あらすじ
漫画家を目指す双子の小学生吸血鬼、ルキアとラキア。二人はスランプから抜け出すため、ピッツェリアに見習い職人としてやってきたオーエンにキャンプに連れて行ってもらうことになった。オーエンには吸血鬼だということを知られてはいけない。でもその夜、ある事件に遭遇し――。変速するヴァンパイアストーリー全三篇。
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面白かった!!!やっぱりスキ万城目本。
短編3本で、3本がうっすら全部繋がっているやつ。
タイトルの『あの子とO』は3本目。
とりあえず、1本目で前作のあの子とQを思い出し、
O様は前作のQ様的なキャラだろうかと想像したりとか
そんなことないかな、、とも思ったりとか、
O様が出てくるのを待ちながら読む。
2本目はガラっと変わって、日本の吸血鬼の始祖の話、
3本目でようやくO様登場
やっぱりQ様か?とベタに思わせるシークエンスもあり(笑)
尖ってきたときは、やっぱりかとおもったら
どっこい、そっちか!!と。
まあなんにせよ
O様、私のドストライク、かっこよ!!
弓子と丘山さんちも続編ほしいが、
O様を主役にしたヤツを読みたいです。
これからずっと出て欲しい。
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あの子とQの続編。
軽妙な語り口のライトなファンタジー。
でも、薄っぺらさはなくて、惹き込まれる面白さがある。
今回は短・中編だったけど、メインストーリーらしきものが間違いなく進んでるのが伺える。
次も楽しみ。
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森の中に蕎麦屋というのは、よく見かける気がする。日本古来の料理だから、平家の落人がやっているのかな。
ピザ屋さんは西洋の料理だから、そうなんだね。
ファンタジーです。
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前作『あの子とQ』の続編。
ではあるものの、嵐野弓子がメインではなく短編連作。
・あの子と休日
→前回のバス事故で乗っていた全員が軽傷、無傷だったことがどうしても新聞部員「須佐見」は納得できない。
その秘密を握るはずと目をつけた相手「よっちゃん」を取材するため近づいた。そしてなぜか高校生クイズ番組によっちゃんと嵐野弓子と一緒に参加する羽目に···。
・カウンセリング·ウィズ·ヴァンパイア
→『サク』の大昔話。
・あの子とO
→ヴァンパイアが経営する人手不足ピッツァ店。そこの小学生の双子『ルキア』『ラキア』と店に応援として働きにきたピッツァ職人の『オーエン』のお話。
本書も面白い。
続編あるかも?
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今回はスピンオフ的な作品集だった。
相変わらずヨッちゃんが面白い。
本当にキャラが良い。
双子の吸血鬼が登場する表題作とクイズ&ゲーム大会に出場する『あの子と休日』は、基本コミカルだけど要所要所でクールだったり切ない場面があってとても良かった。
前作のQもオーエンも結構好きなので、再登場するの待ってます。
一方、佐久の過去を知ることになる『カウンセリング・ウィズ・ヴァンパイア』は、終始シリアスで驚いた。
「あれっ少しも笑うとこ無いぞ?」と新鮮味を感じた。
このシリーズ楽しいので、続編出てくれたら嬉しいなあ。
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「あの子とQ」の続編。というよりスピンオフかな。吸血鬼に対する不思議さは前作ですっかり慣れ親しんだのでそこはすんなりと、物語に没頭。、クイズで奮闘する弓子たちや佐久さんのくだりも面白くて、ラストで伏線回収しつつ、まだまだ続きを感じさせる。
オーエンはこれっきりの登場だったのかな。個人的にはまだまだ追いかけていたいのだけど(笑)
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前作「あの子とQ」のスピンオフ的な物語3編。
よっちゃん、弓子、新聞部の女の子3人が高校生クイズ&ゲーム大会に奮闘する話。佐久の過去の話。そして最後の「あの子とO」。
最後の話が好きです。
よっちゃんの面白さは相変わらずww
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あの子とQの続編。前作の後日談から始まる短編集的なやつかな〜と思ってたらちゃんと次への伏線だった…!弓子ちゃんって吸血鬼らしくやはりクールビューティなんだね。吸血鬼よりもよっぽどうさんくさい優ちゃんおもしろい(笑)ルキアとラキアの双子とオーエンの交流はちょっと切なかったですね。また出会う日がきてほしいと思うし、漫画を読んでもらいたいね。あとピッツァがおいしそうで食べたくなりました。
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Qに続編があったらいいなぁ、と楽しみに待っていました。OはQの続編ではなく、サイドストーリー的な内容でした。ホルモー六景的な。
またQを読まないと完全にシックリできないなぁ、ともどかしく読み進めました。Oは弓子のQに違いない!と、「あの子とQ」で弓子のQがどうなったのかを忘れてしまっていたので、勝手に盛り上がって、勝手に肩透かしをくらいました。
もう一度、Qを読もうと思います。楽しみ。
Qの続編ありますね!12月に何が起こるのか?サク絡みなのか?そちらも楽しみ。
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「あの子とQ」の続編というかスピンオフというか。相変わらず読んでいて楽しかったです。
最後の方で、ああ、だからこのタイトルか!と唸ってしまいました。それが何かは読んでのお楽しみ♪
ひょっとしてあの人はあの人の生まれ変わり?と期待してしまいましたが、そうはいきませんよとスルッと躱されてしまうのが万城目氏の憎いところ。お見事でした。
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ここで嵐野弓子に再会できるとは…僥倖です。ルキア、ラキアと同様に『頭の隅で何かがざわつくのを感じ』ています。『サク』の行方も気になるし、何より『オーエンさん。もう一度、あなたに会いたい』です。続編、何卒お願いします。
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大好きなQの続編!〈あの子とヴァンパイア〉シリーズって名前になったのね。弓子を取り巻く人間と吸血鬼が語り部なるんだけれど、普通の青春も詰まってるのが良きー!
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Qの続編。とても軽快かつ愉快で万城目さん真骨が頂炸裂してます。少し気になるアーティストのスマッシュヒットのベスト盤を購入したら予想以上のクオリティに驚き、お気に入りの作品になった感覚に近いかも。
シリーズ化になりそうなので次回も楽しみです。
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3話収録。相変わらず可愛さと切なさとちょっとした怖さもあって面白かったが、思いのほか前作との繋がりが強い。正直、キーパーソンであろう「彼」のことを全く覚えておらず、よくわからなかった部分も多かった。『あの子と休日』→一番面白かった。ヨッちゃんが相変わらずのヨッちゃんぶりを発揮していてニヤリ。『カウンセリング・ウィズ・バンパイア』→長々と語られても、あんたのこと知らん。『あの子とO』→O、とは何ぞや?なるほどねー。総括:多少物足りなかったので今度はガッツリ長編で読みたい。やっぱり主役は弓子が良い!
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連作短篇3篇
ヨッちゃんパワーで弓子とスサミンの3人が参加したTHE Q、サクの過去、ピッツェリアの双子と狼男。
ノリのいい会話と人情たっぷりの吸血鬼の物語。
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タイトルにあるQとOの意味がやっとわかった(遅い)ひとつひとつが独立したお話と思いきや、ちゃんと繋がりがあって面白い。日本の吸血鬼1号誕生に迫る?佐久さんのカウンセリングのお話が1番好き。タイトルにもなっている双子の小学生吸血鬼のお話では新たな種族が登場し、またストーリーが大きく動いた感じなので、まだ続いていくと期待。次のアルファベットは何だろう
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『あの子とQ』の続編でした。今回のお話は軽い感じでサクサク読めました。やっぱり弓子の親友の吉岡優ことヨッちゃんがいい味出してました。ボケているようで何かと勘の鋭いとこなんかいいし、彼氏もできて幸せいっぱい青春してる感じです。
語り手が違うストーリーが3遍収められていますが、それぞれ繋がってて謎のオランダ人とか続編が出そうな雰囲気でした。
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ヴァンパイアにオオカミ男。話が完結しないままでモヤモヤ。「人間の世界に馴染めない人間以外の種は簡単に殺される。どれだけ理屈に合わない話でも人間の都合で簡単に実行される。ここはずっとクマの居場所だった。そこに勝手に入ってきたのは人間。僕たちが暮らしにくいからといってクマを殺したら…」クマ騒動、感情的にならず、対応考えないと絶滅してしまう…
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「あの子とQ」のスピンオフ的な作品。
タイトルが似ているので、まちがえてこちらから先に読み始めてしまった、、
Qを読んでからのほうが絶対おもしろいので、順番にご注意を。
Qで出てきた人物たちに、各話ごとにスポットが当たる。かなり個性のつよいキャラたちなので短編の話もおもしろい。
1作目はおもしろ全開、いつになっても親友ヨッちゃんはヨッちゃんで、天然ポジティブおもろい。
個人的には2作目がダークで悲しくて日本の怪談ものを読んでる感じが心震った。佐久の話が怖くてゾクっとくるけど続きが気になる!
3作目は双子のお話。可愛い二人に、新たな登場人物が出てきてこんな展開になるとは!?
シリーズ化してもっとひろがっていきそうな作品になりそう。
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現代の吸血鬼一族を主人公とした連作短編集。
世代を選ばず楽しく読めると思います。
イラストもポップ!
が、失敗しました。
「あの子とQ」のほうを先に読むべきでした。
そのままでも大丈夫ですが、読んでおけばもっとわかりやすかったかもという場面がありました。
記憶が新しいうちにQも読んでおきたい。
Posted by ブクログ
2025.8th
おっ!万城目学の新作が出たのか…と思って購入しましたが、続編だったんですね…ヽ(´o`;
読みやすいので、前作を読んでなくても問題なく話が分かりますけどね!サラッと読めるしそこそこ面白いですが、万城目学作品に期待するクオリティからすると…うーん…。
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「あの子とQ」続編。
前作で主人公嵐野弓子が同級生を救ったバス事故の後日談(兼学校対抗ゲーム)、江戸時代の長崎に遡る日本の吸血鬼の源流、ピッツァ(ピザではない)屋を営む(別の)吸血鬼一家と狼男の登場。
脈略がないようで関連していて、いかにも次作につながりそう。
Posted by ブクログ
『あの子とQ』の続編・・というか、後日譚を含むサイドストーリー三篇(&プロローグ)が収録されております。
・「あの子と休日」
『あの子とQ』(以下『Q』)で起こったバス事故の真相を探る新聞部の須佐見さんが、ひょんな成り行きで弓子&ヨッちゃん(吉岡優)とショッピングモールで開催される“高校生クイズ&ゲーム大会”に出場することになって・・。
とにかく、ヨッちゃんが最高ww!前作の『Q』のストーリー詳細は、結構忘れちゃっていたのですが、ヨッちゃんの愉快なキャラは印象に残っていたので、本書でもそのナイスキャラっぷりを遺憾なく発揮してくれて嬉しいかぎり。
そんなヨッちゃんに振り回される“スサミン”こと須佐見さんの様子が微笑ましかったです。
で、ゲームのラストでつい“本気”を出しちゃう弓子も好きでしたね~。
・「カウンセリング・ウィズ・ヴァンパイア」
カウンセラー・菰田の前に現れた、謎めいた男・佐久。
彼が語る“夢”の内容とは・・
こちらはダークな内容でしたが、本編における日本で暮らす吸血鬼一族のルーツに繋がってくるお話。
すっかり忘れていたけど佐久さんって『Q』でも何かキーパーソン的な役割だった気が・・う~ん、うろ覚え(汗)てなわけで(?)、改めて『Q』を再読したくなりました~。
・「あの子とO」(表題作)
吸血鬼ファミリーが営む山奥のピッツェリアに、新スタッフとしてやってきたオーエンさん。
双子の小学生吸血鬼・ルキアとラキアは、ある日オーエンさんと共にキャンプに向かうことに。
そしてその夜、ある事件に遭遇しオーエンさんの驚きの正体が明らかになって・・。
なるほど、タイトルの「O」って、これのことだったのですね~。
漫画家を目指す双子のヴァンパイア・ルキアとラキア目線が可愛くて、楽しく読ませて頂きました。
で、ここでも佐久さんと弓子が何か話のキーを握っている的な、伏線っぽい表現がありましたよね。
「12月になったら、彼らが来る。あの子は彼らに会ったことがあるらしい」
という台詞から、続編(ありますよね!?)で色々とぼかされていたことが、明らかになってくることを期待します。
ついでに、“清子様”の登場もお待ちしておりますよ~。