ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い。
谷川さん、朱さんの著書を齧ってから読んでいるので、各々の研究・思考というベースがあり、それを対談で発揮するとこういう展開になるのかと感動。
『アイデンティティ』『社会秩序』『社会通念』は仮固定的なものであり、いくつかのノイズに晒されながら絶えず己を変化させつつある。という現代思想の立場を踏まえた上で読み解くべき一冊かと思う。
以下、印象に残った箇所。
【対話は自分の能力以上の力を発揮させる】
人間の能力は「脳」単体ではなく、状況や周囲との相互作用の結果のパフォーマンスとして考えるべき。
人との対話の中ではじめて浮かんでくるボキャブラリーもある。
【諍いを生み出す「 -
Posted by ブクログ
人生は限られている。
すべてをやることはできない。
だからこそ
•選び取る勇気を持つこと
•上手に先延ばしすること
•「失う不安」ではなく「捨てる喜び」を持つこと
そして未来のために今を消費しがちだ。
•現実は思い通りにならない
•未来はコントロールできない
•人生には「今」しかない
という事実を理解する。
努力を否定するのではなく、
未来への執着を手放す。
何のためにもならないことを楽しむ。
活動そのものを味わう。
時間をシェアすることで豊かになる。
「それしかできないこと」をする。
有限だからこそ、
選び、集中し、引き受ける。
アテンションエコノミーで注意力が奪われていること -
Posted by ブクログ
この本を読み始める少し前に、モームリの代表が弁護士法違反で逮捕されるという驚きの報道に接しましたが、一旦それは横に置いておいて、本の内容についての感想を書きます。
数年前に退職代行というサービスが注目されたとき、「代行」なんて使わずに自分で辞めればよいのに、と自分でも思いました。でも自分自身も普通の感覚からするととんでもないやばい企業に分類される会社に在籍したことがある経験からいうと、本書に書かれているような事例はおそらくどれも本当だろうし(あっても驚かない)、辞めたくても自分ではうまく辞められないということはあるだろうなと思うに至りました。
また本書では、必ずしも代行を使うことを推奨して -
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この本と20代のうちに出会えてよかったと
心から思いました。
フランクルが経験した強制収容所での生活、
その悲惨さはテレビのドキュメンタリーや
たまに流れてくるYouTubeで見聞きしたことは
ありましたが、もっとリアルな、
人間らしい生活、考え、他者との関わりに触れた話は他にないのではと思います。
そして、心理学者のフランクルだからこそ、
自身の感情、他者の感情をまっすぐに伝え、
我々読者の胸を打ってくれたと思っています。
この話はユダヤ人の強制収容所が前提にあるものの、今を平和にのほほんと生きる私に、生きるとは何かをダイレクトに問う(もしくは人生にどう問われているのかを考える)作品で -
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正しい八方美人について知りたくて読書。
これまで著者が公開するのをためらっていた人間関係の秘訣の部分を引き出すことができた1冊と、担当者編集者が話していたので、楽しみに読み進める。
本書のエッセンスは前半部分にあると思う。
表紙の裏帯に「人づき合いで一番大切なのは、『○○○』である。」
とあり、○○○は上機嫌と読み取る(本書の言葉では自分へ寄り添う力かも)。
上機嫌とは自分の状態で、自分の機嫌を自分で取る。心の状態を上機嫌に保つ。自分との約束を優先する。自分に寄り添い、自分を信じて大切にする。
自分の機嫌が取れない人間は、他人へ寄り添うことも、共感することもできない。
正しい八方美 -
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今回のテーマは「お金の意味」だった。
単に“使いたい”のではない。
「なぜ働くのか」という問いに向き合っている。
多くの人は、
働く → 貯める → なんとなく安心する
という流れを疑わない。
しかしは、その循環に違和感を持っている。
働く目的が曖昧なまま貯め続けることは、
時間を先送りすることと同じではないか。
若さには期限がある。
体力にも、感性にもピークがある。
だからこそ、
今しかできない経験を後回しにすることは、
実は“最大の損失”かもしれない。
ただし、この思想は両刃の剣。
安心を無視すれば不安に追われる。
衝動を正当化すれば未来が崩れる。
本質はバランスではなく -
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人のショック状態としての「凍りつき」「シャットダウン」という言葉が臨床的にとてもしっくりくると感じてポリヴァーガル理論に興味をもちました。
2つの迷走神経(複合体)の存在と働き方、交感神経との相互作用のついての解説と、それがどうトラウマ状態、向社会的行動、ひいては遊び(リスクを伴う楽しみ)や愛(安心を伴う停止)など、2つの迷走神経と交感神経がどうブレンドされて起こるのだろうか、というところまで展開しています。
実際の人間の行動のバリエーションは無限ですが、その軸にあるものとしてこれらを考えると、どこがうまく行ってないのかなどヒントになる気がします。用語が慣れなくてメモを取りながら読みましたが、 -
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今回のテーマは「選ぶ勇気」。
若さには体力がある。
だからこそ、全部できる気がする。
しかし、全部できるという感覚は、実は一番危うい。
手を出しすぎると、方向を見失う。
方向を見失うと、何をやりたかったのか分からなくなる。
私が感じている違和感は、優先順位の不在への不安。
ボトルネックが見えていないのではなく、見えたときに切る勇気がまだ整っていない。
トレードオフは怖い。
何かを捨てるということは、可能性を失う感覚があるから。
でも本当は逆。
捨てないことのほうが、可能性を拡散させている。
エッセンシャル思考は、冷たい思想ではない。
むしろ、自分の時間とエネルギーを守る思想。
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Posted by ブクログ
・ナルシズムは大小関わらず恥に根ざしている。
・ヴァルネラビリティとは、「不確実性、リスク、生身を晒すこと」
・生きるとは、傷つく可能性があるということ。
・関わろうとしなくなる裏切り
・自分の価値を他人の価値に依存した瞬間、恥は人生を乗っ取る。
・恥=私は悪い人間である
罪悪感=私は悪いことをした
・自分を慈しむことができる時、自分の殻から一歩踏み出し、人と繋がり、共感を味わえる。
・共感は、あなただけではないという素朴な承認のメッセージをあたえる。
・競技場に出てきて戦い、ときには自分も傷つく覚悟のない人の発言など、耳を傾けるに値しない。
・私達は、自分自身が恥を感じやす