小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ任侠の世界から始まる。
主人公の喜久雄は、複雑な家庭で育ち、ヤンチャな少年時代を過ごし、芸能の道へ。
マツや徳次は、派手な存在ではないけれど、喜久雄の最も核になる人物だなと思う。
感情がないわけじゃないけれど、何処か人情の薄さを
感じてしまう喜久雄。そんな喜久雄を熱く支えてくれる2人。そういう人に恵まれて、あぁ、うらやましいなと思う。
妻、彰子は不憫で仕方がなかったけれど、長い年月を経て、変わることってあるんだね。
1番不憫なのは「悪魔と取引」を聞かされた綾乃だね。子供にそんな事言うのって、大馬鹿なんじゃないのって思ってしまう。
終わりにかけての喜久雄の変容。
「国宝」って「幸せ」とトレー -
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語についての凄い話だった。
誰かの物語に心酔してその一部になりたがる気持ちも身に覚えがあるし、物語に浸かる人を冷笑する気持ちにも心当たりがあるし、
生きるって、孤独で息苦しくて辛くて、少しの緩和を求めてコミュニティに所属して、物語を共有して、表面的にケアしあって、なんとか生きてる。
意識高い系の子も、推し活のふたりのすみちゃんも、孤独なおじさんも、今どきの新人も、オーディションで選ばれたアイドルも、物語に踊らされてる。でも、そう、物語に没入してる時って楽しいんだよ。
最後に、
世界の平和のため、と
道哉のため、とを
対比して出すのがグロいなって思った。
結局、視野を狭めるも広めると言って -
Posted by ブクログ
ゴウちゃんとローズ・バッドの友情に、最後の方は涙が止まらなかった。ゴウちゃんの人柄が現れているまっすぐな文面、心に響くよなあ。ばるたん君が最初に惹かれたのも、よくわかる。
個人的に好きなのは清音ちゃん。
歩が退職のデスク整理をしている時、ある報告書を見つけ、「いや。ください。お願い。だってこれ、歩さんの本心でしょう」と見抜き、シュレッターにかけさせまいと、『書類を全身で抱きしめた』。この描写に、人の想いを敏感に嗅ぎ取り、粗末に扱わず、丁寧に大事に包み込む。そんな彼女の人柄が出ているなと感じた。
国も言葉も違うゴウちゃんとローズ・バッドが、ブログを通してかけがえのない友情を育めたのも、翻訳をし -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めた瞬間から、本作が「小説」であることを忘れ、最後のページに辿り着くまでずっと現実に起きた話だと思っていました。それほどまでに日付や登場人物の設定が細かく、読み終えた後も「これはフィクションだったの?本当に?」と疑っていました。
本編の衝撃的な展開も去ることながら、個人的は介護業界が抱えている闇や、人知れない苦労の方がグロテスクだと感じました。私の両親も近いうちに介護対象の年齢になりますし、私だっていずれはなります。そのとき、自分はそのグロテスクな存在になるべくなりたくないと誰もが考えると思いますが、ではそのために自分には何が選択肢として残されているのでしょうか?
映画化されることを