ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
世界は物語で溢れている。お湯を注げば誰でも美味しいカップラーメンができるような、ありもので定型的でわかりやすい物語にいい加減辟易している。しかし、物語を紡ぐことで私たちは歴史や価値観を伝承してきた。私たちは人の言葉を食べて、言葉で生き方を決められる生き物なのだ。
物語は用法と容量を守って正しく服用を。そして、物語から逸脱した楽しい遊びに思いっきり自分を没入させよ。そうメッセージを受け取った。
刊行イベントにお邪魔したが、難波さんは宇宙人だと自称し、確かにエピソードも浮世離れしていた。なぜ知らない人の顔のポスターを家に貼るのか、なぜ締め切りが頭にあるのに実行できないのかなど…優しい宇宙人が舞い -
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Posted by ブクログ
「たった一つの『本当の自分』など存在しない。対人関係ごとに見せる複数の顔、そのすべてが『本当の自分』である」
本書は、著者の小説制作エピソードが随所に盛り込まれており、時に自作の解説・宣伝のように感じられる側面もある。しかし、掲げられたテーマについては宣言通り非常に平易に説かれており、分人主義の入門書として極めて読みやすい。
印象的だったのは、出口治明氏の「人・本・旅」という言葉との親和性だ。 他者や環境との相互作用によって生じる「分人」のバリエーションを豊かにすること。つまり「分人ポートフォリオ」を最適化し続けることこそが、現代における生存戦略であり、「教養」ともいえるのではないかと感じ -
Posted by ブクログ
精神科医であるヴィクトール・フランクルが、ナチス強制収容所での生活を冷静に記録し、収容所の人々が何に希望を見出し生き抜こうとしたかを克明に記した本。
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どのような外的環境にあっても、自分が自分である為に(内的環境を統一する為に)は唯一性が大切であり、その唯一性は何かに対する責任感から生じるそう。収容所で極限状態を経験している筆者の言葉は深く印象に残った。
(唯一性:自分にしかできない仕事がある、自分にしか守れない大切な家族がいるなど)
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ただ、唯一性を他者に対する責任として持つ時には、他者が「生きている」ことを前提として考えてしまうという大きなリスクを孕んでいると思った。
愛する家族への責 -
Posted by ブクログ
単純に、ただただ面白かった。
未成年で世間を揺るがすような罪を犯した少年少女は「愛着障害」と言われるけれど、実際は何かしらの発達特性を抱えていた。
印象的だったのは、ある殺人を犯した少女Aの言葉。
「遺族の気持ちを考えたことがなかった。怒ったりするのは、生活上の不便さから生じると思っていたが、喪失そのものが怒りや悲しみにつながっていると知り驚いた」
通常の少年院のような「反省しなさい」という教育では全く意味をなさないんだなと改めて実感。
人が死ぬことの悲しさという当たり前の感覚が欠如することもあるんだなあという衝撃がある一方、「発達特性、グレーゾーン」って誰が決めた基準なの?そもそも通常っ
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