間宮改衣の作品一覧
「間宮改衣」の「ここはすべての夜明けまえ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「間宮改衣」の「ここはすべての夜明けまえ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
とても幸せな読書体験だった。
ページ自体が少なく、2時間もかからずに読み終わってしまったけど物語の雰囲気が本当に好きだった。
一昔前のセカイ系の雰囲気が一番近い。
ただ著者が若手の方なのもあって今時の文章で読ませてくれるのは新鮮だった。
終末の前の黄昏時のような穏やかな時間がずっと続いていく感じ。
基本的には主人公の独白がおだやかに淡々と続く。
この本の好き嫌いが最大に別れそうなのは、全3章のうち2章が主人公の独白でほぼひらがな表記なこと。
最初読みにくいのは嫌だなと思ったが、慣れると全く気になることはなかった。
アルジャーノンはずっと慣れなかったが、本作では全く気になることなく、むしろ世
Posted by ブクログ
読みきったものは☆5にするという自分のルールで、高評価にしたのですが正直に言って(私には)面白くなりませんでした。
どこかで面白くなるだろうと期待し読み進めましたが、残り半分を切ったあたりで、これは読んでから罵倒するタイプの読書だと割り切りました。
「ゆう合手じゅつ」を受けて老いない体を得た女性が語る家族史です。
テーマに虐待、尊厳死、気候変動、身体性、人工知能、身内との恋愛など扱ってますが、どれも効果的に働いていません。知識として得た情報をもとに書いた、表面的なものに感じました。主人公の視点が幼く、しかもあらゆる出来事をなんだかんだ「わからない」と受け入れる(または放置する)ので、深みもな
Posted by ブクログ
老いない身体を手に入れた女性が語る彼女の人生。彼女の交友関係は非常に狭く、百年に及ぶ歳月の中で唯一関わりがあるのは彼女の父親、兄のこうにいちゃんと二人の姉まりねえちゃんとさやねえちゃん、そして甥のシンちゃんだけ。本書はそんな彼女が紡ぐ彼女の家族史です。
設定もあって、ほぼひらがな表記で進行します。読みづらくて、取っ付きにくい印象があるのですが、次第に慣れてくると、彼女の不思議な人柄とすこし奇妙な家族関係に惹き込まれます。彼女は決して多くを語るわけではないのですが、僅かな語りの断片から、父親や兄妹、姉妹との関係、それぞれの人柄を想像できるのは不思議な感じです。そして、物語は終盤、彼女がその人生