作品一覧

  • ここはすべての夜明けまえ

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに提案されたことだった
  • 弔いのひ

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,870円 (税込)
    ゲームシナリオの仕事が行き詰まり、逃げ場を求めるように応募した小説でデビューしたわたし。その反動で鬱になり苦しむ中で思い出したのは、子供の頃のこと。両親は折り合いが悪く、父は病と闘っていた。その中で生き延びるためにわたしは書き始めたのだった。自身の「夜明け」のため半生を正面から描き切った渾身の跳躍作。

ユーザーレビュー

  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    主人公と同じ年の生まれで、アスノヨゾラ哨戒班とかも世代だったこともあり、SFなのにどこか地続きな感覚で読みました。
    自分の感情すらひとごとのように生きてきた主人公が、感情に気づく物語。
    いや、手記にはつとめてひとごとに書いているだけか…?

    手記を通して見る彼女の人生は、夜明け前の起ききらない頭で見た世界みたいな。
    最後に目が覚めた時、私のなかの霧も晴れたよう。

    0
    2026年08月03日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み切った時点でまだ消化しきれた感じがない。
    平坦な語り口だったからすらすら読んでしまったが思い返すとかなり重い話をしているなと感じた。

    「じんせいでたったひとつでいいから、わたしはまちがっていなかったとおもえることをする」という言葉がすごいなあと思った。

    0
    2026年08月02日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    はじめて出会う本。
    美しい装丁も相まって唯一無二の本。
    人間と、愛と、言葉に関して考えさせられる本だった。読み終わった時に、何故涙が頬を伝っていたのか、それを考えるために私も旅に出たいと思う。

    0
    2026年07月28日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    悲しく美しく静かな物語。
    ディストピア小説であり、SFであるんだけど、人が生きて幸せに感じることってなんだろうなあと思ったり、とんでもなく醜悪な人間も、人工知能と繋がったとても正しい人間も、ひとしく生の営みだなあと思ったりした。
    文章がとんでもなくきれいで、はっとする表現があって、こういう小説って…なんだろう…吟遊詩人が唄ってるような、物語を読むというより聴いてるって感覚が近い気がする。楽しいひと時でした。

    0
    2026年07月10日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    平仮名ばっかりで読みにくそうと思ったのもつかの間、みるみる引き込まれて読み終えてしまった。
    適切かどうかわからないけれど、「きれい」な物語だと思ってしまった。

    主人公がしんちゃんのことを愛していなかったと語るシーンはとても切ない。
    以下引用
    陽葵さんがシンちゃんに向けていたような感情が、私の中にはなかったんです。陽葵からシンちゃんと何度もセックスしてました、って聞いたときに辛くなかったのも傷つかなかったのも、そもそも私がシンちゃんをそういう意味で愛していなかったから。シンちゃんが泣きながらすがってくる姿を見たとき、何も感じなかったんです。でもそれは全部私がした、させたことの結果でした。わたし

    0
    2026年06月21日

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