【感想・ネタバレ】さよならジャバウォックのレビュー

あらすじ

<デビュー25周年>渾身の書き下ろし長編ミステリー! 結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。彼からの暴言にも耐え、息子を育ててきたが、ついに暴力をふるわれた。そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ。もうそろそろ息子の翔が幼稚園から帰ってくるというのに……。途方に暮れていたところ、2週間前に近所でばったり会った大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきた。「量子さん、問題が起きていますよね? 中に入れてください」と。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎節が随所で出てきてクスッとしました。
終盤にかけて「あー!あの描写はそういうことだったのか!」となる展開も見どころです。面白かった!

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

些細な違和感、ちょっとした出来事、序盤の何気ない会話。それら全てを緻密に巧妙に積み上げ、圧倒的カタルシスで殴り倒す。ザ・伊坂幸太郎と言わんばかりの作品。面白かった。

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

一気読みした
素晴らしい作品、いつもの伊坂幸太郎作品らしい得体の知れない感、数々の伏線
最後にはそれが回収されていく
一気に読んだからか面白かった
物語が複雑なので
何日かに分けて読んだらこんな評価じゃなかったかも
今年最後の本がこんなにも素晴らしい作品で良かった
本の素晴らしさを改めて感じました

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

少しの違和感、ひっかかりがキレイにほどけていく終盤は相変わらず気持ちがいい。

二度目の「おかえり」にぶわっと涙が出た。

人間の持つ優しさと残忍さ。どう考えればいいかわからないときもある。でも凍朗さんを信じる気持ちも忘れたくないなあ。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

久しぶりに没入感ある読書体験をさせてもらえた。
夫をついつい死に至らしめ、どうしようかと混乱している量子の元へ、大学時代の後輩である桂凍朗が現れ、夫の死体を一緒に片付けてくれると言う……
序盤からもうハイペースで、量子と同様、混乱の渦の最中にずっと放り込まれている感じだった。

桂の目的は何なのか、ジャバウォックという人間の脳に取り憑く得体の知れない物質(?)が物語の中心に据えられており、筆者らしい「現実的なのにどこか非現実的」さにワクワクした。
途中から量子と行動を共にする夫婦も、有能そうなのにどこか欠けている感じが良い。夫婦は悪い人間ではなさそうだが、本当に信頼していいのかどうか読者側としても分かりかねたが、展開を見守るしかない。桂の優しいんだか怖いんだか分からない不安定さも良い。
終盤、量子の身に何が起きていたのかは全然気づいていなかったので衝撃だった。ああ、だから量子はあんなことが分からなかったりしたのか…等と納得。

「自分が本当はどういう人間なのか」を知りたくても、なかなか行動にうつせないと思う。
本当は人を人とも思わないような恐ろしい性質を持っているんじゃないか等と考え出したら、あえて「本当の自分」を知らなくても良い気がしてくる。そこをグイグイ進んでいく桂には驚かされたし、去り際も見事だった。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

あらすじから、多少何回で混乱する内容であることを覚悟して手をつけたがあまりの面白さに一気読み。
『鏡の国のアリス』からジャバウォックがモチーフとして入っているのもあり気持ちが乗ったまま読めました。
読み終わった後に"ミステリー"と銘打たれているのに気付き、ミステリーだったか……?となったので、そこは読む前に気づかなくてよかった笑

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
仕掛けがあるに違いないと思いながら、違和感はなんとなく感じながら、それが回収されるってこんなに気持ちが良いものかと久しぶりにスッキリした気分。
こんなにすぐに読み返したのは初めてくらいの気分だった。
ジャバウォックはジャバウォック。

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2025年12月24日

Posted by ブクログ

結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。私が殺したのだ。途方に暮れていたところ、大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきて…。

伊坂幸太郎作家生活25周年の記念作品だという。ミステリーという触れ込みだけれど私はSFファンタジーのように感じた。ウィットに富んだ表現やユーモアはいつもより少なめだったかも。でも終盤の見事な伏線の回収は流石だった。
(B)

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

量子は仙台で夫と子供と暮らしていた。ある時夫が殴りかかってきて、反撃したら死んでしまった。そこへ大学のサークル仲間だった桂凍朗がやってくる。ジャバウォックというものが前頭葉に棲みついてしまうと、ものすごく暴力的になってしまうらしい。夫はそのジャバウォックに取り憑かれていたと。確かに夫は生来DV系の物言いや行動をする人ではあったが、暴力を振るわれたのは初めてだった。
桂凍朗は夫殺人の証拠隠滅を手伝ってくれた。ただ、その直後量子はとても眠くなって眠ってしまう。

この大きく広げた風呂敷をいかに畳むつもりなんだろう??と思って読んでしましたが、爽やかに畳まれてしまって驚いています。面白かったです。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎さんデビューです。

量子が夫を殺害したところから物語は始まる。
直ぐに量子が脳内に立ち上がった。流石だなと感じた。

伊藤北斎との結びつきが謎のまま進んで最後に結びつく、ミステリーの楽しさを味あわせてもらった。
ジャバウォックは人間の脳に作用するもの。先日読んだ『シークレット・オブ・シークレッツ』を思い出した。

気に入った言葉があった。

人間は動物の中でこれほど温厚な種はいないし、これほど残虐な種もいない。

他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる。

この言葉が印象に残った。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

久しぶりに伊坂幸太郎さんの作品を読みました。やっぱり面白い!「夫は死んだ。死んでいる。私が殺したのだ。」というところからは想像できないようなストーリー展開。亀、歌、破魔矢、絵馬…オリジナリティたっぷりで大好きです。

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2025年12月20日

購入済み

人間の脳に取り憑いて凶暴化させるジャバウォックというものが存在する世界観のSFのようなミステリーです。終盤のトリックが明かされたときの、違和感が繋がる感覚と衝撃が素晴らしいです。

#ドキドキハラハラ

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2025年11月30日

購入済み

旬な話題と

変わらず軽快な文面の著者たる
久々の小説でした

やり投げとバスケットの旬な話も入り
最後は怒涛の伏線回収

やっぱり小説はエンターテイメントと 
再認識させられました

もちろんほろっとした涙もあり。

#エモい

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎ワールド!
謎が解けていく後半の畳み込みは見事!
あ〜面白かった^_^

すぐに二回目読んでみた〜なるほど納得で分からなかった箇所もするりと読め更に深く読めた。
二回読んで良く理解出来よかった!

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

人の脳の不思議、脳に取り憑くジャバウォックと引き金になるある歌、時間軸の齟齬などミステリーと人間の本質に関わる問題が調和してラストまで心地よく持っていかれた。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

伊坂さんのミステリは久しぶりに読みましたが、
期待通りに楽しめました。

世の中の悪いことや悪い人がすべてジャバウォックに取り憑かれているせいだとしたらこの生きにくい世の中も少しはマシに思えて、そう感じる作品に出会えるのだとしたら、むしろ楽しいのかもしれない。

「フーガとユーガ」みたいな暗めのテイストです。

だけど、伊坂節で淡々としたセリフの掛け合いで、カラッとした読み心地。

なのに最後には胸に込み上げるものがある、伊坂幸太郎らしい作品でした。

伊坂さんやっぱり好き。
満足。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

SFとしてかなり面白かった。参考文献の数で、納得感に納得した。もっとしっかり読み込んでいれば気付けそうだったことに、種明かしまで気付けなくて悔しかった。Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey聴こう。

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

我が息子にずっと会えない量子さん、不思議な人物、凍朗さんへの違和感、若い破魔矢、絵馬の登場の仕方など、気持ちがイマイチ動かなくて途中で読むのを止めていたけど、やっと読み終えてスッキリ。
伊坂先生にはまだまだ期待していてもイイと感じた。

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

軽快でとても読みやすく、テンポよく楽しめる作品だった。設定や展開がユニークでおもしろかった一方、序盤から強い違和感が前面に出ているため、物語の核心に触れたときも「驚き」というよりは「やはりそうか」という印象が残った。
また作中に登場するジャバウォックは単なる怪物ではなく、人々の不安や恐怖を集約した虚構の存在として描かれているように感じた。悪を外部に押し付けることで秩序を保とうとする社会の在り方が浮かび上がり、読後には静かな考えさせられる余韻が残った。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

ただの殺人事件で終わるはずがない
とはわかっていたけれど
ヒトの本能とか
ホルモンと脳の仕組みとか
わけのわからない難題に巻き込まれ
いったい、どこへ行きつくのだろう?
と戸惑っているうちに
気づくと
人間とは、という一本の道につながっていて
正義や誠実であることを裏切らない
やさしさみたいなものを感じた。
「他人と過去は変えられない。けれど
自分と未来は変えられる」

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

なかほどまで作者らしい、なんだかめんどくさい理系⁈の話が続き読み進見にくかったけど、なんと終盤にエッと驚く真実に全てのものが回収されて結果満足した。
そうだ、彼は結局のところ読後感をスッキリさせてくれる人だった。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

桂凍朗の話に「分かるような、分からないような…」と、応えた量子の気分。プログラミング、ヒト、哲学…厄介な難題に、破魔矢や絵馬、北斎らの茶目っ気がバランス良く調和。緩急自在の著者の物語にはいつも何かが残される。



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2025年12月20日

Posted by ブクログ

久しぶりの伊坂幸太郎。やっぱりこの人の書くものは大好き。驚きと感動と気づきがある。
人間は信じられないくらい残酷なところも、信じられないくらいあたたかいところがある。
パズルのピースがらはまった読後、またいつか読み返してみたいと思った。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

20年のズレ、要素は全部提示されてたのにまんまと分からんかったー!!!!あーなるほど!なるほどね!!!!すご!!!!ってなった。

桂凍朗の最後はなんかこう物悲しくて、彼にはなんかこう、正攻法でどうにかするルートはなかったのかしらって考えてしまった。
人の善意やカメの命を利用し始めた時点でもう善良のレールから外れてはいたと思うけど、彼の望んだとおり、根っこの部分は悪人ではなかったわけですし。残念

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2025年12月19日

匿名

購入済み

ミステリー?ミステリーなのか?笑
伊坂幸太郎さん独特の世界観で、なんともジャンル分けできない感じですね
面白かった!

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2025年12月14日

流石の読みやすさ

しばらく活字が読めなくてヤキモキしていたのですが、伊坂さんのなら……と手にとって、その読みやすさに心底感嘆させられました。読みやすさって、読んでて引っかかりを覚えないで、よそ見をしないですんて、本当に助かるんですよね。カギ括弧が続いても誰の台詞かスッとわかる、というのは、意外と稀有なことなのだと思います。
本編は、夫を殺してしまった「量子」と、引退した歌手のマネージャーをする「斗真」の視点からなります。特に量子サイドは謎に次ぐ謎という感じで、最初は「これはどういう物語なんだ?」と全く先を読むことができません。そのストレスをおしても読みたくなる、真相が気になる、問答無用でページをめくらせる……これがプロの作家さんの力量かと、舌を巻きました。
正直、物語一番のどんでん返し(?)には途中で気づいてしまいましたが、そこは別に本題ではないんですね。あくまで、その先にある、あの決着こそが大切なのだと、読了した今は思います。
読めて良かったです。

#ハッピー #切ない #タメになる

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

出来たら一気読みしたかった作品。
年末の忙しさで毎日ちょっとずつ読んだせいで、ストーリーがぶつ切りになってしまった。

冒頭の衝撃的なスタートから、どんどんと展開していく流れに途中ついていくのがやっとだったりして、まさに主人公の量子の気持ちだった!

最終的に伏線回収してくれて、すっきりしたけど、これは一気に読んだほうが楽しい作品かも!

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

うーーーーん…どうなんだろ。感想が難しい。評価は分かれるのかな?
終盤は伊坂ワールドきたきたーと思って読み進められたけど、途中が…SOSの猿は、自分には合わなかったけど、再来か?と思いつつ読みました。
最後は伊坂さんらしい安心感でしたー

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

伊坂さんの過去作「SOSの猿」も悪魔祓いだったけど、こういう何かに乗っ取られたものを退治する系の話が好きなのかな?
脳に張り付き人を暴走させるジャバウォックを剥がすためのあれこれ。
モラハラ夫を殺してしまったことは最早どうでもいいってぐらいに遠くまで話が進んでいって最後に回収されましたな。SFっぽい話は得意じゃなくて、本を開くたび寝てしまってなかなか進まなかった笑


伊坂さんの作品は私の中で特大ホームランなこともあるからきっとこれからも新作が出るたびに読むことにはなるんだけど、、、うん、次回に期待します!

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

読んでる最中ずっと感じていた違和感が終盤で一気に、ははぁ〜なるほど!そう言う事だったのね!と回収されていきました。

本当に最後の方までずっと違和感だらけ、なんだかふわふわしたお話だなぁ〜と思いながら読んでいたけれど、きっと主人公の量子も同じような気分だったんだろうなと思います。
面白かった!

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎のデビュー25周年を記念して書き下ろされ、「読後感が最高!」「ずっと違和感がつきまとう、不思議なミステリー」などかなり評判が高かった割には面白くなくがっかりした作品。これじゃない感が強かった。
「鏡の国のアリス」由来のネーミングである「ジャバウォック」というトンデモ設定はまあいいとして、物語としてのストーリー自体がさほど面白くない。最後のネタバラしでは「ああそうか」と納得して読中の違和感は払拭されるものの、ではミステリとして出来が良いかといえばそこまででもない。そもそも伊坂幸太郎に期待しているのはこういう作品じゃない。スリルの中に登場人物の軽妙なやり取りが繰り広げられ、その中にたくさんの伏線が張り巡らされていくが、後段次々にその伏線が回収されて「ああ、スッキリした!楽しかった!」となる「ゴールデンスランバー」に代表されるような作品ではないだろうか。
作家本人が傑作だと思って世に出したがあまり評価されないという事はよくある話だ。次回作に期待したい。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

ラストに向けての収束がすごい。伏線を掃除機のコードのように一気に回収。気付けそうで気付けなかった種明かしも絶妙。長すぎず短すぎずちょうど良いボリュームだった。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

久々の井坂作品。
表紙がとってもキレイで内容も見ずにパッと購入した。
途中色んな違和感を覚えつつもまぁいいかと読み進め、最後でなるほどなーとなる。

ミステリかと思いきやサスペンスになり
そしてSFになり、エンタメ色強めの作品で
久し振りの伊坂幸太郎を中々に楽しむことが出来た。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

今作はいつもの伊坂幸太郎寄り作品。『主人公が夫を殺してしまった』からの怒涛の展開。グイグイと物語に引き込みながら、個性的でユーモラスな登場人物達が物語に緩急をつけ、衝撃的な結末で幕を下ろす。
いつもの伊坂幸太郎らしさある溢れる作品ということで、個人的になかなか面白かったが、作品を出す度に面白くなっているかと言われると、なかなか難しいところ。少しオカルトめいた内容でもあったので、リアリティさの欠如は、伊坂作品にはややマイナスに作用したようにも思う。(とはいえ、殺し屋にリアリティがあるかと言うとそうでもないが・・)
作風は唯一無二の作家さんだと思うので、次回最高の一冊になるものを期待したい。 ★3.8

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2025年12月06日

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