あらすじ
★「ちゃんと考えた?」と言われたことのある、言ったことのあるすべての人へ
★ほんとうは考えているのに、「考えが浅い」と思われるのはなぜ?
★元口下手なコンサルタントが明かす、「知性」と「信頼」を同時にもたらす黄金法則!
さあ、思考の質を上げよう。
子どものころ、「ちゃんと考えてから話して」と言われたことはないだろうか。もしくは上司に「ちゃんと考えた?」と言われたり、部下の言動に「こいつちゃんと考えたか?」と思ったことはないだろうか。
実は「ちゃんと考えている人」と「考えていない人」の差は思考の量ではありません。徹夜して考えたからといって「あの人、頭いい」とならないでしょう。両者の差は思考の「量」ではなく、「質」なのです。
本書は、"本質論"が人気で1億2千万PVを誇るビジネスメディアの主宰者でありコンサルタントとして1万人ものビジネスパーソンと対峙してきた安達氏が、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します。
一説によると人間は1日に1万回ほど思考しているそうです。つまり、人間はみな考えているのです。
「ちゃんと考えた?」とされる人も自分なりに考えていたはず。自分なりに考えていても、他人から「考えてない」とみなされるのは、質に変換できていないから。たとえ伝え方や話し方をいくら身に付けても低い質のままでは、「それっぽい話」ができるようになるだけで、人を動かしたり、信頼を得ることはできません。話す前の思考の質で伝わるかどうかはほぼ決まってるのです。
しかし、「ちゃんと考えた?」と言われたこと、言ったことがある人はいても、「ちゃんと」の部分を具体的に教わったこと教えたことのある人はいません。
そこで、口下手で決して「頭がいい」とは言えなかった著者がたまたまコンサル会社に入って叩き込まれた、「ちゃんと話す前に考える」ことを明確化し、業界問わず、一生使える形に法則化。コミュニケーションに苦手意識がある人も、考えることが苦手な人も、話す前だけでいいので、ちゃんと考えることから初めてみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
会議で話していても相手の言ってることがいまいちわからないまま言葉に発したり、質問の答えになってないような気がしてたのでこの本を手に取りました。
自分の言葉で話すことが苦手で、いつもなんとなくこんな感じ!小学生が話すような感想!が多く、自分の中での整理や深くまで考える思考が足りないなとこの本を通して思いました。いま自分が感じたことを言葉にしてみたり、読んだ本に対しての感想をより深く考えていこうと思いました
Posted by ブクログ
塾講師のアルバイトを初めて3年、問題の解き方を説明することが仕事だと思ってた、今まで友人に聞かれた時もただ説明していた、それでは相手が理解したと思い込んでいるだけだと最近気づいた、この本で書かれている内容と通づるところがあった、相手から引き出す能力、相手に相手自信がわかっていない悩みを話させる能力、それが大事だと痛感した。この本を読んで終わらせてはいけない、読みおわってからがスタート、実践するのみ
Posted by ブクログ
この手の自己啓発本というか、ビジネス書は、たま〜に読むのだけれど、まぁそれほど斬新なことを書いてあるわけでもなく、ふんふん、なるほどねといった感じのものが多い。
この本も、最初はそんな雰囲気で読み始めたのだけど、読んでいくうちに、なるほど、これまでのテクニック的な本の、その先のことが書いてある!と、ぐんぐん引き込まれた。
思考を変えれば、自ずとやり方も変わってくる。やり方だけ小手先で変えても、ダメなんだなぁ……。
売れている理由がわかりました。
ちなみに、出てくるだめな人の具体例が、私のキライな上司の特徴とぴったりで、妙に納得しました(笑)。
Posted by ブクログ
題名の通り、話し方のテクニックではなく考え方の部分がとても多く、納得しながら読みすすめた。相手との関わり方、信頼関係の築き方の面で特に参考になったのは「承認欲求を与える側にのること」「傾聴により共に考え新しい気づきを与える人を信頼すること」といった文面。
承認欲求を与える側になり自分は大したことないよという人を知的と感じるののはまさにそうだ。
これはビジネスの場面だけではなく、普段の飲み会の、コミュニケーションでもとても有効でこれを意識すると、いつもより飲み会が盛り上がり相手がいい顔をしてくれたように思う。
Posted by ブクログ
帰省の運転移動中、オーディブルでこちらを聴いていました。自分自身への今更の自己啓発というより、部下にあたる後輩たちにもっと報告やコミュニケーションが上手くなって欲しいな(本人たちの今後の評価やキャリアのためにも)と常々思っており、何かヒントがあるかな…と。
聴いてみたら、こちら、とても良い本でした!まさにいつも私が考えていること、思っていることが言語化されており…この本に書かれていることを全て実践できたら、報告やコミュニケーション(的確な質問と対話)の達人になれるでしょう。
もちろん、私自身もまだまだ気をつけるべき箇所あり。若い頃ほどではないですが、どうしてもカッと来てしまうこともありますしね…人間、一生修行です。(感情的になっているときは、人間、頭が悪くなっている(馬鹿になっている)というのがこの本の多くの教え中の1つ)
Posted by ブクログ
コミュニケーションをとる上での「話し方」や「姿勢」に関する本
第一部ではベースとなる会話における姿勢や考え方について
第二部では一部をベースに思考の深め方について話しています。
コミュニケーションの本はここ最近読んではいるのですが、個人的に勉強になった部分を何点か洗い出すと
①「ちゃんと聞く」ということ
相手の言葉の奥底にある意味を汲み取る。
相手の言葉を整理しながら、言いたいこと(結論)や求めていることを理解してあげることが大切
②「事実と意見、感想」を分けて考えるということ
報告を受ける際にも「実際に言ったこと」「考えていること」「個人の感想」を分け、また自身が報告する際も気をつけていこうと思います。
結論=相手が聞きたいこと
③言語化を大切にする、
内容を整理して言語化のコストをこちらが支払う、むやみに電話をせず、相手がわかりやすいようにアウトプットしてあげることが結果的に電話でも効率の良い話ができるのではと感じています。
「質問は具体的に」「言語化をわかりやすく」を両立するのは練習が必要だなと思い、意識していきます
④話し方の「型」にとらわれすぎない
ビジネス本によくある話し方、質問の仕方にとらわれすぎず、その奥にある本質を理解できるようにコミュニケーションをとっていこうと思います
私は生活の中で、自分の意見を言うために相手の会話に被せてしまったり、こちらの言いたいことを優先してしまっているなと感じた部分がいくつもあります。
話し方のスキル自体をあげるというよりも、その前にある相手はなぜこの話をしているのか?何をもとめているのかといったヒントをしっかりと拾えるように、ちゃんと聞くことをより意識して過ごしていければと思います
Posted by ブクログ
結論としてとても勉強になった。
それがなぜかというと、仕事での実際に自分の思考の浅さや課題解決能力、質問の仕方など参考になることが多く書いてあったからだ。
読んでみると自分は言語化ということをめんどくさがり、わかっている人に電話をしてみたり曖昧な質問というのを多く投げていることがわかった。
また新人からの質問に自分の意見を多く含む、曖昧な回答を多くしていた。今後質問する際は自分でわからない点を明確にしてメールでできる限り質問するようにしたい。質問に答える際は感想と事実をミックスした相手の求めている意見を答えられるようになりたい。
Posted by ブクログ
勤務先が“終身雇用・年功序列”から“自己申請による能力性の評価”にガラッと切り替わり、自分が何を担い、どんな風に工夫し、日々自己研鑽していかに会社の役に立つ人物なのか。を半期ごとにアピールしなくてはならなくなり、何も考えないアホな話し方で自分の能力を卑下するような事を言っては損だなと考えてこの本を読みました(笑)
とても面白かったしハッとさせられる事が多かった。
著者はコンサルタントだそうで。
正直、今まで、猫も杓子もコンサルコンサルと、特定の業種を極めた経験者でもないコンサルタントが何の役に立つのか。と懐疑的だったけれど、その道を極めていなくても相談者と上手にコミュニケーションをとり、本人に考えをまとめ、現状や問題点を知覚させ、課題や成すべき事を見出させるっていう他人とのコンタクトの仕方が上手なんだなぁと思った。
それに痒いところに手が届く親切な内容。
項目をキチンと分かりやすく分類し、参考文献も紹介されていて、次はこれを読んでみたいなと思わされた。
終わりに身の回りの協力者の名前を一人一人あげて感謝を示しているのも「なるほどこうやって人心を掴むわけね」と感心した。
頭のいい人とは何かというと、“話す前にちゃんと考える事ができる”人。
「いつだって考えて話している!」と思うだろうけれど、
言ってしまった言葉は本当に今必要なモノなのか?
人の意思や現状を把握できているもか?
偏ったバイアスに引っ張られていないか?
人の意見を否定したり曲げるために話を聞いてしまっていないか?
人は知性や信頼を与えてくれる人物に頭がいい!と感じる。
そのために必要なのが7つの法則。
①とにかく反応するな
(感情的になると人は愚かになる、何かを言いたくなった時は逆に口を閉じる)
②頭の良さは人が決める
③人はちゃんと考えてくれる人を信頼する
(相手のことをキチンと考えて話す事ができているか?自分の意見を押し付けていないか?)
④人と闘うな、課題と闘え
(他人を論破する目的で議論するのではなく、本質的な課題を見極め解決する事に注力する)
⑤伝わらないのは話し方が悪いのではなくちゃんと考えていないから
⑥知識は誰かのために使って初めて知性となる
(自分の知識披露自慢になっていないか?相手のためになっているか?)
⑦相手の承認欲求を満たさせる側に回れ
(自分の承認欲求は抑えて相手を気分良くさせる)
そして話す前に深く考えるための5つの道具。
①「客観視する」:根拠の薄いことを言わない。言葉の意味や定義、成り立ちを知る。そのためには情報の精査をキチンと行い、反対の意見にも目を通して考察する。
②「整理する」:整理=理解。事実(証明可能で客観的な事柄)と感想(証明できない主観的な事柄)と意見(主観的で他者が納得できる根拠にあるモノ)を混同しない。
③「傾聴する」:キチンと話を聞く。まずは肯定も否定もせず、評価も意見もせず、捻じ曲げて聞かない。聞くことに好奇心を総動員して、相手が何を言いたいのかに集中する。
④「質問する」:一緒に話を掘り下げる。仮説を用いたり、過去、仮定、状況、行動、成果を聞くと良い。
⑤「言語化する」:語彙力を豊富にする。
日常から考えていることや感じたことの言語化を実践することで語彙力を増やすのも良いとのこと。
とても分かりやすくて興味深く読めたけれど、コレを実践するにはかなり知的で謙虚じゃないとなかなか出来ないと思う。
“読み返さなくても良い本”として制作したそうだけど、もう一度読んで自分に浸透させたいなと思いました。
Posted by ブクログ
仕事にもプライベートにも活かせる内容だった!
著者が整理・分類が得意なだけあって、とても分かりやすく説得力があった。
巻頭に本の内容が1枚モノに纏められているものを見返しながら読めるのもよかった。
今後意識したいことは以下5つ
・相手の立場になって考え、発言する
・物事の根拠を確認する癖をつける
・結論から話す
・自分の言いたいことではなく、相手のいいたいことを考えながら話を聞く
・やばい、すごい、という言葉を使わない
Posted by ブクログ
名前のないものを見つけたら、名前をつけます。この言葉でかなり頂きました。すでに「この本を読んで良かった」と思ったけど、最後の一行で、「安達さんが好きになった」感じです。
この人は、絶対いい人です笑
Posted by ブクログ
何度か読めば、実践できそうな、、気になれます(笑)
本の概要
◎「ちゃんと考えてる人」は何をどう“ちゃんと”考えているのか!?
◎AI時代に淘汰されない!「知性」と「コミュニケーション」の原理原則にして、奥義を大公開!
◎ 口下手な著者がコンサル22年で得た知見を1冊に凝縮!
◎頭のよさは、話す前にどれだけ“立ち止まれるか”で決まります。
◎「話し方」よりも大切な「思考の質の高め方」
どれだけ考えても、伝わらなければ意味がない。でも、話し方のスキルだけでは、人の心は動かせない。コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした。本書は「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します。
さあ、手に入れよう。
あなたが本来持っている考える力を自動発火させ、「信頼」と「知性」を同時に得ことができる黄金法則を。
【目次】
第1部 頭のいい人が話す前に考えていること ―「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則
その1頭が悪くなる瞬間、頭がよくなる時間
その2頭のよさを決めるのは「だれ」だ?
その3なぜ、コンサルは入社1年目でもその道30年の社長にアドバイスできるのか?
その4頭のいい人は、論破しない
その5「話し方」だけうまくなるな
その6知識が「知性」に変わるとき
その7承認欲求をコントロールできる者がコミュニケーションの強者になれる
第2部 一気に頭のいい人になれる思考の深め方 ―「知性」と「信頼」を同時にもたらす5つの思考法
第1章まずは、バカな話し方をやめる
――客観視」の思考法
第2章なぜ、頭のいい人の話はわかりやすいのか?
――「整理」の思考法
第3章ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう ――「傾聴」の思考法
第4章深く聞く技術と教わる技術
――「質問」の思考法
第5章最後に言葉にしてインパクトを残す ――「言語化」の思考法
Posted by ブクログ
所感
どうしたら普段の生活で自分の思っていることをうまく伝えられるのだろう。私は幼いころか勉強ができず、国語の成績も悪かったため単に読み取る力や伝える素質がないと思っていた。実際、大学受験や院進学の際の面接でも思っていることを伝えれず苦い思いをした。そんな私がこの本から学べたことを列挙し後で見返せるようにしたい。
まず、頭のいいとは話す前から決まっていることを学んだ。
頭のいい人は頭の回転が速く、その場にあった言葉を瞬時に選び取り、発信する素質があるものだと思っていた。しかし、そもそも話す前段階の質が違ったのだ。
言葉に敏感になり定義を掘り下げることで思考の解像度を上げることが自然とできているのだ。だからこそ私のようなバカな話しかたをする人は
1. 自分の持っている意見の反対の意見や統計データを調べることで思考を深める。
2. 自分の身近にある言葉の違いやその言葉の成り立ちに敏感になる。
次に整理する思考である。話がうまくできない人は事実と意見が混ざっているのが原因。意見とは主観的な事実と根拠を付け加えることで他者が納得できる形になったもので事実は再現が可能なことである。人は自分の都合のいいように情報を取捨選択する確証バイアスが存在する。
そのためにも脳の直感で考えるシステムと客観的に考えるシステムを分けて話す。
結論から話すとは相手の聞くスイッチを押すようなもの。
傾聴にもコツがいる。
例えば話を聞いている時は、意見やアドバイスをいうのではなく、ゴールを常に確認し整理していく。大抵の相談事は、意見を求めているのではなく、聞いてほしい。
みんな何かしらの意見を持っているのだから、好奇心を総動員して相手の意思決定を助ける必要がある。
ちゃんと考えて質問するというのは、
質問する前に相手の立場に立ち、仮説をもって質問する。もし○○の立場だったらを付け加えるだけで返答の質が変わる。
どの分野のプロフェッショナルでも自分の作品や思考を言語化することができ、言語化なしには高度な作品をアウトプットすることができない。
この作品を作った経緯、その時の感情、どういう思いを伝えたいのかなど言語化できる。
つまり考察の対象の定義を思考することが言語化の出発点である。
そして言語化の質はアウトプットの質を決める。
アウトプットの質が良ければ人の心を動かす。
つまりちゃんと考えれば人を動かすアウトプットを生み出すことができる。
Posted by ブクログ
会話中に話を広げれないことがよくある
質問の種類を意識して、広がりのある会話をしたい
①何をしてたんですか(過去の行動)
②そにとき、どういう状況だったのですか?(状況の深掘り)
③その状況でどうしたんですか(行動の深掘り)
④その結果どうなったんですか?(成果の深掘り)
⑤仮に、こういう状況になったらどうしますか?(仮定の状況における行動)
面接を受ける時に参考にしたら、頭がよく見えるかも!
Posted by ブクログ
話す前に必要な他人への姿勢、話をする前に話を聞く必要性、話を聞くとは何か、話を引き出すテクニック、頭の良いとは何か、言語化してくれた本。言語化を説く本。
話を聞く側なので、頷く部分、意識している部分も多かった。頭が良いかどうかは他者からの評価、は確かにそうだけど改めて言われると腑に落ちる。と、同時に自分の中の頭がよく見られたいという承認欲求の大きさを自覚、再確認。他人のことを思い、他人のために何ができるかを念頭に置きたい。
言語化はここ最近の自分の中の意識している部分だったので、とてもタイムリーだった。
初オーディブルだけど、このやり方はあまり頭に残らないかな。詳しいテクニックはよく覚えてない。隙間時間にインスタ見るよりかは生産的なことをしている気がする、という心の安寧は得られる。
最近迎え入れた子犬の世話の事で母との会話は頭にくることばかりなので笑、本書を思い出して一拍置きつつ母の本当に望んでいることに辿り着けるよう心がけてます。
Posted by ブクログ
頭のいい人は大切な人を大切にできる人。人間としてのだらしなさを相手に見せることが良いことか悪いことか、分かってはいるけど欲に負ける。その気持ちがビシッと制御されるような気持ちになった。相手が何を求めているのかを想像して会話する。その為の語彙力、知識、観察力、人生は日々学びだ。
Posted by ブクログ
自分の話をすることよりも、人の話を聴くことがコミュニケーションにおいて大切だということを説いた本。
以下メモ
人間の思考には早い 思考と遅い思考がある。早い 思考はいわゆる 直感的な思考で、遅い思考は論理的な思考のことを指す
すぐに口を開かずに 自分の発言で相手がどう反応するかいくつかのシナリオを比較検討することで 遅い 思考を働かせる
ちゃんと考えて話すというのは相手の言っていることからその奥に潜む思いを想像して話すということである
黙っていい むしろ 積極的に 沈黙しろ
簡単にアドバイスするな意見を言うな とにかく相手に話してもらえ
他社は褒めつつ自分は何でもない人間です という顔をするのか コミュニケーション教者の態度であり 知的で慕われる人の態度です
つまり 結論から言えというのは本質的には自分がしたい話ではなく相手が聞きたい話を最初にしろということ
よく聞くための態度
1肯定も否定もしない
2相手を評価しない
3 意見を安易に言わない
4話が途切れたらむしろ 沈黙する
5 自分の好奇心を総動員する
コミュニケーションの主体は相手にある相手に聞かれてもいないのに自分の話をしてしまうのは頭のいい人ではありません
質問の種類は たったの5種類しかない
1 過去に行った行動についての質問 直面した状況にどのように対応したか
2仮定の状況判断に基づく 質問 仮にこのような状況に置かれたとしたらどのようにしますか
3シチュエーションに関する質問 その時どのような状況でしたか
4 アクションに関する質問 その時何をしましたか
5成果に関する質問 行動の結果どのような変化がありましたか
Posted by ブクログ
このタイトルを聞いてなんかいやらしいって思う人もいるかもしれませんが全くそんなことはないです。
HOWTO本であり、すごく学びが多かった本。
常に見返すようにしたい。
頭のいい人とは、知性と謙虚なコミュニケーション、大切な人を大切にできる人。
知性とコミュニケーション
丁寧なコミュニケーションで信頼を得る。
思考の質を高める。
コミュニケーションの主体は相手にある。
言語化すること、言葉の定義をすることを心がける。
読書ノート、ノウハウノートを進めている。
レビュー書いた事ないですが
これまで本のレビューを書いたことは無かった僕が、初めて書こうと思った理由がこの本に書かれていました。
見た、聞いた事を客観的に理解、それを言語化し他者へ伝える事を日々繰り返していくということを決意させてくれる本でした。
また普段から意識していてもなかなか出来てない、相手が今何を欲しているかや、相手の立場からいかに物事を考えるかを学ぶことができました。
思考法が具体的に書かれている
具体例やどういうふうに考えていくのかを分かりやすく説明されていて、あまり本を読まない私でも一息の内に読んでしまいました。
人の話をよく聞く(理解する)自分の話しばかりしないなどわかっているつもりでもなかなか難しい。語彙力やコミュニケーション力も大事ですね。とても読みやすい本でした。
Posted by ブクログ
個人的に刺さったのは以下の部分だった。
1.怒りは君を賢くしたか?
怒ると頭が悪くなる。起こった時ほど、口を閉じよ。
2.本当の敵は?
人と戦わず、課題と戦うべし
3.簡単にアドバイスするな。意見を言うな。自分で考えさせるサポートをしろ
4.どうしても話さなければいけないときは「それは相手のためになるか」を考える
5.自分の承認欲求を抑え、相手の承認欲求を満たせる者が真のコミュ二ケーション強者である。
6.自分がしたい話でなく、相手が聞きたい話をしろ
7.真実と意見を一緒にするな
8.コミュニケーションのコストを相手に払わせていないか?
9.何事にも「名前」を付ける。名前を付けるとはその物事を定義することである。
特に納得したのが1,3,8だ。
■1について
怒ると頭が悪くなるのは科学的にも実証されている。
逆に言えば、怒らないだけで、頭のいい人でいられるわけだ。
これはやらない手がないと思う。
■3について
自分も相手が話しているうちに何を言おうか考えてしまう。
そして、カウンターのように言葉を返してしまう場合がある。
これは、いけない気がする。
マルチタスクをしない、はこにゅにケーションでも必須だ。
相手の話を聞くときは聞く。そのあとで考える。
■8について
「電話が何故煩わしいのか?」という問いに対して、「相手に言語化のコストを払わせているからだ」と書かれており、非常に腑に落ちた。
こういうのは、電話だけでなくなんでもそうな気がする。
そして「怒り」というのは、この「自分が負うはずではないコストを負わされる」ことから生じているのではないか?とも考えた。
Posted by ブクログ
知識を相手のために使う、
相手の承認欲求を満たす、
感情的にならない、、、
あれ!?これってどこぞの「あい」じゃないですか!?と思うなど
人間から学習させたのに今度は人間が学習する側になっていることにディストピア味を感じたよ
後半の頭のいい人になるために個人的にやることについては、もうやっていることが多く間違っていなかったのかと嬉しかった
同時にコミュニケーション能力、特に察する能力が大幅に欠如している自分はどーすればいーんでしょーか、数をこなすしかないんでしょーか
考え続けるより察するほうがよっぽど難しいんですよ、
Posted by ブクログ
頭のいい人の定義を丁寧に議論していたのが印象的だった。様々な尺度がある中で本書では、社会的に欲しいと思われることを頭が良いとし、そうなるために必要な心構えを構造的に整理している。簡潔にまとめると、相手を大切に思うが故の応対の仕方と、それに紐付く日常的な思考癖が肝となるということらしい。納得する内容だった。一方で、話す場面の話は本書のコアから外れた内容ではあるため仕方ないが、少しテクニカルな話のみだったため、その部分も作者の意見が聞きたいところだ。
Posted by ブクログ
段取り八分と言うが、話す前にどれだけ準備できているかを問うてる本という感想。
構成も良いのかスラスラ読める本。
話の分かりやすさはどれだけ理解しているか、
そして理解しているとはどれだけ整理されているかという事だというのはとてもシックリきた。
言葉の定義をし、相手の知りたいことをちゃんと理解し、その答えを言えるだけの調査・整理して臨めるかが重要なんだと。
(コンサルや指導する場合は答えではなく、気付かせる質問力も必要かな)
Posted by ブクログ
「頭の良さは他人が決めるもの」
私は偏差値で“頭の良さ”を測り気味だった。
でも、学歴が高くても気づかない人、要領の悪い人がいるのはなぜ?と、どこかで感じていた。
この本を読んで、そのモヤモヤの理由がわかった気がする。
本当に賢い人は、「自分がどう見られているか」を考えながら話している。
だから、慕われるし、伝わるし、信頼される。
これからは、すぐ話すより“考えてから話す”。
そして、人の話をしっかり聞いて、承認欲求を満たす側でいたい。
Posted by ブクログ
分かりやすかったと思う。
話す前に一呼吸置いて、相手の立場に立って、聞き役に徹する。
話す相手は、すでに自分の中に答えがあるから、こちらから何かを提示すると言うよりは、相手の話を聞きながら相手の思考を整理する役に徹しろって事だと思います。
その際に、相手が気づいていない課題に気付くためのコツとか、話を上手く導くためのコツとか、そう言う事なのかなと。
頭のいい人が考えた例題って話が自然に流れてるから、簡単そうに見えるけど、まぁそれが簡単だったら誰でもやっている訳で。
話す前に、フッと思い出すだけでも効果はあるかなと思います。
Posted by ブクログ
分かりやすく順序立てて書かれていて読みやすかった。
思考は量ではなく質ということで、話す前のタイミングで良質な思考に転化させるコツが紹介されています。
知性と信頼を得るためのプロセス、更に言語化、アウトプットの質を高めるというものでした。
思考の深め方の章では、言葉の意味と成り立ちを知る、情報と意見を見分ける必要性も理解できました。
Posted by ブクログ
この著者が、三宅香帆さんと対談している動画を見つけて興味を持ったので読みました。まぁまぁ当たり前のことが書かれていて(この当たり前のことができないんです)、思っていたほどの内容ではなく、でも、できるかどうかはともかく、内容自体はいちいちその通り。最後の読書の感想を書くときでも「おもしろかった」で、終わらせるのではなく、きちんと思ったこと、感じたことを言語化することが大事だそうで、この読メの感想を書くとき気をつけたいです。
Posted by ブクログ
感情に任せてすぐに反応しないこと。
話す前に「目的・相手・伝え方」を考える。
話す力よりも、「考える力」と「相手を思いやる姿勢」が大切。
難しい言葉を使わず、相手に正確に伝えること。
Posted by ブクログ
話すことに苦手意識があり、少しでも役に立てばと思い購入。
筆者は話すスキルというより聞くスキルを重要視しているように感じた。
円滑にコミュニケーションを進めるには相手のことをよく考える。
相手主体で言葉選びをする。
相手に労力を掛けさせない。
言われてみれば確かにそうだよなあ。
Posted by ブクログ
先日トラブルがあり焦った際に人に上手く伝えられなかった反省のために読んだが、まさに自分に刺さる本だった。
・すぐに発言しないことで愚かさを回避しろ
・初めに発言する人になれ
・知識は他人のために活用して知性となる
→アピールせず、自然と醸し出せる
・他者の意見を自分の意見に昇華していけ
Posted by ブクログ
ヤバい人 この類の本は読んでは忘れて、忘れてを読んでを繰り返すので、付録のシートをコピーして壁に貼り付けることにしました。
元々壁には「D:どうにかなる N:なんとかなる A:あきらかにする」など、貼ってあるので、なんかヤバい人の部屋になってるように思いますが、憧れはイケオジサラリーマンなので、努力します。
これまでは頭が良くて話が上手な人は、自分の話したい事をうまく伝えられる人だと思っていましたが、相手が話したい事、考えているとを考えたながら話す人が頭の良い人だと分かりました。
確かに人が話している時は、自分が何を次に話そうか考えていて、相手の話に考えが来っていなかったと反省しました。
今後は相手のことをもっと考えながら話したいと思いました。
期待していた内容と違った
この手のビジネス本にはありがちだが、全体的に内容が薄い。相談者の話を聞いて課題を見つけるコツを知りたいと思うのに、肝心の方法が書かれていない。正直ビジネスの例でもう少し掘り下げて欲しかった。最近発生したと思われる和製英語が度々使われており、意味がわからない箇所があった。日常レベルの例を取り上げて多くの読者の共感を得るという意図はわかるが、奥様の相談例がどうしても彼女に対する上から目線に感じられてしまい、その後の内容が頭に入ってこなかった。その他にも、例からまとめの文章への繋がりがわかりにくく、文章は易しいのに読みづらかった。