あらすじ
3年ぶりに哲人を訪ねた青年が語る衝撃の告白。それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩だった。アドラー心理学は机上の空論だとする彼に「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答える。アドラーの言う、誰もが幸せに生きるためにすべき「人生最大の選択」とは何か? 貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!
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Posted by ブクログ
前作嫌われる勇気は、昨年読んだ本の中で最も感動し、最も新しい
価値観を学んだ本。本書は・・・。
前作同様、青年と哲人の会話形式。
前作で希望を抱き教師になった青年。その青年が哲人を訪れたのは・・・。
青年こそ、嫌われた勇気を読み、理想を知ったつもりで現実にどう
直面すべきか見えてこない読者の姿。
本書を読み終えて改めて思う。幸せになるための勇気を出そうと。
Posted by ブクログ
幸せになるにはと、ずっと考えてきたけど何かわかった気がする。すべての喜びは対人関係の喜びであり、対人関係は、仕事、交友、愛の関係またはタスクがあり、アドラーは信頼を与えることでこのタスクを解決しようとした。
信頼をするには共同体感覚を掘り起こす。つまり、尊敬をし、共感し、その人が唯一無二の存在であることを知り、その人の目で見て、耳で聞いて、他者の心で見るということ。
他者を信頼するには自己を信頼しないといけなくて、それは自立をしないといけないということ。そのために自分の理性を使う勇気を持ち、わたしであることに価値をおかなければならない。
そして自立し、共同体感覚を掘り起こすには、人を愛するしかなく、最初は2人だけのわたしたちを全人類にまで広げる。
愛することは、責任を負うことであり、勇気が必要。つまり愛する勇気は幸せになる勇気であり、愛し、自立し、人生を選ぶことが幸せになる方法だと感じた
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」と同様に、わたしは発売当初斜に構えてひねくれていたため、ベストセラーになったこの本を手に取るまでに10年かかってしまいました。もし10年前に素直に読んでいたらどんな人生になっていたのか、後悔はしていませんがとても興味があります。それほどまでにこの本には人間が善く生きるための知恵が詰まっており、陳腐な言葉ではありますが本には人生を変える力があるのだと強く実感させられます。本著に出てくる哲人も言っていますが、アドラー心理学は一度知識として知っただけではとてもじゃないが理解できず数年かけて自分で実践する必要がありそうです。そのためにも「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」をまずは何度も再読し、心に叩き込むところから始めます。一生物の本です。
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」の再読も終わったので「幸せになる勇気」も読んでみた。
序盤、なんだか教育の話ばかりで何だこれは?となっていたけど、青年同様、読者の私も哲人の言葉に呑み込まれていきました。
うーん、凄い。
何度も論破され、怒りを露わにしながらも見事に再論破され(笑)、そんな青年に苦笑しつつ自分と重ねることができました。
いいやつだなあ、青年。
「嫌われる勇気」が大ベストセラーになったから、ついでに2作目で狙ったのかな?と思って少し冷めた感じで読み始めたのですが、前作の理解がさらに深まるうえに、さらに踏み込んだアドラーの世界を知ることができました。
人生とは?
愛とは?
幸せとは?
やっぱり「嫌われる勇気」と合わせて読むべき、読まれるべき一冊です。
Posted by ブクログ
幸せになるにも勇気がいるってなんで?って思いましたが、「あーそういうこと」。アドラー心理学は優しいことを言っているようで、険しい道のりを示しますね。同性異性に関わらず人を愛することは難しい。「悪いあの人、かわいそうな私」は気にかけて生活していきたいと思います。『嫌われる勇気』と併せて再読したい本です。
Posted by ブクログ
アドラーの考えに賛同できる部分、「課題の分離」や「貢献感」などより深めることができた。ただ仕事の部分や「愛」については、自分に落とし込めていない。何度も読み返して、自分なりの考えを作れる良い本だったと思う。「嫌われる勇気」を読んでいなかったが、問題なく読むことができた。
Posted by ブクログ
■ この本のテーマ・キーワード
アドラー心理学
■ 特に印象に残ったことや小さな変化
まず尊敬から始める。
それが共感。
共感とは相手の見ている世界を理解すること。
教育者はカウンセラーであり、カウンセラーは教育者。
教育とは自律を促すこと。褒めも叱りもしない。
課題の分離。本人の問題。
■ 感想や読書メモ
教育に携わるものとして、身につけたい思想。
どんな相手であっても、尊敬の念と愛することを忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
前著『嫌われる勇気』が決定版、こちらが実践編とのこと
〇目次から内容を読み返してみたい。
第1部 悪いあの人、第一部悪いあの人、かわいそうなわたし
〇これは本当にずしんと来た。悪いあの人、かわいそうなわたし、そして「これからどうするのか」アドラー心理学が実践の心理学と言われるところだろう。
アドラー心理学は宗教なのか
教育の目標は「自立」である
尊敬とは「ありのままにその人を見る」こと
「他者の関心事」に関心を寄せよ
もしも「同じ種類の心と人生」を持っていたら
勇気は伝染し、尊敬も伝染する
「変われない」ほんとうの理由
あなたの「いま」が過去を決める
悪いあの人、かわいそうなわたし
アドラー心理学に「魔法」はない
第2部 なぜ「賞罰」を否定するのか
教室は民主主義国家である
叱ってはいけない、ほめてもいけない
〇叱ることも褒めることも縦の関係だから
問題行動の「目的」はどこにあるか
〇それほどまでに、注目を集めたいのが人間
わたしを憎んでくれ! 見捨ててくれ!
「罰」があれば、「罪」はなくなるか
暴力という名のコミュニケーション
怒ることと叱ることは、同義である
自分の人生は、自分で選ぶことができる
第3部 競争原理から協力原理へ
「ほめて伸ばす」を否定せよ
褒賞が競争を生む
共同体の病
人生は「不完全」からはじまる
「わたしであること」の勇気
〇普通でいること、何物でもない自分を受け入れる勇気、そしてそこからの解放
その問題行動は「あなた」に向けられている
なぜ人は「救世主」になりたがるのか
教育とは「仕事」ではなく「交友」
第4部 与えよ、さらば与えられん
すべての喜びもまた、対人関係の喜びである
「信用」するか? 「信頼」するか?
なぜ「仕事」が、人生のタスクになるのか
いかなる職業にも貴賤はない
大切なのは「与えられたものをどう使うか」
あなたに親友は何人いるか
先に「信じる」こと
人と人とは、永遠にわかり合えない
人生は「なんでもない日々」が試練となる
与えよ、さらば与えられん
第5部 愛する人生を選べ
愛は「落ちる」ものではない
「愛される技術」から「愛する技術」へ
愛とは「ふたりで成し遂げる課題」である
人生の「主語」を切り換えよ
自立とは、「わたし」からの脱却である
その愛は「誰」に向けられているのか
〇私から私たち 愛も相手もしくは自分の幸せを考えるのではなく、私たちの幸せを考える
どうすれば親の愛を奪えるのか
人は「愛すること」を恐れている
運命の人は、いない
愛とは「決断」である
ライフスタイルを再選択せよ
シンプルであり続けること
あたらしい時代をつくる友人たちへ
Posted by ブクログ
自立して自分を幸せにするということ。子供のように人頼みにすることを脱却する。自分が何者でもない事に気づき、自分を幸せにするために他者と関わりを持つ。一人では幸せになれないから。それぞれ分業するという事。
愛とは私たちが幸せになるということ。
Posted by ブクログ
嫌われる勇気で学んだことは私にとって、世界が広がるものだった。だけど、実践するのが難しいと感じるものもあった。特にほめるのも叱るのも良くない勇気づけが大事ということ。読んですぐはなるほどと思ったけれど、子供に対して、いい行動は褒めるし、よくない行動は注意することをやめることはできないよね?と感じていた。今回青年もそれに引っかかっていた。読んだ後も分かったような分からないような、もう一度読みたいという感じだけど、自分なりに分かったことをまとめておく。
褒める叱るのテクニックの問題ではなく、子どもたちのことを条件なしで信じているかということ。上下の関係でいるとほめることは評価することで、叱ることは支配することになる。だけど、子どもたちのことを信頼しているならば、頑張ったね助かったよという貢献を伝えることになる。なんてダメな子なんだという人格を否定するのではなく、それはやめようという危険な行動を止めるになる。信頼していけば、子どもたちとも関係性ができ、こちらの言うことを自然と受け入れてくれるようになる。子どもにとって、何を言われたかではなく、誰に言われたかが大事。
療育のよくない行動を増やすためには褒める、してほしくないことは無視するというやり方と矛盾するのかなとも思ったけれど、これは本人が生きやすくなるための自立に向けた支援の方法で、アドラーのいう褒める叱るとはまた別の話なのかなと今は思う。今私の気持ちにあるのは、言うことを聞かせたいではなく、自分でできるまで応援するねという気持ちだから。
わたしの幸せは仕事
あなたの幸せは交友
わたしたちの幸せは愛
これはとても分かりやすかった。本当にそうだなって感じる。わたしたちに最近なってなかったなあと感じた。そのためには、相手も思いやりながら自分の気持ちに正直になることが大切なのかなと思った。
Posted by ブクログ
アドラー心理学の「嫌われる勇気」の続編。
さらに深掘りして、幸せを追求していきます。こちらも、素晴らしく学びがいのある本です。
「馬を水辺に連れて行く事は出来るが、水を飲むかは馬しだい」的な言葉があった…と思います。
教育や子育ての親の役割と、向き合い方を考えさせられました。
Posted by ブクログ
嫌われる勇気でアドラーの心理学に衝撃を覚え、続編もすぐに読みたくなった。
対話形式でやっぱり読みやすい。
また読み直して、アドラーの心理学の理解を深めていきたい。
Posted by ブクログ
嫌われる勇気を読み直す必要があると感じた。
ストーリー性になっていてとても読みやすかった。オーディブルで聴いても良かった。
与えよ、さらば与えられん。
匿名
国語の教科書に載せてほしいです
とても興味深いので、通勤、食事、空き時間、夜更かしをして読んでしまいました。
図星で、核心をつかれた言葉に衝撃を受けますが、与えられるのを待つのではなく、自ら与えたいと思える本です。私もまだ勇気が足りていないのかもしれませんが...。
Posted by ブクログ
大前提として、内容が複雑で難解なため、何度も読み返す必要がある。
アルフレッド・アドラーの言葉に「すべての悩みは対人関係の悩みである」とあるように、幸せになるためには対人関係に踏み込むことが欠かせない。
幸せになるためには「自分を愛すること」と「他者に貢献すること」が鍵であると学んだ。
「自分の幸せのために、他者に貢献する」という、一見すると矛盾した行為も、アドラー心理学では理にかなっている。
また、「他人をコントロールできないからこそ、自分の人生を他人の感情に左右されてはならない」という考え方には納得できた。
そして、他者からの評価、たとえば「褒められること」を期待してはいけないという点も理解できる。
ただ一方で、「相手が評価を求めていなければ、褒めること自体は問題ないのでは?」とも思った。
むしろ「褒められて伸びる」人というのは、他者からの評価に依存しているのではなく、「褒められたこと」を燃料に、より加速しているだけなのかもしれないと感じた。
Posted by ブクログ
読み切って、ショックが大きかった。
毒親にされてショックだったことを娘には絶対にするまいと躍起になってたことや、未だに親に対して褒められたかった思いを抱えてるんだなと認めしまったこと=自立していないという事実に直面したことが、ショックでした。
幼少期、親に放置されてたことが結果として自立(自分で考えて問題解決していくこと)につながったことで、親の育児は正しかったのではないかとも読み取れ、そこを認めることもショックでした。
でも、AIにこの気持ちのうちを話すと、そうではないと。「嫌われる勇気」に記載していた、勇気づけそのものである、と肯定してもらえて安心した。
もちろん、アドラーの考え方からしたら危うい行為もあるんだけど、中立にいると言ってもらえて安心した。
そして更に極めていきたいなと思った。
生きる力を育てていきたいから
Posted by ブクログ
前作に続き、読ませていただきました。
この読みやすい会話ベースでの青年と哲人の掛け合いが大好きです。もう続編は出ないのでしょうか
非常に勉強になった掛け合いは問題行動を起こす子供にとっての教師の意味について。学校での限られた時間しか交流しない教師よりも、出生時から関わる親に教育の責任があると主張する青年。確かにそうだと感じた。ただ、どう足掻こうと家庭に介入できない教師が子供に与える影響の小ささを嘆くのは意味がなく、子供が家庭と学校で同じ行動をとっているとは限らない。哲人は、他ならぬ教師の前で問題行動を起こすことを選んだ子供に対して、尊敬を持って居場所を示さなければならないと言う。これは対人関係に帰着するアドラー心理学の特徴が出た、思考の仕方として勉強になりました。
「ありのままの自分を受け入れることがでにず、絶え間なき不安に晒されているからこそ、自分にしか関心が向かない」
また、ひどく共感できたのが、「『愛される技術』から『愛する技術』へ」。散々欲しがっていたカメラを手に入れた途端に燃え尽きてしまう例え。個人的にも服を買った経験などを思い出しました。こういった獲得/所有/征服をゴールとした恋愛は、物欲と同じである。この説明で、高嶺の花子さんへの止まらない想いにも一区切りがつけれそうな気がしました。神格化した愛、動物的な愛ではなく人間的な愛を育むべし。
読めば読むほど、その時の人生ステージに必要な教訓が得られると感じた本でした。また読みに戻ります
Posted by ブクログ
嫌われる勇気の続編。アドラー心理学はわかりづらいことを認めた上で始まる。宗教はあるところで考えるのをやめて信じること、哲学は考え続けること。アドラー心理学は宗教というより哲学。教育対象の子どもや生徒に対して尊敬をもって接する。それにはまず「共感」することから。無能の証明に走る心理、残念すぎる。競争原理から協調原理へ。アドラーは人間の共同体感覚を信じ、人を信頼することから始めた。与えよ、さらば与えられん。愛は私でも相手でもなく「不可分の私たち」の幸せを願うこと。愛することは簡単ではないが幸せになる道を進む勇気が必要。相変わらず「青年」にイラッときてしまい、話の本質への集中が削がれる…自分もまだまだ…
Posted by ブクログ
この本を読んで一番心に残ったのは、「愛とはふたりで踊るダンス」という言葉だった。普段僕たちは恋愛や人間関係に「うまくいくかどうか」「どこにたどり着けるか」みたいなゴールを求めがちだけど、そうじゃなくて、今この瞬間を一緒に踊ること自体に意味があるんだと気づかされた。
また、「自立」と「依存」の定義がシンプルだけどすごく刺さった。自分の価値を誰かに決めてもらっているうちは依存であり、本当の愛にはたどり着けない。まず自分の足で立ってこそ、相手をありのままに見る「尊敬」ができて、そこから初めて対等な愛が生まれるという流れに深く納得した。
そして「我々は別れるために出会う」という言葉。一見冷たく聞こえるけど、別れを意識するからこそ、目の前の人との時間を雑にしないでいられるんだと思う。「最良の別れ」を目指すという姿勢は、そのまま「最良の今」を生きることにつながっている。
Posted by ブクログ
共感できることもあれば、できないこともあった
本書では一貫して現状に嘆くのではなく、現状を受け入れ、「じゃあそこからどうするの?」という部分にフォーカスするように言われ続ける。これはまさに実生活でも意識している点。
「正解を選ぶのではなく、選んだ・選ばされた物を自分で正解にしていく」、人生の指針の一つとなるナイスな考え方を、名著にて裏付けてもらえた。
Posted by ブクログ
自分から愛するということ。与えよ、さらば与えられん
やや難しいところもあったが
人間関係も、その他のことも(仕事も趣味も)、自分から信頼して好きになるということの大切さを学んだ
Posted by ブクログ
青年の反駁が前作に比べて飛躍気味な気がしてしまい、ヒヤヒヤした。だがアドラー心理学を知って「仲間」の領域を広げられたことは、わたしの生活にとって大きな進歩だった。全体最適と聞くと難しいが、実は味方で戦う相手じゃないと捉え直す行為は仕事にもプライベートにも活きている。
読んでよかった
今回の内容は、より深い内容になっていました。
特に「悪いあなた」「かわいそうな私」の所は心がえぐられる様な感覚でした。
その2つは、過去や現状で起こっている事を、悲観的に捉えている状態です。
でも「これからどうするか」で良い意味で、前に進むしかないんだなと、勇気が持てました。
また、読み返したいと思います。
本当の結婚
結婚して30年以上たった今、仕事で精神を病み辞職。
不安で落ち着かない日々に、主人の優しさと、娘達の自立する姿から勇気を貰っていた時この本に出会いました。
子育て、仕事、家事。大変で、がむしゃらだった毎日。
娘達が嫁ぎ、仕事が、面白くなって頑張りすぎた結果辞職。
休む事を知らない人生でした。
幼い頃から相手に合わせる人生を送って本当の自分がわからなくなっていました。
未来に希望を持つ事の難しい年齢の私でしたが、この本は今までの人生と、未来に希望をくれました。
主人は、職人気質のとても難しい人ですが、今は、少しずつ私に合わせてくれる様になってくれています。
幸せになる勇気。私達夫婦には、愛と自立が、芽生えたようです。
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」の続編。前回アドラーの教えを学んだ青年が3年ぶりに「先生」の書斎にやってきた。
理想に燃え大学司書を辞し、母校の中学教師になった彼が書斎に持ち込んだ現実、そしてそれに対峙する「先生」の説くアドラー。そこで説かれる愛とは、幸せとは。これもなかなかに興味深い視点だけど、難しい…。
Posted by ブクログ
Audibleにて聴いたが、幸せになる勇気は結局何なのかあまり理解できなかった。ありのままを受け入れる、存在を認めること…青年の暴言が人格批判になっているのはやり過ぎな感がある。
Posted by ブクログ
アドラー心理学を教育にあてはめて考えるところから、最後の方は愛について考察する展開で、難しかった。教育、自立の関係はわかりやすいが、自立と愛の関係は分かりにくかった。親からの愛という意味では自立とは繋がるけど、配偶者はどういう関係なのか理解しきれなかった。参考になる考え方もいくつかあるので時間を空けて再読しても良い本だと思う。
Posted by ブクログ
「ありのまま」を認める勇気。アドラー心理学と『成瀬は都を駆け抜ける』に学ぶ、自立と尊敬の形
はじめに
アドラー心理学の決定版ともいえる『幸せになる勇気』を読み終えました。前作『嫌われる勇気』で語られた衝撃的な教えが、より実践的な「教育」や「愛」というテーマで掘り下げられており、多くの気づきがありました。
特に心に残ったのは、対人関係における**「尊敬」**の定義です。
教育のゴールは「自立」である
本書では、教育の目的は一貫して「自立」であると説かれています。
親や教師が子どもの課題に介入し、操作しようとすることは、相手の自立を阻む行為に他なりません。
• 子どもの課題に介入しない
• 自立を促すことが真の教育
このシンプルながらも難しい実践の根底にあるのが、エーリッヒ・フロムの言葉を引用して説明される「尊敬」の概念でした。
「尊敬とは、その人のありのままの姿を認め、唯一無二の存在であることを認めることである」
相手を変えようとせず、価値観を押し付けず、ただありのままを見る。その姿勢こそが相手にとっての「勇気づけ」となり、自立へと向かわせる力になるのだと感じました。
「成瀬」という生き方とアドラーの教え
この一節を読んでいるとき、ふと思い出した物語があります。宮島未奈さんの『成瀬は都を駆け抜ける』の一シーンです。
主人公の成瀬は、周囲から見れば少し風変わりな女の子。ある時、担任教師から「家庭でも注意するように」と諭された成瀬の母親は、こう言い放ちました。
「そういう子なんで」
この言葉には、成瀬を矯正しようとする意図も、世間の物差しに当てはめようとする否定もありません。母が成瀬の「唯一無二の姿」を丸ごと受け入れた瞬間でした。成瀬はこの言葉を聞いて、「自分はそのままでいいんだ」と確信したといいます。
アドラー心理学では、人を褒めることも、叱ることも「ジャッジ(評価)」であるとして否定します。対人関係は、上下の評価ではなく、横のつながりである「尊敬と愛」で成立すべきだと。
この母親の態度は、まさにアドラーの言う「尊敬」そのものではないでしょうか。成瀬が誰に媚びることなく、自分自身の人生を突き進んでいけるのは、この「尊敬」による勇気づけがあったからこそだと腑に落ちました。
憧れは「自分」を捨ててしまうこと
また、本書では「憧れ」についても鋭い指摘がありました。
誰かになりたいという憧れは、実は相手の真の姿を見ておらず、従属や恐怖、あるいは作り上げられた虚像を崇めているに過ぎない。
大切なのは、誰かのようになることではなく、自分の価値観を押し付けることでもなく、ただ目の前の人を、そして自分自身を「ありのまま」見つめること。
おわりに
成瀬あかりというキャラクターは、まさにアドラー心理学を体現したような存在だと思えてなりません。彼女の突き抜けた自立心の裏には、彼女を「そういう子」として認めた周囲の尊敬があったのだと。
「ありのままを認める」という大きな勇気を持って、私もこれからの人間関係に向き合っていきたい。そう強く思わされる一冊でした。
Posted by ブクログ
前作の『嫌われる勇気』が地図となる一冊なら、本書はコンパスであるとのこと。
なるほど。地図は定期的に見返したくなるものだったが、このコンパスはどうだろう。なんかちょっとしっくりこないところもあった。
でも、おかげでちょっと冷静にもなれた。
どう使うかがアドラー
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」と同じく対話形式で読みやすかった。
(尊敬) 100%相手を信頼、言ってることはわかるけど難しい。
(自立) しているつもりになっていた、まだまだ自己中な世界にいます。
悪いあの人、かわいそうな私。これは多くの人がその話しばかりだなと納得した。大切なのは、どうするか?おぼえておきたい。
理解するのが難しい💦
「嫌われる勇気」を初めに読み、この本を読みました。レビューでは、もっと詳しく書いてあるとのことですが、それでも正直難しいです。内容を理解するには、もっと読み込んだほうがいいんだなと思いましたので、分かるまで読み返そうと思います!
でも、内容的には自分の思いを覆すような内容がただあったので、その部分はためになるなーと思います。