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なぜ日本からイノベーションが消えたのか
ノーベル賞候補者で元日本化学会会長の現役科学者が、日米を比較しながら、日本閉塞の理由を明らかにする。
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それは空想でしかない
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文系官僚、有識者、政治家、大学、日本学術会議、サラリーマン経営者…
温暖化の真相こそ検証せよ
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櫻井よしこ氏 大推薦!
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日本人はもっと感動すればいい
フィーリングとセンスでは日本は世界ナンバーワンだ
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イノベーションは感動から生まれると言っていい。
集団主義の社会での感動は「持続的イノベーション」を、個人主義の感動は「破壊的イノベーション」を生みやすいと私は考えている。
日本はこれまで「持続的イノベーション」を得意としてきたが、今や世界は「破壊的イノベーションか、さもなくば死か」という段階に入っている。このことに日本は危機感が薄いように思う。
内向型で感覚型でフィーリング型という創造性に優れた日本的感覚が、様々な理由によって閉じ込められているとしか思えない。
本書では、日本人の民族性を大切にしながら、もう一度、日本の未来を明るく語るために必要なことを考えてみたい。
【主な目次】
第1章 私の破壊的イノベーション
第2章 日本人はもっと感動すればいい
第3章 問題は文系にある
第4章 「学術会議」は要らない
第5章 イノベーションは感動である
第6章 日本はやはり集団主義がいい
第7章 日本型イノベーションのために
Posted by ブクログ 2024年01月27日
本著の要諦は既存の知見を模倣、改善して新たな価値を想像する、
「持続的イノベーション」ではなく、
既存の常識を根底から覆す「破壊的イノベーション」が、
生まれない事に対して警笛を鳴らしている。
そして、その要因は「権威主義」に代表されるような、
「文系」特有の慣習やしがらみに起因しているというのが本...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月14日
「日本の問題は文系にある」というのは、本書の主張の一つではあるけれど、若干「看板に偽りあり」という印象です。
とはいえ、イノベーションが日本から消えた理由としては、「そうかも」と思う部分が多々ありました。
日本の官僚、とくに文科省の官僚がイケてないのが、日本の大学がイケてない原因、といったことが書...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月30日
著者の経験に基づく偏見を通して考察された良書。破壊的イノベーションの必要性、日本学術会議の不要論、灘高の授業の面白さ、米国と日本の教育の違い、修士課程への助成制度の必要性など、興味深い。日本の文系がノーベル賞を取っていないなどの誤りが無ければもっと良かったし、もっと尖って議論を深めても良かった。文系...続きを読む
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