ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 西洋菓子店プティ・フール

    Posted by ブクログ

    昔ながらのケーキが並んでいる西洋菓子店「プティ・フール」。店主の孫のパティシエールの亜樹を軸にした6篇の連作短編集です。片思いをテーマに書かれた話の中には、数々のケーキが出てくるのですが、読み終わったのが夜でよかった…これ昼間だったら絶対にすぐ買いに走っただろうなぁと思うほどに、千早さんのケーキの表現が素晴らしい。
    パティシエだけではなく弁護士やネイリストの世界にも触れているので、すごく面白かった。
    久々の千早さんでしたが、やっぱりこの人の文章は好きだなぁと実感しました。

    0
    2026年01月04日
  • その手をにぎりたい

    Posted by ブクログ

    確かなものとは 安定、確かなもの、贅沢とは何か。
    Chapters2月。
    冒頭から一章ずつ丁寧に読みたいと思わせてくれた作品。鮨屋の常連になりたくなった。仕事に恋愛に、自分の居場所とは何か。結局は自ら経験し納得しないと変われない。時代に翻弄され踊る人、じっと見守る人、根を張って確かなものを積み上げんとする人。バブルの時代を追体験すると同時に、いつの時代も変わらない個々人の迷いのようなものを感じた。年齢的にも考えさせられた。
    著者の他書も読んでみたい。

    0
    2026年01月04日
  • 隣人の愛を知れ

    Posted by ブクログ

    間違いのない人生ってないから、許されないことはたくさんあるだろうけど、それでも前向いて生きていくしかないんだよな。
    登場人物は多いし、関係性も複雑だけど、それも含めてページを捲る手が止まらない作品でした。
    おもしろかった!

    0
    2026年01月04日
  • 沈黙

    Posted by ブクログ

    まず、読み始めるまでに1ヶ月。途中でわかんなくなって再度初めから読み直しまして、3ヶ月はかかった。読み始めたら速かったので、決して面白くないわけではない。よく考えられてるな、と。男の名前の人に夫がいたり、同じ人を省略したり、苗字で呼んだり、頭が前世紀の私にはちょっと読みにくかっただけ。もう慣れたから、「哀惜」も読んでみる 90

    0
    2026年01月04日
  • 黄金の烏 八咫烏シリーズ3

    Posted by ブクログ

    1巻目、何じゃこれって思って、2巻目、こんな裏があったんだと面白くなって、この3巻目。これまでは前段だったんだ。ムチャおもろくなった。ドキドキする。浜木綿がかっこええし(1巻目どんなんやったっけ?)、雪哉も目覚めたね。金鳥、そう云うことやったんや。さあ、これからどう進む?

    0
    2026年01月04日
  • 一九八四年[新訳版]

    Posted by ブクログ

    創作された概念が豊富で初めは読みづらいが、創造の世界が論理的かつ一貫性をもって描かれているため徐々に世界観に入り込める。ここまで緻密に構成された設定は珍しいと思う。
    社会風刺的側面も非常に興味深い。スターリン政権を模しているとされる極端な監視社会は堕落のひとことであり、底知れない絶望を感じる。当時のアメリカ人なら反社会主義にとんでもなく感化されていたと思う。

    0
    2026年01月04日
  • 救国の君主 真・昭和天皇論

    Posted by ブクログ

    昭和天皇を「英雄」でも「戦犯」でもなく、**立憲君主として時代に縛られた一人の人間**として描いた一冊です。

    軍部の暴走、潰され続ける和平工作、誰にも聞き入れられない忠告……。
    読み進めるほどに「昭和天皇が気の毒すぎる」という感情が積み重なっていきました。
    それでも制度の枠を越えず、最後の最後まで立憲君主として振る舞い続けた姿からは、ただ耐えるしかなかった苦悩が伝わってきます。

    特に印象的だったのは、戦争が「止められなかった」のではなく、
    「止める選択肢が次々と自分たちの手で潰されていった」過程が、丁寧に描かれている点でした。

    「もし自分があの時代にいたら、流されずにいられただろうか」と

    0
    2026年01月04日
  • 月曜日の抹茶カフェ

    Posted by ブクログ

    疲れた時に読む用にと思って買ったものの、年の始めに読むにも良いなと思って読んでしまった
    木曜日にはココアをの続きなので当然といえばそうなんだけど、同じあたたかさでとても良かった
    今年も1年、自分のペースで頑張ります(という気持ちになった)

    0
    2026年01月04日
  • メメント・ヴィータ

    Posted by ブクログ

    気になること、もの、ひととつながりに行く工数を惜しまず直接経験により世界を広げてきた藤原さんの生き様に憧れると同時に,
    自分の中にある「そんな面倒ごとは避けたい」という感覚に気づき,どうしようもなく平成生まれの自分を感じました(本書の中だと老人に暴言を吐く側だということ)

    標準化、均一化され、品質が保証された物資に囲まれて生きてきた、「ゆらぎ」がストレスになる私
    SNSで世界が繋がり「わかった気」になったまま未知な世界に対する探究心を失っている私

    この時代を生きてきたからこそ育まれる、滲み出る人間みはあるのだろうか

    50年後,私もこれくらい豊かな人でいたい!
    何度も読みたい本

    0
    2026年01月04日
  • 本当のヒロインはこんなこときっと思わない

    Posted by ブクログ

    いつ読んでも、必ずどれかに「私のこと、分かってくれている…!」とじんわり沁みるコマがあります。長い期間、定期的に読み返す本。

    0
    2026年01月04日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    600ページを超える長編小説。自分にはほとんど関わったことのない競馬の世界だか、題材が競馬ではあるもののそこに登場する馬や馬主、馬主のマネージャー、馬主達の家族、生産牧場の場長や調教師らの「人」を描いた物語。たんに競馬の勝ち負けを描いただけならこれほど感動はしないが競馬の世界を通して様々な「人」と勝負の機微が細やかに描かれており、300ページを過ぎた辺りから読んでいて度々不意に涙を流してしまうほど物語に引き込まれてしまいました。
    個人的にはイメージしずらかった競馬の世界がとても身近に感じることが出来た小説だと思います。

    0
    2026年01月04日
  • ●●にいたる病

    Posted by ブクログ

    【殺戮にいたる病】のインスパイア作品集。そうそうたる作家さんが書いたという事でどれも面白かったです。

    0
    2026年01月04日
  • 人よ、花よ、 下

    Posted by ブクログ

    涙、涙、涙の最後でした。
    英雄と言われた人にも敵とされた人にも「生きたい」と願った日々があり、家族や仲間と共に笑ったり泣いたりして過ごした日々がある。同じ人間として産まれ、生き続けただけなのだと改めて思った。

    出来ることならみんなで笑いあって帰ってきてほしかったけど、過去は変えられないから、せめて彼らが生きたことを肩書きとか美談とかでではなく、人として覚えていたいと思いました。

    0
    2026年01月04日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    老いず忘れない身体になった「わたし」が家族史を綴りつつ、今までの人生を振り返るお話。

    家族史や「わたし」視点の部分で仮名が多いところは、体だけでなく心の時間も止まってしまっているような表現に感じられて、読み返すときに1度目とは違った意味合いを感じました。

    家族以外のトムラさんと、出会い話すことで、自分自身と向き合い整理ができたのかなと思います。

    最後、重いものを背負いつつもしっかりと前を向いて歩き出そうとする彼女が素敵だと思いました。

    0
    2026年01月04日
  • PRIZEープライズー

    Posted by ブクログ

    2026年一発目。
    面白かった。それぞれの思惑や立場、それの重なりがこんな終末を迎えるとは。
    賞、そして承認欲求とは。
    どこに自分自身の満たされたかを感じられるか、そんなことを客観的に見たい自分もいるし、そんなこと気にせず本能のまま突っ走りたい自分もいる。

    おすすめしたい作品の一つになった。

    0
    2026年01月04日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    読みやすく、読後の爽快感が圧倒的!
    主人公の成瀬氏のキャラクターが本当に魅力的で、やってみたいことをなんの躊躇もなくやってのけるのがかっこいい…

    0
    2026年01月04日
  • 方舟

    Posted by ブクログ

    友人らとともに山奥の地下建築で過ごすことになったその夜に地震が起きて、閉じ込められてしまった柊一たち。そして、そのなかで殺人事件まで起こる。

    最後まで犯人が分からなかった。いろいろな推理はしても、点と点が結びつかない。そしてようやくわかった犯人。そこで終わりかと思いきや、最後の展開がかなり衝撃的だった。

    累計40万部突破だけある。すごくおもしろかった。

    0
    2026年01月04日
  • 晴れの日の木馬たち

    Posted by ブクログ

    原田マハさん、渾身の一撃、構想10年、書き上げるのに約5年。しかも3部作。主人公すてらは、原田マハさんの分身だそうです。貧しい少女が宣教師アリスや周りの人々に支えられ、助けられて、いかにして作家になっていくのか。もちろん、絵画要素も含まれてます。読んでいて何度もマハさんの顔が浮かびました。第2部、第3部が待ち遠しい。

    0
    2026年01月04日
  • 水滸伝 一 曙光の章

    Posted by ブクログ

    笑っちゃうくらい面白いのに、古本屋のシステムでは、笑っちゃうくらいの1円査定… 価値のマッチングは難しい…

    0
    2026年01月04日
  • 成瀬は信じた道をいく

    Posted by ブクログ

    前作に続きとても楽しめた。成瀬あかりという非日常キャラの日常を垣間見えるのが嬉しい。壮大な事件や感動シーンがあるわけでは無いのにどうしてこれほど魅力的なんだろう。やっぱりこのギリギリのフィクション感にちょっとしたリアリティを感じて、成瀬の存在を私は希望しているのだと思う。なので、お父さんや島崎の成瀬が自分の枠外にいつか出てしまうのではないかという不安や寂しさや、その時置いていかれるのが嫌なので自分から滋賀を離れたのかもしれないという気づきにはとても共感できる。
    第3巻も発売されており、完結しているらしい。是非読みたいが完結してしまうのはやはり少し寂しい。かといって第10巻まで続いてほしいとかい

    0
    2026年01月04日