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Posted by ブクログ
年齢問わず。今、悩んで頭の中でグルグル言葉にならない思いや考え、感じた事が溢れてる人に読んで欲しい。書く事でスッキリ、デドックスできる!
文書も読みやすくて、物語に引き込まれる。
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池袋の新栄堂書店さんで出逢った本。
まずは表紙の絵に惹かれた。
さまざまな彩りの、とても美しい海の中で、ぼんやりと真ん中に、やさしい赤のタコがこちらを見ている。
持ってみると、私の手の中にすっぽりと馴染んで、
表紙の紙質もなんだか、ずっと昔から持っていたような気がする。
表紙をめくってみて、冒頭の一文で、私は一気に惹き込まれる。
この本は、手元に置きたい。
何年ぶりかの衝動買い。
結果、読んで良かった。
良かったと思えるのは、自分自身がこの本で書かれているようなことを中高生のときやっていて、実感として本当にそうだよなと思ったことがあるから。
さみしい夜、辛い夜、悔しい夜、
ノートに日記、というより思いを綴っては、
毎日地道に生きてきて。
そうすると、そうしなければ得られることのないご褒美みたいなものが貰えるんだよね。
自分って奴はこうで、ずっと変わらない、と思ってたのに、読むと全然違う人間みたいなこと考えてる。
それはどんな読み物よりも心を震わせた。
そういえばあの時、あんなに正直に気持ちをノートに書けたのは、勉強机に、鍵付きの引き出しがあったからだ。あの引き出しがなかったら、もし家族に見られるかもと思ったら、きっとあんな赤裸々に書けなかった。いったい、この世界の誰が、子どもの勉強机に鍵付きの引き出しを付けようと考えたんだろう?その人のおかげで、私は自分と向き合えたよ。何十年越しに向き合えたこともあるよ。
子どもにとって、自分の部屋、それから鍵付きの引き出しは、きっと必要だ。
本の中身も ページ1枚1枚に思いがこめられてるみたいで素敵なデザインだった。
さみしい夜にはペンを持て。
久しくやめてしまっていたけれど、また初めてみようかな。
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小説であり、自己啓発でもある。読みながらペンを動かしたくなり、何度も止めては、ペンを動かした。ただの日記やノート術ではなく、何のためのそれを書くのかをわかりやすく腑に落ちさせてくれた
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一回読み終わって、この本の内容ををできるだけ頭に入れたいと思って再度読みました。
この本は自己啓発本であり、コミュニケーションなどを学ぶビジネス書でもあり、小説でもあると思います。
舞台は海の中をモチーフにしていて、主人公は気弱で上手く言葉を紡げないタコのタコジロー君。
学校で嫌なことがあり、どうしても登校出来ずに公園に足を運んだタコジローはそこでヤドカリのおじさんと出会い、大切なことを教わっていきます。
内容的には自分と向き合うための日記の書き方が中心なので、日記が続かない私には合わないかもと思って読み進めていましたが、ものの考え方や小説の展開など面白いところがてんこ盛りでした!
読んだ後気づきましたが、作家は「嫌われる勇気」を手掛けた古賀史健さんです。
書店でもよく見かけるので、気になる方は是非!
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#ヨンデルホン
#さみしい夜にはペンを持て / #古賀史健
#ポプラ社 #ヨミハジメ #ドクリョウ #ヨミオワリ
一気に読めてしまった。なぜ書けないのか、ヤドカリのおじさんがその理由を全て言葉にしてくれていた、感動。ストーリーもおもしろく、その展開にマッチした装丁も最高で映画のように良かった。
Posted by ブクログ
日記は書くものではなく育てるもの。
書こうと思って書くのではなく読みたいという自分がいて初めて書き始める。
日記は今年の4月からずっと書いていたけど、書き方に困っていたり何も書くことがなかったり、嫌なことを思い出してしまったりと様々な悩みを抱えていたがこの本を読み少しずつ解決していくことができた。
小さい子、特に小学生中学生に読んでもらいたい作品。とても素敵な1冊でした。
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個人的に傑作。
文章を書くときに出会う悩みをひとつずつ解きほぐし、読み終わった頃には文章を書くことへの抵抗感がなくなっている。
「考える」と「思う」の違い、「書く」と「話す」の違い、から書く意義を誰にでも理解できるように解説している。
どこにでもある文章ではなく面白い文章にするための方法、ありきたりの感想ではなく独自の感想にする方法、も伝えている。
そしてこの本のすごいのは、そういった言語化が難しい説明を、おそらく小学生高学年なら理解できるであろ文章と物語という形式で成立させていること。『嫌われる勇気』の時も同じことを思ったが、形式的に説明されるよりも物語として語りかけるのが類を見ないほど上手。天才的。
これまで自分と向き合わずにありきたりな選択をしてきたすべての人に読んでほしい。日記を書くことで自分と向き合うようになると、時に目を背けたくなる現実を直視して苦しいと感じるかもしれないが、そういったひとつひとつの経験を糧に自分が思い描く人生を歩めるようになれるはず。自分も自分と向き合おうと思う。
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考える事の大切さが
真っ黒に白字で書かれていた。
印象的でした。
自分で考える習慣を持たなかったら
誰かが用意してくれた「わかりやすい答え」
に飛びつく。
騙そうとする悪い奴がいるとしたら
その嘘も見抜けなくなる。
タコジローくんが
ヤドカリのおじさんが
世間的には「悪い奴」
とされているのにも関わらず、
自分で考えて判断して
助けた。
自分で考えて
ちゃんと出した答え。
日記、ほぼ日で続けていますが
だいたい出来事を書いて
簡単な感想を書いて終わりにしていました。
考える力もつけたいし、
もっと掘り下げて日記を書いてみて、
今の自分を好きになれたらいいな。
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『(みんな)から離れて、ひとりの場所で、ひとりの時間を作って、なんでもない自分を取り戻すわけだ』
34歳、すっかり影響受けて日記はじめました。
何度も書いたことはあったが続かなかった。その理由もタコジローくんがヤドカリおじさんにしっかり聞いてくれて、そっかーだからだー、よくぞ聞いてくれた!と納得させてもらう場面が多々あり、再び日記に向き合う事ができました。
歳を重ねるにつれ、妻だったり、親だったり、会社だったり、いろんな自分が増えるけど、日記に向かうことで自分を取り戻す。日記を書くって素晴らしい時間。
タコジローくんの友人関係、家族関係も、思春期を通られた方なら、わかるよ〜とタコジロー(もしくは友人のだれか)に肩組みたくなる場面があるかと思います。
ストーリーとしても、書く事の教科書としても、やる気スイッチONしてくれる満足できる内容でした。
Posted by ブクログ
「書くとはなんだろう。」
よく学校や会社で『頭の中を整理するには書いてください』と言われることが多いが、それを細かく誰にでも分かりやすいように説明してくれる本。
タコジローくんを通して客観的に自分のことを見ている気がしてなんだか気恥ずかしいような、情けないような、でも読み終わった後、充足感ある作品だった。
色々と頭の中ぐるぐるして悩んでる方におすすめ。
Posted by ブクログ
普段わたしが書いてる日記とは、全然違う日記が今日は書けそう。
何度も読み直したいし、お守りにしたい本に出会えて嬉しい。すぐ影響されるから日記帳買った〜
Posted by ブクログ
おもしろかった
この本を読んだら、ここの感想ももっと丁寧に書かなければならないような気になるので、今日はいつもより長めに‥
予備知識無しで読んだので、小説だと思って読んだら全く違った。しかも、主人公タコって‥。最初は戸惑って読むのをやめようかと‥汗
内容は、ひとつには自分の心の見つめ方、生き方、もうひとつは文章の書き方について書かれている。自分自身の心を整理する為に日記を書く事を勧められるタコジロー。書く事によって、イジメにあっている自分を客観的にみられるようになり、生きやすくなる。
読者対象は小学6年生から一般だそう。
余談だが、スラムダンクって集英社じゃなかったっけ?海だからスイムダンクになってのってたけどいいのか笑
Posted by ブクログ
兎にも角にも、まず装丁がとても好き。
物語の舞台が海の中で、登場人物も海の生き物なので、読み始めて最初は少々入り込みにくい感じもするけど、その感覚を中和してくれる。
大切な1冊として、ずっとそこに置いておきたい。
そんな気持ちにさせてくれるし、
私が知ってる本の装丁の常識、みたいなものを
ほんの少しだけ覆してくれる感じなんです。
内容は物語形式。
「日記をつけてみるとよいですよ」
そんな風に唐突に言われても
そんな気に離れないかもしれないけど
この本を読んだあとは
なにか言葉を紡いでみたくなる。
書くことで得られることを
最大限にわかりやすく言語化してる。
それも押し付けがましくなくて
ふんわりやる気にさせてくれるの。
「思う」と「考える」の違い。
「話す」と「書く」の違い。
あぁ、そっか。
だから私は書くのが好きなのか。
10代20代に
これを読んでいたら
私ももっと早く気がつけたのになぁ。
なんて思ってしまったけれど
今読むことに
なんかしらの意味があるんだと思うよね。
Posted by ブクログ
なぜ日記を書くのか?自分と対話する為。自分の考えをまとめるために日記を書く。考える事を行う。未来の自分がきになるような日記を今日だけ書いていく。
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子どもにも読みやすいようストーリーになっていました。
また、子どもが中学生くらいになったら読ませたいと思う本でした。
表紙や挿絵に惹かれて購入しました。
『言葉』って大切だな、と改めて感じました。
書くこと、話すこと。
誰かがいるから、書けるし話せる。
そして自分自身との対話にもなるって素晴らしいと思いました。
こうやって本を読んで、レビュー、感想書いて、誰かに読んでもらえて。
それをまた自分で読み返して『あぁ~、あの時こんなこと考えたんだな。』『この本読んでたな』って記録が残って。
だから、これからも本読んで記録します。
これが私の本の記録(日記)
Posted by ブクログ
装幀が綺麗で好みでした。
本を開いた時のタイトルが見開きでぶわっと目に飛び込んでくるのが最初のこの瞬間でしか味わえないと思うとこの本を手に取って良かったと思える気持ちになりました。
読みながらメモをたくさんとりました。
これまでこのアプリに感想をたくさん書いてきましたが、自分のことばで書けていないと思うことがたくさんありました。本を読んだ時の感情が何に似ているのか、便利なことばではなく丁寧に考えることが大切。
難しいかもしれませんが、この本を思い出しながら意識していきたいです。
この本を読んだ時の衝撃は、昔読んだ『夢を叶えるゾウ』を読んだ時に似てるなあと思いながら読みました。
Posted by ブクログ
「うみのなか中学校」でいじめられているタコジローは、学校に行けずに行き着いた公園でヤドカリのおじさんと出会う。おじさんに心の思いを文章にすることをすすめられ、タコジローは半信半疑で日記を書き始める…。
物語仕立てで書くことの効用を教えてくれる本。「未来の自分に読んでもらうために書く」という発想になるほどと思った。確かに本の感想でも、以前書いたものを読み返すと案外新鮮に感じられたりする。毎日日記を書くのは難しいが、少しずつでも何かしら書き残すことは続けたいと思った。作文や感想文の書き方についても具体的に書かれており、なかなか実用的。
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スマホではなく手にペンを持って日記をつけてみたくなった一冊
書くことによって気持ちを整理することが出来る
一箇所でもいいからスローモーションで書く
悪口を書きたくなったら過去形にする
中学生
Posted by ブクログ
タコジロくんの気持ちがよくわかる。
書くのは苦手。
本当にヤドカリのおじさんの言うように書けるようになるんだろうか・・
なんで日記を書くのか、どう書くのか、ヒントをたくさん教えてくれる。
ちょっと書いてみようか・・と思っちゃう。
シェルホン、泳げメロス、スイムダンク、出てくる言葉も面白い
Posted by ブクログ
皆さんの高評価が気になって手に取ったものの、読み始めて「あっ、今読みたい本と違うかも・・・」(今の気分は読書=娯楽)
それでも読み進めると、上手いこというなぁと感心。“スローモーションで描く”とか子どもでも分かりやすそう。あの頃の私に教えてあげたい。
結局、読み終える頃には大人の私も書きたい気持ちにさせられてしまった。
何となく昔読んだ『ソフィーの世界』を思い出した。子どもに語る言葉で深いことを教えてくれている感じ。
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印象に残ったところ
【スローモーションの文章】
情景を細かく区切って、それぞれの場面を描いていく。
1箇所でもいいからどこかの画面をスローモーションで書く。
【自分を物語の主人公にして、客観的に見る】
あらかじめ文章の中に一人称(僕、わたし)を多めに入れておく。
書き終えたら一人称を三人称(個人名とか彼女とか)に変えてみる。
【あの時の気持ちを書く】
更新されることのないあのときの気持ちを思い出してスケッチする。
あのときの自分に質問する。
答えは見つけるものじゃない、出すものだ。
とても面白いし、日記を書こうと思えた。
ただ10日間書き続けるのはなかなか難しいとも感じた。
Posted by ブクログ
学校の人間関係?魚関係?で悩むタコジローがヤドカリのおじさんに、日記の書き方を教えてもらうお話。
「思う」から「考える」へ、
そして「書く」ことから自分を探していく。なかなか言葉として表現しにくい感情をコトバミマンや色鉛筆に例えてあって、とても上手だなぁ、と思いました。
子供はももちろん、大人が読んでもしっくり来るお話でした
Posted by ブクログ
「文章を書くとは」という視点で読み解くなら、田中泰延「読みたいことを、書けばいい。」、pato「文章で伝えるときいちばん大切なのは、感情である」に通ずるものがある。
読み物としてもスッと入ってくる印象で読みやすくわかりやすい。
ただ、じゃあ「日記を書こう!」って思っているかというとそこは怪しい。書けたらいいと思うけど、きっと書けずに終わるだろう。
日記を書けないからエッセイ書こうとしてるのに。
エッセイすら書けないんだけど。
Posted by ブクログ
どう考えても"今の私"が読むものでは無かったんだけれど、YAとして間違いなく良書。自力にしろ、この本に出会うにしろ、ここにたどり着けた学生は文章を書くことが一生物のスキルになると思う。
Posted by ブクログ
話題になっていたようだったので期待して読んだが、自分にとってはそこまで深く刺さらなかった。
ただ、内容が悪いわけではなく、自分の実感として日記の効果やそれによる成長があったからであり、日記を書かない人にはぜひおすすめしたい本だと思った。
近頃は自分の考えを練るよりは、頭の中で済ませたり、本を読んで他の人の考えで埋めたりが多かったので、自分と向き合う時間を改めて作りたいと感じた。
舞台や登場人物が海関連なのが個人的にとても好みだった。
Posted by ブクログ
もしも『日記の続け方』というタイトルだったら、よくあるHOWTO本だったら、パラパラとページをめくって読まなかったでしょう。物語だから最後まで読んだし、ノートも準備してしまった。
Posted by ブクログ
「可能性のなかに生きているかぎり、ぼくたちはものごとを真剣に考えなくなるんだ」
「思う」と「考える」はなにが違う?
「書く」と「話す」はどこが違う?
その答えが、この本の中にありました。
悩み多き 中3が、ナゾのおじさんと出会う。
おじさんは彼に「日記を書いてみないか」という。
ただ、それはみんなが思う「ふつうの日記」ではなかった…
とてもやさしく分かりやすく書かれている。会話が多いのでテンポが良く、読者を飽きさせない。そして、イラストがとてもかわいい。
「さみしい夜」って?そんな夜はペンを持つことで乗り越えられる?
頭の中に浮かんでは消える、たくさんの「思い」(『コトバミマンの泡』)を、書くことで「考え」にまで高める。
考えるとは「答えを出そうとする」こと。悩みの解決に向かうこと。答えを出そうとしないまま保留しているのは、何も考えないのと一緒なのだ。
言葉にすることは「現実にする」ということ。見なくても済んだはずの現実を、直視しなければいけなくなる。だからこそ、大きな意義がある。
自分と向き合うことの大切さとその方法を、やさしい物語とともに教えてくれる本でした。
今日から日記を書きたくなる!なによりも自分のために。