あらすじ
次は日本が
当事国かもしれない──
不透明な世界を、
いかに生きるか?
わずか3日で終わると予想されたウクライナ戦争は、開戦からもう4年を迎える。なぜここまで長期化したのか。どれだけの人が死んだのか。米トランプ政権成立で激変した世界秩序の中、日本はいかにふるまうべきか。21世紀における戦争を私たちはどう考えたらいいのか。ロシア情勢の第一人者として悲惨な実態を伝え、ロシアへの無期限入国禁止処分を受けた著者が、詳細なデータとともに戦争の本質に迫る。著者個人の経験や信念までも込められた、今最も読むべき戦争論。
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Posted by ブクログ
一章 どれだけの人が死んだのか
民間人 5万人 衛星画像分析
占領域内での拷問、処刑、子供の連行、徴兵
ロシア軍人 約20万人 貨物200
ウクライナ軍人 約10万人 交換比率は小さい
二章 なぜ終わらないのか
破壊戦略、スヴェーチンの消耗戦争
開戦当初の空港占拠の遅れ→消耗戦争へ
ウクライナの政治戦線の強さ、士気の高さ
無人ドローンなどの新兵器→双方が使うことによって結局は膠着する(ノー・マンズ・ランド)
あえてロシア領内の重要地域を攻撃→ロシアが核使用に踏み切らないことからロシアの核の脅しが無効であることのアピール
三章 いかにして軍事大国となったか
徴兵を少なめに抑え、職業軍人や民間軍事会社にふってきたロシア軍
部分動員は行ったものの大枠は変わらず
兵力の少なさから電撃勝利に失敗
開戦以降は兵士の給料が平均所得の3倍にも
貧しい地域の死者数が多い デスノミクス
都会人の徴兵が行われないため公然とした戦争批判がおこらず
四章 この国はどこへ向かうのか
もとは武器輸出大国のロシア
欧米による禁輸政策も、インドは輸出先のまま
そのインドはウクライナに武器を輸出
北朝鮮の砲弾輸出量はロシアの年間消費量の半数から全量
ウクライナ嫌いのハンガリー、スヴァウキ・ギャップ
「トルコのスルタンに手紙を書くザポロージャ・コサック」
五章 日本はいかにロシアと向き合うべきか
NATOがロシアを敵国と認識したのはそもそもロシアが第一次ウクライナ侵攻を始めてから
ウクライナ侵攻までNATOはウクライナの加盟に否定的
→ウクライナのNATO加盟というロシアの論理は通らず
汚職対策をしつつ支援、建設機械の支援
「大国のリアリズム」は「日本のリアリズム」ではない