ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    任侠の世界から始まる。
    主人公の喜久雄は、複雑な家庭で育ち、ヤンチャな少年時代を過ごし、芸能の道へ。

    マツや徳次は、派手な存在ではないけれど、喜久雄の最も核になる人物だなと思う。
    感情がないわけじゃないけれど、何処か人情の薄さを
    感じてしまう喜久雄。そんな喜久雄を熱く支えてくれる2人。そういう人に恵まれて、あぁ、うらやましいなと思う。
    妻、彰子は不憫で仕方がなかったけれど、長い年月を経て、変わることってあるんだね。
    1番不憫なのは「悪魔と取引」を聞かされた綾乃だね。子供にそんな事言うのって、大馬鹿なんじゃないのって思ってしまう。

    終わりにかけての喜久雄の変容。
    「国宝」って「幸せ」とトレー

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    2026年07月19日
  • アルプス席の母

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    野球をやっている子を持つ親は、とても共感が持てると思う。
    野球以外のスポーツでも、親の苦悩は同じかも。
    子どものために嫌なことや面倒なことも引き受け、嫌な上級生の親とも上手くやらないといけない。
    監督やコーチも重要だ。
    同級生の親もまた大変だ。
    試合に出れる子とそうでない子の親の関係も微妙。
    それでも我が子のために頑張る。
    そんな内情が良く描かれている。
    航太郎と菜々子の親子関係がすごくいい。
    航太郎の成長と見守る母。
    最後の最後までドキドキし感情移入してしまった。
    高校野球にはまったく興味がないが、いつか見てみたい。


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    2026年07月19日
  • 星野源論(新潮新書)

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    自分は好きなアーティストを聞かれたら、真っ先に「星野源」って返答するくらい彼の曲が好き。ただ理由を聞かれても、「何となくグルーヴ感が好き」としか答えられませんが。
    本書は星野源を芸能、音楽と2つの方面からアプローチしてどのような人物なのかを紐解いていく内容でした。
    感想としては、特に音楽の話では、「アーティスト 星野源」の凄さを執筆者の考えとしてしっかりと文章化していました。この本を読んだお陰で、今まで明確に答えられなかった「なぜ自分は星野源の音楽が好きなのか」という質問に、1つの答えを持てた気がします。

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    2026年07月19日
  • ラッシュライフ

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    読めば読むほど気持ちのいい群像劇。
    登場人物たちが思いもよらぬところですれ違い、また離れていく。時間の流れ方も一直線だと思いきや、あれ、これは違うぞ、と読んでいる内に騙されていることに気づく。
    まさしくエッシャーの騙し絵を彷彿とさせる作品。

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    2026年07月19日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    本当に大好き。
    前作も今回も読んでいるだけで、周りの空気が澄んでいく気がする。癒されるというより、浄化されていくみたいだ。

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    2026年07月19日
  • 壬生義士伝(下)

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    「けっぱれ。どんたなことがあろうと、お前を死なすわけには行かねのじゃ。泣げ。声上げて泣げ。」この言葉は、本当は、父の貫一郎にこそかけてあげたかったのではないか。

    明日食べるものに困り果てる中で、愛する家族を守るため、家を捨て、人を斬り、命乞いをした。
    生と死の狭間にあってなお、家族を想い、同志に愛された男。

    「武士道とは、死ぬることではなく生きること。」
    それは、鬱屈する現代社会の中で、家族を想い、家族のために右往左往する現代人も共鳴できるメッセージではないだろうか。

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    2026年07月19日
  • 城塞(下)

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    ◾️天地人全てが豊臣家滅亡に向かう
    ◾️淀殿の言動が滅亡の主因と感得
    ◾️豊臣秀頼の成長と器量ぶりが心地良い
    ◾️大野修理の長所短所が細かく描写
    ◾️大坂城にいる浪人武将それぞれの生き様の描写
    ◾️その各浪人武将の散りざま
    ◾️下巻が圧倒的に面白い、上巻中巻はそのための助走
    ◾️豊臣家は滅亡するのだが、しかし、秀吉が生前に作ったネットワークというか、人間関係はかなり根を張ったものでもあったと感じた。家康が天下は取ったが、秀吉も天下人だったのだなあと、その大きな存在感を、本には記載がないのだが、感じることが多々あった。

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    2026年07月19日
  • レフトハンド・ブラザーフッド 上

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    上巻で、すでに色々てんこ盛り過ぎる。
    死んだ双子の兄が左手に宿る。
    殺人の罪を着せられながら、違法ドラッグの製造元を調べようと半グレ組織に関わっていく。
    その中で隣人の女性とも色々ある。
    どんな着地点になるのか下巻も気になる。

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    2026年07月19日
  • 縁結びカツサンド

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    めちゃくちゃ良い本だったな。
    読み終わったあと心がポカポカした。
    「俺はどうにも運が悪い。でもそれはもしかしたら、毎日の中に、手描きの線みたいな、味わいを生み出しているのかもしれない。
    一直線じゃなく、よろめいたり、揺らいだりする線は、きっと、俺にしか描けない軌跡で、延びていくんだろう」という言葉が素敵だった。

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    2026年07月19日
  • ブレイクショットの軌跡

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    登場人物それぞれが放った一手<ブレイクショット>がきっかけとなって、さまざまな人や組織を巻き込み、イベントを起こし、国を超えて大きく膨らみ国際問題にまで発展していく。全てがつながる時に物語への没入感が気持ち良かった。

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    2026年07月19日
  • ぼくは明日、昨日のきみとデートする

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    「また会える? とたん。彼女が泣いた」
    ぼくにとっての愛おしい未来は、きみにとっての切ない過去。ぼくにとっての初めての感動と喜びは、きみにとって最後の幸せ。

    愛するたびにぼくが離れていくことを知っていて、どんな思いでその瞬間を過ごしてきたのだろう。瞬間の尊さ、瞬き、愛する覚悟を感じる。

    未来を歩む覚悟と過去から溢れる愛おしさが交差する。今を生きる尊さがきらめく物語。

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    2026年07月19日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    物語についての凄い話だった。
    誰かの物語に心酔してその一部になりたがる気持ちも身に覚えがあるし、物語に浸かる人を冷笑する気持ちにも心当たりがあるし、
    生きるって、孤独で息苦しくて辛くて、少しの緩和を求めてコミュニティに所属して、物語を共有して、表面的にケアしあって、なんとか生きてる。

    意識高い系の子も、推し活のふたりのすみちゃんも、孤独なおじさんも、今どきの新人も、オーディションで選ばれたアイドルも、物語に踊らされてる。でも、そう、物語に没入してる時って楽しいんだよ。

    最後に、
    世界の平和のため、と
    道哉のため、とを
    対比して出すのがグロいなって思った。
    結局、視野を狭めるも広めると言って

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    2026年07月19日
  • 神都の証人

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    冤罪という非常に重いテーマで、気分も重くなりがちだったが、この分厚い一冊に引き込まれてしまった。
    80年という長い年月を経て勝ち取った無罪だが、あまりにも長く苦しい時間だった。
    正義とは、法とは。
    1人の無実の人間の全てを、命までもを奪い、その家族の一生も不幸へと飲み込む。
    時に真実とは、非常に残酷なこともある。
    普通の人間に潜む化物、自分やその周りのことだけ考えて生きている。
    誰にでもあり得ること。
    人間の心の闇は深い。
    久々に心に響いた一冊でした。

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    2026年07月19日
  • ソロキャン!(5)

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    シリーズ5作目にして最終巻。
    焚き火の癒し、美味しそうなアウトドア料理、ハートフルなストーリー展開は健在。
    ただ、キャンプブームの終焉やクマの出没など、所々に時事ネタもあって、残念ながらこれ以上の話の展開は厳しいのかも。
    それでも集大成の大団円。

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    2026年07月19日
  • 容疑者Xの献身

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    まさに純愛。
    自らの人生を犠牲にしてでも(本人は犠牲とも思ってないだろうけど)愛する人達をなんとしても守り抜きたいという気持ち。登場人物の気持ちをそれぞれ考えるとつらすぎる。大好きな作品です。

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    2026年07月19日
  • はじめての

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    yoasobiの原作本

    題名→曲名
    私だけの所有者→ミスター
    ユーレイ→海のまにまに
    色違いのトランプ→セブンティーン
    ヒカリノタネ→好きだ

    yoasobiの曲「好きだ」がかわいくて大好きで
    「何回フラれてがっかりしたって苦い思い繰り返したって、その度触れた君の好き物がいつしか私の好きなものになったんだ」って

    原作のこれに繋がるエピソードも伏線回収も
    最高にかわいい。幸せしか感じない。
    ピュアな幸せな気持ちをありがとーーー

    そして、また、ヒトリ、カラオケで熱唱するのであった

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    2026年07月19日
  • キネマの神様

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    ゴウちゃんとローズ・バッドの友情に、最後の方は涙が止まらなかった。ゴウちゃんの人柄が現れているまっすぐな文面、心に響くよなあ。ばるたん君が最初に惹かれたのも、よくわかる。

    個人的に好きなのは清音ちゃん。
    歩が退職のデスク整理をしている時、ある報告書を見つけ、「いや。ください。お願い。だってこれ、歩さんの本心でしょう」と見抜き、シュレッターにかけさせまいと、『書類を全身で抱きしめた』。この描写に、人の想いを敏感に嗅ぎ取り、粗末に扱わず、丁寧に大事に包み込む。そんな彼女の人柄が出ているなと感じた。
    国も言葉も違うゴウちゃんとローズ・バッドが、ブログを通してかけがえのない友情を育めたのも、翻訳をし

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    2026年07月19日
  • 廃用身

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    ネタバレ

    読み始めた瞬間から、本作が「小説」であることを忘れ、最後のページに辿り着くまでずっと現実に起きた話だと思っていました。それほどまでに日付や登場人物の設定が細かく、読み終えた後も「これはフィクションだったの?本当に?」と疑っていました。

    本編の衝撃的な展開も去ることながら、個人的は介護業界が抱えている闇や、人知れない苦労の方がグロテスクだと感じました。私の両親も近いうちに介護対象の年齢になりますし、私だっていずれはなります。そのとき、自分はそのグロテスクな存在になるべくなりたくないと誰もが考えると思いますが、ではそのために自分には何が選択肢として残されているのでしょうか?

    映画化されることを

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    2026年07月19日
  • タイム・アフター・タイム

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    一気読み。
    過去と現代を行き来しながら、ノンストップで読まされました。是非夏に読んで欲しい。
    沖縄にも行きたくなるね。読後感も鮮やか。

    2人の今後をあれこれ想像したり、語ったりするのは野暮だな。

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    2026年07月19日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    タイトルを深く考えたくなる本
    どこかずっと違和感を感じてた。
    怒涛の展開が始まってからも、混乱したけど、すごく楽しめた!
    いつまでも満開の人生を送りたい!

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    2026年07月19日