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ドラマ・アニメ化された『すべてがFになる』や、押井守監督によって映画化された『スカイ・クロラ』を生み出した人気作家による、創造的な仕事術&知的生産のヒント!
最近では「一日に一時間しか作家の仕事をしていない(実際には四十五分)」けれど、これまでの作家生活で350冊以上を執筆し、総収入は20億円を超えています。
シンプルな文体や洗練されたロジックが物語を彩るその作風からも、整った環境で淡々と作品を生み出しているイメージがある著者ですが、実は「書斎も工作室も、主な活動場所は散らかり放題」だといいます。
しかしその一方で、「メモは取らない」「ほとんどのデータは保存しない」などの一見ミニマリストのような習慣もあるそうです。
その独自の整理術の根幹にあるのは“ものを整理するのではなく、自分自身を整理する”という考え方。
本書は、そんな著者による「環境の整理・整頓」と「散らかった自己の整理・整頓」をめぐる知的エッセイです。
・片づけ、整理整頓が苦手で、家や会社で肩身の狭いを思いをしている
・片づけなくても自分は何も困らないのに、親やパートナー・上司などから注意される
といった、整理の必要に迫られている人や、
・30代以上、中堅・ベテランといわれる歳になって、さらに成長したい
・頭打ち感を抱いていて、それを打ち破りたい
など、整理を手がかりにして目指す自分になりたい人に、おすすめの一冊!
Posted by ブクログ 2020年11月30日
森博嗣氏の整理術に関する本。最後はFになるが衝撃の面白さで、科学、理系という日本では新しい小説の形だったと思う。近年は、もう引退しているようなものとコメントしているが、まだまだ言いたいことは言うぜという気持ちも感じる本。
整理に関しては、理系的には元気になるという精神的なもの以外に整理の効果はないと...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月26日
アンチ整理術。森博嗣先生の著書。片付けや整理整頓についての本は数多く読んだけれどなかなか片付けや整理整頓ができない。片付けや整理整頓ができないと不潔人間、汚部屋人間、ダメ人間のようなレッテルを貼られた気持ちになるけれど、森博嗣先生から片付けや整理整頓なんてできなくてもしなくてもいいと言われると元気と...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月09日
本書は内容違えど、村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』に似てる点が多い。
まず一つは扱っている題材。答えのあるようなないやうな、具体策が書かれているような普遍的なような、そんな内容が展開されている。そんな内容に対し当たり前だが、著者の文体の持ち味が異なる。村上春樹のはまどろっこしさ1...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月16日
自分自身を整理整頓する、という発想はこれまで持っていなかったので、軽く目から鱗が落ちる思いだった。但し、立場を決めないというのもなるほどと思った。考えることの重要性を忘れてはいけないということか。
また、情報過多といわれる現代社会において、人々が得ている情報の薄っぺらさや底の浅さに対する指摘は、痛い...続きを読む
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