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AIに仕事を奪われない! 読解力アップの実践法 日本中で騒然の書『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』、待望の続編 AIが苦手とする読解力を人間が身につけるにはどうしたらいいのか? 読解力向上のために親、学校、個人ができることを提言 小学校・中学校で実際に行われて成果をあげている授業・取組みを公開! 大人が読解力を身につける方法も明らかにする あなたは大丈夫? すぐにできる「体験版リーディングスキルテスト」収録
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Posted by ブクログ
難解な単語は少なく、とても分かりやすいです。 そして本書では、実際にRSTリーディングスキルテストを体験できるようになっています。 しかも、小4対象のリーディングスキルを身に付ける授業の例まで載っています。 テスト自体を繰り返してリーディングスキルを身に付けようとする事は間違い! 読解力だけど、数学...続きを読むの“集合と論理”の思考もすごく必要。 著者の新井紀子氏の物事へ懐疑的に向き合う姿勢は、これからの情報過多の時代において、参考にしていきたいです。
自分には読む力があると思い上がっていることに気づけた。早く読むことよりゆっくりでもちゃんと読む練習をしていくと決意できた。
前回に引き続き良い本だった。簡易版RST試験の自身の結果にはショックを受けたが、自身の苦手とすることが見えてきてよかった。どう対応すればいいかはわからないが(本書にもそこまで詳しくは載っていない)、まずは一文一文確実に意味を理解する習慣を身に付けたい。
RST(リーディングスキルテスト)の体験版が受けられると言うことだったので読んでみました。 散々な結果でした。 それはさておき、こういうふうに「読解力」を分解して、何がどれくらいできないのかが判るととてもよいですね。 対策しやすいです。 AIに負けない、ということと、読解力を高める、ということが直結...続きを読むするかどうかはどうかなと思いましたが、読解力が低いと、騙されたり、損したりは多いと思うのでぜひ高めたいです。 学校の主に国語の教員向けに書かれている感じでした。 授業案なども載っています。
高3で教師を目指す受験生なのですが 凄くためになる本で読む度なるほどと思うことが多々ありました。読解力を身につけるにはどうしたらいいのかまで書いてありこれからに生かせる本だなと思います
妻と子どもと丁寧に会話し、子どもの学校の教科書を子どもと一緒に丁寧に読んで、日々体験することや世の中の出来事について丁寧に考えを述べ合おうと思った。 それと、読んで書いて聞いて伝える、見たままを分かりやすく書く、説明する、表現する、そのようなことがとても大事だなと思った。 ドリルは完全ではないという...続きを読むことも新鮮だった。
自分の読解力を計れるのが面白かった。 著者があらゆる批判と向き合い、論理的に反論していくのもかっこいい。 AIに負けない力とはなんぞや、は前作「AI vs 教科書の読めない子供たち」を参照。 本作は読解力をいかに強化するかに特化。 地道に「意味」と向き合うしかないんだなぁ。
RSTのテストがついている、とのことで紙で購入。 満点ではなかったが概ね想定通りの点数でした。 読解力を上げるには近道などはなく、地道に深く読み込んで理解するしかないということに納得しました。
自分の経験と照らし合わせても腑に落ちる読解力に対する指摘だった。RSTを実際にやってみてちゃんと文章を読めてないクセが少なからずあることを痛感させられた、確かに数学の定義文は今でも苦手だ。そして意味をしっかり理解することは、自分自身の考えを上手に出力できることに繋がる。ここで提唱されている教育を子供...続きを読むの頃から実践すれば、確かに人生を大きく変える結果が伴う。
AI VS.教科書が読めない子どもたちの続編。リーディングスキルテストの体験ができ、また子育てに関して参考になる情報も多い。具体的なアドバイスが述べられた第9章は秀逸(当然、読解力についての定義と著者の主張を把握したうえで読む必要はある)。 第2章 読めるとは何だろう 日本で育った日本人は、(読み...続きを読む障害がなければ)ほぼ全員が読み書きできるようになる。しかし、家庭や地域によって語彙量に相当の差が出るほか、本や教科書の読み方、板書の捉え方に決定的な差 = 機能語の部分を正確に読む子とそうでない子の差が出てくることが問題。後者は教科書を読んでもぼんやりとしか意味が分からず、暗記やドリルに頼るようになる。文を読むときに(機能語を無視して)キーワードの群として文章を捉えるようになり―著者はこれを「AI読み」と呼ぶ―この方法では新しい知識(例えば数学で出てくる"定義")を学ぶこと、特に学年が上がり学習内容が抽象的になればなるほど、理解を深めることが難しくなる。日本語として単語をとらえることは出来ても、文章の意味を理解することができていないから。 一例として、「誰もが、誰かをねたんでいる」という文章を、意味を変えずに受け身型にするとどうなるかという例題が出てくる。自分は当然のように「誰もが、誰かにねたまれている」だろうと考えたが、著者の思うつぼ。ツイッターでも7000人以上の回答者のうち半分以上が同様に答えたそうだが、図を描いてみると分かる通り、前者は「誰にもねたまれていない人が存在する」のに対して、後者は「全ての人が誰かしらにねたまれている」意味になってしまい、同義ではない。この問題の(自然な)受動態文は「ない」というのが正解だそう。こんな問題一つでも、自分がいかに"読めていない"かを痛感した。 知らなかったが2022年度から高校の現代文は「文学国語」と「論理国語」の選択制になるそうで、長く続いた文学班長から、事実について書かれた文章を正確に読んだり書いたりできることにも重きを置かれるようになるそうだ。 第3~5章はリーディングスキルテストの実践、解説、間違い方のタイプ別分析 第6章 リーディングスキルテストでわかること 35分のテストでそんなに正確に読解力が判定できるのかとよく問われるが、視力検査に似ていると言えばわかりやすい。0.8を指して間違ったら1.0を指して、正解したら0.9を指して、というイメージ。通常の筆記試験のようにどの問題が出るか予め決まっているのではなく、受験者の回答に応じて難易度を変えた問題が出され、それを繰り返すことで、正答率が半々程度になる問題の難易度が、受験者が正確に読むことができる「限界だろう」と判断している。 「入試が暗記を求めるから暗記をする」のではなく、「入試は読解力を求めているのに、読解力が不足している生徒は(AIと同じように)暗記に走らざるを得ない」 日本のような「公平で統制が取れた教育制度と極めて厳格な大学入試制度を維持している国」は他にほとんど存在しない。例えばRSTの問題分類の一つ「推論」では、ある程度の常識を求める出題がある。日本で生まれ育った人にとっては当たり前のことでも、例えば州や学校によって「進化論に極力触れない」教育を受けるようなアメリカでは、テストとして成り立たないだろう。RSTの成績が州によって異なったとして、それが移民割合のせいなのか、所得の差か、教科書のせいか、教員の質か、統制の取れない条件があまりに多すぎて、日本ほどくっきりとした(例えば高校の偏差値とRSTの平均読解能力値が高い相関をもつような)結果は得られないという。 第7章 リーディングスキルは上げられるのか まず第一に、RSTは達成度テストではなく、100点を目指すものではない。RSTのドリルを作って毎日生徒に解かせるという学校が出てきたが、それは完全に間違っている。人間は、同じことを何度も練習させられると、多くの場合「楽だけど非本質的な」解き方を会得する。幸か不幸かそれで結果が向上したとしても、RSTの本来の目的からずれてしまう。 アクティブラーニングという言葉が流行しているが、著者によれば日本はアクティブラーニング先進国。1980年代、90年代、日本の学力があまりに高いので、世界各国の教育関係者が盛んに視察に来て、班活動に注目したという。班活動 = グループ学習であり、一人ひとりが意見を言い合い議論するという意味で、アクティブラーニングだと言える。 ある研究授業で、4年生の多くが2Bの鉛筆を使っていることが気になって聞いてみたところ、アクティブラーニングでは黒板の文章を写す時間はとらないのだそう。いろいろな自治体のワークシートやプリントを集めて気づいたのは、文章を書かせるよりも、穴埋め形式のものが圧倒的に多いということ。文章を「文章として」読まなくても、キーワードを埋めていけば学習できた気になってしまう。そのキーワードだけ覚えれば、真の理解はしていなくても、テストでそれなりの点を取れてしまう。そのまま中学生になり、高校生になり、ノートが取れない大学生になる。 計算ドリル、特にあらかじめ桁がそろえて書いてある筆算ドリルは使いすぎてはいけない。問題だけが書いてあって、ノートにそれを写して、それを筆算させる方が良い。「桁をきちんと合わせないこと」「繰り上がりや繰り下がりを正しい箇所に書かないこと」が筆算の初期のつまづきの多くであり、これが何も考えずに上手くいくようなドリルを使っていては、真っ白な計算用紙で自力で計算することは出来なくなる。「自転車の補助輪」は最初は必要だが、どこかで外さなければならない。伸びなくなる。 小学生で重要なのは、筆算の桁をそろえること、板書をある程度の速さでノートに写すこと、手順書通りに実験をしてその結果を見た通りに記録すること、点に合わせて定規を押さえて線を引くこと、指に力を入れすぎないようにしながらコンパスで円を描くこと。意味を理解すること、自分をコントロールすることであり、AIと根本的に違うところ。その積み重ねで、リーディングスキルは(大人ですら)上げることは可能だという。 人間は怠ける天才。怠ける天才だからこそ、遠い川から水を運ぶのではなく、井戸を発明し、水道を引いた。抽象概念を理解し、操作(推論)することは、多くの生徒にとって暗記やキーワード検索よりも面倒くさく、難しい。怠けがちになる。だからこそ、抽象概念を操作することから逃避しないよう、目にかけてやる必要がある。現代社会で生き残るうえで、意味を理解しながら抽象概念操作ができることは圧倒的なパワーを意味するから。 第8章は読解力を意識した授業の例。 第9章 意味がわかって読む子供に育てるために 全文写したいが少しだけ抜粋。 ※幼児期:社会(文字、数、貨幣、移動手段、調理など)に関心をもつようになったら、ごっこ遊びができる環境を作ったり、広告や駅名を読んだり、(電子マネーではなく)貨幣で何かを買ったり、簡単な調理を一緒にしたりする機会を増やす。 ※低学年:小学生は高学年に至るまで、発達の分散が相当に大きい。何かできないとか、標準以下であると保護者は「自分の育て方が…」とすぐに落ち込むが、睡眠・食事・排便に気を付けていて、ネットやゲームに依存させず、十分に体を動かしていて、日々母語で話しかけているなら、親ができるのはそれくらいだと大らかに構えた方がいい。 ※中学年:20世紀には、登下校の時間に「昨日は何をして、どんなテレビを見たか。どんな番組でどう面白かったか」話す機会が豊富にあった。いまはリアルタイムに情報を共有できるスマートフォンの普及により、背景知識が異なる人に何かを説明するという機会が激減した。リンクをシェアすれば済んでしまうから。その補完として、家庭ではネットワークをオフにして、学校であったできごとに興味をもって子供の話に耳を傾け、客観的に説明する機会を作りたい。
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