【感想・ネタバレ】ジャッジメントのレビュー

あらすじ

大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。凶悪な事件が起きると人々は言う。「被害者と同じ目に遭わせてやりたい」と。20××年、凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。それが「復讐法」だ。目には目を歯には歯を。この法律は果たして被害者たちを救えるのだろうか。復讐とは何かを問いかける衝撃のデビュー作!

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

仇討ちは江戸幕府に認められた法だった。
現代に「復讐法」として認められたなら

現在 法で裁くために被害者や被害者遺族は
悲しみを追体験させられる。
被害者を罵る大衆の偽正義感の声に苦しめられる。

いじめやすい人を選んだ加害者が悪いのに
なぜ責任も押し付けられるのか。
加害者のために被害者が手をかけなければ
また世に放たれる矛盾。

私の知らない遠いところで✖︎んじゃえばいいのに。
そう心で罵るのが私の限界。
関わりが無かったことには出来ない事実に
吐き気がする。

加害者と被害者遺族が向き合うシビアな状況が
応報監察官の語りで丁寧に描かれていた。
InstagramのKengo-book2さんの本紹介をきっかけに読んだ本なのだが
正解のない問いを抱え続ける忍耐力を試されている。

0
2026年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

復讐法の設定を聞いて、想像に容易い結末がいの一番に提示されて動揺した。復讐が復讐を呼ぶ。短編集なのに、この先どうするのか?と。
そんな心配は無用だった。各話の加害者、被害者、遺族に様々な事情や関係性があり、そこに復讐法の特異な内容も交わり、毎話監視官が心をすり減らすような状況が出来上がる。終始息苦しい。

正直、リアリティのない設定ではある。だが、このテーマを描きたいが故の舞台装置だろうし、現実も被害者やその遺族にとって十二分に残酷な場合があることを思うと、時代や世論によって似たような法案が出てきてもおかしくないのかもしれない。

最後まで救いがなくて打ちのめされたが、自分ならどうするのか、と誰もが自分に問わずにはいられない意欲作だと思う。

0
2026年03月08日

Posted by ブクログ

本当に読むこと自体が重かった
こちらまで辛くなるくらいの本だった
でも、読んでいてたくさん考えさせられる内容だった。
私ももし当事者であれば復讐してやりたいと思うだろうそれゆえの葛藤も辛さもある
執行部の主人公の仕事が本当つらそうで、
最後がものすごく怖かったし、
こちらまで入り込んでしまった
たくさんの事件がある中、
残酷なニュースをみると
思い出すだろう

0
2026年02月16日

Posted by ブクログ

復讐法、その思想には賛成だ。正しくは、だったかな。自分で執行するとなると180度姿が変わる。これ、過去一辛い本だ…合法的な殺人という矛盾…一貫して辛い話だが感情は激しく揺さぶられる。

0
2025年12月14日

Posted by ブクログ

殺された人の代わりに、被害者に近しい人が犯人に同様の危害を加える事ができる「復讐法」が成立した世の中のお話

-----------------------
大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。
凶悪な事件が起きると人々は言う。「被害者と同じ目に遭わせてやりたい」と。
20××年、凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。
それが「復讐法」だ。目には目を歯には歯を。この法律は果たして
被害者たちを救えるのだろうか。復讐とは何かを問いかける衝撃のデビュー作!
-----------------------

復讐法は、犯人が被害者に対して行った行為を刑罰として執行することを認める法律
裁判の結果、復讐法が適用が認められた場合は、被害者、またはそれに準ずる者は「復讐法の選択権利者」として旧来の法に基づく刑罰か、復讐法による刑罰を執行するかを選択することができる
復讐法を選択した者は、自らの手で刑罰を執行する

物語は、復讐法執行の立会人「応報監察官」鳥谷文乃の視点で描かれr
復讐法を執行する「応報執行者」の傍らで、彼女は何を思うのか?


全五話
・サイレン:4日間に渡るリンチ殺人を行った4人組の主犯格の未成年と、殺された男の子の父親
・ボーダー:同居する祖母を牛刀で殺した孫と、その母という直系の3人
・アンカー:無差別通り魔殺傷事件を起こした心神喪失者と、死亡した3人それぞれの執行者の合議
・フェイク:孫を守るために子供をビルの屋上から突き飛ばした有名霊能力者と、母子家庭だった被害者の男の子の母
・ジャッジメント:実母とその内縁の夫の虐待によって餓死した幼女の兄で小学生の男の子


復讐刑は、必ずしも死刑の代替ではない
有期刑や心神喪失者の場合でも適用される
また、犯人が未成年でも適用されるのと
執行者が未成年に対しても適用される

ただ、この物語で描かれている事例では、少なくとも人は殺している

読んでいて、精神的に辛かった……

もし自分が復讐する役割を指名されたとして
「殺された家族が、私が犯人に手を下すことを望むだろうか?」と考えたら、私の家族は誰もそんな事を望まないだろうと思ったし
逆に私が誰かに殺されたとして、家族の誰かにその役割を果たして欲しいかと問われると、そんな事は望まない

でも、死刑という制度を私は容認していて
これって、刑の執行を当事者ではない誰かに肩代わりさせているだけなのでは?という疑問も湧いた

作中では、この法律に反対する人や団体もいるし
逆に「そんな犯人を許すな。殺せ」と執行者が復讐法を選択するように強要するような意見もある

1話を読むだけで、執行者の心理的な負担が容易に伺える
執行者の中には「この法があってよかった」と感謝する人もいるが、本当にそれでよかったのだろうか?とも思う
執行をしたことで、同時に自分も犯人と同じく人を殺してしまったという思い十字架を背負う人もいる
執行の直前や執行中に何もできなくなる人もいるし
執行中に自らの命を絶つ人もいる

執行者の心理的重圧はどれほどのものだろうか?


日本では昔、「仇討ち」が公式の制度化されていた
主君や尊属を殺害した者に対して私刑としての復讐
ある意味で、被害者家族の生きる望みにもなっていた可能性もある
または、義務か


読んでいて、応報の結果としての若干の爽快感もあるが、それ以上に執行者の苦しみが伝わってくる

意地の悪い私としては、最初のケースだと殺す一歩手前のところまで全部やってから復讐刑をやめて、生き地獄を味わわせるという事もできるなと思ってしまったが
実際に自分がそれを行えるかと問われると、できない気がする

最初の話は女子高生コンクリート詰め殺人事件をモチーフにしているだろうしし
三話は秋葉原通り魔事件
虐待死なんかは嫌なことではあるがちらほらとニュースでも目にする

死刑反対の意見や、犯人への憎悪や呪詛の言葉はネットに溢れかえっている

そう考えると、やはり現代と地続きの物語だなと感じる


心神喪失者に対する法的な扱いがちょっと気になった
執行者が現行法を選んだら不起訴となる理屈がわからない
「責任能力がないから罪に問わない」であって、起訴そのものがなかった事になるのはどんな理由があるんだろ?
実際は心神喪失者として無罪になってもそのまま社会に戻ってくることはないのだけれどね

ただまぁ、物語の中では責任の有無にかかわらず復讐するかどうか、という判断を執行者達に問いかけるためにそんな設定にしたのだろうな
執行者の判断により両極端な結果になる仕掛けになっている



刑罰の本質は「応報刑」か「目的(更生)刑」かという問いは前から考えてはいるが、自分の中で未だに結論が出ない
現行の制度では、更生を目的としており、被害者や被害者家族への配慮はされていないように感じる
一人を殺していながら、犯人はまず死刑にならない現行の制度は納得いかない人がいるのはわかる
復讐法では、執行する過程で、関係者への配慮がされている

ただ、被害者家族は報いる事はできるかもしれないが、いずれにしても救われない
人にとっては違う地獄の幕開けになる。


どうやらこの作品が作家さんのデビュー作のようだ
設定と文章や心理描写に、拙さや今一歩と感じる部分もある
けれども、この設定で最後の結末まで書ききったのは評価したい

映像の脚本家出身のようなので、その辺の設定のリアリティや心情描写に関しては書き慣れていないのかもと思った

0
2025年10月21日

匿名

購入済み

復讐法とゆう新しい法律、そこに勤める法務官の葛藤と、刑を実行する遺族の苦しい気持ちが、とても苦しくて悲しかった。どの事件も凶悪で酷かった。

#深い

0
2025年06月23日

Posted by ブクログ

 なんか、こういう作品好きだぁ…ひたすら読んでいて苦しいけれど、個人的には好き!!

 20XX年、凶悪犯罪増加に歯止めをかける目的で施行されたのが「復讐法」。被害者遺族は加害者に今まで通り旧法により裁かれるのを望むか、それとも自らの手で復讐をするのかを選択することができるというもの…。執行を見届けるのは応報監察官の鳥谷文乃…「復讐法」を選んだ被害者遺族の5つの短編集がこの作品です。

〇サイレン
 未成年の少年にリンチ殺人された息子
 応報執行者は父親
〇ボーダー
 祖母を殺害した孫娘
 応報執行者は母親
〇アンカー
 心神喪失と偽り、無差別殺人を犯した青年
 応報執行者は被害者たちの、母親、弟、婚約者の3名
〇フェイク
 孫の危険を察知した予言者が、孫の友達を殺害
 応報執行者は被害者の祖母
〇ジャッジメント
 暴力、ネグレクトで餓死した幼女の実母と内縁の父
 応報執行者は幼女の兄で10歳の少年

 大切な人の命が突然凶悪な犯罪者の手で摘み取られてしまった時、どんなことを思うでしょうか?復讐にかられる?それでも赦す??私なら…嘆きますが、ビビりなので応報執行者にはなれないとは思います。でも、復讐したからって、応報執行者の気持ちが晴れるのか…そもそも、被害者が戻るわけではないのに…ね!読んでいて一番苦しかったのは最終話、表題作の「ジャッジメント」で泣きそうになりました。ここまでレビュー作っててわかったこと、この作品の加害者クズばっかりでしたよ!

0
2024年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者お初。凶悪な犯罪が増加する日本で、新しい法律が制定された「復讐法」、この法律は被害者家族達を救えるのか?という近未来的なお話。五編からなる被害者家族の様々な葛藤はどれも深く考えさせられるし、「復讐法」で救えているとはとても思えない。作中、五十嵐の「報復できる権利を与えるが、やりたければ、相手と同じように自分の手でやれ、とな。実に残酷な話だ」に大共感。第2章の「ボーダー」はタイトルも秀逸だし、唯一救われた感もあったかな、と感じる。いやー、読み応えも十分だし、これがデビュー作とは、恐るべしであります。

0
2024年01月28日

Posted by ブクログ

大切な人が無惨な殺され方をした。「あなたなら復讐しますか?」と問われたら、自分ならどうするのか。

娘が、妻が、親が……そう考えるだけで頭が混乱する。復讐が合法だったとしても、自分は同じように相手を殺害するのか。答えが出ない。

復讐したとしても、しなかったとしても、その出来事を一生背負って生きていくことになる。

自分ならどうするのか。読んでいる間ずっと考えさせられる、重い作品

0
2026年09月07日

Posted by ブクログ

ハンムラビ法典のごとく「復讐法」という新しい法律が制定された架空の現代が舞台です。
著者のデビュー作ということですが大変センスのある発想力だと感じました。
大切な人を理不尽に凶悪な事件で喪った人達が、その犯人に同じ手口で合法的に復讐するという物語です。
その復讐の場面に立ち会う応報執行官という立場の若い女性職員が主人公です。
連作短篇集となっています。

復讐を望む人達の深い苦悩と悲しみが押し寄せてくる内容です。
私はとても涙脆いので、よくある展開だと思いながらもめちゃくちゃ泣いてしまいました。
どの事件も現実でよく起きているものです。
特に目新しい事件はありません。
それが逆に恐ろしいです。
よくある事件、よく聞く物語、と片付けてしまうのは心が麻痺している証拠でしょうか。
決して起きてはいけない凶悪犯罪を無くすにはどうしたらいいのでしょうか。
私はきっと復讐を望むタイプの人間です。
それに気付かされたことも少し怖いです。

0
2026年05月21日

Posted by ブクログ

犯罪者に同じ苦痛を与える「復讐法」が制定された日本を舞台に、被害者遺族の究極の選択を通して真の裁きと救済のあり方を痛烈に問うサスペンス

0
2026年05月18日

Posted by ブクログ

小林由香さんが描く唯一無二の世界観に、これまでにない衝撃を受けました。
犯罪者へ罰を与える「応報執行者」。彼らが抱える怒りや憎しみ、そして深い悲しみ。それらと共に、執行そのものへの拭えない疑念が複雑に絡み合う様が見事に表現されています。
もし自分の愛する者が犠牲になったら、私は迷わず応報執行を選択するだろう。読む前はそう確信していましたが、読み終えた今、自分の中に全く別の視点を持つ「もう一人の自分」が生まれていました。
正義とは、救いとは何なのか。これほどまでに心を激しく揺さぶられ、考えさせられた作品は他にありません。

0
2026年02月26日

Posted by ブクログ

ありそうで,無かったストーリーでとても心を揺さぶられた。死刑の有無でも結構問題になっているのに、復讐法なんて更なる論争を産むのは当然ではあるなと。犯罪の抑止になるのか?被害者家族は復讐することで報われるのか?正解なんてないんだろうなと。

0
2026年02月20日

Posted by ブクログ

とても深く、考えさせられる内容でした。
よく、やられたらやり返せ とか
自分がされたのと同じようにして返せ と
どこからか聞いたり話したりした
記憶がありましたが、それは違うのかな…と
考えさせられる本でした。


0
2025年08月02日

Posted by ブクログ

2011年第33回小説推理新人賞

日本の近未来
「復讐法」が制定される
被害者の親族は自ら加害者に裁きを与える選択肢を持つ

各事件の5章から成り
それぞれの事件の被害者家族の心情と
加害者との関係性を
緊張感と苦悩をもって描かれていきます

復讐で被害者家族は救えるのか
どんなに考えても結論は出ないけれど
新人賞とは思えない作品で
各章の事件と復讐方法がよく考えられていて
それぞれが違った方向から考えさせてくれる

これが事件そのものの抑止力となるのであれば
一つの方法であるし
一部であっても 復讐で救われる被害者家族が居れば 一つの選択肢になるのかもしれない
と、思いました

0
2025年03月15日

Posted by ブクログ

悲しくて、やるせなくて、胸が苦しくなるお話だった。
特に最後の話が一番辛かった。
虐待やいじめなど、酷い事件をニュースで聞くたびに「犯人も同じ苦しみを味わえばいい」と何度も思ったことがある。
ただそれが現実に可能になったとしても、神様が罰を与えてくれるわけはなく、結局誰かが手を下さないといけない。
自分の大切な人が酷い殺され方をしたとして、同じことをやり返していい権利をもらったとしても、それを実行して新たな苦しみがプラスされるだけ。
かといって、許すことも忘れることも出来ない。
そう考えたら救われる道なんて何もないのかな、とも思える。
自分だったらどうするか、ずっと考え続けるだろう。

0
2025年03月04日

ネタバレ 購入済み

あっと驚くような部分は何も無かったが、凄くつまらないという感じでもなかった。最後の少年が亡くなったのは悲しかったなあ。

0
2025年01月08日

Posted by ブクログ

『復讐法』か…
犯罪者から受けた被害内容と同じことを合法的に刑罰として執行できる!

今って、殺された被害者より、生きてる加害者の方の人権ばかり…
なので、こういうのをテーマにした小説できるんやろな。

自分の子供が、めっちゃな殺され方したら、感情としては、殺してしまいたい気持ちは分かるし、私もそう思うやろうな。
しかし、自分の手で、刑を実施しないといけない(相手を殺す)ので…
加害者と同じで、クズな人殺しになるって事なんで。

その刑が執行されるのを短編集5篇にして描いてる。
どれも、刑を受ける人は、受けるだけの資格がある(要は、思いっきりクズってこと!)ので、同情はしないけど、執行する人、それに同伴する役人さんはツラい。
ほんまに、こんな事してええんかな?って思うもんな。

実際に、刑受けた人の事は、自業自得の面はあるけど、執行する側も、今後、まともに生きていけるとは思えず…
でも、もうその刑の執行を決めた時点で、後のことなんか考えてないんか…

う〜ん…

0
2025年01月05日

Posted by ブクログ

※
最終話のジャッジメントを読み終えて、
二の腕には鳥肌が立ち、背中は粟田って
身震いし、言葉では言い尽くしきれない
さまざまな感情に心が震えました。

第1章 サイレン
第2章 ボーダー
第3章 アンカー
第4章 フェイク
第5章 ジャッジメント

凶悪な犯罪に対し法改正で“復讐法“が生まれ、
被害者側が加害者へ合法的に復讐することが
認められるように変わった時代。

ただし、復讐の執行は被害者側が自らの手で
行い、かつ被害者が受けたことと同じことを
加害者に対して応報する。

大切な人を失った悲しみ、怒り、後悔、
憤り、喪失感、虚無感、やり場のない
さまざまな感情を抱えて思い悩む被害者と
関係の深い人たち。

大切な人を失ったとき、法に則って加害者に
復讐ができるとして実際に実行できるのか。
同じ痛みを相手に仕返しし、命を奪えば、
被害者の無念を晴らせるのか。
失った悲しみを乗り越えられるのか。

とても深いテーマでした。

0
2024年04月21日

Posted by ブクログ

復讐をすれば心が晴れるのかというと、そうではない。加害者にも家族はいる。
人を裁くことに正しい方法は、確実にはないのだと改めて感じた。

0
2023年12月07日

購入済み

復讐は有りか?

表題作で小説推理新人賞を受賞。この短編集がデビュー作となる。
被害者遺族が同じ殺害方法で加害者に対して合法的に復讐ができるという「復讐法」が施行されている仮想世界の話。
山田悠介さんの『復讐したい』が同様のテーマであるが、こちらの作品の方がリアリティーがあり、心情描写の深みがある。
自分は死刑廃止論者だが、自分の家族が惨殺されてもなお極刑を望まずに信念を貫けるだろうか?
ましてや、同じ手口で復讐するなんてことになったら、自分の心が壊れてしまいそうで、とてもできそうもない。
正義とは何か?を考えさせられる小説。

0
2020年12月14日

Posted by ブクログ

もし、被害者遺族が、加害者に同じ痛みを味わわせることができるなら。。。?
復習法が出来たら。。。?
罪の大きさにもよるが、もし我が家族の誰かが殺されたら、私は復習法を選ぶだろう。復讐することで、自分が加害者と同じ立場になるが、それが合法であるのなら。自分の手で、同じ苦しみや痛みを味わわせたあとは、うらみは晴れるのか?分からない。虚しさは残るだろうとは思う。でも達成感はあるだろう。すべて仮定の話。

0
2026年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大切な人を殺されたら、復讐したいと思う気持ちにも共感できる。「復讐法」という法律があったら?というディストピアのような世界を描いたテーマ設定は面白く、前半は特に引き込まれた。

それで本当に被害者家族は救われるのか?復讐とは何なのか重いテーマだけれど連作短編で読みやすかった。

読み終えてから復讐法があったら自分は使うのか?もう一度考える。

0
2026年09月22日

Posted by ブクログ

復讐法という題材はよく、それぞれ多様な苦悩が描かれているのに、何か足りない…。短編集のためにそれぞれが薄い感じはする

0
2026年09月02日

Posted by ブクログ

「目には目を、歯には歯を」。 犯罪者から受けた被害と同じことを、被害者やその家族が合法的に執行できる「復讐法」。

そりゃあ大切な人を殺されたら、同じ目に遭わせてやりたいと思うかもしれない。 でも事件が起これば、被害者だけでなく加害者の家族も巻き込まれ、周囲の目も変わり、それまでの人生は壊れていく。 殺した側にも理由があり、復讐したい側にも理由がある。 絶対的な悪なんてそうそうない。たまにあるけど。

5つの事件を通して「自分なら復讐法を選ぶか」はかなり考えさせられた。

ただ、読み進めるほど制度そのものの詰めの甘さも気になった。 応報執行者が嫌がらせや脅迫を受けるなら、個人情報の扱いやマスコミ規制はどうなってるんだ。 裁判を経て判決が出た後、刑の執行直前になって事件の前提を覆すような話が出てくるなら、まずそっちを再検証しなくていいのか。

そして何より、復讐法で刑を執行して相手が死んだとして。 その瞬間はスッキリするのかもしれない。 でも「自分はアイツを殺した」という事実は、その後もずっと付き纏う。 しかも全部公表されてるからな。

考えさせられることはたくさんある。 けど詰めが甘いでござんす。

0
2026年08月28日

Posted by ブクログ

20××年、凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。それが「復讐法」だ。
無差別殺人や通り魔事件、悲惨な事件が多いのに法律上では裁けないこともある。
そんな世界に被害者遺族が加害者に対し報復することを認める法律ができた。
遺族は新法を選ぶのか、従来の法を選ぶのか。
復讐はしても被害者は帰ってこない。その上自らも手を汚すことで失うものもある。
復讐をして溜飲が下がることがあっても、今度は自分が加害者遺族にとっての加害者になる。
小説の中の話ではあっても1つ話読むたびに考え込む小説だった。

0
2026年08月11日

Posted by ブクログ

事件の被害者が犯人に対して合法的な復讐が認められた世界。設定自体はマンガなどでみたことがあり、新鮮さはありませんでしたが、執行されるまでの過程や執行官の規定がきっちり描かれているのが他にはないポイント。

0
2026年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大切な人を殺した犯人に、合法的に復讐できる社会が描かれてました。その方法は、犯人が行った罪と同じ方法で。

とても重いテーマと、丁寧な描写で話にすぐに入り込みました。

復讐できても、その後、「犯人と同じになってしまった」という感想をいう人が多いと話の中で書かれていて、そりゃそうだと納得しました。自分でも、どれだけ犯人を恨んでいても、復讐は無理だなと感じました。
復讐する人の苦悩も描かれていて、とてもよかったのですが、もう一歩その先が見たかったなと正直思いました。

0
2026年02月23日

Posted by ブクログ

復讐の連鎖は止まらない。

殺すのは簡単、難しいのは赦すこと。

どんなことがあっても人を殺すのは良くないと言うのは簡単であるが、机上の空論に過ぎず、実際に自分の大切な人が殺された時果たして自分は赦すことができるのであろうか。
色々と考えさせられる小説であった。

0
2025年11月09日

Posted by ブクログ

昨日は飲み会でした♪
珍しい人からお誘いを受け、メンバーの中にはお初にお目にかかる関係会社の社長さんもいらしたのですが、その方が九州出身ということで、博多弁だったんです。
博多弁めっちゃいいですね!
その方がめっちゃ上品な方だったからなのか?何だか聞き惚れてしまいました(*´꒳`*)
方言っていいな。
私も遠州弁極めるにぃ〜!!


最近、ウルトラマンさんやおびのりさんが小林さんを読んでおられたので、私も読んでいなかったこの作品を購入してみました。

やってしまった。゚(゚´ω`゚)゚。
また短編だ。
だから当時買わなかったんだ!
最近こればっかり言ってる(-。-;

短編苦痛だわぁ。。。
物語が面白いとか、面白くないとかが分からなくなるくらい苦痛だわぁ。゚(゚´ω`゚)゚。


被害者に復讐してやりたい、被害者と同じ目に遭わせてやりたい。
そんなことが可能になる、復讐法という法律が生まれた。
応報監察官の鳥谷文乃は、被害者遺族の復讐を見届ける。


重たくてキツいお話でした。。。
私みたいなハッピー野郎にはしんどいお話たちでした。
特に子供が不幸に遭うのは、本当に辛いです。
最近読んだ本でも親の虐待やネグレクトの話があったけれど、目を逸らしたくなってしまう自分がいます。
読んでいる間、この物語を何処に着地させるのだろう???と思ったりもしましたが、よくこの物語を書ききったなぁ、、、と感心しました。

0
2025年03月08日

Posted by ブクログ

設定が斬新でした。
こういう復讐系の話は好きです。
正しい選択とはなんなのか、色々と考えさせられる作品でした。

0
2024年11月27日

Posted by ブクログ

これは凄い作品だわ!

ある意味問題作だわ!

あなたは究極の選択を選べますか!?


もし、、、
もしですよ、、、
あなたの大切な人が殺されたら、、、

あなたは「犯罪者に復讐してやりたい!」と思いますか?
「被害者と同じ目にあわせてやりたい!」と思いますか?

つまり、殺してやりたいと思いますか?

私は、、、
きっと思うでしょう、殺してやりたいと!


そして、実際にそれができる法律が作られたらどうします?
犯罪者を殺すことができる法律、『復讐法』が作られたら、、、

復讐法は、犯罪者から受けた被害内容と同じことを合法的に刑罰として執行できるものである
ただし、復讐法を選んだ場合、選択した者が自らの手で刑を執行しなれけばならない

つまり、合法と言えどもあなたも人殺しになるのです

大切な人のために、復讐のためにあなたは人殺しになる勇気、覚悟はありますか?
そして、後悔はしませんか?


もう一度訪ねます、、、
大切な人が殺された時、あなたは『復讐法』を選びますか?


私は『復讐法』を選びま、、、

0
2024年11月19日

Posted by ブクログ

重たい。
事件が起きた真相。
登場人物の葛藤。
自分ならどうするだろう?
誰もが復讐では解決出来ないとは分かっていても、同じ目に遇わせてやりたいと言う思いはあるのではないか?

0
2024年10月14日

R

購入済み

題材はいいのに、各ストーリーがイマイチ。。。
同じ方法で完全に遂行するストーリーがない。
悩める題材に、悩むストーリー、悩む人たちだらけでちょっとつまらなかったかな。

0
2018年10月10日

「小説」ランキング