改暦」で天人合一説がまんまの形で出てたのは面白かった。これ1つ前の本で読んだところだ!
数学的・物理的・論理的で客観的な視点が、簡潔でモデリングされたような小説空間を形成。とても面白かった。
大学大学院と物理やってたので、タイトルに惹かれて。 15編入ったSF短編集。 表題作はまず発想がすごい。球形の牛からこの発想にいくのかー!という。 短編集は、全部読んだ後タイトルを見返しても、これはなんだったかな?と忘れてしまう話が出てくるのが常なのだけれど、この本はタイトルみたらくっきりはっきり全...続きを読むて思い出せました。 それくらい各話特徴的で楽しく読めます。おすすめ!
一編一編、ギュッと面白い。薄めの文庫本、しかも短編集なのに読み終わるのに非常に時間がかかった。そして、読み終わるのが勿体ないと感じた。ファンになりました。
斜め上をいく発想でおもしろかった! 特に「東京都交通安全責任課」。 自動化技術の発達で人の仕事はなくなり、人にできる仕事は責任を取ることだけだという。 タクシーは無人化し、運転自動化で事故もあまり起こらないけどいざという時は人が辞職することで責任を取らないと被害者が納得しない。 学校では教師はいなく...続きを読むて、責任を取る校長しかいない。 完全にSFの世界とは言い切れず興味を刺激される。 他、犯罪者に田中が多いとされた過程とそれによる影響の話の「犯罪者には田中が多い」と、 物から数字だけを取り出すという発想の「数を食べる」もおもしろかった。 (ちょっと長くて意味のわからない話もあったけど。) あとがきにある、どんなことから発想のヒントを得たかの話もおもしろかった。
表題作である「まず牛を球とします」というタイトルに惹かれて購入した。 書き出しの「球よりも立方体のほうが、隙間がなくて効率的では?」という一文だけで、 もう「牛を決まった形に整形して育てるべきか?」という疑問ではなく、 そんなことは当たり前で「牛をどういう形にするべきか?」という議論に至っているとい...続きを読むう世界に引き込まれる。 そうそう、こういう奇想天外なSFが読みたかったんだよ、という気持ちにさせられるのだ。 どの短編も奇想天外な世界で、実際には起こり得ないと思いながら読んでいくのだが、「犯罪者には田中が多い」「東京都交通安全責任課」「ボーナス・トラック・クロモソーム」など、実際こうなる可能性もあるのかもと疑ってしまう話もあり、 どの短編も単なるフィクションに見えて、人間への皮肉がたっぷり込められている。 我に帰ってゾワっとするが、それが面白い。
とても面白かった。哲学的であり文学的であり、世の中の事象に対してユーモラスにメスを入れていってる感じがとても良い。表題作も面白かったが、数を食べるがかなり好き。日常と非日常の融合度合いは唯一無二
現代にも星新一さんみたいなSF短編書かれる方が居たんですね〜 短編集好きな自分には嬉しかったです。 SFというか、作者さんの興味の幅が手広いとこの一冊で感じ取れました。巻末には各作品の 解説があるのがとっても嬉しい。 個人的には前半に収録されている作品がより好きでした。
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柞刈湯葉
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