ここはすべての夜明けまえ

ここはすべての夜明けまえ

1,430円 (税込)

7pt

2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに提案されたことだった

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ここはすべての夜明けまえ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死にたかった「わたし」が、なぜか融合手術により永遠の命を手にしてしまう不思議なSF作品。
    25歳で時が止まった「わたし」と年老いていく家族の関係を通して、生きる意味について考えさせられる内容になっている。

    100ページ以内の短編作品で、難しい言葉がなく、かなり読みやすいSF作品になっている。
    AI

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    ページ数の短さもあって、夢中になって読み終えた。
    主人公にとって辛いことが、なんだかぼやかされて書かれている気がして、本当に手記っぽいなと思った。
    家族のこと・されたこと・してしまったこと・どうしようもなかったことに対して、最後に決めた結論が、私は好き。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    とても幸せな読書体験だった。
    ページ自体が少なく、2時間もかからずに読み終わってしまったけど物語の雰囲気が本当に好きだった。

    一昔前のセカイ系の雰囲気が一番近い。
    ただ著者が若手の方なのもあって今時の文章で読ませてくれるのは新鮮だった。
    終末の前の黄昏時のような穏やかな時間がずっと続いていく感じ。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    老いない身体を手に入れた女性が語る彼女の人生。彼女の交友関係は非常に狭く、百年に及ぶ歳月の中で唯一関わりがあるのは彼女の父親、兄のこうにいちゃんと二人の姉まりねえちゃんとさやねえちゃん、そして甥のシンちゃんだけ。本書はそんな彼女が紡ぐ彼女の家族史です。

    設定もあって、ほぼひらがな表記で進行します。

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    いつかこんな未来が来るのかもしれない。
    たんたんと語られる人間の生。
    それでも、心は残しておきたい。

    ひらがなが広がるページを前に、単語の区切りに苦戦しつつ、だんだん速く読めるようになってくる自分の変化も面白かった。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    2123年、九州の山奥の小さな家に1人住む「わたし」が語る家族の物語。っていうとハートウォーミングな感じがするけど、100年前に身体が永遠に老化しなくなる手術を受け、それにまつわる家族の交錯する思いが綴られ、ちょい重め

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ


    後半の地球の近未来の話はとてもリアリティがあると思った。初めから計画的に人間を繁殖させ、争わない脳をセッティングする。何世代かかけて他の惑星に移住するなら必須なことだと思います。宇宙船の中で戦争が起こったら大変ですものね。
    主人公が綴るほぼ平仮名の家族史については個性なんだと思い読みにくさとかは感

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    「家族という呪い」
    その中で流され、翻弄されてきた主人公。
    自分の犯した罪を見つめ、最期には自らの力で結論を導き出す姿に感銘を受ける。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    昔からあまりSF作品は読んだ記憶が無かったのですが、事前情報も何も無くなぜか読み始めました。
    なので冒頭からどこまでこの読みにくさは続いていくのか!と…
    高校生の時に読んだアルジャーノンを思い出したりして、妙なタイミングでエモーショナルな感じになったりもしました。
    話すことが大好きで、壊滅的な家庭環

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    特異な状況設定で生きる主人公や登場人物を通して、
    「人として生きる」ことをビビットに描いている。

    読後に、どこまでも、どうしようもなさを突き付けられた。
    私には共感しようのない状況の主人公ではあるのだが、しかし、結末含め、主人公に共感する部分を確かに感じる自分がいた。

    また、未来描写は、私は、非

    0
    2025年09月23日

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