小説・文芸の高評価レビュー
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三巻構成の中巻。
今回は、関ヶ原の合戦で負けた真田幸村、後藤又兵衛基次、キリシタン大名の明石全登、
長曾我部盛親、毛利勝永らの豪将及び10万の浪人が、大坂城に集まり、徳川家康と対峙する大坂冬の陣のお話。
関ヶ原の合戦で負け、浪人に成っていた大名、豪族、足軽、浮浪者などの10万ほどが
大坂の大野修理の呼びかけで、続々と大坂城に集まった。
対する徳川方が約20万の軍勢で大坂城の周りに布陣した。
冬の陣に至っては真田幸村、後藤又兵衛等の奮戦に依って、徳川方は甚大な損傷にあった。
大坂方の実権を握っているのは、淀殿、秀頼の乳母の大蔵卿局などの女性陣である。
家康はこの大坂城の女性陣に対し、和睦の申 -
購入済み
文句無しの名作
久しぶりにE.ロールズ作品が出たと思ったが、原作は2017出版のよう。
主人公はハント(ハンターカム侯爵)とエマ(伯爵の娘、未亡人)で二人とも最初の伴侶を病気で亡くしているが、それぞれに事情があって紆余曲折を経て再婚をすることになります。
二人がそれぞれ置かれている状況から、互いに好意を持っていながらも再婚話が一進一退したり、濃いか偶然かわからないが危険が迫ってきたりする中で、互いの存在がもう一方にとっての救いとなっていく様子がとても上手く描かれていて、心配になりながらも読んでいてホッとさせられます。
最後の家族の情景は幸せな空気に満ちていて、そこに描かれるハントの気持ち(?)の文章は、作家ロ -
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11年前に両親を事故で亡くし、家業の葬儀店を継いだ森野。29歳になった現在も、寂れた商店街の片隅で店を続けている。葬儀の直後に届けられた死者からのメッセージ。自分を喪主に葬儀のやり直しを要求する女。老女のもとに通う、夫の生まれ変わりだという少年―死者たちは何を語ろうとし、残された者は何を思うのか。ベストセラー『MOMENT』から7年、やわらかな感動に包まれる連作集。
「BOOK」データベース より
死、の後に明らかになる想いがある.その人と接していたときには分からなかった想いを知ることもある.
死、をどう消化するかは人によって違う.それは生きるということを考えるときにすっと染込んでいくときも -
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使者(つなぐ)とは―
それはたった一度だけ―、死んだ人と会わせてくれる案内人。
生きている人が会いたいと望む、
すでに死んでしまった人との再会を仲介する”使者”を表す言葉。
映画「ツナグ」公式サイト より
自分にとって大切な人、誰かにとって大切な人
たった一度だけ、死んでしまった人に会えるとしたら誰に会いたいだろう.
言いたいことを生きている間に言える割合てどのくらいなのだろう.
死んでしまつていなくなってから気がつくことがどのくらい多いのだろう.
生きている間に悔いのないように、そうは言っても本のように相手が思っていることが分かるわけではない.たとえ必要なことをすべて話したとしても伝わり -
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ネタバレ「推し活」というテーマを題材に、それを仕掛ける側、推し活にハマっていた側、そして推し活にハマる側という3つの視点から、「幸せとは何なのか」を定義することの難しさが描かれた作品だった。
1.久保田慶彦
家でも職場でも必要とされず、孤独を痛感している中年男性の久保田。そんな中、音楽業界でプロデューサーとして第一線で活躍する同期から「また一緒に仕事をしたい」と誘われ、アイドルプロデュースの特別班に参加することになる。
この特別班は、ファンの中でも信徒的なファンの推し活を加速させるため、アイドルにまつわる物語を供給し、ファンが自主的に経済効果を生み出す仕組みを作る。物語によってアイドルとファンの -
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上中下巻やっと読めました。すごく良かった。
没落気味ではあるが、まあまあ裕福な関西の華やかな四姉妹。ほぼほぼ三女の見合いと四女の恋愛ゴタゴタの話です。下の二人の姉妹と同居している次女と旦那の貞之助夫婦が一番常識人であるゆえに苦労している。
世間体をめちゃめちゃ気にするし、見合い相手の親族は徹底的に調べる。今の時代からするとやり過ぎでは?と思う箇所が沢山あります。
昔の話なので注釈か多いですが、注を無視しても意味は割と理解できます。一文が長めなので、一気に読めた感じがします。方言多めで、口に出すとやっぱりたおやかで映像化作品も見たい。
最後の終わり方は、ここで終わるの?と思いました。大人 -
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箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。
「BOOK」データベース
青春とはこういうことなのだなぁ.
よくもここまで細かな心理描写ができるものだと思う.作者は箱根駅伝どころかマラソンもしないだろうに、下調べやインタビューなどからここまで書けるのだろうか.筆者の妄想 -
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この前の直木賞候補作品。オードリーの若林の書いたものらしい。青春もの。直木賞ときき、期待しすぎて読んだ。途中面白くなくって離脱しそうになるが、第3章から先はすごく良かった。
河瀬と中村昴はラグビー二回戦で当たる遼西学園の偵察に隠し撮りをしていたら見つかった。無罪放免になったが、力の差を見せつけられる。部員の数も、施設の能力も、ついでに監督の包容力も段違いに違うのだ。でも河瀬は勝てるかもしれないという。必死の作戦を夜を徹して書き上げてきた。3年生の春が最期の試合だ。
あっけなく負けた。引退だ。
麻雀をして、アメフト部だった近野と久しぶりに話す。丹波にピアスの穴を開けてもらう。丹波の誕生日パー -
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高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。以来、義太夫を極めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。悩む健は、人を愛することで義太夫の肝をつかんでいく―。若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。
「BOOK」データベース より
あれよあれよと言う間に読み終わってしまつた.
人形浄瑠璃の世界は全く知らない.知らないが、300年前の人たちの息遣いやどんな風に生きたのか、主人公を通して感じることができた.
タイトルが秀逸.仏の境地なんていらない.生きて生きて生きて生きるのだ. -
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