ブックライブの高評価レビュー

ビジネス・実用の高評価レビュー

  • 経済で読み解く日本史 明治時代

    Posted by ブクログ

    至言あり

    至言と感じた本書の部分を引用する。マルクスの主張はなんと完全に間違っていました。不況は資本主義の限界によって起こるものではなく、(中略)イギリスの不況の原因はデフレであり、デフレの原因は貨幣量の不足にありました。その貨幣量の不足をもたらしていたのは金本位制です。左翼が未来に理想郷を作ろうとするのとは反対に、右翼は過去に理想を求めます。(中略)答えはすでに出ているというのが彼らの考え方ですから。以上。明治時代の日英同盟の話も勉強になった。英国の事情として、ボーア戦争があった。現代に期待の声が高まる「新日英同盟」では、同盟に対する英国側の利点は何だろうかと考えさせられる。

    0
    2026年03月29日
  • 経済で読み解く日本史 安土桃山時代

    Posted by ブクログ

    支那と銀だよカギは。

    16世紀後半には支那を中心としていた巨大な貿易ネットワークが構築され ていたということです。主に絹織物などの手工業製品が支那から世界各国に輸出され、支那には世界中から銀が集まってきたのです。(本書より)もううん十年前の自分の高校までの歴史学習を振り返ると、武家政権の時代は、平から徳川までの為政者の顔ぶれを中心に知識を蓄えただけだったんじゃないかと思う。歴史の流れを学ぶと言われても、ピンと来なかった。自分にとっては、為政者の顔が変わるだけだったから。まあ、こうした知識は受験と戦国ドラマを楽しむミニ知識にしかならなかったわけだけれども。でも、引用のように、支那と銀の流れを目

    0
    2026年03月29日
  • 経済で読み解く日本史 大正・昭和時代

    Posted by ブクログ

    見事に説明されている

    現在、わが国の歴史教科書には「なぜ日本が大東亜戦争へと向かったのか」につい て、本当の理由が書いてありません。(引用)本書は冒頭にこうある。教科書を無責任に批判しているわけではない。「本当の理由」については、ちゃんと書いている。しかも非常に明快。大戦の原因は金本位制だった、と。以上、終わりです。いや、そんなに単純なものではないはずだ、と思う方がいたら、どうぞお読みください。あら不思議。それ見事に説明されてしまっているでしょう?

    0
    2026年03月29日
  • 経済で読み解く日本史 平成時代

    Posted by ブクログ

    終章の題にじんときた終章の題

    「みんな平成という時代を必死に生き抜いた」にじんときた。私事だが、新元号が「令和」と発表された時、おおかっこいいと感じた。それまでの平成という時代に暗さや停滞を感じていたのだと思う。でも平成は自分が大学や社会人生活を送ってきた最も長い時期だった。なのに負の思いを抱いてきたとは。自分が悪いばかりではない。世の中が暗く、その原因はデフレだったのだ。著者の上念司氏は私より一歳上。ほぼ同じ時代を生きている。本書の平成の経済史をたどり、その時の自分の年を考えながら読んだ。シリーズ前著までとは違った楽しみがあった。ありがとう。令和編が今から楽しみだ。著者が令和の終わりを待て

    0
    2026年03月29日
  • 日本経済の見えない真実 低成長・低金利の「出口」はあるか

    Posted by ブクログ

    「ゼロインフレの磁力」があるならば

    日銀には、国債の買い 入れを減額しつつ、それを「緩和の後退ではない」と説明できる魔法のような仕掛けが必要だったのである。その仕掛けこそが、イールドカーブ・コントロールであった。 「短期金利」「長期金利」の二変数で金融緩和の度合いを表すなら、それらの目標水準を変えない限り、国債買い入れの量をいくら減らしても「緩和の後退ではない」 と説明できる。「量」はもはや、それを増やせば金融緩和、減らせば金融引き締めという関係にはない、ということにしてしまったのである。(本書より)日銀は2022年12月20日の金融政策決定会合で、長期金利の上限を従来の0・25%から0・5

    0
    2026年03月29日
  • 人生アップデート大全 停滞した自分を変える66の習慣

    Posted by ブクログ

    これ系の本のなかでは、ここ最近最も刺さる言葉が多い本だった。
    人生や仕事に停滞感を感じていたので、どういう姿勢であるべきかみたいな部分が参考になった。

    0
    2026年03月29日
  • 日本の医療の不都合な真実 コロナ禍で見えた「世界最高レベルの医療」の裏側

    Posted by ブクログ

    目線を身近に感じます

    日本の医療が世界最高レベルなどと一体いつから言われていただろう。コロナ禍が始まってから、ずっと釈然としなかった。もしかしたら、コロナ禍が始まった頃から、医療従事者自身が唱え始めたのではないか。どうも医療従事者の自画自賛ぶり、その裏返しとして一般人の生活に思いを馳せない不遜な言動をマスメディアやSNSで見るにつけ、腹立たしさが収まらなかた。しかし、本書の著者は、医師でありながら、その目線に身近さを感じられた。死生観についても共感できた。略歴を拝見するに、文系の大学を出た後、医師の道を歩まれた方だからだろうか。どうかその目線で、今後も活動を続けられることを願っています。

    0
    2026年03月29日
  • コミンテルンの謀略と日本の敗戦

    Posted by ブクログ

    共産主義がこれほど、とは

    「第二次世界大戦の「最大の勝者」はソ連」(本書より)ーー。確かに。言われてみると、目から鱗だった。大戦で日本は徹底的な敗北を喫し、大英帝国は植民地を失って見る影もなくなり、ドイツは東西に分割された。アメリカは西側陣営の覇権を確立したが、東西冷戦に追われ、得たものは何だったか。共産主義国家は大戦前にソ連とモンゴルのみであったが、大戦後はいつの間にか欧州からアジアにかけて次々と誕生した。本書は実に勉強になった。共産党が本当に●●な存在であることも改めて分かった。1920年8月に採択された共産主義インタナショナル(コミンテルン)への加入条件には「条件やテーゼを原則的に拒否

    0
    2026年03月29日
  • 日本占領と「敗戦革命」の危機

    Posted by ブクログ

    気がつけば赤

    GHQは敗戦の日本にとって米国そのものであり、自由主義思想を広める司令塔であったーーー。こんな思い込みが知識の基盤にあった自分を恥ずかしく思う。戦後の日本はGHQがいるのに、労働争議も活発化していく。この矛盾に、どうして若い頃から気がつかなかったのだろう。矛盾を解く答えは案外と簡単だ。GHQは既に赤の巣窟であったのだ。司令塔が赤だから、戦後日本では共産主義革命が進む危機があった。GHQどころか、米国そのものに赤が浸透している時代だった。赤は怖い。気がつけば我が家の庭にも浸透しているものだからだ。戦後75年がたったが、歴史の遺物となってはいない。米国では、左派の先導する暴動が頻繁

    0
    2026年03月29日
  • 天皇の国史

    Posted by ブクログ

    神宮に参詣する犬の話がいい

    明和八年のお蔭参り流行の時、犬が初めて参拝した。一匹の犬が、外宮の北御門口から入り正宮の前の広前に平伏した。様子があまりに堂々としていたため、神主も通したという。この嘘のような本当の話が全国に広がり、犬に単独で伊勢参りさせる人が続出した。宿場町では犬を泊めて水と食事を与える宿があり、犬が持参した銭から代金を受け取ることを原則とするが、逆に縁起が良いからと銭を括り付ける者もいた。いい話だ。本書の第四章に載っている。日本は何より安全な国であり、日本人は犬を人間と同等に扱う心意気があったことが分かる。江戸時代の話で、徳川政権の統治が優れていたことを示すかもしれないが、そ

    0
    2026年03月29日
  • 一目小僧その他

    Posted by ブクログ

    いけにえ、かあ。ショッキング

    一つ目小僧が、いけにえとして片目を潰された人だというのがショッキングで、自分で想像した映像が頭から離れない。一本足の妖怪もそう。逃げられないように片足を折られた人だ。日本には、いけにえの風習があったのだ、ということを、一つ目小僧が如実に物語っている。殺され神としてまつられ、没落して妖怪となる。妖怪は、妖怪になるまでのリアルな史実があるんですね。

    0
    2026年03月29日
  • スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル

    Posted by ブクログ

    カエサルに通じる

    スマホとは、そこに見えている景色が実際よりも素晴らしく見えてしまうツールだ。そして、それを見ている自分自身も肯定されやすい。それと同時に、自分とは思想が異なる人が見ている景色に対しては強い拒絶感を抱き、攻撃的な感情をぶつけやすくもなる。そうして生まれた対立が、今後、世界の人々の思想を分断させていくことは自然の成り行きだろう。(中略)スマホを使っているときには常に、いま見ている景色とは異なる「別の景色」があることを忘れない──。そんな成熟した知性を持ってほしい。(本書より)スマホ礼讃の本かと思いきや、著者はこんなことも述べている。まるでカエサルの名言「多くの人は、自分が見たい

    0
    2026年03月29日
  • 戦国の陣形

    Posted by ブクログ

    鶴翼は強いはずだ、という気持ち

    鶴翼と言えば、私が名前を知っている唯一の陣形で、古代カルタゴの名将ハンニバルがローマ軍を打ち破った戦形と記憶していた。塩野七生著『ローマ人の物語・ハンニバル戦記』を読み返してみる。確かナイキのマークのような図解を用いて鶴翼を説明していたはずだ、と。 パラパラめくると「これから述べるのは、日本の防衛大学校ではどうか知らないが、欧米の士官学校ならば必ず学習させれるという、史上有名なカンネの会戦である」との記述に再会する。そうだそうだ、ここの部分だよと読み返してみる。結果、中身は鶴翼のことを書いていたと思う。しかし、ついぞナイキのマークのような図解も「鶴翼」の言葉も

    0
    2026年03月29日
  • 「顔」の進化 あなたの顔はどこからきたのか

    Posted by ブクログ

    顔を描く参考になる

    顔を描く際に参考になる。文章でも、絵画でも。哺乳類は瞬きする際に上瞼を開閉させるが、鳥類やトカゲは下瞼を動かすのだという。人間が人間超越するような場面を描写する際は、こういう知識が必要かもしれない。

    0
    2026年03月29日
  • カウンセリングとは何か 変化するということ

    Posted by ブクログ

    素人でもカウンセリングとは何か?が分かる。
    いや、分かったような気がする。
    事例もあり、ユーザーの変化もみれて学べる。
    文章は教科書的ではなく、ワクワクするような比喩表現で大変楽しめた

    0
    2026年03月29日
  • 逆説の世界史3 ギリシア神話と多神教文明の衝突

    Posted by ブクログ

    どこか予見的

    本書はどこか予見的である。第三章第四話「ギリシア・ヘレニズム文明の賢者たち」にあるソクラテスのくだりが面白い。以下は抜粋である。「政治家のアルキビアデスやクリティアスという「弟子たち」がアテネを不幸に陥れたのは歴史的事実だが(中略)根源の責任は、そもそもソフィストとして彼らを教育したソクラテスにあると、多くの市民が考えるようになった」「五百一名いたと考えられる市民(陪審員)の多くは、ソクラテスの論理に共感するよりも、その態度に反感を抱いた」「ソクラテスはわざわざ自分を国法の立場において、その立場から見て、自分が死刑を逃れるために今さら逃亡することは、国法を尊重する人間なら絶対に

    0
    2026年03月29日
  • ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 最終章 朝鮮半島動乱す!

    Posted by ブクログ

    未完終了とは残念

    掲載誌の不定期刊化により未完で終了とあるが、残念だ。できるなら媒体を変えて続きを読ませてほしい。日本に併合される前の韓国の複雑な政治情勢は、文字だけの本を読んでも頭が混乱するばかりだが、小林よしのりのマンガは人物が生き生きと描かれ分かりやすい。それにしても浅草凌雲閣に写真が飾られた東京百美人の「洗い髪のお妻」は、頭山の贔屓だったのか。勉強になった。

    0
    2026年03月29日
  • 韓民族こそ歴史の加害者である

    Posted by ブクログ

    石平氏と百田尚樹氏との対談を読んでから興味を持った。日本に帰化した元中国人が日本に迎合しているのかどうか、先入観で疑問視していたが、どうもそうではないようだ。論理的で展開力もあってとても読みやすい。この手の本は、特に相手が韓国・北朝鮮という恨文化の人たちなので、感情に訴えたらダメだと思うが、この本はそうなっていない。是非韓国人に読んでもらいたい。石平氏は頭のいい人だと思った。
    さて本の中身。韓国の告げ口外交が最近始まったものじゃないことは何となく感じていたが、まさか1000年以上前から継承されたものだったとは知らなかった。お家芸というか、伝統芸というか。ハッキリ言ってあまり関心はないし、適度な

    0
    2026年03月29日
  • 国家と教養(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    米国の教養市民層の話も欲しい

    ドイツは何か美しい原理や原則に陶酔すると、バランス感覚を失い、突っ走ってしまう。対して英国は時として狡猾だが、特定の原則や主義に従うことに本能的に危うさを感じ、バランス感覚に従って行動する。こんな感じで両国の教養市民層の違いをざっくりと説明するくだりは面白かった。若干物足らなかったのが米国に関する掘り下げだ。教養主義とは対極にある功利主義の国と指摘するが、かの国に教養市民層が皆無であるわけではないので、それを説明するような1章を設けて欲しかった。現代であれば、学費が巨額で金持ちの子どもしか入れない大学の在り方が米国社会にどんな影響をもたらすのか近未来の予想も読み

    0
    2026年03月29日
  • 歴史の教訓―「失敗の本質」と国家戦略―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    国家安全保障会議の設立に関わった人が著者だが

    著者は政府の国家安全保障会議の設立に携わった元内閣官房副長官補の兼原信克氏。本書の「はじめに」には、こうある。一貫して私の脳裏を離れなかったのは、有事の本番で国家安全保障会議が本当に機能するのかどうか、という一点であった。国家安全保障会議は有事の際の国の要だ。中国の脅威が増している今、さぞかし生々しい話が読めると期待した。なんせ、その「頭脳」たる人が書いた本なのだから。しかし、中身の大半は教科書的な歴史のおさらいだった。機微に触れる話を望むことに無理があったかもしれない。著者の主張は全7章のうち、最後の2章に詰め込まれている。ただ個人的には、その

    0
    2026年03月29日