ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ4月に新聞の文化欄で紹介されていました。
AI時代と呼ばれるような時代になりつつあるからこそ、「人間にしかできないこと」に関連する心理学を学べたらいいなと思い読みました。
人間独自の思考スタイルとしての「アブダクション推論」はたしかに、人間ならではのことだなと感じました(2026年秋時点の感想として)
知識面としても読んで役に立つ+AIに圧倒されて落ち込むのではなく、人間だからこそ持てる「好き」という感情だったりを肯定・励ましてもらえる本だ!と感じました。
「人間としての強み」を伸ばし続けていきたいと思いました。おすすめです! -
Posted by ブクログ
『知性大全』を読んで、知識を得ることだけではなく、それを実際に使い、行動することで自分を変えていくことが重要だと感じた。特に印象に残ったのは、知能の高い人は難しいことを難しく伝えるのに対して、知性の高い人は相手の立場に視座を変えて伝えるという考え方だ。自分も相手に伝えるときには、相手がどう受け取るかを意識したいと思った。
また、AIを単に答えを教えてもらうために使うのではなく、自分の考えを整理したり、「なぜ?」と質問してもらって悩みの原因を探ったり、行動を5分程度でできることまで分解したりする使い方が参考になった。決断についても、二択ではなく三択にして、正解を選ぶのではなくデータを集めるという考え方が印象に残った。
今後は、本を読んで終わりにするのではなく、AIも活用しながら学んだことを行動に移したい。また、「できた日記」を続けることで、自分の成長や強みにも目を向けていきたい。 -
Posted by ブクログ
「定義の書き換え」という大テーマで、これからの「AIがある社会と、ヒトの働き方、生き方」を読み解いてみせた傑作。注目すべきは、AIが活躍するようになって、僕らにとって何気なく使っている概念が書き換えられること。
でもそれは突飛な議論では決してなくて、そもそも「自由である」「創造性がある」といった状態や、「理解する」「仕事する」といった動詞が、どういうことを定義していたのか?ということを言語学者のように観察して、丁寧にとりあげている。だから過剰な煽りはない。でも深淵に触れているからゾクゾクする。これぞ新書!という素晴らしい気付きに溢れている。
個人的には、「創造性」の項目が、頷きまくるとともに、納得できない点もあり、はてさてどう仕事に活かしていくか?と深い問いに誘われてしまった。 -
Posted by ブクログ
やはり難解な本は丁寧に解説されていても分かりにくい。うぅ・・・己の貧弱な理解力が恨ましい!!
印象的な所を抜粋。
荘子→逍遥遊(宇宙の流れに無為自然として同調しようというスタンス)
ありのままに自然の流れに身を任せて生きることで、肩の力が抜けてかえって色んなことがうまくいくものだ。
彼の考え方にはとても共感できる。程よく力を抜いて生きる、ストレス社会において大いに特効薬となる!
カント→実践理性批判
道徳法則として、〜すべし という定言命令に従って生きなければならない。なぜなら、人間は本能的に生きる感性的存在の動物と同じであるがゆえに、時に自らの行動がコントロールできなくなることがある。そのため、常に定言命令を自らに出し、(無条件に〜すべし)と言い聞かせながら生活しなければならない、とカントは説く。そうやっていくと、理性的に自分の欲望をコントロールできるようになっていく。
もしお金が貰えるなら、〜する。といった、条件付きの命令ではいけないのである。(仮言命令)
↑道徳の世界に存在する普遍的な法則、確かにそうかもしれない。
人助けをするとき、「もしこの人を助けたら、自分が有名になれるかな?お金もらえるかな?」など打算的なことは考えないものだ。もしかするとそうでない人もいるかもしれないが、少なくとも人助けを真っ先に考える自分は、この点において定言命令が出せていると言える。当たり前だが何だか嬉しい。
キルケゴール→人は誰でも絶望に陥る可能性がある。しかしこの絶望こそが、人生の成長に昇華させられるターニングポイントになりうる。
アラン→幸福論
これが1番印象的だった!
「人は幸福になろうとしないと幸福になれない。気分というものはいつも悪いもの」
何かが起こると、悪い面より、良い面に焦点を当てる!
「自分自身と喧嘩しないようにする」
上機嫌の波を自分の周囲に伝播させていく。
「雨か、嫌だなぁ」と思うより、
「なんていい湿り具合だ!」
と言ってみることで気分を変える。
「人間は与えられた楽しみに退屈し、自力で獲得した楽しみの方を遥かに好む」
もの。嫌なことを我慢するのではなく、進んで行う。
少しは生きる苦労があった方が良いし、あまり平坦な道を歩まない方が良い、とアランは説いている。
まさに現代のソクラテスだ!!!
フロム→現代の高齢化やブラック企業をぴたりと言い当てるような思想を著している。人は誰でも孤独を感じ、その孤独からの逃避として権威への服従を選択する。その結果、ナチスのファシズム体制を生んでしまったと説く。そんな奴はマゾだ!
ハンナ・アーレントの全体主義も、アウシュビッツ問題を考える上で参考となる考え方。
アドラー→劣等感こそが人類進化のエネルギーになっている。
人生の悩みは全て人間関係にある。他者との結び付きを、共同体感覚と表現し、劣等・優劣コンプレックスから、他者への関心と貢献に視点切替を行っていけば、自分も他人も受け入れられる幸福な状態を生み出すことができる!
ソシュール→言語で世界ができている、ことを見事に説明した!
目の前に存在するものごとを、言葉を使って区切り、違いを生み出す。
言葉が世界を切り分けている。という新しい発想。世界全体が言葉によってできている。よって、多くの言葉を学べば学ぶほど自分の世界が大きくなる。たくさん本を読もう!