作品一覧

  • 弔いのひ
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    ゲームシナリオの仕事が行き詰まり、逃げ場を求めるように応募した小説でデビューしたわたし。その反動で鬱になり苦しむ中で思い出したのは、子供の頃のこと。両親は折り合いが悪く、父は病と闘っていた。その中で生き延びるためにわたしは書き始めたのだった。自身の「夜明け」のため半生を正面から描き切った渾身の跳躍作。
  • ここはすべての夜明けまえ
    3.9
    1巻1,430円 (税込)
    2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに提案されたことだった

ユーザーレビュー

  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    不思議な世界観。一人称である「私」で話が進んでいき、最後まで名前がでることはない。「適合手術」と言う私の中でのイメージはターミネーターのようになる手術を受けた主人公は体のメンテナンスを忘れなければ死ぬことはない。そんな彼女が見つめてきた、父の死や兄弟の死、恋人の死、そして地球の変化について大きく感情が揺れることなく淡々と書かれている。
    最初はつまらない本だと感じたが、気がついたら先が気になり面白いと思うようになっていた。
    不思議な世界観を味わいたい方にはおすすめの一冊だ。

    0
    2026年01月20日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歪んでしまったもの、壊れてしまったものはやり直せないけど、わたしを救えるのはわたししかいないと思えたことで最後の最後に呪いがひとつ解けた気がして涙が止まらなくなった。
    血とか恋愛感情からうまれる繋がりじゃなくて、彼女はずっと対等で大切にできる友だちがほしかったのかな。
    なぜだかずっと宝石の国のことを思い出しながら読んでた。

    0
    2026年01月12日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    これは永遠の命を手に入れた少女の物語。

    今のわたしにはやりたい事が沢山あって、
    時間が足りないって思っているけど、
    永遠の命があれば好きなことを好きなだけできるんだろうな。
    でも、それって「人生」と言えるのだろうか。
    「人生」とは何か、「生きる」ってどういう事なのか。

    無限の命を手に入れて、永遠の時を過ごして「明日」を手に入れた少女の物語。

    それじゃあね。

    0
    2026年01月06日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    老いず忘れない身体になった「わたし」が家族史を綴りつつ、今までの人生を振り返るお話。

    家族史や「わたし」視点の部分で仮名が多いところは、体だけでなく心の時間も止まってしまっているような表現に感じられて、読み返すときに1度目とは違った意味合いを感じました。

    家族以外のトムラさんと、出会い話すことで、自分自身と向き合い整理ができたのかなと思います。

    最後、重いものを背負いつつもしっかりと前を向いて歩き出そうとする彼女が素敵だと思いました。

    0
    2026年01月04日
  • 弔いのひ

    Posted by ブクログ

    自分も父とは距離感があり、かつ母より父が先に他界したので妙な親近感を覚えながら読んだ。
    文量はそこまで多くはないけれどそこに載っている感情が重いので読み進めるのは大変だったし真っ当にハッピーエンドという訳ではないけれど、不思議と足掻いてみよう周りの人を大切にしよう、とポジティブな気持ちになれた。

    0
    2025年12月29日

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