【感想・ネタバレ】さよならジャバウォックのレビュー

あらすじ

<デビュー25周年>渾身の書き下ろし長編ミステリー! 結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。彼からの暴言にも耐え、息子を育ててきたが、ついに暴力をふるわれた。そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ。もうそろそろ息子の翔が幼稚園から帰ってくるというのに……。途方に暮れていたところ、2週間前に近所でばったり会った大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきた。「量子さん、問題が起きていますよね? 中に入れてください」と。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

相変わらず、なんとも面白い話を書く。韓国のキム・チョヨプ作家の派遣者たち、がとても面白かったが、その話のような「脳」「憑く」がキーワードの話で、かなり興味を引いた。最後には泣かせてまで来るまたも気持ちのいい伏線回収に、読み終えたあとの「ああ、、終わってしまった。もっと物語の中にいたい」という感覚が、心から面白かったということを確信させる。読書初心者から上級者、全ての人におすすめしたい作品。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

量子さんが「何が起きてるの?」と思う場面がいくつかあるが、私も全く同じ気持ちで読んでいました。何度か場面が切り替わり、「この人たちは一体全体何者なんだ?」と色々考えながら読み進めていたけど、クライマックスが近づくにつれて少しずつ回収されていく感じが最高でした。最後に気になることといえば、「凍朗君は、どうなったんだろうなぁ」

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

量子さんが息子さんと事件後に
初めてあったシーンを読み返してしまった。

翔くん、ポジティブに育っていて良かった
後、凍郎さんに救われた。
未来が大事!

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この始まり方にすごく引き込まれました。
「これからどうなるの?!」というところで、場面が変わって残念だったくらいです。
話が進むにつれて、この話のオチが「脳が見せた幻覚」じゃないのか心配になりましたが、しっかりとした終わり方で安心しました。
夢か現実か?、破魔矢と絵馬はは味方なのか?、この話の違和感はなんなのか?
面白かったです。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結婚後に態度が豹変した夫から、とうとう激しい暴力を振るわれ、身を守るために反撃し、殺してしまった量子。そこに突然現れ、「大丈夫ですから。万事うまくいきます」という大学時代の後輩・凍朗と共に山に死体を運んだあと意識を失う。量子は、意識を取り戻した時にいた若い夫婦と一緒に凍朗を探し始める。夫婦は、凍朗が、生き物の脳に取り憑いて行動を制御できなくさせるジャバウォックを利用しようとしているので、止めるのを手伝ってほしいという。量子は、二人の話に混乱しつつ行動を共にするが、こちらもどういうこと?とずっとモヤモヤしながら、量子の違和感の理由を求めながら、なんとか読み進め…最後にようやくそういうことだったのか!とスッキリした。親子の再会や、かつて面倒を見てあげた子の恩返しなど、感動があり、最後まで読んでよかったと思った。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

脳を乗っ取るというジャバウォック、トンデモ展開に途中でおまけに時間が噛み合わないと思ったら量子さん20年も寝ていたんだって、なかなか無理な展開ではあるが伊坂作品ではよくある事だ、読み終えたら何となく納得いくのだから不思議だ、習近平やプーチンはジャバウォックに取り憑かれているのか、早く亀を送れ。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<デビュー25周年>書き下ろしミステリー

DV夫ともみ合ううちに殺してしまった量子。そこに大学時代の後輩・桂凍朗が訪ねてくる。彼は問題が起きていることに気付いている様子だった。

ジャバウォックの研究施設とか、なんとも煙に巻かれるような話が続き、量子ならずともくらくらしていたが、たたみかけるようにクライマックスに向かう。そして大騒ぎの末に大団円。
物語は一件落着したが、現実を見ると、薄ら寒い思いになる。

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2026年01月12日

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ネタバレ

デビュー25周年作という事で、期待と不安を抱えながら読んだ。

「オーデュボン」「アヒルと鴨」「ゴールデンスランバー」「砂漠」「ラッシュライフ」など初期辺りの作品にはあっと驚かされ、「これが「伏線」というものか」と教えられたのだが、最近の作品はちょっと肩透かしされたように感じることが多く、あまり盛り上がりきらない印象だった。

という事を踏まえての期待と不安だったのだが、今作の量子さんパートでの段々と出てくる違和感は、やはり量子さんにジャバウォックが憑いているのは割と早い段階で読めたし、あとあとに効いてくる伏線も特に感じられ無かった。破魔矢との関係、ジャバウォックに憑かれている期間は流石に読み切れなかったが。

しかしながら色々と散りばめられた伊坂節が冴え渡る登場人物の会話や言い回しは好きだった。今後は伊坂作品を伏線や衝撃的なトリックに期待するのをやめて読むのが良いのかなと思った。
今後も伊坂作品は購入していく気は変わりはありません。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『さよならジャバウォック』は、発想そのものは非常に魅力的で、うまく噛み合えば強烈な物語になり得た作品だと感じた。
しかし読み終えた今、面白さと同時に強い「もったいなさ」が残った。

本作は量子の章と斗真の章が交互に配置されている構成だが、これが正直かなり読みづらかった。
特に量子の章では、彼女が夫を殺害してしまうという衝撃的な展開があり、その後どうなるのかというドキドキやワクワク感が高まる。
ところが、そこで斗真の章に切り替わることで、その緊張感が一気に途切れてしまう。
この繰り返しが、物語への没入を妨げていたように思う。

斗真の章については、全体像から見て必須だったのか疑問が残る。
むしろ無い方が理解しやすく、量子の物語に集中できたのではないかと感じた。
斗真の章は会話が多く、ストーリーとしての進行がほとんどなく、展開も遅いため、どうしても退屈に感じてしまった。
最終的に量子の章と斗真の章が結びつき、物語の全体像が明らかになる点は評価できるものの、そこに至るまでの斗真の章は我慢の連続だった。

一方で、量子が20年間ジャバウォックに取り憑かれ続け、タイムリープの要素が浮かび上がってくる展開は非常に良かった。
この部分には独特の不気味さと切なさがあり、物語の核として強く印象に残っている。
また、「ジャバウォック」という存在の設定自体も魅力的で、発想の面では高く評価できる。

総じて、本作は「ネタはとても良い」のに、それを十分に活かしきれていない印象を受けた。
この題材を、構成や視点の整理がより巧みな別の作家が描いていたら、さらに面白い作品になっていたのではないかと思わずにはいられない。
期待が大きかった分、読後に残ったのは満足感よりも惜しさだった。

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2026年01月12日

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