【感想・ネタバレ】まず牛を球とします。のレビュー

あらすじ

「私は人類を幸福にするのが仕事です」ハンバーガー屋の待ち時間に気軽にめくれて味わい濃厚。サクッと読めてザクッと刺さる、極上のSF作品集。文庫オリジナル・ボーナストラック付き。解説:小川哲。

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Posted by ブクログ

SFの短編集。SFはいつも価値観や視点を揺さぶられるので痛快です。

特にタイトルの「まず牛を球とします」はタイトルからもちょっと面白くてセコい。全然説明されない世界観の含み方も素晴らしくて、近未来的な思想と科学の結実が有り得そうすぎて本当に面白かった。SF長編では得られない、いわゆる「すこしふしぎ」なSFでした。

もう1つのお気に入りは最後。単にめっちゃ勉強になったし、やべえ!合理的だ!気持ちいい!と思う設定(設計?)に感動しました。
いやー、科学って楽しいな…

読むのも楽しいが、誰かとこの作品で描かれている近未来や世界観についてずっと議論したい…!と思いました。相手がいないのでGeminiと話します…笑

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2026年07月08日

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YouTubeのほんタメや小川哲さんの帯で期待していたが、作者の視点や考え方が面白い
今後も注目していこうと思う

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2026年06月09日

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印象深いのは「東京都交通安全責任課」。とんちか落語か、感覚的には間違っている気がするけど理屈にケチがつけられない。「そうかな? そうかも」って感じ。なぜ労働者は金がもらえるのか、これは形を変えた感情労働なのか、全員で1人が車1台ずつ責任を負うとどうなるのか、などなど色々な論点がありそう。

全体として他人に対する思いやりというか、せめて僕にできることはしてやろうという姿勢を感じた。「石油玉になりたい」、「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。」、「大正電気女学生」の3編は特に。

「改暦」で天人合一説がまんまの形で出てたのは面白かった。これ1つ前の本で読んだところだ!

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2026年05月20日

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数学的・物理的・論理的で客観的な視点が、簡潔でモデリングされたような小説空間を形成。とても面白かった。

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2026年04月30日

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大学大学院と物理やってたので、タイトルに惹かれて。 15編入ったSF短編集。 表題作はまず発想がすごい。球形の牛からこの発想にいくのかー!という。 短編集は、全部読んだ後タイトルを見返しても、これはなんだったかな?と忘れてしまう話が出てくるのが常なのだけれど、この本はタイトルみたらくっきりはっきり全て思い出せました。 それくらい各話特徴的で楽しく読めます。おすすめ!

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2026年02月16日

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一編一編、ギュッと面白い。薄めの文庫本、しかも短編集なのに読み終わるのに非常に時間がかかった。そして、読み終わるのが勿体ないと感じた。ファンになりました。

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2026年01月06日

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とても面白かった。哲学的であり文学的であり、世の中の事象に対してユーモラスにメスを入れていってる感じがとても良い。表題作も面白かったが、数を食べるがかなり好き。日常と非日常の融合度合いは唯一無二

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2026年08月26日

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現代にも星新一さんみたいなSF短編書かれる方が居たんですね〜
短編集好きな自分には嬉しかったです。
SFというか、作者さんの興味の幅が手広いとこの一冊で感じ取れました。巻末には各作品の
解説があるのがとっても嬉しい。

個人的には前半に収録されている作品がより好きでした。

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2026年08月23日

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SF短編小説。その中でも「令和二年の箱男」と「沈黙のリトルボーイ」に心惹かれた。

「令和二年の箱男」…箱男という文言を見て、真っ先にイメージしたのは安部公房先生の「箱男」。まさしく題名通りのストーリーで、現代のSNS事情と織り混ぜて描かれているところに魅力を感じた。

「沈黙のリトルボーイ」…終戦前のアメリカが広島へ落とした原爆。その中でも爆発しなかった「リトルボーイ」という原爆を主人公テッドが解体しに行くというあらすじ。主人公が味わった挫折や苦悩と共に淡々と描かれるストーリーにあっという間に読み終わってしまう感覚を覚えた。

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2026年07月04日

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現実味のあるSF好きかも
犯罪者には田中が多い、沈黙のリトルボーイ、スコットランドの黒羊、東京都交通安全責任課、大正電気女学生が特に好き

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2026年06月29日

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内容が全く想像つかないタイトルに惹かれて読み始めた。
ほぼ近未来をテーマにした短編集、この前に村田沙耶香の世界99を読んだけど、世の中が発展して便利になればなるほど、そこでは人間の思考が、陳腐になっていく。陳腐になっていくさまが割と納得できるのが、かえって怖い。

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2026年06月06日

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小川哲さんの帯に面白い!と書いてあり半信半疑で購入し、読んだが間違いなく面白かった。
表題作はじめ、柞刈湯葉さんの頭の構造の異次元的な着想力に驚愕とした。
そもそも地頭が良いのかもしれないが、科学とフィクションが組み合わさり、SFなのだが日常的な問いの深みを突き詰めると、物語はこうも面白くなるのかと感じた。
令和2年の箱男という安部公房の現代版の話もあったり、まさにそういう系統が好きな人には刺さるし、頓珍漢の中に物事の本質が隠れているような複雑な面白さを体感したい人にはおすすめ。
柞刈湯葉さんの他作品も必ず読みたい。
そして小川哲さんに感謝を述べたい。

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2026年05月03日

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どうやったらそんな発想が生まれるのかと思うような面白い短編が多数収録されたSF短編集。
「ルナティック・オン・ザ・ヒル」と「大正電気女学生 ~ハイカラ・メカニック娘~」が好き。

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2026年04月29日

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現実をベースにifの世界を描いた短編集だった。
科学であろうが倫理であろうが、結局は個々の事象をその枠組みで勝手に捉えているだけであると感じられて面白かった。

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2026年04月12日

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柞刈湯葉の三冊目。人を食ったような中身をひょうひょうと書いてあるのが面白い。タイトルはよく物理学で使う言葉だが、そこからこういう落ちに持っていくのがすごいです。そして、センス・オブ・ワンダーの後からじんわり社会性がにじみ出てきて2度美味しい。

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2026年01月31日

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科学、物理、SF、歴史と盛り沢山。
短編なのに濃厚!
面白かったり
考えさせられたり、
タイトルが物語る
ただ柞刈湯葉さんの著書の作品が書店に少ない(泣)

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2026年01月10日

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ネタバレ

この人の本二冊目だけどやっぱり好きだ。
淡々としてて、でも冷たすぎず、普遍的なような感じがして好き。もうちょっと考えると、もしかしたら私の中のアカデミックなものに対するコンプレックスが良い具合に刺激されるのかもしれない。
でもそんな嫌な見方は置いといても、"令和二年の箱男"は良い話だと思う。

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2025年12月31日

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さらっとしたユーモアとインテリの配合加減が好みだった。
短編なのもあるけどいつまでも疲れず読んでいられそうな湿り気のない文章で、スルスル読んできたらたまにギクっとさせられる人間味がある。

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2025年12月24日

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ネタバレ

たまに短編集を読むと疲れなくて楽しい。だいたいの話が、読み進めていくと、人間じゃなかったり、地球じゃなかったりで、思い込みで読んでいてはうまく読めないので、疑う癖がつく本。

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2025年12月19日

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まずタイトルのインパクトよ!
目の付け所が一味も二味も違う異才の短編集。
センスオブワンダーとはこういうものだよなー。

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2025年12月13日

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とても斬新な小説だった。「スコットランドの黒羊」、「改暦」が、特に面白いと思った。
本編を読み終わった後に、筆者による簡単なセルフ解説が書かれており、それも良かった。
小学生の算数の問題などで見かける「直方体の太郎君」は、確かに凄まじくイビツではあるが、それを大人になるまでずっと頭にこびりつかせている筆者の執念?は、凄い。そうした感性だからこそ、こういう独特な世界が描けるんだろうと思った。(小学生の頃に算数オリンピックの問題に挑める理系頭であったことも、小説家としては多分特異的なんだろう。)

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2025年11月27日

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ネタバレ

短編集 一編ずつは短いのでサクッと読みやすいかと思いきや、設定があまりにも壮大すぎて、ん?って立ち止まりながら読んじゃう。

「まず牛を球とします」
牛肉を食べたい、でも動物の生を尊重したい。という人間が誰しも(?)が持つ相反するこの矛盾する気持ちを、解決するために、大豆を遺伝子組み換えして作った球体の牛を、大豆の一種ですと言い張る世界の話。あとは逆に牛の遺伝子から作られた人間の話しとか。世界をシンプルにするとこうなるのかなぁ。感想がとても難しいが、小川哲さんが言ってた「世界に対する皮肉をぎゅっと凝縮してる」ってのが一番しっくりきました。他の生物を尊重できることが、人間としてのひとつの優位性みたいなもので、それをつきつめると、じゃあ牛(大豆)を球体にしちゃえばいいじゃんってなって、でもそれだと結局よくわからんくなって。

「数を食べる」
3個あるリンゴから、3とリンゴに分けて、それぞれ食べる話。まじで意味がわからない。でも、数字って何か他の概念に絶対にくっつかないと存在できないもので、それを他の概念からひっぺがした時に、残された「モノ」は何になるんだろうねっていう問い。

「東京都交通安全責任課」
AIが発展して人間が不要となった世界。人間はAIのミスの責任を取ることでしか、社会的な役割を果たせなくなっている。めっちゃ皮肉だけど、一番響いた。

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2026年08月25日

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SFに限らず、フィクションを詰め合わせた短編集。
どれもユニークなテーマで、「この設定があるということは、作中の人々の価値観や暮らしはこうなっているのでは?」とつい想像が膨らむ楽しい作品だった。

全部の作品が面白かったかと言われると首肯しかねるが、新たな刺激を与えてくれて、良い経験になったことは間違いない。

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2026年08月09日

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設定がぶっ飛んでいるのでインプットに時間がかかる物語が多かった。同じように生きててもこんな発想はできない。新鮮な気持ちだった。

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2026年06月16日

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前半は言わんとしていることがイメージしやすい物が多かった。「まず牛を球とします。」や「犯罪者には田中が多い」「スコットランドの黒羊」「東京都交通安全責任課」など。
ほかには脳みそ空っぽにして読めそうな「たまねぎが嫌い」とかも。この辺は深く考えなくてもいいので脳みそ空っぽで読める。
案外考えすぎなくても読めるものもあるんだなという印象。
色んなタイプがあり面白かった。

そんなことがわかったのも文庫のためのあとがきで筆者が自分で解説していたから。
作者によるらしいが、こういうタイプの短編集は作者自身に解説してもらえるとありがたい。

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2026年05月27日

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タイトルを見て、トポロジーか?でもそれならドーナッツだよなあ?と疑問に思って買ってしまったのが間違いだった。
いやSFだというのは分かってたけど思っていたのとギャップが大きくてイマイチに感じてしまった。たぶん普通のSFと思って買えば面白かったのかもしれない。

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2026年05月01日

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SF作品集

短い話がたくさん収録されているのでサクサク読めた。文章にもクセがなく、読んでて引っ掛かりを感じるような小難しい文体ではないように思う。

「犯罪者には田中が多い」はテーマ性と、主人公の哀愁のあるキャラクターが親近感を覚えて良かった。結末も好き。
「数を食べる」は冒頭で示された『数と夢の話』という情報から思いもよらないほど、不思議におもしろく読めた。前半で出てきた何気ない文言がラストで効いてくる展開が好きなので、この本の中で一番好きかも。
「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。」はタイトルの元ネタを知ってるので、それだけでクスッとしてしまった。話自体も、短いながら不穏さとおかしみがあって良かった。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

楽しい短編集でした。小川哲さんが激プッシュしてるとのことで、たしかに唯一無二の才能を感じさせる作家さんかも。文章もテンポよくてセンスの良さを感じた

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて手に取った初めてのSF作品。
15編の短編集なのでサクッと読めた。

SFといっても宇宙や量子力学だけでなく近未来、日常、社会派様々なジャンルのSFに触れられるので好きな系統のSFが発見できて面白かった。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

オススメされていたSF本だったので、手に取る。
15編の短編集。ものによって、かなり短いものもある。
惑星間の戦争の物語から、大正の女子学生の話まで、多様な世界観が描かれ、それぞれ楽しめる。
時代小説と言えるような話もあり、筆者の描写力の高さを感じた。
特に好きだったのは、沈黙のリトルボーイ。不発弾となった原爆を中心に物語が進行し、奥深かった。
収録数が多く楽しめた反面、好き嫌いがかなり分かれた。
あまりSFSFしてない長編を読んでみたい。

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2025年12月19日

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