【感想・ネタバレ】まず牛を球とします。のレビュー

あらすじ

「私は人類を幸福にするのが仕事です」ハンバーガー屋の待ち時間に気軽にめくれて味わい濃厚。サクッと読めてザクッと刺さる、極上のSF作品集。文庫オリジナル・ボーナストラック付き。解説:小川哲。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この人の本二冊目だけどやっぱり好きだ。
淡々としてて、でも冷たすぎず、普遍的なような感じがして好き。もうちょっと考えると、もしかしたら私の中のアカデミックなものに対するコンプレックスが良い具合に刺激されるのかもしれない。
でもそんな嫌な見方は置いといても、"令和二年の箱男"は良い話だと思う。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集 一編ずつは短いのでサクッと読みやすいかと思いきや、設定があまりにも壮大すぎて、ん?って立ち止まりながら読んじゃう。

「まず牛を球とします」
牛肉を食べたい、でも動物の生を尊重したい。という人間が誰しも(?)が持つ相反するこの矛盾する気持ちを、解決するために、大豆を遺伝子組み換えして作った球体の牛を、大豆の一種ですと言い張る世界の話。あとは逆に牛の遺伝子から作られた人間の話しとか。世界をシンプルにするとこうなるのかなぁ。感想がとても難しいが、小川哲さんが言ってた「世界に対する皮肉をぎゅっと凝縮してる」ってのが一番しっくりきました。他の生物を尊重できることが、人間としてのひとつの優位性みたいなもので、それをつきつめると、じゃあ牛(大豆)を球体にしちゃえばいいじゃんってなって、でもそれだと結局よくわからんくなって。

「数を食べる」
3個あるリンゴから、3とリンゴに分けて、それぞれ食べる話。まじで意味がわからない。でも、数字って何か他の概念に絶対にくっつかないと存在できないもので、それを他の概念からひっぺがした時に、残された「モノ」は何になるんだろうねっていう問い。

「東京都交通安全責任課」
AIが発展して人間が不要となった世界。人間はAIのミスの責任を取ることでしか、社会的な役割を果たせなくなっている。めっちゃ皮肉だけど、一番響いた。

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2026年08月25日

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