ここはすべての夜明けまえ

ここはすべての夜明けまえ

1,430円 (税込)

7pt

2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに提案されたことだった

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ここはすべての夜明けまえ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月12日

    手術により若さを保ったまま100年生き続ける女性が書いた家族史。
    赤ちゃんの時から知っている相手も含めて家族が年を取り死んでいく。機械と融合した主人公がそれをどう見つめ、振り返ったときに何を考えるのか。

    ひらがな主体のおしゃべり風の語りで、単語や会話の切れ目がわかりにくくて時折つっかえながらも、か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    装丁が好きで買った本。
    主人公が自分の感情を語らないというか、淡々と日記を綴っているので、その起こったことを外から見るとものすごく辛いのではと思うのだけど、つらそうなことも淡々と過ぎていくのが最後でやっぱり辛かったんだなと、人との会話というかおしゃべりではじめて明らかになる感じ。
    SFだけど本当にそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月05日

    この本のすべてに共感できるわけではないし、すべてを理解できるわけでもないけど、いいなって思った感覚を忘れずにいたいと思いました。

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    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    一気に読みました。ひらがなばかりではじめは読みにくいような気がしましたが、読み進む中、どんどん惹き込まれていきました。なんか、目の前の劇を観ているような感覚に陥る作品ですね。

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    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    最近読んだ本の中で一番かなしい物語。記憶をいじくる結末も見てみたかって気もするけど、この了もしっくりきました。おもしろかったです。

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    Posted by ブクログ 2024年03月18日


    読み終わってしばらく、本を開いたまま顔に乗せて、ものすごく長いため息をついてしまった。
    印刷されてから日がたっていないであろう事もあって、紙とインクの匂いが心地よかった。
    深夜0時に読み始め、2時には読み終わっていた。文章量は決して多くない。

    こんな時間に読むもんじゃなかった。
    でも、真っ暗な部...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    何が面白いか分からないまま、途中でやめられず半日で読み切ってしまった。

    「ひらがな」がまどろっこしく、ゆっくり読まなくてはいけないのが幸いしてか、
    または紙が厚くページがめくりにくく、サクサク読めず「ひらがな」を噛みしめるように読んだからか、作品の世界にどっぷりハマってしまった。

    カズオイシ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    融合手術を受けたため老化しない体になった少女の独白。手術を受ける以前から周囲の人に疎まれ、手術後に数十年経過して親族が老衰で全員死んでからようやく好転の兆しが見える。
    多様性の時代だとか、みんな違ってみんな良いとか、綺麗事は脊髄反射で口から出ても、異質なものに対する恐怖感や嫌悪感を完全に拭い去ること...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月06日

    発売前から大評判だったので購入
    ひらがなばかりの文章に序盤は苦戦したが物語にのめり込むにつれて加速し一気読み

    主人公の周りで大きな時代の流れがあり断片的情報でそれをおぼろげに知ることができ
    あとは想像で補完する
    また主人公とその周りで起こった出来事もその手法で語られており
    小説として上手いなあ と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月05日

    自分を見つめ、自分がしたことをなかったことにしない、ということはとても大切だけどなかなかできないことで難しく辛いことだと思います。
    それを主人公の『わたし』は成し遂げていてすごいなぁ、強いなぁと思いました。

    主人公の名前をあえて表記されていない点が、自分に置き換えて考えられるので良いかな、と感じま...続きを読む

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