あらすじ
★「ちゃんと考えた?」と言われたことのある、言ったことのあるすべての人へ
★ほんとうは考えているのに、「考えが浅い」と思われるのはなぜ?
★元口下手なコンサルタントが明かす、「知性」と「信頼」を同時にもたらす黄金法則!
さあ、思考の質を上げよう。
子どものころ、「ちゃんと考えてから話して」と言われたことはないだろうか。もしくは上司に「ちゃんと考えた?」と言われたり、部下の言動に「こいつちゃんと考えたか?」と思ったことはないだろうか。
実は「ちゃんと考えている人」と「考えていない人」の差は思考の量ではありません。徹夜して考えたからといって「あの人、頭いい」とならないでしょう。両者の差は思考の「量」ではなく、「質」なのです。
本書は、"本質論"が人気で1億2千万PVを誇るビジネスメディアの主宰者でありコンサルタントとして1万人ものビジネスパーソンと対峙してきた安達氏が、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します。
一説によると人間は1日に1万回ほど思考しているそうです。つまり、人間はみな考えているのです。
「ちゃんと考えた?」とされる人も自分なりに考えていたはず。自分なりに考えていても、他人から「考えてない」とみなされるのは、質に変換できていないから。たとえ伝え方や話し方をいくら身に付けても低い質のままでは、「それっぽい話」ができるようになるだけで、人を動かしたり、信頼を得ることはできません。話す前の思考の質で伝わるかどうかはほぼ決まってるのです。
しかし、「ちゃんと考えた?」と言われたこと、言ったことがある人はいても、「ちゃんと」の部分を具体的に教わったこと教えたことのある人はいません。
そこで、口下手で決して「頭がいい」とは言えなかった著者がたまたまコンサル会社に入って叩き込まれた、「ちゃんと話す前に考える」ことを明確化し、業界問わず、一生使える形に法則化。コミュニケーションに苦手意識がある人も、考えることが苦手な人も、話す前だけでいいので、ちゃんと考えることから初めてみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「なんであんな言い方をしてしまったんだろう」
会話のあとに一人反省会が始まる自分にブレーキをかけたくて、本書を読みました。
『頭のいい人が話す前に考えていること』は、話術の本ではなく「余計な一言を減らすための本」。
頭のいい人ほど、うまく話そうとせず、「この場の目的は何か」「相手は今何を求めているか」「それを邪魔しない言葉は何か」を静かに整理してから話します。
正しさよりも、その場で“機能するか”を基準に言葉を選ぶ姿勢が印象的でした。
特に刺さったのは「結論から話す」とは、自分が言いたい話ではなく、相手が最も知りたい話から始めることだという点。
また、「黙る」ことも思考の結果であり、立派な選択肢だと教えてくれます。
話す前に一拍置く。その余白が、自分をすり減らさない会話につながる。
会話後に後悔しがちな人に、静かに効く一冊です。
Posted by ブクログ
完読:2時間程度
難易度:低
質の高いコミュニケーションを取るための思考法について、例題を交えながら分かりやすく解説してくれている。
また、この本をきっかけに「読書記録」を始めました。
心に残ったフレーズ
もし今、人生がそれほどうまくいっていないと思うなら、人の話をよく聞くだけで、人生は好転する。
Posted by ブクログ
・人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する
・アドバイスしたいときほど相手の話を整理しながら正確に聞く。
・コミュニケーションの醍醐味は一緒に思考を掘り下げることで、ひとりでは気づかなかったことに気づくこと。
・質問の質は、質問する前に仮説をどれだけ建てられるかどうか、で決まる。
頭良くなります!!!
Posted by ブクログ
コミュニケーションの仕方を、考え方から始まり、テクニックも含めてわかりやすく説明されている作品。考え方に力点が置かれている。言い方には気をつけた方がいいが、口がうまくなる必要はない、と説明は目から鱗だった。よく考えていれば、多少説明が不味くてもいいんだなと。これも勝手な解釈かもしれないが。
Posted by ブクログ
仕事で新人さんの研修を担当するようになり、何か参考になればと思い読みました。まず、構成が素晴らしい。冒頭にいきなりクイズがあったり、虫食い7ヶ条が書かれていたりと「読み進めると答えにたどり着けるのか!」という期待感がある。書いてある内容も、自分の中で理由もなくやっていたことが言語化されていて、「ああ、間違ってなかったな」と答え合わせしている感覚もある。頭の良い人とは、「知識がある人ではなく、冷静で親切で知性のある人。仕事を前に進め成果を出せる人。」とても納得。心に刻みました。
Posted by ブクログ
社会的知性については、普段から意識して高めようと努めているものでしたので、これまでの自分の考え方は間違っていなかったという、確認ができるような内容でした。
事実と意見を分けることは、私も仕事を進めるにあたって意識していないと忘れがちです。常に忘れずに心がけていこうと思えました。
どの項目についても、人間関係を良好に進めるためのバイブルとして非常に本質をついた良質な内容だと感じました。
たびたび読み返したいと思えるほどの書籍だと評価したため、星5とします。
Posted by ブクログ
頭のいい人が話す前に考えていること
著:安達 裕哉
ちゃんと考えている人と考えていない人の差は、思考の量ではなく、思考の質である。だれもが量ではなく、質で勝負しなければいけないときがやってくる。
なんとなく考えたことを、あるタイミングで、良質な思考に転化させる必要がある。そのタイミングが人に話す前である。本書は、頭のいい人が話す前に何をどうちゃんと考えているのかを明確にすることで、だれもが思考の質を高め、頭のいい人になれることを目指して書かれている。
構成は以下の2部から成っている。
①頭のいい人が話す前に考えていること
②一気に頭のいい人になる思考の深め方
売れている本には訳がある。
7つの黄金法則を学び、その後に思考を深め、頭のいい人の型を得る事ができる。暗黙知的な「頭のいい人メソッド」が高い再現性の中で体系的かつ実践的にまとめられている。
難しい言葉の紹介・説明はまったくなく、読みやすく、ストーリー性と辻褄が相まって読みやすさと理解を両立してくれている。
多くの物事はやる前から結果は決まっている。始まる前に何をすべきか。反復した仮説と検証からその域に辿り着くことが出来る。
薦めてくれた同僚に感謝。共通言語として多くの人と共有したい素晴らしい知識が詰まった一冊であった。
Posted by ブクログ
若干前振りが長いが、具体的な方法や参考文献もふんだんに載せてくれてるだけでなく、一回で理解できるように配慮されて書かれたり(私は一回で全てを吸収する事は無理だったが...)再現性に向けたワークもあってよかった。
Posted by ブクログ
仕事で成果を残す、いわゆる「優秀な人」とはどのような人であるのか、まさにそれを言語化した内容になっている。考えるとはどういうことか、どのように振る舞えば信頼を得られるのか、どうすれば伝わるのか、それらを再現可能な内容で体系的にまとめたのがこの本である。
一度読んだだけでは、なんとなくの理解にしかつながらないと思われるので、ここで書かれていることをきちんと実践していくことが、「優秀な人」につながると考える。もっと早くこの本に出会っていたかった、そんな風に思わされた。
Posted by ブクログ
恥ずかしいタイトルで損してるけど、内容はとてもいい。本当にもったいない…。
・感情的にならない
・相手の立場に立つ。相手が聞きたいことは何かを考える。知識は相手の役に立ってこそ生きる
・賢いふりではなく、知らないふりをして相手に話させる。自分の承認欲求を抑え、相手の承認欲求を満たす側に回る
・「浅い話」をしないためには、真逆の意見や統計データを調べ、成り立ちや経緯を知った上で自分の意見を持つ
(データ検索術:検索用語+「site: .go.jp」「site .ac.jp」「総研」と入力する)
・難しい事柄を深く理解し、わかりやすく話す
・人は理屈ではなく感情で動く
・教わる技術を身につける。一度にひとつのことしか聞かない
・語彙力を増やして言語化能力を鍛え、良質なアウトプットをする。言葉を再定義する
・本当に頭のいい人とは、大切な人を大切にできる人
Posted by ブクログ
コンサルの会社へ就職し、駆け出しの頃の経験や失敗を通して考え抜いた結果編み出した「7つの黄金法則」と思考を深める5つの法則が分かりやすく丁寧に書かれている。
ダイヤモンド社だし、ビジネス書かと思いきや、これは全ての対人関係において通用するスキル書であると言っても過言ではないでしょう。
思っていたより深く濃い内容で、自身に当てはまることも多々あり、反省しきり。
詰まるところ、相手の立場になって考えろ。今風にいうと「相手ファースト」ですね。
最近書店の店先で「言語化」をテーマにした本をたくさん見かけるが、こちらからの潮流だったのか!ホント勉強になりました。
レビュー書いた事ないですが
これまで本のレビューを書いたことは無かった僕が、初めて書こうと思った理由がこの本に書かれていました。
見た、聞いた事を客観的に理解、それを言語化し他者へ伝える事を日々繰り返していくということを決意させてくれる本でした。
また普段から意識していてもなかなか出来てない、相手が今何を欲しているかや、相手の立場からいかに物事を考えるかを学ぶことができました。
思考法が具体的に書かれている
具体例やどういうふうに考えていくのかを分かりやすく説明されていて、あまり本を読まない私でも一息の内に読んでしまいました。
Posted by ブクログ
もっと若い頃に読みたかったけれど、その頃には理解できなかったかもしれない その1 とにかく反応するな(腹を立てると頭が悪くなる)
その2 頭のよさは、他人が決める
その3 人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する
その4 人と闘うな、課題と闘え(賢い人間は論破しない)
その5 伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないせい
その6 知識は誰かのために使って初めて知性となる
その7 承認欲求を満たす側に回れ
何をするにも問いを立てるのが大切だ。頭の良い人は、問いを立てるのが上手い。
もっと早くこの本と出会っていればと思うけれど、その頃では理解できなかったかもしれない。
Posted by ブクログ
学んだことメモ 承認欲求を満たす側に回る
検索ワード site:.go.jp
検索ワード site:.co.jp
バイアスがあるため反対意見も調査
言葉を敏感にし解像度を上げる
人の心を動かせる わかりやすく話せるは理解の深さに比例する 理解はどれだけ整理されているか
結論は相手の聞きたいこと 相手のスイッチが入る
相手の話は話すことを考えるのではなく正確に聞く
アドバイスはせず、話を整理しながら聞く
コミニケーションの醍醐味は一緒に掘り下げができること
質問の質は仮説をどれだけ立てるか
インパクトを残す言語化プロセス↓
客観的に捉えて本質を理解する。正確に聞く。言語化できないところまで掘り下げて言葉にする。
言語化する習慣
●まとめ
言語化により整理する。聞くときは整理に徹底。
話す時は、整理の上成立した言語でわかりやすく伝える。相手の聞きたいところから話す。
言語化掘り下げと承認欲求を満たせ。
人の話をよく聞く(理解する)自分の話しばかりしないなどわかっているつもりでもなかなか難しい。語彙力やコミュニケーション力も大事ですね。とても読みやすい本でした。
Posted by ブクログ
自分はできていない 読みやすく、
具体例が身近でわかりやすい。
ただし
口下手な自分はできないだけで、
他の話の上手な人は、話の会話の先の先が見えているのであろうか。
自分自身は
話せるときは、特に意識せずともそれなりに話せ、
話せないときは、とことん話せない。
とはいえ、話せるときもどちらかというと反応的に感じる。
詰将棋のように組み立てられているわけではないとはおもうが、
相手目線をしっかり自分の中に持つことが
上手な会話の最低限の意識とは学んだ。
言い換えれば、相手への敬意。
再読は必至の本と感じた。
Posted by ブクログ
頭の良し悪しは他人が決める。
賢いふりはやめる。
感想=意見➕事実
事実と意見を分ける
相手の言いたいことを考えながら話を聞く
相談されたときは話を深く聞くこと、何が相談のポイントか整理しながら聞くことが大切
Posted by ブクログ
売れに売れている本。
こういう啓発系のベストセラー本には、つい斜に構えてしまう。
けど、頭が良さそうに話せない私には、かなり役に立った。
この本での「頭のよさ」とは、
知識量でも、語彙力でも、
ロジックを振りかざすような派手な“ロンパ”でもない。
話す前に、ちゃんと立ち止まれるか。
感情的に反応せず、相手の話をきちんと聴けるか。
結局のところ、
「人の話をちゃんと聞くことが大事」
という、みんなが知っていることに戻ってくる。
でも、それを
「わかっている」と「できている」の間には、
案外大きな距離があるのだと思った。
これができると、
知的な大人、になれそう!
Posted by ブクログ
知性がある人の話し方のコツについてまとめられた本。
本当の意味で傾聴し相手を認められる人、
知ったかせずに自分が理解している範囲で言葉を使う人、
相手の言語化コストを抑えられる人がコミュニケーショにおいて優位に立てるということが書いてあった!
会社で上司の質問にうまく答えられなくて、何か解決のヒントがないかな〜と思ってとった本。
読みやすかったし、ビジネス意外でも役に立ちそう。
話が浅い人の特徴にまさに当てはまっていた、、。相手が聞きたいのが意見なのか、事実なのかなんてあんまり考えていなかった、、。
脳が自分の言いたいことを優先したくなる、質問を脳内変換してるのだ、と知ったことで今後はより注意深く会話できそう。
コツは色々メモしたから、定期的に見返したい。
(内容と全然関係ないけど、自己啓発本ってなんでこんなに高いんだろ。小説の方が満足度高いのになあ、とか思った。)
Posted by ブクログ
口は災いの元とはよく言ったもので、考えずに口に出して後悔や人を傷つけきたことを振り返り反省する良い機会になった。
感情的になってる時=頭が悪くなってると思い、一呼吸してから発言する様に心がけようと思う。
Posted by ブクログ
2026年初書籍
コンサルタントが、言語化する方法や思考法についてまとめた一冊
前半で会話時に考えているポイントを7つ説明し、後半はより深めるための方法や考え方についてまとめている
前半部分はいかに考えることが大事か、頭の良さを決めるのは他人のため他人目線で会話することの重要性などをまとめている
後半は思考力を深めるための具体的なシーンでの説明があり、より実践的な内容
前半の他人の立場になるというのはどの自己啓発本にも書いてあることだが、頭のいい人が考えていることをというテーマで記載されるとしっくり、納得感があり腑に落ちた
後半は具体的な思考の仕方で参考になるものも多かった、言語化が以下に重要かということなので、早速ブグログに書いてみる
Posted by ブクログ
相手の事を理解する気持ちを忘れずに、とにかく考える習慣を継続していきたい。普段使い慣れた言葉に頼らずに、新しく言語化してみる。その言語が伝わるかどうかも検証してみる。いつまでもこれを継続出来る気持ちをもっていたいと思いました。
Posted by ブクログ
言語化とは口に出すだけではなく、頭の中で思考することが大事である。日頃から考えを言語化できるようにトレーニングする。そのために事実や思考の深掘りが必要。
Posted by ブクログ
以下5つのメソッドを記載した本であった。
客観視の思考法
整理の思考法
傾聴の思考法
質問の思考法
言語化の思考法
意外にも、傾聴の思考法が出来ていないなと自覚した。部長に質問された際、相手の意図がわからないまま答えることがあった。しかし、それは回答のゴールが分からないまま話しているのと同じで、ゴールの確認が必要だった。なにを知りたいのか、それを確認してから話し出すようにしよう。
Posted by ブクログ
作者の仕事や私生活を通して学んだ事を活かして「頭のいい人」とは?を定義してプログラミングされた本。
「人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する」という法則で、自分の事に精一杯で人の事をちゃんと深く考えて寄り添った言動ができていないと思った。
その他に、自分は話す機会より傾聴する割合が高いものの、ちゃんと聞く(その人が何を伝えたいのか、瞬時に判断する能力)が足りていないと感じた。
Posted by ブクログ
頭のいい人が、というか、
信頼される人が、というか。
言語化だいじですよね。
あとは、
浅いか深いかは、
年齢重ねると発言に生き方が反映されてくる。
若いビジネスマンにおすすめの本だと思う。
面接の話はなるほど!と思った。
掘り下げのコツ助かる。
Posted by ブクログ
本書は、単なる話し方の技術ではなく、他者から知性と信頼を同時に獲得するための思考のあり方を説く。頭のいい人が実践する思考の核心は「7つの黄金法則」にある。
その一つ目が「①とにかく反応するな」(126頁)という原則だ。感情に任せて反射的に発言することを避け、特に感情が揺さぶられるとき、すなわち「怒っているとき」こそ冷静になるための時間を作るべきだ。「とにかく反応するな」(53頁)という言葉が示すように、感情的な発言が判断力を低下させ、自らを愚かに見せることを知っているため、発言前に、自分の言葉が相手にどのような影響を与えるかを深く検討し、常に冷静で理性的な対応を心がけている。
二つ目の法則は「②頭のよさは他人が決める」(126頁)であり、「頭のよさは他者の認識が決める」(60頁)という認識が根底にある。真の知性は自慢ではなく他者の評価によって決まるため、頭のいい人は常に相手の視点を意識する。彼らは「コミュニケーションの主体は自分ではなく、相手にある」(61頁)ことを理解し、行動や発言を通じて相手にとって価値ある情報を提供することを重視する。これは、「社会的知性とはひと言で言うと、他者の思考を読み、他者の信頼を得て、他者を動かす能力だ」(63頁)という知見に示される。相手に「この人は自分のことを考えてくれている」と感じてもらうことが信頼獲得に繋がるため、「とことん相手の立場に立って考える癖をつけ、頭のいい人になればとてもラクだ」(70頁)と著者は述べている。これが「③人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する」(126頁)という法則であり、彼らが話す前に考える核となる問いは、「これから話すことは本当に相手のためになるのか?」ということだ。
続く法則は「④人と闘うな、課題と戦え」(126頁)である。彼らは議論の表面的な勝ち負けではなく、その奥に潜む本質的な課題に焦点を当て、それと闘う姿勢を持つ。また、「⑤伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないせい」(127頁)という原則に基づき、コミュニケーションの失敗を話し方の問題にせず、自分の思考の整理不足や理解の浅さに原因があると認識している。物事を分かりやすく伝えるためには、まずそれを深く理解し、整理することが不可欠であり、思考が整理されていれば自然と結論から話すことができる。ここで、「どんな仕事でも、一番偉いのは"最初に案を出す人"なんですよ。」(79頁)という言葉が示すように、深く考え、本質的なアイデアを出すことこそが価値を生む。
さらに、「⑥知識はだれかのために使って初めて知性となる」(127頁)という法則が示す通り、単なる知識の披露ではなく、その知識を相手や社会のために使えるときに初めて真の知性となる。頭のいい人は、自分の発言が知識のひけらかしではないか、相手のためになるかを客観的に立ち止まって考える。また、真に賢い人は自分の知識をひけらかす「賢いふり」ではなく、相手から学ぶために「知らないふり」ができる人でもある。そして最後に、「⑦承認欲求を満たす側に回れ」(127頁)という原則があり、自分の承認欲求を満たそうとするのではなく、相手の承認欲求を満たす側に回ることで、他者からの信頼と評価を着実に高めていく。
これらの思考を支える具体的な実践方法として、「客観視」の習慣と「整理」の思考法がある。客観視として、「バイアスに意識的になり、自分と反対の意見や統計データにあたることで思考を深めよ。」(151頁)という方法で、思考の偏りを防ぐ。整理の思考法では、客観的な「事実」と個人的な「意見」を明確に区別し、結論から話す。
さらに、深く考えるための情報を得るために「傾聴」と「質問」の姿勢が重要になる。傾聴においては、「相手が話している時に、自分が話すことを考えるのではなく、まずは相手が言いたいことを正確に聞こう。」(236頁)と徹底する。特に「アドバイスしたいときほど、相手の話を整理しながら正確に聞く。」(247頁)姿勢を保つことで、相手の真の状況を理解する。この相互的な思考の掘り下げこそ、「コミュニケーションの醍醐味は一緒に思考を掘り下げることで、ひとりでは気づかなかったことに気づくことだ。」(257頁)とされている。
「質問」の思考法では、構造化された質問を通じて相手を深く理解しようとする。ここで、「質問の"質"は、質問する前に仮説をどれだけ立てられるかどうか、で決まる。」(273頁)という原則が重要になる。仮説に基づいた質問の型は、「導入質問1 過去に行った行動についての質問『直面した状況にどのように対応したか?』」や、「導入質問2 仮定の状況判断に基づく質問『仮に~このような状況に置かれたとしたら、どのようにしますか?』」から始まり、さらに詳細を掘り下げる「深掘り質問1 状況(シチュエーション)に関する質問『そのとき、どのような状況でしたか?』」「深掘り質問2 行動(アクション)に関する質問『そのとき、何をしましたか?』」「深掘り質問3成果に関する質問『行動の結果、どのような変化がありましたか?』」といった質問を用いる。
最後に、曖昧な思考を明確な言葉にする「言語化」の思考法として、普段使う言葉の定義を再考し、抽象的な概念に適切なネーミングを与えることで、思考の解像度を高め、共有しやすくする。まとめとして、本書は「頭のいい人」とは、単に知識量が多い人ではなく、話す前に相手や状況を深く考え、その知識を他者のために使える人であると定義している。話すスキルやテクニックに頼るのではなく、この「思考の質」を高めることこそが、知性と信頼を同時に獲得する唯一の方法であると説いている。
Posted by ブクログ
相手を大事にすると言うことが一貫して書かれていた。特に目新しいことはなかった。
◎頭の良さは他人が決める。客観的な捉え方に納得。
◎知識は自分の承認欲求を満たすためではなく、人のために使うことで初めて知性となる。決して自分のためにひけらかすものではない。
◎「〜ではなく、◯◯である。」と言葉を再定義する。スタバは庶民的なカフェではなく、贅沢な気分を味わえるサードプレイスである。
Posted by ブクログ
頭のいい人の話し方を読んだ。自分のことをすげえ!これほど有能です!などと喋りすぎるとかえって馬鹿にみえるのは知らなかったです(T . T)
よく相手を褒めたりしますが、それでも、自分もすごいが前面に出過ぎちゃう場面がよくあり、結構損してるんだなと気付けました。
そうですよね、口ではなんとでも言えますが、そろそろ「結果」や「成果」で語れるようになりたいです。いい気付きを得れた本でした。能ある鷹は爪を隠すんですよね。
【メモ✍️】
「頭がいい人は、自分ではなく相手のために言葉を使う」
→「頭のいい人」とは、相手の言葉を聞きながら求めていること、言って欲しいこと、相手のためになることがなんなのかを察して答えるということ。
→逆に相手の気持ちを察することなく一方的に長々と話し続けると「頭の悪い人」になる。
→大事なことは、自分の知識を使って相手が求めていることを察してそれにまるでテトリスのブロックをすぽっと埋めるみたいに的確に言えること。
→雑談と違って仕事では、相手が何か困っていることや求めていることがあるから話しかけてきている。
→その悩みや困ったことを察して返事ができる人が「頭のいい人」
「頭がいい人は、口を挟まずにまず相手の話を全て聞く」
→まず相手が何に困っていて何を言って欲しいのかは、相手の話を聞いてみないとわからない。
→求められない無駄な話をしないために、まずは、相手が何を求めているのか聞き出す。
→基本的に、人は「話を聞いて欲しい生き物」だから、聞いてくれるだけでもかなり信頼度が上がる。
→そのため、「頭のいい人」は、話すことよりも聞くことに比重を置く。口を挟まずにまず相手の話を全て聞く。
→ただ聞く(相槌は打つが内容が頭に入っていない)ではなく、相手の言いたいことを整理しながら聞く。話終わった後に「つまりこういうことですね」と相手の困ってることや言いたいことをまとめる。
「頭がいい人は感情的にならない、いつも冷静に対処する」
→感情的になると、IQが下がり、前に進めなくなり、ついつい言わなくていいことを言ってしまい、白い目で見られる。
→「頭がいい人」は感情的になることで自分がどれだけ大きな損失を被るか知っている
→「怒りを感じても6秒待つ」
→アンガーマネジメントによると、怒りが生まれて理性が働くのに6秒かかる。乗り越えれば冷静になれる。
→怒ったり言い返したらどうなるかを想像するとより冷静になりやすいと言われている
「頭のいい人は、相手が話終わったら、相手の話を言語化して整理する」
→まず、相手が求めていることはアドバイスではなく、自分の困っていることや求めていることへの理解
→考えを正確に理解してもらえるだけで救われる
→整理して話すと、ちゃんと聞いてくれたし、自分の言いたいことが正確に伝わっていると相手に感じてもらいやすくなる。
→相手の話を整理するとは、相手の話から余分な情報を捨てて、判断に必要な材料だけを残してあげる行為
→まず、まとめるつもりで、相手の話を注意深く聞いて聞き終わった後に一言で、自分の頭の中で唱えてから発音する
「頭がいい人は、難しいことを相手レベルに合わせてわかりやすく伝える」
→自分が話す前にどうすれば相手のレベルに合わせてわかりやすく伝えれるかなと考える癖をつけておく。
→物事をわかりやすく伝えるコツは、物事を深く理解すること。
→わかりやすく説明できないのは理解が浅いから。複雑な言葉や曖昧な言葉を使わざるえなくなる
→アインシュタイン「六歳児に説明できなければ理解したとは言い難い」
「頭のいい人は、話す前に相手の求めている結論を考える」
→結論を言わずに話が飛んだら長々と話してしまうと、結局何が言いたいのかわからなくなってしまう
→「結論から言う」と心の中で唱えてから話し始める癖をつける
→結論を言う時は、相手が知りたいことから話すと言うことも意識する
「頭のいい人は事実と意見を区別して話す」
→事実を求められている場で、事実ではなくて、自分の意見を言ってしまう
→相手から事実を求められているのであれば、まずは事実をありのままに伝えることが大事
→相手が求めているのは事実か?意見か?を区別して話す。
「頭のいい人は語彙が豊富」
→自分が知っていて使うことができる手持ちの言葉が多ければ多いほど当然物事を的確に表現する言語化能力がつく。
→そうすると、話していて相手にしっかりと細部まで情報が伝わりやすくなる。
→語彙は簡単には増えない。まずは読書をして新しい言葉に出会う回数を増やすことが大事になる。
→読書の感想を日記につけるとより効果的
→やばい、すごいなどの曖昧な常套句を使わないで過ごす
「頭のいい人は褒められようとしない」
→褒められようとすると、相手が求めていないことを、ペラペラと話したり知識をひけらかしたり、自慢をしてしまう。
→「頭のいい人」は、求めていることがどうすれば相手に簡単に伝わるのか、相手が求めている結論は何かを常に考えながら、的確に答えられる人。
→自分のことばかり考えて、頭がいいと思わせたい、自分のことをすごいと思わせたいと思えば思うほど、喋りすぎてかえって馬鹿に見える。
→他者は褒めつつ自分はなんでもない人間ですと言う顔をするのが知的で慕われる人の態度
→基本的には「口」ではなく「結果」で自分自身の有能さを証明するのが「頭のいい人」
→頭のいい人は褒められようとせず、相手を褒める
Posted by ブクログ
社会人として5年以上生きていれば自然と身に付くルールが体系的に纏められているので、大学生までに出会いたかった本だなと思った。
新たな発見はあまり見られない書籍だが、生きている上で何かつまずいてしまったときに読み返すと、大切なことを再認識できそうな気がする。
Posted by ブクログ
本書における頭のいい人=IQや偏差値のような数字やテストの結果でわかる学校的知性ではなく、他者との関係において高い知性を発揮するもの(例コミュ力など)を表す。あえて本書の言葉で言い換えるなら頭のいい人を再定義するといったところだ。
この本は、7つの黄金法則と5つの思考法の2部構成になっている。
7つの黄金法則は言い換えるなら他人との接し方だ。
端的にするなら、何も考えないで感情のままに動いたり、話してはいけない。他人と敵対してはいけない。他人が求めていることを考え、それを与えること。この3つに集約されている。
5つの思考法は言い換えるならほぼ言語化である。上記の他人との接し方を踏まえて、事実と意見を分析してから自分の言いたいことを短く誰にでも伝わるように話すこと大事。
先ほども述べたが、この本はアインシュタインやノイマンの考え方が書かれているわけでなく、人から尊敬される人へのなり方が主に書かれていると私は思う。
普通にタイトル詐欺だと思う。
でも売れるために、多くの人の手に届くようにするため、多くの人の目に留まるようにすることにおいてとてもうまいと思った。
また、本書の後ろの方で読書メモを取ろうといっていたのがうまいなぁ〜と感じた。
この本に帯が巻かれていたのだが、老若男女が感動と述べられていたが、それは言い過ぎだと思う。
いい本というより売り方の上手な本だなと思った
Posted by ブクログ
人に信頼される話し方ができるようになる思考法の指南書。
タイトルから、「〇〇をしたら頭が良くなる」みたいなハウツー本かと思いましたが、もっと深かったです⋯!
この本に書いてあることは、普通の人であっても、繰り返すことで、やがて周りから一目置かれる存在になれる考え方でした。
中でも特に実践しようと思ったのが、
・事実と意見を分ける
・名まえのないものにネーミングする
です。
ありがちなよろしくない会話の例、実践すべきコミュニケーションの例が、随所で具体的な対話形式で再現されていて、わかりやすかったです。
相手の話をとことん聞いて、話を引き出すことによって課題や解決策を導き出す。
独りよがりなアドバイスをされるよりよっぽどよいのに、それをしてしまっているなとハッとしました。
頭がいいと認識される=どれだけ相手の立場に立って考え、言語化できるかなのだと思いました。
期待していた内容と違った
この手のビジネス本にはありがちだが、全体的に内容が薄い。相談者の話を聞いて課題を見つけるコツを知りたいと思うのに、肝心の方法が書かれていない。正直ビジネスの例でもう少し掘り下げて欲しかった。最近発生したと思われる和製英語が度々使われており、意味がわからない箇所があった。日常レベルの例を取り上げて多くの読者の共感を得るという意図はわかるが、奥様の相談例がどうしても彼女に対する上から目線に感じられてしまい、その後の内容が頭に入ってこなかった。その他にも、例からまとめの文章への繋がりがわかりにくく、文章は易しいのに読みづらかった。