あらすじ
★「ちゃんと考えた?」と言われたことのある、言ったことのあるすべての人へ
★ほんとうは考えているのに、「考えが浅い」と思われるのはなぜ?
★元口下手なコンサルタントが明かす、「知性」と「信頼」を同時にもたらす黄金法則!
さあ、思考の質を上げよう。
子どものころ、「ちゃんと考えてから話して」と言われたことはないだろうか。もしくは上司に「ちゃんと考えた?」と言われたり、部下の言動に「こいつちゃんと考えたか?」と思ったことはないだろうか。
実は「ちゃんと考えている人」と「考えていない人」の差は思考の量ではありません。徹夜して考えたからといって「あの人、頭いい」とならないでしょう。両者の差は思考の「量」ではなく、「質」なのです。
本書は、"本質論"が人気で1億2千万PVを誇るビジネスメディアの主宰者でありコンサルタントとして1万人ものビジネスパーソンと対峙してきた安達氏が、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します。
一説によると人間は1日に1万回ほど思考しているそうです。つまり、人間はみな考えているのです。
「ちゃんと考えた?」とされる人も自分なりに考えていたはず。自分なりに考えていても、他人から「考えてない」とみなされるのは、質に変換できていないから。たとえ伝え方や話し方をいくら身に付けても低い質のままでは、「それっぽい話」ができるようになるだけで、人を動かしたり、信頼を得ることはできません。話す前の思考の質で伝わるかどうかはほぼ決まってるのです。
しかし、「ちゃんと考えた?」と言われたこと、言ったことがある人はいても、「ちゃんと」の部分を具体的に教わったこと教えたことのある人はいません。
そこで、口下手で決して「頭がいい」とは言えなかった著者がたまたまコンサル会社に入って叩き込まれた、「ちゃんと話す前に考える」ことを明確化し、業界問わず、一生使える形に法則化。コミュニケーションに苦手意識がある人も、考えることが苦手な人も、話す前だけでいいので、ちゃんと考えることから初めてみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【要約】
単に「話し方」のテクニックを教えるのではなく、「話す前に何をどう考えるか」という思考の質に焦点を当て、周囲から「頭がいい」と信頼されるための実践的なアプローチを説く
①「頭の良さ」の決定権は他人が握っている
「東大卒」や「IQ(知能指数)が高いこと」を頭の良さと捉えがちだが、社会における頭の良さは他者との関わりにおいて発揮される「社会的知性(SQ)」で決まる
どんなに高い専門知識を持っていても、それが他人の役に立っていなければ、周囲からは「あの人は使えない(頭が良くない)」と判断されてしまう
逆に、学歴に関係なく、常にその場を前進させる的確な発言ができる人は「頭がいい」と信頼される
つまり、頭の良さとは「他者への貢献度」の別名であり、その評価のすべては他人が決めるという客観的な視点を持つことがスタートライン
②「とにかく反応するな」遅い思考(論理)を起動する6秒の科学
人間は感情的になった瞬間、脳の判断力が著しく低下し、誰であっても「おバカさん」になってしまう
カッとなって感情に任せて放った一言は、それまで築いた関係を一瞬で崩壊させるほどの損失をもたらす
行動経済学では、脳の動きには直感的・感情的な「早い思考」と、論理的・冷静な「遅い思考」があるとされている
・実践アクション:
怒りや理不尽さを感じたら、とにかく6秒間、無言で口を閉じる
感情が動くスピードに対して、冷静な「遅い思考」が追いつくまでに約6秒の時差があるため
・黙っている間に考えること:
ただ耐えるだけでなく「ここで怒鳴ったらどうなるか」「他に解決策はないか」「一時的にトイレに行ってこの場を離れるべきか」といった複数のシナリオ(代案)を頭の中で比較検討(並列評価)する
これらをシミュレーションしているうちに、怒りの嵐は自然と去っていく
③知識を「知性」に昇華する「知らないフリ」
相手から求められてもいないのに知識をベラベラと喋る行為は、単なる「賢いフリ(自己満足)」であり、相手に「うっとうしい」と感じさせてしまう
知識は誰かの役に立てるために使って初めて「知性」になる
・「賢いフリ」の例:
カフェで注文しようとする相手に、突然「カフェオレとカフェラテの違いって知ってる?割合がね……」と語りだす
・「知性(相手のため)」の例:
相手が「デカフェはあるかな、カフェインが苦手で……」と悩んでいる時に、「それならカフェラテの方がドリップコーヒーを使うカフェオレよりカフェインが少ないはずだよ」と優しく教える
・「あえて知らないフリをする」:
相談された時に「それは〇〇が原因だから、すぐやめなよ」と正論を突きつけても相手は動かない
あえて「知らないフリ」をして「具体的にはどんなことをしているの?」「自分では何が原因だと思う?」と問いかけ、相手と同じ立場に立って一緒に考えることで、相手自らに気づきを促すのが本当に頭のいい人のアプローチ
④信頼関係を築く「服の二択」の極意
「青の服と白の服、どっちが似合うと思う?」と聞かれたときの返し方に社会的知性のすべてが凝縮されている
(A)「白がいいんじゃない?」
→ 相手は「本当に私のことを考えて言ってる?」と不満を覚える(即答はNG)
(B)「どっちも似合っているよ」
→ 選択の放棄であり、「適当に答えている」と怒られる
(C)「最近のトレンドはミニマルだから青がいいよ」
→ 知識のひけらかし(賢いフリ)に過ぎない
正解は「白と青、それぞれどこが良いと思ったの?」と質問を返すこと
相手に「この人は私のことを真剣に考えて、悩みを理解しようとしてくれている」と思わせることが最も重要
相手が「青はデザインが好きだけど、白は旅行先に合いそうで……」と悩みの本質を語りだしたら、「じゃあ旅行先でも青は上品で使いやすいと思うよ」と最後に背中を押してあげることで、相談してよかったという絶大な信頼が生まれる
⑤「言語化コスト」をどちらが支払っているか
コミュニケーションにおいて、最も頭と時間を使うのが「考えていることを言葉として整理し、表現する(言語化)」という作業
「とりあえず電話する」「まとまっていない状態で『どうしたらいいですか』と相談する」のは、自分自身の言語化の負担(コスト)を相手に肩代わりさせている状態
電話を受けた側は自分の手を止め、話を引き出し、整理してあげなければならない
「メールで相談する」「自分の中で課題と解決策を整理してから相談する」のは、自分で言語化コストを負担してから相手に届けるため、相手の負担が激減する
常に「このやり取りの言語化コストはどちらが払っているか」を意識し、相手にコストを支払わせない配慮ができる人が、職場でも「仕事ができる人」として高く評価される
⑥論破しない「人と戦うな、課題と戦え」
「論理的に言い負かす(論破する)」ことが賢いことだと思われがちだが、実際には恨みを買うだけで、相手を納得させて動かすことは絶対にできない
本当のプロフェッショナルは、人と戦うのではなく、目の前にある「課題」と戦う
・クレーム対応の例:
客から「今日届いた食器棚の引き出しに小さな傷がある!今すぐ交換に来い!」と怒りの電話が入るが、あいにく在庫はなく、取り寄せに4日かかる
・凡百の対応:
「在庫がないので、4日間お待ちいただくしかありません」と事実を論理的に説明し、相手を説得(対立)しようとしてこじらせる
・頭のいい人の対応:
話を丁寧に聞く中で、お客さんが「明日から3連休で家族旅行に行く。古い食器棚を処分して全ての食器を出して待っていた。新しい棚に綺麗に片付けて、すっきりした気持ちで旅行に行きたかったのだ」という怒りの本質(課題)に気づく
・解決アクション:
担当者は他店舗から展示品の綺麗な引き出しを緊急確保して届け、さらに「旅行の道中、車の中でお子様と召し上がってください」と、子供向けのキャラクターお菓子を添えて手渡したことで客は大感激し、展示品のままで納得してくれた
「今日棚を届けること」ではなく「すっきりした気持ちで旅行に行ってもらうこと」という本質的な課題を解決したから
⑦結論から話すとは「相手の聞くスイッチ」を入れること
「結論から話す」ことができない人は、重要な情報と雑多な情報を脳内で「分ける(整理する)」ことができていない
結論から話す真の目的は、相手の脳に「今からどういう姿勢でこの話を聞くべきか」というスイッチを入れることにある
ゴール(結論)が見えない話は、行き先のわからない飛行機に乗せられているようなもので、聞き手に強い不安とストレスを与える
・言い訳プロセスの例:
「昨日から熱っぽくて、今朝も頭痛がして、これから病院に行こうと思うのですが、本日はお休みを……」と話すと、上司は「結論はなんだ?」とイライラする
・スイッチを入れる例:
「本日、体調不良のためお休みさせてください。これから病院に行ってまいります」と最初に告げれば、上司の脳に「勤怠・業務調整のスイッチ」が入り、その後の話をスムーズに受け入れられる
⑧コミュ力強者になるための3ステップ
承認欲求が渦巻く現代社会において、他人に「認められたい、褒められたい」と自分のことばかり考えているうちは、余計な自慢話やアドバイスが増えて「コミュ力弱者」から抜け出せない
コミュ力強者になるためには、以下の3つのステップを踏む必要がある
(1)自信はあるが、謙虚であること
自分を過信して傲慢にならず、過小評価して卑屈にもならず、「私は何でもない人間です」という静かで知的な態度を崩さない
(2)口ではなく、結果のみで有能さを示す
「私は有能です」と口でアピールするのではなく、黙々と成果を出して結果だけで実力を証明する
(3)成功した上で他人に「親切」にし、他者を「承認」する
人は「成功している人」が「自分に親切にしてくれた時」に心から信頼を寄せる
成功を収めた後、自分の承認欲求は自分で満たし、他者の承認欲求を満たしてあげる「与える側(承認する側)」に回ることこそが、本当のカリスマでありコミュ力強者の条件
Posted by ブクログ
EX.相談を受けたとき
①ゴールの確認
相手の言葉を使ってオウム返ししながら
②考えていることを聞く
悩んできた過程を聞く
③話を整理して相手の意思決定を助ける
何が決定を妨げる要因なのか
こうしたい、という相手の意志を尊重して推す
つじつまが合わない部分は、「これって〜だよね」と確認だけする
→相手が言いたいことはなんなのかを考えながら聞く
言語化を手伝う
EX.この青と白の服、どっちがいいと思う?
→白と青、それぞれどこがいいと思ったの?
率直にいってどっちがいいと思ってるの?
と整理してあげる
EX .映画のアウトレイジ
感情的になった人間から死ぬ
怒っているときは頭が悪くなる
→頭のいい人は、キレること、感情的になることでどれだけ大きな損失を被るか知っている
EX.食器棚の傷に怒る客の根底にある、スッキリした気持ちで旅行に行きたいという気持ち
→相手の言っていることから、その奥に潜む想いを想像して話す
具体例が多く、頭に残りやすいのが有り難い!
著者のインパクトの残る言語化の賜物だと思った。
私自身、本を読んだあとや映画をみたあとは感想を言語化したり、育児日記を毎日書いているが、
夫婦喧嘩はしょっちゅうだし、人とのコミュニケーションもまだまだだと感じる。
この本を何度も読み返したり、
ノウハウメモをアップデートして、頭のいい人になりたいと思う。
1.すぐに反応しないこと(感情的にならない)、
2.整理しながら聞くこと、
3.言葉の真意を考えること、
これはしっかり胸に留めておきたい。
Posted by ブクログ
良い人間関係を築くためにもっとも大切なことは、相手を尊重すること。そして相手からも尊重されること。
この本には、相手を尊重するための具体的な方法が書かれていた。まずは形だけでも本書に載っているような振る舞いをすることで、やがて心から目の前にいる人を思いやって、気遣える人間になれるのではないか。そして巡り巡って周りからも大切にされるような存在になれるのではないか。そんな希望を抱ける本だった。
Posted by ブクログ
型にはめた処世術ではなく、「意見」が言えるようになるための具体的な考え方が書かれていた。
私は仕事で自分の意見が持てないことに悩んでいたので、ここに書かれている思考法はとても参考になった。
Posted by ブクログ
感情的になると判断を誤る
→とにかくすぐに反応しない
→すぐに口を開かない
→相手がどう反応するかいくつか案を考える
→冷静になれる
頭のよさは他人が決める
コミュニケーションの主体は相手にある
優れたアイデアも他者に伝わらなければ意味がない
他者がどのように思うかを意識する
立場も価値観も違う他人と考えを共有するために、論理的思考が大事
人は頭のいい人の話を聞こうとする
頭のいい人が薦めるものを欲しくなる
賢いふりをするのではなく、賢く振る舞う
人はちゃんと考えてくれる人を信頼する
うまく話せなくていい
むしろ積極的に沈黙する
賢い人は知らないふりをする
簡単にアドバイスしない、意見を言わない、とにかく相手に話してもらう
知識は披露せず、誰かのためになるなら話す
親切にすることで承認される
相手が承認を求めていれば思い切り承認してやろう
承認欲求を満たす側になろう
—————————-
話が浅くなる3つの理由
1.根拠が薄い
2.言葉の定義を考えず使う
3.成り立ちを知らない
○真逆の意見も調べる、統計を調べる
×誰かの受け売り、偏見、先入観、思い込み
ちゃんと考えてから話す
相手が受け取る言葉の意味を想像して齟齬なく話す
言葉に敏感になる
相手が聞きたいであろうことが結論
相手が聞きたい話から話す
出された質問が難しいと、簡単な質問に置き換えてしまう
→事実と意見が混じった回答になってしまう
→ゆっくり考えて、事実をまとめて回答する
→質問に反射的に答えない
相手の言いたいことを考えながら話を聞く
意見を安易に言わない
すぐに自分の意見は言わない
相手はこちらの話を聞きたいのではない
「ご想像の通りだと思いますよ」
「おっしゃる通りだと思います」
話が途切れたら、むしろ沈黙する
相手が話し出すのを待つ
アドバイスしない
ゴールを確認して、話を整理する
質問の深掘り
何をしてたのか?
そのときどんな状況だったか?
その状況でどうしたか?
その結果どうなったか?
今度仮にこうなったらどうするか?
一度に聞くのは一つだけ
質問の目的や具体を知らせる
分からない状況に至った経緯を話して質問
Posted by ブクログ
身の回りの話上手いなーと思う人が見事に当てはまる説明もあり、楽しく読み進めることができた。
自分でも意識していることが改めて言語化されており、客観的に見るとこんな感じなのかーとも思った。
言語化が正義な世の中であることが前提になっているが、その実特に仕事の文脈では言語を自由に操れることが有利であることは明らかなので納得ではある。
Posted by ブクログ
銀座のクラブの女の子と喋っていた話が色々出てきて、銀座の女の子達はこれをナチュラルに学んでいるのでは….?と思ったし、これをやっていれば売れるんだろうなと思った。承認欲求を満たす側に回れなんて正に笑
ホリエモンが電話反対を言っていて、賛同していたんだけど、何故反対なのか言語化されていて腑に落ちた。コミュニケーションコスト万歳!!!
Posted by ブクログ
あまり期待せずに読んだら意外と良かった。
すぐに反応しない
傾聴とは
思考の質を高める方法など
取り入れてみようと思えるものがいくつかあった。読んだことない人は、軽い気持ちでまずは一読してみてもいいかもしれない。
そう思える本だった。
Posted by ブクログ
ジャケ買い。話の内容は、元デロイトのコンサルタント経験者による頭のいい人の話し方を調査した結果をまとめた書籍。モノの違いにがわかる人は頭がいい人。ちゃんと考えてくれる人を信頼する。簡単にアドバイスしない。相手に気づかせた方が納得感がある。知識をひけらかすのではなく、相手が喜ぶ回答をする。まずはバカな話し方をやめる。少ない情報を元にした話は薄っぺらい。例えば、テレビで見た情報など。言葉の定義に注意する〜同じ言葉を使っていても意味が異なることはままある。よって、意思疎通ができているか確認する作業は大事。成り立ちを調べると人とは違う知識の深さが出る。報告は自分のしたい話ではなく相手の知りたい話から行う。事実と意見を分けて述べて、事実から先に述べる。相手が話している時に自分が答えを言おうとして聞いていないか。まずは相手が何を言おうとしているか正確に把握することが大切。そのためには肯定も否定もしないで聞く。良い悪いではなく、相手がそう思っていると割り切って理解する。自分の意見は安易に言わす、話が途切れても沈黙して待つ。アドバイスではなく、整理する。整理とは、ゴールを確認し考えを聞き、話を整理し相手の意思決定を支援する。面接ですべき5つの質問:過去に行った行動、仮定の状況〜仮に〇〇したらどうするか、どのような状況だったか、その時何をしたのか、その結果どうなったか。一度に一つのことしか聞かない。目的を伝える。
この本を読んで、専門家ほどモノを分別する能力に長けている。頭のいい人は会話がシンプルで分かりやすいという点が非常に腹落ちした。実際に身の回りの頭のいい人は非常にQ&Aを意識している人で、本当にこのAはこのQの回答となっているか、言葉の定義に矛盾がないか。会話の流れや資料の運びに違和感がないか、受け手の立場でモノを考えると自分が思っている以上に情報はいらない。など、シンプルに助言してくれた。非常に学びの多い本だったので五つ星とした。
Posted by ブクログ
「頭がいい人」とはどのような人だろうか。テストの点数が高い人や,難しいことをすぐに理解できる人など,さまざまな捉え方があると思う。本レビューでは,「頭がいい人」を,仕事における対話の場面で,相手から「頭がいい人」と認識される人として考える。
本書を読んで特に印象に残ったのは,頭のよさは自分だけで成立するものではなく,相手にどう受け取られるかによって決まるという点である。どれほど優れた考えを持っていても,相手を無視した話し方をすれば,頭がいい人とは認識されない。だからこそ,相手の立場や理解度を考え,伝え方を選ぶ姿勢が重要であると感じた。
また,深い思考をするためには,言葉をそのまま使うのではなく,自分なりに再定義することが必要だと考えた。たとえば,「頭がいい」という言葉も,単に知識が多いことではなく,相手に価値を伝えられる力として捉え直すことで,考えがより深まる。このように,言葉の意味を問い直すことが,物事を深く考える第一歩になるのだと感じた。
本レビューでも,「頭がいい人」を再定義してみました笑
数年ぶりに本を読み,自身で言語化してみて楽しかったです。拙い文章ですが,読んでくださりありがとうございました。
Posted by ブクログ
組織の中で自身が影響力を持ち、周りの人から信頼を得られるためのポイントがまとめられている本であると感じた。利他の考えや、社内政治力を身につけることにも通じる
様々なバックグラウンドの持った人々が集まる組織の中で、上辺の賢さではなく、話す技術や他者のことを考える姿勢を身につけ、学んだことをアウトプットする習慣を身につけることが重要だと学んだ。
以下メモ
知識と知性
知識は誰かのために使って初めて知性となる。自身の承認欲求を抑制し、他者の承認欲求を満たすことができれば「コミュニケーションの強者」になることが可能である。
言葉の解像度
言葉に敏感になり、定義を掘り下げることは、言い換えれば「思考の解像度を上げる」こと
ものやことの成り立ちを知ることで人と違うアイデアも深い議論も生まれる。
事実と意見を分ける
事実とは、自身が感じた主観的なものではなく、証明可能な事実として客観的事実のこと。質問をする際は、行動と仮定に関する質問をすると質が良くなる
Posted by ブクログ
電車で読むにはタイトルが少し恥ずかしい、中身も結構大きな字で度々「頭がいい」とか「頭が悪い」とか書いてあるので、カバーをしても恥ずかしいのですが、とてもよい本でした。
本は2つのパートに分かれています。
前半は、頭が良くなるための基本的な考え方が7つの黄金法則として紹介されています。
後半は、頭の良い人の思考の深め方として、客観視、整理、傾聴、深く聞く、言語化の具体的な思考法が紹介されています。
読みながら、耳が痛い、恥ずかしくて穴に入りたいと思うことも度々。著者は読み返さなくてもよい本を目指したとのことですが、いつでも手元に置いておきたいと思いました。
レビュー書いた事ないですが
これまで本のレビューを書いたことは無かった僕が、初めて書こうと思った理由がこの本に書かれていました。
見た、聞いた事を客観的に理解、それを言語化し他者へ伝える事を日々繰り返していくということを決意させてくれる本でした。
また普段から意識していてもなかなか出来てない、相手が今何を欲しているかや、相手の立場からいかに物事を考えるかを学ぶことができました。
思考法が具体的に書かれている
具体例やどういうふうに考えていくのかを分かりやすく説明されていて、あまり本を読まない私でも一息の内に読んでしまいました。
人の話をよく聞く(理解する)自分の話しばかりしないなどわかっているつもりでもなかなか難しい。語彙力やコミュニケーション力も大事ですね。とても読みやすい本でした。
Posted by ブクログ
まぁ、タイトルから思い浮かぶような内容で、目からウロコ的な話は少なかったが、当たり前な基本的思考法がきちんと整理されてわかりやすく書かれている。
特に「傾聴」に関しては、言うは易く行うは難し、である。理屈はわかっているのだが、つい自分もアドバイスをしようとしてしまう傾向があるのは自覚している。きっとここに書かれているようなことが実践できれば、人からもっと信頼されるんだろうな。
Posted by ブクログ
・頭がいいかを決めるのは、自分ではなく他人。相手の立場になって何を考えているか、何を求めているかを考える。
・結論から話すためには?→「結論」とは何なのか→相手が知りたい内容のこと。結論を聞いて初めて、自分に聞く必要がある情報かを判断。
・事実と意見を混同させない。今求められていることを話す。
・言語化コストを意識する。誰が言語化するコストを払っているのか。できるだけ自分が払う。言語化の質を高めることで相手の心が動き、相手の行動に繋がる。
・最後に書いていた、本当に頭のいい人とは、大切な人を大切にできる人だと思う。これに集約されていると思った。わかった気になった時が一番危険であり、そんな時こそちゃんと考えられているかに立ち返る。
Posted by ブクログ
話すのが苦手なのは、自分の考えが足りてないからなんだと考えさせられる。何で伝わらないんだろう、なんで評価されないんだろうというのは他者のせいではなく、自分のせいなんだと考えるべきなんだ。本当に相手のためになることは、相手の思いはというのを考えてコミュニケーションをとることが大切なんだと思わされる本。
Posted by ブクログ
「多くの人から『頭がいい』と言われる人は、何を考えながら会話をしているか。」ということが書かれている。
仕事とプライベートの両方の面から「話す」上で大切にしたいことが書かれている。自己啓発本や啓蒙書独特にありがちな押しつけがましさや技巧色は少ない。
筆者のセオリーは、「仕事でもプライベートでも、多くの相談は、既に自分で調べて考えられている。迷走して混沌としているその状況を一緒に整理すれば、たいていのことは解決する。」だ。
「相手の話を聞いて頭の中で状況を整理し、質問を1つ投げる。相手が答えたら、その内容に質問を1つなげる。」
このやり方が基本とのこと。
相手の話を聞いて(聞くふりをして)、自社のソリューションの型にはめて見積もりを出すのが仕事だと思っている人、読め!!!
評価4.5
Posted by ブクログ
非常に読みやすい本である。専門用語を極力抑えて、読者に導入として言葉を用いた際は、その言葉の意味を分かりやすく説明し、手法への具体的なやりとりを会話の例を出して伝えている。
ここまではよくあるビジネス書と変わりないが、この本(著者)のインパクトのあるところは、まさに、言葉にインパクトを当てはめている点である。それも、決して強い言葉を用いるのではなく、どうしたら人の話を「ちゃんと聴けるか」に重点を置いて、「7つの黄金法則」と「5つの思考法」という記憶に残りやすい言葉と手法で、読み手に記憶として残ってほしい・相手との話をより一層理解してほしいという思いがひしひしと伝わってくる(別冊特典のように千切って持ち歩ける付録もあり本気度が感じられる)。本を再読やパラパラ見直すだけでなく、この付録はあえて自分で手書きで書かせる空白を用いており、細かな部分まで可能な限り読者に定着できるよう、あの手この手と伝えている。しかし、口説くない、煩くないのは、安達氏がまさに、聞き手としてのコミュニケーションを整理する仕事を長年プロとして体感してきたからこそ、成せる表現だろうと想像できる。
個人的に好きな言葉は、7つの黄金法則その⑦にある「承認欲求を“満たす”側に回れ」である。また、著者が最後に述べているように、この本の内容は、どの職種においても活用でき、家族間や親しい人にこそ使ってほしいと言っているだけに、日々接している相手への敬意を大切にと改めて教えてもらえた。そんな、テクニックだけでなく人間として大事なことが書かれている。
Posted by ブクログ
知性と信頼をもらたす黄金法則7つ
①とにかく「反応」するな
②頭のよさは、「他人」が決める
③人はちゃんと考えて「くれる」人を信頼する
④人と闘うな、「課題」と戦え
⑤伝わらないのは、話し方ではなく「考え」が足りないせい
⑥知識は「だれか」のために使って初めて知性となる
⑦承認欲求を「満たす」側に回れ
思考の質を高める方法の5つの思考法。
①「客観視」の思考法
②「整理」の思考法
③「傾聴」の思考法
④「質問」の思考法
⑤「言語化」の思考法
Posted by ブクログ
いわゆるHOWTO本とはちょっと異なり、頭の良いとは何か、を深く解説してくれているので説得力がある。確かに周囲の頭の良いと思われている人はこうした傾向があるのでおすすめ。
個人的には巻末の
「本当に頭の良い人とは、大切な人を大切にできる人。」が刺さった。仕事だけじゃなくて家庭にもこうした考え方を取り入れて信頼を獲得していきたいと思わせる良著でした。
Posted by ブクログ
私は特に論破したくなってしまうタイプなので、気をつけないとなと思わされました。話す上で参考になることがたくさんありました。
以下、参考になったメモ
・すぐに口を開かない
・論破しない
・賢い人は知らないふりをする
・アドバイスしない
・相手に話してもらう
・それは本当に相手のためになるかを考える
・バイアスに意識的になる
・後知恵バイアス
→結果が出た後に、前からそう思っていたと言うこと
・統計データを検索する
検索キーワードと
site,go.jpやac.jp やsoken をいれる
・自分とは逆の意見も調べる
・言葉の定義をはっきりさせる
・言葉の成り立ちを知る
・わかりやすく話せる=物事の本質を理解している
・理解する=分けて整理する
・肯定も否定もしない
・意見を安易に言わない
・相手が沈黙したら、こちらも沈黙する
・コミュニケーションのコストをどちらが払っているかを意識する
・言葉を再定義する
・定義を考え、その定義に名前をつける
Posted by ブクログ
特別なことはなく、話す前や話している時の物事に対する姿勢や考え方のポイントを学んだ。
一見シンプルではあるものの、意識しながら、もしくは意識せずとも実行できるレベルまで身に付けたひとが「出来る人」や「信頼できる人」と言われている思うと納得ができた。実際に出来る人と話す際に、ポイントを意識してみると、頭のいい人と言われる人たちは実行していたので更に腑に落ちた。
紹介されていた考え方の方向性や深さに変えることで、自分も変われそうである。
Posted by ブクログ
最近リーダーポジションになったことをきっかけに購入しました。
自分は会話ベタですが、気になるところを言語化してくれたような本です。
コンサル向けに若干寄っていますが、一般の会社でのコミュニケーションにも使えると思います。
Posted by ブクログ
IQ EQは知っていたが、SQと言うのは知らなかった。=社会的知性。相手の思考を読み、信頼を得て、他者を動かす(ダニエル、ゴールマン)。
人の会話を乗っ取って自分の話をする。アドバイスする、そういった人は頭が悪いと思われてしまう。
むしろ、人の話を聞き尽くし、相手の承認欲求を満たしてあげる人が信頼され、相手をうまく使うことができる。
確かに自分がすてきだなと思う人はこれが実行できている。逆に嫌な奴と思うのは、何においても自分の話をしかしないやつだ。人の話を聞き尽くすと言うのはなかなかに難しいことだが、意識してやってみようと思う。ただし調子に乗りすぎる変なやつには気をつけたい!
。。。
読書メモ
とにかく感情的になったら負け。反応するな
他者は誉めつつ、自分は「なんでもない人間です」という顔をするのがコミュ強者の態度、知的で慕われる人
。。。
Posted by ブクログ
頭のよさは他人が決めるという前提に立ち、「他者がどのように思うか」を意識することが基本のマインド。当たり前のことなのに、相手目線を忘れて、いかに自分本位で話していたかに気付かされた。
また、相手に伝わらないのは、話し方がわるいのではなく、考えが浅いというのも、自分の理解が浅いと言葉が上滑りして伝わらないと感じていたところなので、納得しかない。
自分の話がいかに未熟か、それはどうして起きているのかを根本から教えてくれるコミュニケーション改善のための指南書。
Posted by ブクログ
最近、コミュニケーションに関する本を読んでいないと思い読みました。
内容は、頭がいい人の定義、思考の深め方について丁寧に実生活の中の例を混ぜながら説明されています。
年齢を重ねる毎にコミュニケーションの量は、減ってきている気がしていて相手を思いやるコミュニケーションが大切さを再認識しました。
参考文献も丁寧に書かれていて、読みたい本がまた増えてしまいました。
キーワード
客観視、整理、傾聴、言語化
Posted by ブクログ
【相手を考えた会話術が自分を守る】
わかりやすい言葉や表現が多く、理解しやすい本
会話の本質は相手にあり、
相手がのぞむことはなにか?を考えながら
会話することで自分自身が生きやすくなる術が
学べる一冊です。
わたし自身、相手の話を聞くときに自分の意見を
伝えようと必死になる癖があるので
これからは相手が次なにを話ししたいのか、
本質が見抜けるようなエンデ作品のモモのような
聴き役に徹した会話ができるようになりたい。
沈黙が起きたときは怖がらず待つこと
疑問に思ったことは調べて他のサイトや
反対意見を見ながら(信憑性の高いデータ)
自分自身の対話の質を上げていきたいです
Posted by ブクログ
「頭のいい」とはなんだろうと考えることがたまにあるので気になって読んでみた。僕の中の「頭のいい人」は、視野が広い人と定義していたが、この本は違った。コミュニケーション力のことを言っていた。相手の話を聞き、言いたいことを見極めて、求めていることに応える。そこでもちろん、自分を出す必要がない。だってそれは、相手が求めていることではなく、ただただ自分の承認欲求を満たすためだけであるからだ。
筆者は、頭の良さのキーワードとして、「言語化」を挙げていた。それは先ほどの相手の言っていることを整理することや、課題を言語化して、共通の問題意識を持つこと。
言語化から逃げずに、相手の求めていることを引き出しながら対話することを大切にしていきたい。
Posted by ブクログ
ここからは、この本を読んでの自身の感想です。
多少は薄っぺらい感じはしたけど、エッセンスとしては面白い部分がいくつかあった。
特に、最近感じているのは、言語化の重要性について。自身の感情のコントロールにおいても、感情を言語化することによって、感情を認知することが可能になるという話が合った。そのように、人に伝える前に、まず自分で府落ちするという点では、あいまいな言語(定義や意味を深く考えずに使っていないか)を避け、できるだけ自身の言葉で深く掘り下げ、適切な言葉で説明すること。そして、抽象的に考えること。具体的な事象から共通点を見極め、本質を言語化し、その後また具体に戻るといった作業がすごく重要になると思う。
今回、その部分を、いくつかのパートでは感じることができた。その意味では、すごくいい本だったと思う。
Posted by ブクログ
# サマリ
この本は、タイトル通りに、頭の良い人(話す前に立ち止まってちゃんと考える人)がマインド面とスキル面双方から整理された本である。若手ビジネスマンがビジネスコミュニケーションをする前提として理解しておくと良さそうな本であった。その中でも個人的に参考になった点は3つ
1. 頭の良さとは他人が決めるということ
2. 仕事とは、結果ではなく、そのプロセスを重視し、そのプロセスの精度をあげることである。
3. 言語化とは再定義である。スタバのサードプレイス、坂本龍馬の「日本を今一度せんたくいたし申候」など。
【1点目について】
文中では、他人という表現をしているが、顧客や目の前の人がどんな人を信頼するのか、もしくは自分自身が信頼したいかを考えると非常に明確であり、それは「自分の話をしっかりと聞き、自分のことをしっかりと考えてくれる人」である。つまり、人は自分は知りたいことや自分自身が理解できたことを中心に話を組み立てたり整理しようとする習性がある。一方で目の前の人は解釈された内容とは別の内容を伝えようとしている可能性があり、誤った解釈をしてしまった場合、信頼関係の構築には時間がかかってしまい、最悪の場合は、関係構築ができなくなってしまう可能性がある。そうならないためにも、安易にフレームワークに頼りすぎず、変なラベリングをしないことであったり、相手が真に何を考えているのか、何を思っているのかをしっかりと聞くことであることが重要である(自分の質問をする前提で話を聞くことではない)。個人的には、話を聞く際のスタンスとして、ナラティブアプローチは非常に参考になるであろう。特に若手ビジネスマンはどうしてもどこかで偏見や固定概念を強く持ちたがりである、特に優良大学卒業であればあるほど過去の成功体験が却って邪魔になってしまうときがある、そういうときには、他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング)@宇田川元一が参考になるであろう。
【2点目について】
特筆した成果を残している人は皆、成果に至るまでのプロセスを重視し、そのプロセスにこだわることこそがプロフェッショナルである。
著者の中で、隅健吾さんやデザイナーの佐藤さんの話が取り上げられえていたが、ダルビッシュなどの超一流プレイヤーも含め、何かしらの特筆した成果を残している人には共通したフレームワークがあるとしたら、それは成果だけでなく、その成果に至ったプロセスを重視するということである。
成長意欲に貪欲な人にとって、短期結果に注力をしすぎい、経過での出来事を軽視してしまう習性がある。(完全に自分自身が短期成果ばかりを意識するクセがある)。一方で、上記方や、エンジェル投資家であり、軍事顧問であった瀧本さんが著者の中でよく語っていることとして「知識を学ぶのはなく、考え方を学ぶことが大事である」と。つまり、結果は運も含むが、プロセスを意識することによって、結果に対して修正や改善など次に活かすことができる、つまり、失敗や成功の理由を積み重ねることにより、次成功する確率をあげることができる(これこそが学びである)。
本を読むことによっては、著者の思考のフレームワークを学ぶことであり、テレビで放映している7つのルールやプロフェッショナルの流儀という番組も、プロに関する思考・ルールを取り上げた番組である
# 参考になったハイライト
1. マインド
・頭の良さは、他人が決める。
・人はちゃんと考えてくれる人を信頼する。
・感情的な人は遅かである
・論破せず。人と戦うのではなく、論点と戦え
1. スキル
・言葉に敏感であれ
・日本語を正しく使おう(問答ゲーム)
・わかるとはわけること。異なるものは分別し、同じものはまとめる
・人は理解できたことだけで話を聞く習性がある&自分が話したいことを考えながら聞いてしまう。
→深く聞くための技術として、
・どんな状況で
・どんな結果で
・どんな苦労が
・次やるとしたらどうするのか
(これは言語化においても重要な質問)
隈研吾の建築の話
・建築とはプロセス、結果というよりも何年間の時間そのもである。その時間の充実がいい建築をつくる
デザイナーの佐藤さん
・講義のデザインとは思考法である
期待していた内容と違った
この手のビジネス本にはありがちだが、全体的に内容が薄い。相談者の話を聞いて課題を見つけるコツを知りたいと思うのに、肝心の方法が書かれていない。正直ビジネスの例でもう少し掘り下げて欲しかった。最近発生したと思われる和製英語が度々使われており、意味がわからない箇所があった。日常レベルの例を取り上げて多くの読者の共感を得るという意図はわかるが、奥様の相談例がどうしても彼女に対する上から目線に感じられてしまい、その後の内容が頭に入ってこなかった。その他にも、例からまとめの文章への繋がりがわかりにくく、文章は易しいのに読みづらかった。