ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 雨に消えた向日葵

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    これほどまでに胸を締め付けられ、そして最後には深い優しさに包まれる警察小説に出会ったのは久しぶりだ。
    埼玉で起きた、小5女子の失踪事件。
    「日本は安全」と言われがちだが、それは絶対に言い切れないのだと、本作のリアルな描写に終始背筋が寒くなった。
    いつもの通学路、いつもの下校時間という日常のすぐ隣に、これほど深い闇が潜んでいる。今や子どもを一人で学校から帰らせるのは危険だと、地続きの危機感を強く突きつけられる。

    何より辛いのは、被害者であるはずの家族が置かれる不条理な環境だ。
    事件直後はプライバシーを暴くマスコミの過熱報道に追い詰められ、時間が経って世間が忘れる頃になると、今度は事件の風化を防

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    2026年06月21日
  • 国宝 下 花道篇

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    話題になるだけあって面白かった。全ての人物が色々複雑な想いをまとっていて、余韻がすごい。芸を究める人は俗世とかけ離れるのだなとも思った。読み返すとまた新たな見方が出来るかも。

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    2026年06月21日
  • ファイア・ドーム 上

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    ドキドキハラハラ展開が続いています

    上巻を読み終わったのに、手許に下巻がない場合のストレスは凄まじいものがあると思いますよ

    いざ、下巻へ!

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    2026年06月21日
  • 二人一組になってください

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    少し前から気になっていた一冊です。
    気になっていたこともあり、一気読み。
    人がばんばん死ぬけどあらすじから面白いやつだ、
    という確信めいたものがありました。
    そしてやっぱり面白くて、読む手がほんとに止まらなかったです。
    女子特有の嫉妬心、裏切り、事細かに描かれていてGood
    チレンさんの本すごく好きで、殺戮の天使なども好きで、何回も何回もついつい読んでしまいます。
    定期的に読みたくなってしまうお気に入りの一冊

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    2026年06月21日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    成瀬シリーズを読んで「今年はこれ以上楽しい読書はできないだろうな」と思ってたら、次に手に取ったこの作品が素晴らしく、成瀬同様、ものすごく楽しめた。

    とにかく櫂が可哀想な立ち回りで、何とか報われてくれないものかと思ったけど、癌で亡くなるという追い討ち。辛い辛すぎる。
    大きく心が揺さぶられる作品ではないけど、胸が詰まるというか気が重いというか…そんな状況が続いた。

    プロローグとエピローグはほぼ同じ文章なのに、物語を経て読み直すとここまで違って見えるのかと。圧巻。

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    2026年06月21日
  • 恋文の技術 新版

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    一方の手紙から、愛おしき阿呆達の情景がもくもく浮かんだ楽しい小説でした。
    手紙とは素晴らしいですね。私が手紙を書いたのは何年前でしょうか。何十年前?

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    2026年06月21日
  • ザリガニの鳴くところ

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    生きることは綺麗事だけではなくて、
    そのためには差別も偽りも裏切りもある。
    そのどこまでが許され、
    どこからが許されないことなのか、
    それすら湿地の自然界においては
    すべてが些末なことのようにも思えてしまう。
      
    人間の世界での善悪なんて
    この広大な自然の前では何の意味もなく、
    ただすべての生物は
    生命のある限り、それを全うするだけなのだ。

    カイアの生き様はまさにそれがすべてだからこそ、
    いつまでもその人生が頭から離れない。

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    2026年06月21日
  • 世界はきみが思うより

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    「世界への信頼を、取り戻したいよ」
    作品の芯を、キャッチーに捉えた帯がある本って…いいよね…!(噛み締め)

    寺地作品の好きランキング、ベスト3に入れるかどうか悩む。
    私が好きになったきっかけである群像劇「大人は泣かないと思っていた」みたいな感じだけど、そこにさらに現代的なテーマが詰め込まれてた。もっとも丁寧に描かれているのは「こどもの権利」で、その他ヤングケアラー・性的マイノリティ・ルッキズムなど。
    だけど、決して多様性を説教する感じじゃなくて、それぞれ色々な背景をもって必死に生きていることが伝わってくる。
    (一方で、わかりあえない人は最後まで分かり合えないし、劇的な出来事で何かが好

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    2026年06月21日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    今の自分は幸いなことに本を読むことができる生活を送っているので、この本は自分にはあまり関係のなさそうな本だなと思って本屋で何度も目にしてはスルーしていましたが、あまりに目につくので読んでみたらめちゃくちゃ良い本でした。
    自分が生活していてモヤモヤを感じているけど何にモヤモヤしているかよくわからなかったことがこの本を読んでかなり整理された気がします。
    仕事に限らず全身全霊が美談とされすぎる今の社会は他者への想像が失われてしまう一因になっていると思いましたし、本書で述べられている半身社会の実現のために、自分の生活圏から離れたノイズに簡単に触れられる読書はその一端を担える存在だと感じました。
    これか

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    2026年06月21日
  • 光と糸

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    彼女の問いは、世界の片隅の誰かやわたしと同じで、彼女が言うように、言語が糸となり、そんなわたしたちをつなぐ。
    世界の、何もかもが異なる誰かとも、確実につながっているのだと実感するとき、まさに他者は自分の鏡であり、あなたはわたしで、わたしはあなたなのだとも理解する。
    それはどれほど心強いことだろうか。

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    2026年06月21日
  • わたしを庇わないで

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    言いたいこと言えないで真面目に生きてる人必見!!
    (真面目に、は自称でOK)

    これはもう読んでもらわないと面白さが伝わらない。独特な文体の中に、どこか救われる部分もあって石田さんの流儀を感じました。

    笑うだけでなく、圧倒的に「「社会」」が詰め込まれていて最終的にゾッとする

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    2026年06月21日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    面白かった〜!最後、驚きの場面が2箇所あって、声出た!これだから伊坂幸太郎さんは面白い!
    読後がとても爽やかで暖かい気持ちになれた。

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    2026年06月21日
  • 方舟

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    ネタバレ

    おもろいー

    まずはしてやられたという感想が出てくる
    ラストが衝撃的というのが帯コメントに書かれていたから、脱出後に真犯人が別にいることが発覚して主人公が絶望するという展開だと思ってた
    麻衣が犯人じゃないと思わされていた

    そう思ってしまった理由として、麻衣の愛されない人のデスゲームという言葉に共感してしまったのがあるかもしれない。こういう考え方をする人は人の痛みがわかるから味方なんじゃないかと思ってしまった。
    冒頭の、「生贄には、その犯人がなるべきだ。犯人以外の全員が、そう思った。」と、麻衣の生きて帰りたいという言葉は嘘じゃなかったと気付かされる


    あと動機が恨みではなく、ただ生き残るため

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    2026年06月21日
  • ナモナキ生活はつづく

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    ただ、面白い!佐賀出身で、大阪在住て、旦那と息子がいる。子供の頃は、食事の時に、テレビを見て怒られ、読書をしても怒られ、勉強しても
    やり過ぎと怒られ、遊び場もなく、学校の図書室で本を借りるのもドキドキする。小さな悩みを持ち、ポジティブではないけれど、不器用で共感できる。
    少し、口が悪い部分もあるけれど、突っ込んだり、ニヤニヤしたり、声を出して笑える!
    何度でも読めるエッセイです。元気ない時に読んでみて!!エネルギッシュ敏子いたらいいなぁ。

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    2026年06月21日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    538P

    2400円

    金原ひとみのYABUNONAKA読んで、こういうのってSNSには出来ないし、ヤフコメでも出来ないし、ブログでも出来ないし、ネット記事にも出来ないし、小説でしか出来ない事だなと思った。これこそが"現代"の"文芸"だと思った。これは凄いなと思ったから、名前忘れたけど賞取ったのは納得。

    てか、金原ひとみのセックス描写が好きすぎる

    金原ひとみの小説に出てくるウイスキーがラフロイグなのも良い

    金原ひとみのYABUNONAKAは蛇にピアスの次に読まれてるのか。

    ノンセクについて言及してた

    友達に勧められた金原ひとみのパリのエッセイ

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    2026年06月21日
  • ブティック

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    ネタバレ

    面白かった!
    銀行辞めて、ブティック経営する話かと思ってた。
    全然違うけど。
    M&AとかTOBとかよくわからないし、それこそ、経営陣というのは、お金のことだけ考えていると思っていた。が、結局、そういう人たちが負けていくのは壮観。
    カートレックの青翔さんの今後と立野マシナリーがどうなったのかは気になるところ。

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    2026年06月21日
  • 星野源論(新潮新書)

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    現代は「意味」に辿り着きやすく、消費の早い世界になっていると感じます。

    SNSやネットを通し、ドラマや映画の考察、歌詞の解釈まで、すぐに調べる事が出来ます。

    そんな中、星野源さんの表現は、意味を考えたくなる余白を与えてくれます。本書にこんな一節がありました。
    ———
    意味が人を助ける前に、人を縛り始める速度が、あまりにも速い。

    彼の表現は、意味を押しつけないがゆえに、受け手の側に解釈の余地を残す。
    ———
    意味から離れ、創作によって、相手に正解を渡すのではなく、自分と相手の間に橋を架ける。

    そして、自分が好きなものや大切にしているものを大衆に合わせ変えるのではなく、それがどうすれば相

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    2026年06月21日
  • 藍色時刻の君たちは

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    ヤングケアラーの話しや地震で家族を失ったその後の彼女たちの気持ちが何とも言えなかった。子どもにとっては病気である家族の姿は日常で当たり前に過ごしているから、もがいていていても頼ることがわからない。青葉さんの様な存在がどれだけ大切か。また震災の辛さ、忘れたい人たちもいる事、整理をつけたい人だっていること、ただの同情ですませてはいけないことを改めて思った。

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    2026年06月21日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

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    八咫烏シリーズ3

    面白すぎる。八咫烏シリーズ2の前作『烏は主人を選ばない』から、加速度的に面白くなっていく。今作は、前作からの謎であった「金烏とはなんか」に繋がる話だが、前作同様にファンタジーとミステリー要素がうまく絡み合い、他にはない読み応えのある作品となっている。

    今作は最初からページを捲る手が止まらなかった。

    色々と語りたいけど…とりあえず雪哉が可愛くて格好良くて。4作目もすぐに読む!

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    2026年06月21日
  • 熟柿

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    子を持つ人の原動力の強さに、改めて圧倒された一冊。本著でも、主人公がわずかな希望を支えに、理不尽な目に遭っても決して腐らず、実直に前へ進む姿に胸を打たれた。

    そのささやかな希望の描き方には、どこか大好きなO・ヘンリー作品を思わせる温かさもあり、物語としての映像的な力も強く、映画化にとても向いている作品だと感じます。

    また、人や物事との距離をうまく取れない私にとって、流れに身を任せ、過度に期待せず、ただ機が熟すのを待つ主人公の姿勢は、とても学ぶところが多かった。

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    2026年06月21日